News & Topics:2023年09月掲載分
- 2023年8月10日 子どもの読書応援団体よみっこが、「絵本をあそぶ!よみっこ夏のよみきかせ祭」を開催
- 2023年8月7?10日 ダンス部が「第35回全国高校?大学ダンスフェスティバル(神戸)」にて特別賞(主題にふさわしい演出効果の工夫)受賞
- 夏休みに「第5回親子プログラミング教室」を開催!
- 2023年6月17日 未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の一環で「こどもICTマイスター応援プロジェクト」を開催!
- 2023年8月21日 愛知県ユネスコスクール指導者研修会を開催しました。
- 2023年8月21日、24日 理科観察実験指導力向上セミナー(小?中学校教員対象)を開催しました。
- 2023年8月24日 「教職の魅力向上のための意見交換会」を開催しました。
- 2023年9月1日 全学FD研修会「これからの教員養成大学の教員に求められる能力開発とは」を開催
- 2023年9月2日 令和5年度第1回喫緊の教育課題を学ぶ会を開催しました。
- 2023年8月23日 「SDGs将来世代創造フォーラム2023」に参加しました。
- 2023年8月19日 「GIGA時代の新たな学び」を考える体験型セミナーin愛知を開催
- 2023年7?8月分 本学掲載の新聞記事、メディア紹介
- 2023年8月9日 ひらめき☆ときめきサイエンス2023「天気予報のツボ」を開催しました。
- 2023年9月16日 「環境デーなごや2023」にAUEパートナーシップ団体「学生団体SAGA(サーガ)」が参加しました。
- 2023年8月11日 未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」で第3回「あつまれ!子どもキャンパス」を開催
- 2023年9月14日 岐阜県北方町と教育分野における連携協定を締結しました。
2023年8月10日 子どもの読書応援団体よみっこが、「絵本をあそぶ!よみっこ夏のよみきかせ祭」を開催
2023年09月 4日
子どもの読書応援団体よみっこは、幼児や小学生を主な対象として読み聞かせを行っており、季節ごとの読み聞かせ会を愛知教育大学の附属図書館にて開催したり、大学内外のさまざまなイベントに参加しています。
8月10日(木)、愛知教育大学附属図書館にて「絵本をあそぶ!よみっこ夏のよみきかせ祭!」を開催しました。当日は絵本?紙芝居?朗読劇?パネルシアターの4つのブースをつくり、来場された方がさまざまな種類の作品にかかわれるよう工夫しました。
また、会場を楽しい雰囲気にするために、折り紙や画用紙などで飾りつけの準備もしました。 読み聞かせ等の練習や飾りつけの準備は、約50人のよみっこメンバーが5月から行い、よみっこ発足以来最も大きな規模のイベントとなりました。
さらに、東海テレビアナウンサーの庄野俊哉氏とヴィオラ奏者の寺尾洋子氏にもご参加いただき、特別イベントとして公演をしていただきました。来場された方が、お二人の公演にくぎ付けになっている姿が印象的でした。
来てくださった方が笑顔になったり、「楽しかった!」と言って帰ったりする様子を目の前で見ることができ、大きな喜びを感じました。 よみっこメンバーも準備期間を通して絆を深め、積極的に意見を出し合い、より良いよみきかせ祭になったと思います。
子どもの読書応援団体よみっこは、これからも活動の幅を広げ、地域の方々に愛される団体へと精進してまいります。
(よみっこ代表/学校教員養成課程 幼児教育専攻 中村琴海)
2023年8月7?10日 ダンス部が「第35回全国高校?大学ダンスフェスティバル(神戸)」にて特別賞(主題にふさわしい演出効果の工夫)受賞
2023年09月 5日
「全日本高校?大学ダンスフェスティバル(神戸)」は、「ダンスの甲子園」の名のもとに、全国各地の高校?大学のダンス部または、有志グループ等がそれぞれの思いやテーマをダンスを通して全身で表現する大会です。創作ダンスの全国大会としては、唯一の大会であり参加者数?観客数ともに年々増加し、文字どおり、「神戸の熱い夏」をダンスで彩ります。
私たちダンス部は、8月7日(月)~10日(木)に神戸市で行われた「第35回全日本高校?大学ダンスフェスティバル(神戸)」に出場し、高校83校、大学27校が参加したなか、創作コンクール部門大学の部において特別賞(主題にふさわしい演出効果の工夫)を受賞しました。
今回が11回目の出場となり、2年連続5度目の入賞を果たしました。受賞作品のタイトルは「焼却されゆく知の中で―『華氏451度』にみる反知性主義―」であり、「華氏451度」の小説を題材に創作しました。本の所持が禁止され本が焼却される社会で、本を読み思考することの意義を問う作品となっています。インターネット等で簡単に情報が手に入る現代だからこそ、本から情報を得て自ら思考することの重要性を作品に込めて表現しました。
今回、このような素晴らしい賞を受賞できたのは、メンバー全員で「こだわる」というスローガンを掲げ、作品に対して妥協せずに強い想いを持ち、作品と仲間と向き合うことができたことはもちろんのこと、どんな時も全力で指導してくださった先生方、多くの方々の支えや応援のおかげだと思います。本当にありがとうございました。今後もこの賞に恥じぬように活動していきたいと思います。
(学校教員養成課程 義務教育専攻 保健体育専修 3年/ダンス部 主将 窪津遥花)
※8月26日(土) NHK Eテレ「全日本高校?大学ダンスフェスティバル(神戸)」で大会の様子が放送され、愛知教育大学ダンス部の受賞作品も放送されました。
夏休みに「第5回親子プログラミング教室」を開催!
2023年09月 6日
8月5日(土)、愛知教育大学と丸善雄松堂(株)および豊田市における「商業街づくり推進事業者」である豊田まちづくり株式会社は、T-FACE(豊田市駅西口)において「第5回親子プログラミング教室」を開催しました。夏休み中に開催されたこのイベントは、模造紙に作品を残すことを目指して、午前、午後の部に合計14組の親子が参加しました。
最初に、新津勝二理事?副学長によるあいさつと趣旨説明が行われ、愛知教育大学の紹介の後、本イベントは、未来共創プランの戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」による出前授業であること、そして、子どもキャンパスプロジェクトは令和4年度の実績で3,000人を超える参加者があり、子どもたちのさまざまな体験活動を企画する本学の学生にとっても「教職の魅力」を感じることができるなどの効果があることについて説明がありました。
次に、教職キャリアセンター中池竜一准教授によるミニ講演が行われ、保護者に対して「小学校プログラミング教育導入のねらい」を中心とした説明を、子どもたちに対しては「今日はたくさん失敗してください。失敗することを楽しみながら作品を作ってください」とそれぞれ分かりやすい説明がありました。
その後、参加者はロボットを使った作図方法の説明を受け、約70分間、直線の長さや曲線の角度?動作時間などを親子で話し合い、下絵をもとにしたオリジナルの図柄作りを楽しみました。それぞれの親子が試行錯誤しながら作成した図柄は、その場で会場のスクリーンに映し出され、子どもたちからは、難しかった点や工夫した点などの感想が発表されました。
5回目となる本イベントは、4名の学生ICT支援員のサポートを受けながら、親子の絆をより深める機会にもなったようです。
【参加した子どもたちの感想】
〇いろいろ考えたけどやっとできてうれしかった。
〇ロボットを使っていろいろな絵が描くことができたので楽しかった。
〇プログラミングをやったことはあるけどロボットを動かすのは初めてだった。
〇刀の先をうまく描くのが難しかった。
〇最初は上手くいかなかったけど何回も試してできるようになってうれしかったです。
〇信号機のまるの部分が難しかったので楽しかったです。
【学生ICT支援員の感想】
●今回のイベントで私は5回目となりますが参加される子どもたちが多種多様な考えや行動をするなと改めて感じました。中には飽きを感じる子どももいるのでそれぞれの子どもにあった教え方をしていきたいと思いました。
(学校教員養成課程 義務教育専攻 ICT活用支援専修 3年 河野 健さん)
●今回のイベントでも、子どもたちの多感な感受性からくる見事な発想に驚かされました。特に驚いたのは、星型の枠線だけを描こうとした子どもで、一筆書きの星型でさえ角度の調整が面倒なのですが、それを枠線だけで描いてしまう根気には驚嘆しました。
(学校教員養成課程 義務教育専攻 ICT活用支援専修 3年 金乙 敦也さん)
●今回は初めての参加でしたが、皆さんのおかげで楽しく一日を過ごすことができました。参加した子どもたちの自主性やこんな絵を描きたい!という柔軟なアイデアや目を輝かせながらロボットを使う姿に私が元気をもらいつつ、子どもたちが自分で考えた絵のプログラミングを1時間で完成させる教え方の難しさも同時に知りました。
(教育支援専門職養成課程 教育ガバナンスコース 2年 細川 祥吾さん)
●決められた動きを使っているのに自由に想像した絵がしっかり具現化できる事に驚きました。また子どもたちの具現化のお手伝いをする中で、理解してもらうことの難しさを知り、成功したときの嬉しさや上手くいかなかった時のもどかしさを共有することができて、とても良い経験になりました。
(学校教員養成課程 義務教育専攻 音楽専修 1年 鎌田 唯花さん)
(理事?副学長 新津勝二)
2023年6月17日 未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の一環で「こどもICTマイスター応援プロジェクト」を開催!
2023年09月 7日
6月17日(土)、愛知教育大学未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の一環で、ディスレクシア協会名古屋(関連リンク参照)主催の「こどもICTマイスター応援プロジェクト」を開催し、小学生8人、中学生6人、高校生1人およびその保護者15人が参加しました。
本プロジェクトは、プリントディスアビリティのある児童生徒とその家族を対象とするICTのスキルアップセミナーを実施するものです。主に、県内の弱視や発達障害(発達性読み書き障害)等の当事者家族?支援団体と連携をとりながら、プリントにアクセスできない子どもたちに本学学生と教員がICTスキルを教え?プリントにアクセスできるように支援します。「見える、読める、書ける」の体験から、プリントに書かれている内容が「分かった、楽しい!もっと知りたい!」という気持ちを育み、地域のインクルーシブ教育に貢献します。
はじめに、本学特別支援教育講座の相羽大輔准教授から「ICTを活用して読み書きをしてみよう」というテーマで講演を行い、読み書きのサポートのポイントや実際にiOSやアプリ、スキャナー等を活用して読み書きを行う動画が紹介されました。
読みの工夫の紹介
書きの工夫の紹介
次に、名古屋市内の中学校2年生の三輪かのんさんから「ディスレクシア当事者生徒による工夫の紹介」というテーマで事例紹介を行い、LINEの文章を読み上げソフトで読み上げたり、近所の習い事教室のチラシをタイピングで作成した事例が紹介されました。
読み障がい、読みたい!テキスト読み上げ方法?Androidスマホ?
その後、年齢に応じて3つのグループに分かれてICTを使って本やプリントを読み込んだり、学習プリントに書き込むワークショップが行われました。名古屋学芸大学ヒューマンケア学部吉村匡特任教授(本学障害学生支援室コーディネーター)やボランティアで参加した本学の学生?OBからに指導を受けながら、子どもたちだけでなく保護者もICT機器の設定方法等を学び、実際に写真を撮影して音声で読み上げたり、撮影した学習プリントに書き込む体験を行いました。
実施後のアンケートでは、子どもたちから「写真を撮って文章を読み上げる、新しい方法が分かったからとても良かった(学校の宿題?課題等、デイジーや電子教科書になっていないものも、これで読める。読みたい本も、親に頼まなくても読める!)」、保護者から「子どもの年齢に近い方が、学校の理解のもとに、実際にタブレットでいろいろと工夫して勉強され、国語のテストも点数が上がって自信になっていたことが分かり、励みになりました」といった感想をいただきました。
子どもたちや保護者が必要なICTスキルを身に付けるだけでなく、子ども同士が友達になったり、保護者同士がつながる場となる非常に有意義な会となりました。
当プロジェクトは、「子どもと共に、学生と共に、社会と共に、附属学校園と共に、未来の教育を創ります。」というビジョンを実現するため、積極的に地域の子どもたちを受け入れていきます。
(企画課 未来共創推進室長 稲垣 匡人)
関連リンク
2023年8月21日 愛知県ユネスコスクール指導者研修会を開催しました。
2023年09月 8日
8月21日(月)に愛知県生涯学習推進センターで、「愛知県ユネスコスクール指導者研修会」を開催しました。本学は「ユネスコスクール学校間支援ネットワーク」に加盟し、県内のユネスコスクールを支援する支援校として活動しています。本研修会は愛知県内外のユネスコスクール先進校による実践活動の報告や情報交換を通じ、ユネスコスクール間のネットワーク作りを支援するため、また未加盟校へのESD活動の取り組みのきっかけづくりにしていただくために毎年開催しており、今年で12回目の開催となります。今年度は愛知県教育委員会が主催する「ESD?SDGs推進指導者研修会」との同日開催となりました。
研修会でははじめに本学の杉浦慶一郎連携?附属学校担当理事が開会のあいさつを行いました。杉浦理事は「高校でも探究が始まり先生方は試行錯誤されているところかと思う。今回の発表を参考に肩肘張らずに取り組んでいただければ」と話しました。
続けて県内外のユネスコスクール先進校が実践事例を発表しました。名張市立薦原小学校の中矢佳代校長、京都市立安朱小学校の服部真実教諭、松宮紘平教諭、学校法人誠心学園浜松開誠館中学校?高等学校の伊藤亮課長、本学附属岡崎中学校の佐藤裕一教諭、同特別支援学校の好田元希教諭の5校の教諭が、それぞれの学校での取り組みを紹介しました。生徒たちが地域住民や商店街?企業等と連携して活動したり、調べ学習を行ったりする中で、持続可能性な社会について考え、取り組んでいく様子が発表されました。
各校からの実践事例の発表後、本学地域連携センターの田口達也委員の司会のもと「学校現場でESDをより広めていくには」をテーマにディスカッションを行いました。会場からは教科として位置づけたESD実践についてやESDカレンダーについて等、さまざまな質問があり、活発な意見交換が行われました。
閉会のあいさつでは、大鹿聖公地域連携センター長が「今回発表した学校も初めからすごいことをしていたわけではない。ESDをすると子どもの顔つきが明るく変わる。そのような子どもたちの成長を楽しむことが教員の楽しみであり、その何気ない活動が発表につながっている。会場の皆さんも次回はぜひ発表者側で参加してほしい」と総括しました。参加者からは「実践例をたくさん見られて参考になった」等の感想が寄せられ、有意義な研修会となりました。
(地域連携課長 古田紀子)
2023年8月21日、24日 理科観察実験指導力向上セミナー(小?中学校教員対象)を開催しました。
2023年09月11日
8月21日(月)と24日(木)に、本学自然科学棟で、全国の小学校および中学校の教員の方々を対象に、理科の各分野における観察理科実験授業の指導方法について研修するための「理科観察実験指導力向上セミナー」を開催しました。このセミナーは本学理科教育講座の各分野の教員が講師を務め、公益社団法人日本理科教育振興協会が主催し、本学が共催にて実施しており、小学校教員を対象としたセミナーは今年で11回目を迎えました。毎年、県内に留まらず東海圏からも受講者が集まる人気のセミナーであり、中学校においても新学習要領に対応するため、探究的な課題解決型学習のヒントとなる内容の実験?観察を交えた研修ニーズの高まりを受けて、今年度は初めて中学校教員向けのセミナーも実施しました。
21日(月)に実施した小学校教員を対象としたセミナーでは、エネルギー分野として「電気?電流?電磁石単元の完全理解」、粒子分野として「燃焼と二酸化炭素の化学」、生命分野として「微生物の観察と顕微鏡の使い方の基礎」、地球分野として「大地の成り立ち?地震?火山単元完全理解」を題材とした講義?実験に23人が参加しました。
地球分野では、各学校でも準備可能な発砲スチロールで作成した地層教材などを用いて、地震に対する理解を深めました。
24日(木)に実施した中学校教員を対象としたセミナーでは、物理分野として「課題解決型学習としての電気抵抗」、生物分野として「手軽で身近なイカの解剖の体験学習」、地学分野として「地学を基礎とした減災と地球環境」を題材とした講義?実験に21人が参加しました。
生物分野では、イカの解剖実験を通じ、課題を探究する上で十分な観察や実験の時間を確保することの重要性について理解を深めました。物理分野では、カーボンペーパーを教材化し、抵抗に関する視覚的理解を図ることで、公式の暗記に留まらず受講者や生徒自身が主体的?創造的に探究活動に取り組むことの重要性を体験しました。
なお、今回利用した物理教材はすでに教材化され、下記の学内ページでも紹介しています。
(地域連携課 地域連携係長 松本典江)
2023年8月24日 「教職の魅力向上のための意見交換会」を開催しました。
2023年09月14日
8月24日(木)愛知教育大学と福岡教育大学で「教職の魅力向上のための意見交換会」を開催しました。
この会は、福岡教育大学の「教師の魅力向上につながる学生支援プロジェクト」(文部科学省「教師の養成?採用?研修の一体的改革推進事業」)の一環で企画されたもので、愛知教育大学会議室において両大学の「学生間交流会」や「教職の魅力向上策」などについて活発な意見交換を行いました。
福岡教育大学からは、清水紀宏副学長、高良祐治准教授と、同プロジェクトボランティアの初等教育教員養成課程2年の小川晴太郎さんが参加され、愛知教育大学からは、新津勝二総務?財務担当理事、高綱睦美准教授(学校教育講座)とサークル「愛教大語らいの場」のメンバーでもある愛知教育大学教育学部3年生の津原一樹さん、伊庭太一郎さん、安堂容平さんが参加しました。会の冒頭では、愛知教育大学の新津理事から本学の概要と「未来共創プラン」による子どもキャンパスプロジェクトや教職の魅力共創に関する取り組みの説明が行われ、次に、福岡教育大学の高良准教授から学生支援プロジェクトの概要とともに、小学校教師になるという同じ目標を持った学生同士の交流を目的としたイベントについて説明が行われました。
その後、学生同士による意見交換が行われ、福岡教育大学の小川さんから10月下旬に開催を予定している「学生間交流イベント実施要項(案)」に基づく説明が行われ、本学学生と実施方法などについて活発な意見交換が行われました。さらに、「愛教大語らいの場」のメンバーでもあり、教職魅力化プロジェクトとして「タマゴの轍(わだち)」を運営している本学の津原さんによる「タマゴの轍」の活動報告が行われ、教職の魅力を学生側から向上していこうという共通の方向性を確認し合あうなど非常に有意義な意見交換会となりました。このような教職の魅力を向上させるイベントを他の教員養成系大学にも展開していくことが期待されています。
愛知教育大学 高綱睦美准教授のコメント
このたび福岡教育大学からのお話を受け、大学公認サークル「愛教大語らいの場」を窓口として本学学生と福岡教育大学の学生さんが交流するきっかけをいただくことになりました。同じ教職を目指す学生同士が地域を越えて交流することで、それぞれの地域の教育の魅力を見つけたり、共通する教育課題を共に考えたりする良い機会になるのではないでしょうか。今後のイベントにも多くの学生が参加して、さらに交流の輪を広げていけたらと楽しみにしています。
福岡教育大学 高良祐治准教授のコメント
「教師になりたい」という同じ目標を持っているのに、大学が異なるだけでその目標や実現に向けて頑張っていることなどを共有する機会がないのは、とてももったいないことではないか?という思いを発信したところ、愛知教育大学さんから「ぜひ交流しましょう」と真っ先に声を掛けていただきました。今回の交流イベントが「同じ夢を持つ仲間が全国にいる」という思いを高め、より前向きに教師を目指すきっかけになってくれることを期待しています。
(学生支援課長 鬼頭宏昭)
2023年9月1日 全学FD研修会「これからの教員養成大学の教員に求められる能力開発とは」を開催
2023年09月19日
9月1日(金)に、教育研究創成センター主催で、本学客員教授であるGoogle合同会社Google for Education日本統括の小出泰久氏を講師としてお招きし、全学FD研修会「これからの教員養成大学の教員に求められる能力開発とは」を開催しました。今回の研修会は、事前に教職員から質問を募り、それに基づいて小出氏と教育研究創成センター長 森勇示教授が対談するという形式で行いました。
対談では、「Googleはこれからの日本の学校教育をどのように考えているのか」「Googleが教員養成大学や学校現場に求めるものは何か」「生成AIとどうかかわるとよいか」など、数多くの問いについて小出氏にうかがいました。
小出氏からは、世界のなかで日本が置かれている状況や今後のICTの普及と競争の激化、人々のコミュニケーションのあり方の変化について幅広い視野から話があり、VUCA(予測困難)と特徴づけられる今後の社会のなかでは、臨機応変に考え続けることのできる人を育てることが課題になる(学校教育においても、教員養成においても)との指摘がありました。
参加者からは「時代の変化の速さを実感させられる話でした。同時に、その中で変わらないものについても考えていきたいと思いました」、「授業内のICT活用や本学のDXについても考えてみたいと思いました」などの感想が寄せられました。
教育研究創成センターでは、今後もこうした研修会や教職員の皆さんの意見をもとに、本学ならではのFDの在り方を検討していきます。
(教育研究創成センターFD開発部門長?学校教育講座 野平慎二)
2023年9月2日 令和5年度第1回喫緊の教育課題を学ぶ会を開催しました。
2023年09月19日
9月2日(土)に愛知教育大学教職キャリアセンター教員研修部門が主催する「令和5年度第1回喫緊の教育課題を学ぶ会」を開催しました。この研修会はAIによる社会の変革期に必要なデジタルシティズンシップ教育の実践をテーマとして行われました。今年度初回となる今回の研修会には、県内の小学校教諭、中学校教諭をはじめ計27人が参加しました。冒頭では、磯部征尊教職キャリアセンター教員研修部門長が主催者あいさつおよび本研修会の趣旨について説明を行いました。
主催者あいさつに続いて、第1部では、金沢学院大学教育学部の向田識弘先生から情報モラル教育とデジタルシティズンシップ教育の違いについて、車のブレーキとハンドル?アクセルに例えられること、個人に向かうものと社会に向かうものの違い、デジタルシティズンシップは考えさせる教育であることなどを解説いただきました。また、学校で行うデジタルシティズンシップ教育としてインターネットと付き合うことを前提とした指導法をご提案いただきました。①子どもが問うなどの問題意識を高める流れを考える。②「小さな失敗」を疑似体験させ、その場面での行動を考えさせる。③インターネットや技術の仕組みを説明し、光と影があることを気づかせることがポイントであるとご指摘いただきました。インターネットは、はさみと違って、大人が正しい使い方を教わっておらず、大人も子どもも同じレベルともいえるので、一方的な指導では不十分であると解説されました。
第2部として、学校法人大阪初芝学園はつしば学園小学校の平林千恵先生から、小学校で実践された授業を、模擬授業として参加者向けにご紹介いただきました。「MY行動宣言!ネットと上手に付き合うために」をテーマに、子どもたちに「どんな場面でインターネットを利用しているか」「インターネット利用のデメリットは何か」SNSの投稿を見せて「そこから分かる事は何か」などを問いかけて、子どもたちに考えさせる授業をご紹介いただき、自分ごととして考えさせることが大切であるとご教示いただきました。また、単元の最後では「My行動宣言」として、「私は○○について気をつけたい」という漠然としたことではなく「私は○○します」のように、自分たちが何を実践していくかを明確に宣言させ、行動変容させていく実践をご報告いただきました。
第3部として、金沢学院大学教育学部の向田識弘先生から平林千恵先生の模擬授業に関する解説をしていただきました。また、子どもが書いた読書感想文とAIが書いた読書感想文を見極める課題を参加者に提示いただきました。参加者の意見が分かれたため、正解発表の時には大きな歓声が上がりました。最後に、インターネット検索エンジンと生成系AIの違いの解説、生成系AIの特徴として目的などを入れてコントロールできること、生成系AIは内容の正しさを検証しないことなどが解説されました。「これからの教員に必要な考え方や力は何か」と参加者に投げかけられた問いは、教員に必要な力が時代とともに変化していくものであることを改めて感じさせられるものでした。
次回の研修会は、「個別最適な学びと協働的な学び」をテーマに10月20日(金)の開催を予定しています。
(教職キャリアセンター 教員研修部門 黒川雅幸)
2023年8月23日 「SDGs将来世代創造フォーラム2023」に参加しました。
2023年09月19日
8月23日(水)に名古屋市中小企業振興会館 吹上ホールで行われたアサヒ飲料株式会社中部北陸支社主催の「SDGs将来世代創造フォーラム2023」に本学学生と愛知教育大学附属高等学校サスティナ部が参加しました。本フォーラムは『我々の「つなげる力」で、世界を変える一歩を』をテーマに掲げ、産官学連携によるWell-beingな未来を考える場の創出を目的に、将来世代の育成と幸福な未来社会の実現に向けて開催され、当日は、自治体、企業、学校など約50の団体がブースを出展しました。
本学のブースでは、AUEパートナーシップ団体「学生団体SAGA(サーガ)」がクラウドファンディングを達成した教材の「バイオミミクリー?トランプ」や「生態系8並べ」など小学生から大人まで幅広い世代の方々にSDGsを分かりやすく理解していただけるような教材の説明をし、参加者に実際に教材を体験してもらいました。ブースには多くの子どもが訪れ、バイオミミクリー?トランプなどを楽しく体験している様子が伺えました。
また、附属高等学校サスティナ部のブースでは、生徒たちが行うSDGsに向けた取り組みをポスターや教材等の作成物も掲示して紹介されました。
会場には、ステージも設けられ、「未来における地域共創社会とは」をテーマに弁論発表会があり、小学生から大学院生の11人の発表者は、さまざまな視点からテーマに沿って発表しました。
本学からは、小林遼香さん(教職大学院 教科指導重点コース 1年)が藤前干潟を題材に発表しました。
小林さんは環境教育に着目し、卒業研究を通じて藤前干潟をもとにした教材作成するなど自身が行ってきた取り組みの紹介や、藤前干潟を守るために一人一人が意識して行動することが大切であることなどについて述べました。
参加した学生からは、「さまざまな方面の方々と交流でき、学びもあり大変刺激的だった」「さまざまな団体の取り組みを見られて勉強になった」などの感想があり、参加者が、産官学の連携についてや今後どのようなことができるかを考えられる貴重な一日となりました。
(地域連携課 地域連携係 山下湧生)
2023年8月19日 「GIGA時代の新たな学び」を考える体験型セミナーin愛知を開催
2023年09月19日
8月19日(土)に、グーグル合同会社Google for Educationの協力の元、「GIGA時代の新たな学び」を考える体験型セミナーin愛知をウインクあいち(愛知県産業労働センター)で開催し、愛知県内各教育委員会の情報教育担当指導主事や情報教育に関心のある先生26人が参加しました。
全体は2部構成になっており、第1部では2人の外部講師による講演、第2部ではChromebookおよびGoogle Workspace for Education(GWE)を用いた体験会を行いました。本セミナーでは、参加者の手元に1人1台のChromebookとGoogleチャットを利用して、講演を聞きながら感想や質問を書き込める環境を準備しました。
司会である新津勝二理事?副学長による一声の後、開会のあいさつとして杉浦慶一郎理事?副学長から本セミナーの趣旨などの説明がありました。
第1部の講演1は、東京学芸大学教授の高橋純氏より「GIGA時代の新たな学びの現状と課題」という題目でお話をいただきました。1人1台端末の活用状況は地域によって差が大きく、またその活用の質についても向上させなくてはならないという課題を挙げ、「一人一人の子どもを主語にする学び」を実現するために、授業作りの考え方とその流れについて講演いただきました。
続けて講演2として、春日井市教育委員会教育研究所教育DX推進官である水谷年孝氏より「1人1台端末+クラウド環境の日常的な活用による主体的な学びの実現」という題目でお話をいただきました。愛知県春日井市の小中学校を事例に、それぞれの子どもが課題をもってそれぞれにICT活用を進めていく「複線型授業」について説明がありました。またこのような活用を市内へ広めるための工夫として、実践中心校(8校)の校内授業研究会を公開したり、GIGAスクール環境をフル活用した体験型の市研修を行ったりしているなどを報告いただきました。
第2部では、GWEを活用したグループワーク体験会を行いました。まず本学の梅田恭子学長補佐(ICT活用指導力育成担当)による案内の元、小学校算数の模擬授業を体験しました。「Googleスライド」の共同編集機能を活用しながら、個人の考えをグループで共有し、参加者全員で相互参照し合うなどクラウドを活用しました。その後、中池竜一准教授の案内の元、「Google Jamboard」(ホワイトボード アプリ)を用いて、セミナーで学んだ内容について各自の意見を共有し整理しながらグループでディスカッションを行いました。
講演と体験型研修を組み合わせたセミナーにより、GIGA時代の新しい学びについてより具体的なイメージができたなど好意的な感想を参加者からいただきました。今回のイベントが、各自治体および各学校でGIGA時代の新たな学びをさらに一歩進める一助となれば幸いです。
参加者の感想
〇体験もしながら話が聞けてよかったです。
〇市の事業を進める上で役立つ話がたくさんあった。
〇授業に生かせる活用例を教えていただけた。また、モチベーションがあがりました。
〇これからの授業がどのように変わっていくのかが見えました。
〇著名な先生方の最新のお話を聞くことができた上に、手厚いサポートのGoogle体験もできた。
〇ラーメン店の例えや子どもが主語の教育といったお話を聞くことができ、教育の転換についてさらに意識することができた。
(教職キャリアセンター 准教授 中池竜一)
2023年7?8月分 本学掲載の新聞記事、メディア紹介
2023年09月25日
2023年7?8月に掲載された新聞記事は14件、テレビ番組は8件、ラジオ番組は1件、情報誌は4件です。この他に紹介された記事等があれば広報課まで情報をお寄せください。
新聞記事
- 教員就職について本学が全国の小学校教諭就職者数1位で東海地方の大学では他を圧倒していることが紹介されました。
【7月7日(金) 毎日新聞大学受験NOW3面】
- 3年生の学生11人が、中部電力パワーグリッド(PG)名古屋支社と協力して実験教室をでんきの科学館で開催しました。当日はブロアー(送風機)で物を浮かせる実験等、さまざまな実験を行いました。
【7月14日(金) 電気新聞朝刊5面】
- 本学留学生が授業の一環で、稲沢市の愛知啓成高校グローバルコースの生徒と交流を行い、お互いの国の学校生活について紹介し合いました。
- 8月6日(日)に開催された愛知県吹奏楽コンクールで、本学吹奏楽団が大学の部で金賞を受賞し、9月3日(木)に行われる東海吹奏楽コンクールへの出場を決めました。
【8月7日(月) 朝日新聞朝刊23面】
【8月25日(金) 朝日新聞朝刊21面】
- 来年3月末に任期満了を迎える野田敦敬学長の再任が決まりました新任期は来年4月から2年間です。
- 8月11日(金)に「あつまれ!子どもキャンパス」を開催し、教員を目指す学生が、裁縫や乗馬の体験など10種類程のプログラムを企画し、子どもたちを楽しませました。
- 尾崎俊介教授(教育ガバナンス講座)の著書「14歳からの自己啓発」が新刊ピックアップのコーナーで紹介されました。
- 8月10日(木)にAUEパートナーシップ団体である子どもの読書応援団体よみっこが、附属図書館で、読み聞かせイベントを開催しました。キッズライブラリーで子どもたちに読み聞かせを行うほか、紙芝居やパネルシアターなどのブースも設置し、東海テレビの庄野俊哉アナウンサーと名古屋フィルハーモニー交響楽団ビオラ奏者の寺尾洋子さんもゲストで招き、大規模なイベントとなりました。
- 8月に県登録文化財の天然記念物に認定された岡崎市小呂町の小呂湿地で、渡邊幹男教授(理科教育講座)が野生のサギソウの生態を調査したり、岡崎北高校理数科の有志生徒が「おかざき湿地保護の会」の活動を手伝ったりと、保全の輪が広がっています。
- 名古屋城の木造復元事業のバリアフリーを巡る市民討論会で一部の市民から障害者への差別発言があった問題で、名古屋市は人権の観点から討論会を検証する委員会を開くと発表し、浅田知恵教授(養護教育講座)が検証委員会のメンバーとして構成されています。
- 夏休みで給食のない子どもたちや家庭の負担を減らすため、弁当無料で配布するプロジェクト(名古屋市北区の「わいわい子ども食堂プロジェクト」運営)に、小笠原優衣さん(学校教員養成課程 義務教育専攻 社会専修 2年)が参加し、子どもたちに弁当を手渡しました。
- 8月10日(木)~12日(土)に新潟県長岡市で開かれた全国国公立大学選手権水泳競技大会で、関口凌聖さん(中等教育教員養成課程 保健体育専攻 4年)が男子400メートルの個人メドレー、自由形で入賞しました。
- 公益財団法人「服部国際奨学財団」は、愛知、岐阜など各地の大学生?大学院生を対象に、月額10万円を2年間支給(返済不要)する2023年度秋季奨学生30人を募集しており、本学を含む17の指定大学に通う現役学生が対象となっています。
- 8月28日(月)に東郷町和合の放課後等デイサービス施設「ひなたぼこ」でAUEパートナーシップ団体の学生団体SAGA(サーガ)が、バイオミミクリー?トランプや生態系8並べの教材を使用して、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に関する出前授業を行いました。
テレビ番組
- 7月7日(金)放送 NHK「めざまし8」
沼のハスの絶滅についての特集で、渡邊幹男教授(理科教育講座)が解説しました。
- 7月8日(土)放送 NHK「ウィークエンド中部」
みんなでSDGsのコーナーで、学生団体SAGA(サーガ)のバイオミミクリー?トランプが紹介されました。
- 7月18日(火)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME30」
4月16日(日)~5月20日(土)に開催された令和5年度東海学生ハンドボール春季1部リーグ戦女子の部で本学ハンドボール部が優勝し、東海地区(愛知、岐阜、静岡、三重)の大学の頂点に立ちました。チームの強みや練習の様子などが紹介されました。
- 8月1日(火)放送 NHK「まるっと!」
8月7日(月)放送 NHK「おはよう東海」
教員のなり手不足の問題に関して、野田敦敬学長、加納誠司教授(生活科教育講座)、伊藤舞香さん(初等教育教員養成課程 理科選修 4年)がインタビューに答えました。
NHK 東海NEWS WEB(外部サイト)
- 8月9日(水)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME30」
来年3月末に任期満了を迎える野田敦敬学長の再任が決まりました。
- 8月24日(木)放送 メ~テレ
6月17日(土)に愛知教育大学未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の一環で、ディスレクシア協会名古屋主催(ディスレクシアは文字の読み書きに困難がある状態)の「こどもICTマイスター応援プロジェクト」を開催しました。本プロジェクトは、プリントディスアビリティのある児童生徒とその家族を対象とするICTのスキルアップセミナーを実施するものです。相羽大輔准教授(特別支援教育講座)がワークショップで講師を務めました。
メ~テレ 読み書き困難「学習障害」、名古屋の女子中学生が広める"勉強術"(外部サイト)
- 8月26日(土)放送 NHK Eテレ「全日本高校?大学ダンスフェスティバル(神戸)」
8月7日(月)~10日(木)に神戸市で行われた「第35回全日本高校?大学ダンスフェスティバル(神戸)」にダンス部が出場し、高校83校、大学27校が参加した中、創作コンクール部門大学の部において特別賞(主題にふさわしい演出効果の工夫)を受賞しました。
ラジオ番組
- 7月31日(月)放送 CBCラジオ「多田しげおの気分爽快~朝からP?O?N」
渡邊幹男教授(理科教育講座)が生放送で出演しました。番組に「イシクラゲが大量発生して困っている」とリスナーからメールが届き、渡邊教授がイシクラゲの特性について解説しました。
情報誌
- 「かりや市民だより」(7月15日(土)発行)刈谷市
刈谷ですてきな活動をしている人たちを紹介するページ「刈谷の輝く人」でAUEパートナーシップ団体である「子どもの読書応援団体よみっこ」が紹介されました。
- 「月間ピアノ2023年8月号」(7月20日(木)発行)ヤマハミュージックリテイリング
夢に向かって頑張る音大生を紹介するページ「響け 卵たちの毎日」で教育実践高度化専攻(教職大学院)教科指導重点コース1年の御子柴龍之介さんが紹介されました。
- 「食べもの通信2023年8月号」(7月25日(火)発行)食べもの通信社
野菜や花の種を利用者に貸し出し、借りた人はその野菜や花を育てて、種がとれたら返却する「種の図書館」の特集記事の中で、附属岡崎小学校の事務職員である沓名正樹さんが本学附属図書館でこの取り組みを始めて、現在は附属岡崎小学校でも続けていることが紹介されました。
- 「市政だより「おかざき」8月号」(8月1日(火)発行)岡崎市
わたし物語のコーナーで渡邊幹男教授(理科教育講座)が紹介され、研究者としての情熱や研究の魅力、自然保護の大切さについてなどのコメントが掲載されました。
(広報課 広報?渉外係 向井健人)
2023年8月9日 ひらめき☆ときめきサイエンス2023「天気予報のツボ」を開催しました。
2023年09月26日
8月9日(水)、日本学術振興会(科学研究費助成事業)ひらめき☆ときめきサイエンス2023「"天気予報のツボ":気象実験や、実データによる予報作成?検証体験と合わせて学ぶ」を自然科学棟2階234室 理科室にて開催しました。ホームページなどで参加者を募り、高校生20人が参加しました。
ひらめき☆ときめきサイエンスとは、科学研究費助成事業(科研費)により行われている研究成果に、未来を担う若い世代の小学5?6年生、中学生、高校生の皆さんが、直に見る、聞く、触れることで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラムです。「天気予報のツボ」では、気象学を研究する田口正和教授(理科教育講座)が、身近なようで実はあまりよく知られていない天気予報について学べる内容を企画?実施しました。
開講式のあと、気象予報士でもあるゲスト講師の槇野泰夫氏(日本気象予報士会東海支部)が、気圧?凝結?雨粒などに関する実験を紹介しました。次に、もうひとりのゲスト講師の多々良秀世氏(同)から、現場でも使用される資料を用いて天気変化の読み取り?予報文作りを教えていただき、参加者自身で天気予報の作成に挑戦しました。その後、田口教授の指導?講義で、偏西風蛇行を想定した回転水槽実験を実施し、最後にまとめとして、天気予報の仕組み?歴史?課題などを勉強しました。
参加者からは「講義がとてもわかりやすく、疑問に思っていたことが解決できた」「話を聞くだけではなく、自分で実験することでより理解が深まった」という声が寄せられ、天気予報や科学により興味を持っていただける機会となりました。
(学術研究支援課 研究支援係 杉村和美)
2023年9月16日 「環境デーなごや2023」にAUEパートナーシップ団体「学生団体SAGA(サーガ)」が参加しました。
2023年09月26日
9月16日(土)に名古屋市久屋大通公園で開催された名古屋市環境局主催「環境デーなごや2023」にAUEパートナーシップ団体「学生団体SAGA(サーガ)」が参加しました。
「環境デーなごや」は、市民?事業者?行政の協働のもと、よりよい環境づくりに向けて具体的な行動を実践する契機とする行事として2000年からはじまり、生き物との共生?低炭素社会の実現?循環型社会の構築などをテーマに、それぞれの地域で清掃活動や環境学習、講演会などを実施する地域行事や、成果を持ち寄り発表、交流、学びあう中央行事を開催し、楽しみながら環境について考える場となっています。本年度のテーマは「3Rでつなげよう!減らして分けて持続可能な未来へ」で、名古屋市だけでなく、愛知県においてさまざまな活動を行う機関、企業、団体などが出展し、それぞれの活動を紹介する取り組みが行われました。エディオン久屋広場「エコライフひろば」に54団体、エンゼル広場「みんなつながる環境ひろば」に44団体、サカエヒロバス「フェアトレードひろば」に30団体が出展しました。また、中央行事では、オープニングセレモニーに引き続き、グランパスくんの「なごや環境3R大使」任命式、BOYS AND MENによるトークステージなどが展開されました。
本学では、過去、理科教育講座の大鹿研究室や名古屋市大学生向け事業などに参加した学生などが参加しました。当日は、最高気温が35度を超え、過去もっとも遅い猛暑日となるほどの暑さの中、本学のSAGAはエコライフひろばにて、SDGs教材の紹介や体験を行いました。コロナあけで晴天もあり、ここ数年では見られないほどの多くの方々が参加され、環境について考える日となりました。
参加した学生からは、「暑くて大変だったが、たくさんの方々に、教材を体験してもらったり、クラウド?ファンディングの達成によるバイオミミクリートランプの事例を知ってもらうことができてよかった」といった感想など、市民や他団体との交流の成果について述べていました。
(地域連携センター長 大鹿聖公)
2023年8月11日 未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」で第3回「あつまれ!子どもキャンパス」を開催
2023年09月26日
8月11日(金?祝)、愛知教育大学未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の取り組みとして、第3回「あつまれ!子どもキャンパス」を本学で開催しました。小学生127人と大学から149人(学生133人と教職員16人)の計276人(保護者の方を除く)が参加しました。
3回目の実施となる今回は午前の部?午後の部?夜の部に分け、計10プログラムを実施しました。暑い1日でしたが、参加した子どもたちは暑さを跳ね返すほど楽しそうにプログラムに取り組んでいました。
【午前の部】
愛教の馬に会いに行こう!
馬術部員の指導のもと乗馬やニンジンの餌やりを体験したり、馬に関する折り紙や塗り絵などに取り組みました。参加した子どもたちからは「馬に乗ったときに、思いのほか高くて、驚いた。馬に触れて、とってもかわいかったです」などの感想が寄せられました。
大学生とミニ運動会!
2チームに分かれ、フープくぐり、玉入れ、台風の目、ボール渡しなどのさまざまな競技に、チーム一丸となって挑戦しました。参加した子どもたちからは「負けたり勝ったりで、どちらが勝つかハラハラドキドキして、種目も面白かった」などの感想が寄せられました。
ひとりでできるもん!Cooking編
顕微鏡を使って花粉を見たり、実物のかぼちゃに触れながら、野菜の育ち方や食品の性質について学びました。参加した子どもたちからは「(食品の性質としての)3つのグループを揃えていきたいと思ったし、花粉の形が、面白かった」などの感想が寄せられました。
ひとりでできるもん!Sewing編
手縫いによる舟形コースターやミシンを用いたポケットティッシュケース、また、裁縫に慣れない子はプラ板キーホルダーの作成を行いました。参加した子どもたちからは「初めてミシンを使うことができて、ミシンの針にびっくりしながら縫えました。自分で作ることができてうれしかったです。家でもミシンを使いたくなりました」などの感想が寄せられました。
愛教ベース!!みんなの秘密基地を作ろう!!
みんなで意見を出し合いながら、木材を切ったり組み立てたりして自分たちだけの個性の光る大きな秘密基地を完成させました。参加した子どもたちからは「みんなで一緒に何をつくるか,考えるのが楽しかった」などの感想が寄せられました。
【午後の部】
どっちのジャンプが得意!?
はじめにジャンプの種類について説明を受けた後、さまざまな器具を用いながら自分の得意なジャンプの種類やスポーツについて学びました。参加した子どもたちからは「飛び方の種類がいろいろあることがわかった。夏休みの運動不足を解消できてよかった」などの感想が寄せられました。
フィルムで体験「ココロを保存」
学生からフィルムカメラの使い方の説明を受けた後、カメラや小道具を持って学内各所で心に残った風景を写真に収めました。参加した子どもたちからは「初めての撮影で、数に制限があっていろいろある中で選ぶのが楽しかったです」などの感想が寄せられました。
動いて遊ぼう!レクリエーション
じゃんけん列車やリスと木こり、ふうせんバレーなど、大人子ども問わず一緒になって楽しめるゲームで目一杯体を動かしました。参加した子どもたちからは「時間が10秒に感じるくらい楽しかった」などの感想が寄せられました。
大学のふしぎ発見!鎌倉時代の遺跡をさがせ!
井ケ谷古窯跡群(刈谷市指定史跡)のうちの一基である松根第3号窯を見学したり、粘土を使った作陶体験やクイズを行いました。参加した子どもたちからは「お兄さんやお姉さんが優しく、窯のことについて話してくれたから,おばあちゃんやおじいちゃんに聞かせてあげたい!」などの感想が寄せられました。
【夜の部】
カブトムシのつかまえかたおしえます!
カブトムシの生態や集まりやすい木などについての説明を受けた後、虫かごと網を持ってたくさんのカブトムシを捕まえに行きました。参加した子どもたちからは「カブト虫をとるのは、朝早くや夜遅くじゃなくていいことが分かった」などの感想が寄せられました。
プログラムを実施した学生や教職員からは、「いろいろな体験をさせてあげることで子どもたちの視野が広がり、やってみたいにつながるのだなと考えました」「子どもは大人の表情をよく見ていて、周りと協力しながら一緒に楽しむことが大事だと思った」「教育実習や学校現場とはまた違う環境下で遊んだり学んだりできるのは面白いと思った。また、子どもの様子も学校の場とは違う面があると思うので、見ていて楽しかった」などの感想があがりました。
当プロジェクトは、「子どもと共に、学生と共に、社会と共に、附属学校園と共に、未来の教育を創ります。」というビジョンを実現するため、積極的に地域の子どもたちを受け入れていきます。
(企画課 未来共創推進室 未来共創推進係 柘植貴史)
2023年9月14日 岐阜県北方町と教育分野における連携協定を締結しました。
2023年09月26日
本学と北方町(岐阜県本巣郡)は、子どもの健やかな成長、教職員の資質?能力の向上および学生の実践力育成等において、大学と町が相互に協力し、学校教育の発展と人材の育成に寄与することを目的に、教育分野における連携協定を締結することとなり、9月14日(木)、北方町庁にて締結式を行いました。本学が県外の自治体と連携協定を結ぶのは今回が初めてであり、町が県外の大学と連携協定を結ぶのも今回が初めてとなります。
北方町は愛知県に近い岐阜県南西部に位置する町で、町では平成29年に教育力の向上と学校運営の効率化を目指した学校の再編方針である「北方学園構想」を発表して以来、有識者や地域住民との検討を重ねながら計画を進め、今年度4月に義務教育学校である「北学園」「南学園」、幼保連携型認定こども園である「こども園」を開校?開園し、0歳からの15年間を通した「幼保小中一貫教育」をスタートさせています。
締結式では北方町の戸部哲哉町長より「愛知教育大学は幼児から高等学校の教員、そして心理など幅広い分野をカバーしていることから、ノウハウを教授してもらいたい。また学園を教育のフィールドとして使ってほしい」とごあいさつをいただきました。また、本学の野田敦敬学長は「乳児から9年生(中学3年生)までが通う北学園を見せていただいたが、木造りで温かみのある校舎だった。15年間一貫教育という他にない教育体制の充実?発展に向けて、共同研究できることをうれしく思う」と話しました。式は終始和やかに進み、杉浦慶一郎理事(連携?附属学校担当)による協定の概要説明の後、町長と学長が互いに協定書に署名を行い、協定を締結しました。
今後、北方町と本学は、それぞれが持つ特色を生かして、15年間一貫教育の共同研究、学生の教育体験、教員研修等を中心に相互協力を進めていく予定です。
(地域連携課 課長 古田紀子)