News & Topics:2021年03月掲載分
- 2021年2月16日 第22回AUEアカデミックカフェを開催しました。
- 2021年2月22日 美術選修?専攻の学生が「中日こどもウイークリー」販売促進企画をプレゼン
- 2021年3月1日 「小田太郎展―バングラデシュ?東日本大震災ボランティア活動記録」を附属図書館で開催
- 2021年2月27日 教職の魅力共創プロジェクト公開シンポジウム「学校?地域?社会で共創する教職の魅力」を開催しました。
- 2021年2月分 本学掲載の新聞記事紹介
- 2021年2月12日 稲沢市教育委員会との相互連携に関する協定を締結しました。
- 本学学生向けに自然観察実習園で収穫した野菜を無料配布
- 2021年3月3日 2020年度外国人留学生卒業?修了懇談会を開催
- 2021年3月18日 全学FD講演会「発達障害のある大学生への合理的配慮と卒業後に向けた支援」を開催
- 2021年3月18日 令和2年度若手職員SD研修最終報告会を開催しました。
- 2021年3月19日 本学学生の描いた黒板アートがみよし市立中部小学校の卒業式をお祝いしました。
- 実践力育成科目「多文化体験活動」の授業でアジア各国の学生や海外出身の方と交流しました。
- 2021年3月23日 愛知教育大学未来基金による令和2年度学長賞表彰式を実施し4人の学生を表彰しました。
- 2021年3月24日 講堂に隣接した広場「スカイガーデン」の竣工式を行いました。
- 2021年3月15日 「よしもと×愛教大SDGs推進企画『笑いから始めるSDGs』」を開催しました。
- 2021年3月16日 本学とカンボジア教育?青少年?スポーツ省が「健康教育プロジェクトにおける協力に関する覚書」を締結しました。
- 2021年3月24日 鈴鹿大学と教員養成の高度化に関する連携協定を締結
- 2021年3月22日 インディアナ州立大学と交流覚書を締結
2021年2月16日 第22回AUEアカデミックカフェを開催しました。
2021年03月 1日
2月16日(火),次世代教育イノベーション棟にて,社会科教育講座 土屋武志教授を講師として,第22回AUEアカデミックカフェ「アジア共通歴史学習の可能性『日本型教育の二つの流れ』」を開催し,教職員,一般,学生あわせて59人が参加しました。
講演は,福山雅治の『クスノキ』を歌い継ぐ「クスノキリレーソング」の紹介から始まりました。この曲は被爆後奇跡的に芽を出した長崎市山王神社の楠をモデルに平和への願いを込めた曲です。土屋教授は長崎市出身で,自身のライフヒストリーを織り交ぜながら講演を行いました。土屋教授は長崎市で生まれ育ち,被爆体験を聞いたり平和について学んだりする機会が多くありました。また,戦時中母親は朝鮮半島で生活しており,そこでの暮らしぶりや引き上げの時の様子などを聞いていました。原爆について否定的な考えを持っていましたが,そうではない意見を持つ人がいることや,母親から聞いていた豊かな生活とは反対に,辛い生活を強いられた人々がいることは,歴史の研究を続けていく中で,初めて知ることとなりました。このような体験から,社会には,いろいろな立場の人がいることを知るようになり,歴史のテストで行われているような○か×かの二者択一で判断してはいけないのではないかと感じるようになってきたとのことでした。
そして1994年,若手教員派遣事業でイギリスに2週間ホームステイをする機会がありました。イギリスの中学校教科書には,日本の教科書よりも原爆のことがたくさん掲載されており,「その時,あなたがジャーナリストだったらどう伝えるか」といった設問があるなど,生徒がその事実を考える解釈型の学びこそが歴史学習であることに気付いたそうです。このことは,土屋教授自身にとって大変貴重な体験となりました。
土屋教授は当日の新聞から切り抜いたさまざまな記事を参加者それぞれに一つずつ配布し,「100年後の人がその記事を読んだら,100年前はどんな世界だったと思うでしょうか」と問いかけ,同じ過去でも情報(記事)が違えば違う世界に見えることに気付きを与えました。そして,「たとえ同じ場所に住む日本人でも,住んでいる時期によっては違う考え方をするだろう」とも説明しました。参加者はこのことを体験的に理解することができました。
戦前の日本の教育にもこのような多面的な見方は存在し,教師が正解を教えるだけではない,子どもが自ら答えを発見していくような歴史学習が行われていました。土屋教授は「どちらか一つが正しい答えである,という考え方を克服できるように,歴史の学びを変えていきたい」と話しました。各国の歴史の多様性を認めつつ,過去を未来に生かしていくという視点で,平和や人権の歴史をアジアの人々で共有していく必要があると述べました。
講演の最後は再び「クスノキリレーソング」の話となりました。「クスノキリレーソング」は長崎のさまざまな人々が関わり被爆の歴史を伝えています。歴史は歴史研究者だけのものではなく,市民がどう見てどう考えるかであり,その表現方法は多様であってよいと土屋教授は結びました。
今回の講演に,参加者からは「歴史の見方が変わった」「多面的な見方を許容する文化の大切さを再認識した」といった感想が聞かれ,新しい歴史の視点をもたらした貴重な機会となりました。
(広報課 副課長 古田紀子)
2021年2月22日 美術選修?専攻の学生が「中日こどもウイークリー」販売促進企画をプレゼン
2021年03月 3日
「中日こどもウイークリー」販売促進企画のプレゼンテーションが,2月22日(月)に美術選修?専攻の学生によって披露されました。これは美術教育講座 富山祥瑞教授が担当する「デザイン実技II」の授業で実施されたものです。「デザイン実技II」では毎年,クライアントから販促企画の依頼があったという想定でテーマを設定し,チームに分かれて競合コンペ形式でプレゼンテーションを行っています。
学生は4~5人で1チームとなり,7チームが持ち時間14分で発表をしました。想定クライアントの中日新聞社からは,新聞?教育センター副委員長の石川保典さん,販売局 販売企画委員の曽我昇司さん,NIE事務局の岩下理花さんに参加いただきました。
学生たちは,「中日こどもウイークリー」の認知度や印象について独自に行ったアンケート調査の結果や,他誌との比較,また,人口動態のデータを示しながら,それぞれの販売促進企画を説明しました。子どもたちに新聞を身近なものとして感じてもらうために,記事の内容に関するクイズや,新聞投稿により経験値をためる「新聞RPG」,新聞を読むことでバーチャルの木が育ち,実際の植樹も行えるような企画,また,一週間に一回の発行で内容が易しくコンパクトにまとまっている特徴を生かし,読者層を子どもだけに留めるのではなく,忙しい大人をターゲットとしたり,人口が増えている外国人の学習教材として活用したりする企画なども発表されました。
学生たちの発表に,中日新聞社の石川さんは「今までに聞いたことのないような斬新な提案もあり,自由で柔軟な発想の鍵をもらった気がする」と総括されました。学生たちは,今回のプレゼンテーションに向けて,半年をかけて準備してきました。想定クライアントを前にしての企画提案は,学生たちの今後にとって貴重な経験となりました。
(広報課 副課長 古田紀子)
2021年3月1日 「小田太郎展―バングラデシュ?東日本大震災ボランティア活動記録」を附属図書館で開催
2021年03月 4日
3月1日(月),「小田太郎展―バングラデシュ?東日本大震災ボランティア活動記録」が附属図書館で始まりました。
小田太郎さんは本学の卒業生で,蒲郡市内で小学校教員としてご活躍でしたが,2018年,癌により29歳で逝去されました。
在学中の2008年9月,小田さんは父親のNGO活動に興味を持ち,ともに2週間ほどバングラデシュでNGO活動に参加しました。保育所や,小学校,大学,病院,紡績工場,スラム街から富裕層の家庭まで,あらゆる場所に行き,人生観を変えるほど刺激的な毎日を過ごしたそうです。その時に撮影した写真と,これをまとめた写真集『バングラデシュに咲くハスのように』を展示しています。
また,小田さんは2011年3月11日に起きた東日本大震災のボランティア活動に参加し,その活動を教員になった後も続けていました。
2017年,余命宣告を受け,東日本大震災ボランティア活動のことを絵本にしたいと準備していました。その志を継いで,父親が絵本『ひとりじゃないよ』を完成させました。
東日本大震災ボランティア活動の写真や記録,絵本『ひとりじゃないよ』の原画,小田さんのノートなども展示しています。
学外の方もご覧いただけますので,多くの方の来館をお待ちしています。
期間 | 3月1日(月)~3月26日(金)開館日 (期間中の土日,11日,12日,17日は休館です) |
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時間 | 9時~17時 |
場所 | 愛知教育大学附属図書館 アイ?スペース |
- 関連リンク
愛知教育大学付属図書館(外部サイト)
(学術研究支援課 図書館運営室 目録情報係長兼資料利用係長 福井千都)
2021年2月27日 教職の魅力共創プロジェクト公開シンポジウム「学校?地域?社会で共創する教職の魅力」を開催しました。
2021年03月 4日
2月27日(土),次世代教育イノベーション棟で教職の魅力共創プロジェクト公開シンポジウム「学校?地域?社会で共創する教職の魅力」を開催し,オンラインを含めて,学生,一般の方,教職員が約50人参加しました。
このプロジェクトは今年度,文部科学省「教員の養成?採用?研修の一体的改革推進事業」に採択されたもので,多様な立場においてどのように教職が理解されているかについて探り,教職の魅力向上に向けた課題を明らかにすることで,社会と大学が一体となって教職の魅力を問い直し,発信することを目的としています。プロジェクトでは今年度「地域フォーラム」として,多様なバックグラウンドを持つ社会人や,高校生およびその保護者と共に教職の魅力について意見交換を行ってきました。また,教職に対する魅力やイメージを知るために,中高生や保護者,さらに一般の社会人を対象にアンケート調査を実施して,全国から6713件の回答を得ました。今回の公開シンポジウムは,プロジェクトの総括としてアンケート調査の結果報告を行うとともに,教育界?産業界をリードする方々と教職の魅力に関する意見交換を行う場として開催されました。
まずアンケート調査の結果報告が,宮川貴彦准教授(理科教育講座)から行われました。アンケートは,全国の成人に対するオンラインによる調査,県内の中高生へのマークシートによる調査,主な回答者を附属学校の保護者?教職員?本学学生としたWeb調査という3つの調査方法で実施され,「魅力的だと思う職業」「教職に対する魅力」「教職に対するイメージやそのイメージがどこで得られたか」などについて調査を行いました。アンケート分析の結果,教職の魅力は回答者の職業観にかかわっていること,教職に魅力を感じるかどうかにかかわらず「教職は働きがいがあり職業として安定しているが,長時間労働と仕事上のストレスがある」というイメージが定着していること,教職に魅力を感じる人ほど教職に「創造的で発展的である」「仲間と協力しあえる」というイメージを持っていること,中高生は教員に対し部活動やICT?英語教育の指導力を他の年代よりも多く求めていることなどが分かりました。また,教職のイメージは多くが「新聞やテレビの報道」と「身近な学校教員」から得られており,教職に魅力を感じる層では「身近な学校教員」からの影響がより大きく,教職に魅力を感じない層では「新聞やテレビの報道」からの影響がより大きい傾向にあることが報告されました。
アンケート結果報告に続いてシンポジウムが開催されました。シンポジストとして,津島市教育委員会教育長 浅井厚視氏,文化庁国語課長 柳澤好治氏,(株)キャッチネットワーク代表取締役社長 松永光司氏,(株)エスワイフード代表取締役 山本久美氏,そして本学の野田敦敬学長が登壇しました。浅井氏,山本氏,野田学長は本学の卒業生で,学校教員経験者でもあります。
シンポジストは全国的な教員養成の状況,教職の魅力ややりがい,学校と地域とのかかわり,働き方改革の実践,仕事の自由度や社員の個性,そして教員養成大学に求めることなど,それぞれの立場からさまざま切り口で発言されました。その後,意見交流においては,「教員の多様性と自由裁量をもっと認めるべきではないか」「教員の働き方改革も必要。仕事が属人化しすぎているのではないか」「教員のみで完結する発想をやめるべきではないか」「学校はまだまだ閉鎖的なのではないか」との意見が出され,活発な議論となり,教職の魅力を地域社会と共に創っていくための示唆に富んだシンポジウムとなりました。
当プロジェクトは文部科学省の事業としては今年度で終了となりますが,大学としては引き続き進め,高めていくことを,最後に野田学長が発表しました。叢書シリーズ「教職の魅力共創(仮)」も本学出版会より来年度から刊行開始する予定です。
(広報課 副課長 古田紀子)
2021年2月分 本学掲載の新聞記事紹介
2021年03月 5日
2021年2月に掲載された新聞記事は7件,テレビ番組4件,ラジオ番組1件,情報誌2件です。
このほかに紹介された記事等あれば広報まで情報をお寄せください。
新聞記事
- 「SDGs AICHI EXPO2020」の告知ページの出展団体?教育機関等一覧に本学名と附属高等学校名が掲載されました。
【2月4日(木) 中日新聞朝刊10面】
- 「第7回日展名古屋展」の開催広告ページ(彫刻)に,東海3県下の出品者一覧で美術教育講座の永江智尚教授が掲載されました。
【2月5日(金) 中日新聞朝刊】
- 本学と豊田市が幼児教育や保育,子育て支援分野で協力を深める協定を結んだことが掲載されました。
【2月7日(日) 読売新聞朝刊33面】
- 知立文化会館北側の道路両脇に彫刻を飾る「野外彫刻プロムナード展」の20周年記念展が2月9日(火)から始まったという記事の中で,当初は本学の学生や教員の作品が展示されていたことや過去2回作品を出展している本学の卒業生のコメントが紹介されました。
- 大阪府にある高校の校則をめぐる訴訟の判決に関する記事で,学校教育講座の清水克博特別教授のコメントが紹介されました。
- 2月21日(日)に豊田市で開催された「とよたフレッシュコンサート」を告知する記事で,初等教育教員養成課程音楽選修4年の田沢萌々花さんが出演することが紹介されました。
- 美術教育講座 富山祥瑞教授の「デザイン実技」の授業で,中日こどもウイークリーの販売促進のために考えた企画案を発表する会が2月22日(月)に行われたことが紹介されました。
テレビ番組
- 2月5日(金)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME30」
附属高等学校2年生の総合的な探究の時間の授業で「SDGs総選挙」の学年演説が行われ,社会科教育講座の真島聖子准教授や学生が参加した様子が放送されました。
- 2月6日(土)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH THE WORLD」
カンボジア出身の留学生チャンセン?マムさん(大学院教育学研究科在籍)が出演し,習慣や文化の違いなどさまざまな話題について語りました。
- 2月9日(火)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME30」
初等教育教員養成課程美術選修と中等教育教員養成課程美術専攻の4年生が出品し,2月7日(日)から2月12日(金)まで附属図書館で開催されている「卒展」の様子が紹介されました。
- 2月23日(火)放送 TBS放送「グッとラック!」
最近子どもたちの間で流行している楽曲「うっせぇわ」の歌詞について,子どもたちへの影響や親や先生たちの対処の仕方をテーマにする特集で,幼児教育講座の林牧子教授のコメントが紹介されました。
ラジオ番組
- 2月28日(日)放送 NHKラジオ第1放送,NHKワールド?ラジオ日本「ちきゅうラジオ」
世界の鉄道を紹介する回で,教育ガバナンス講座 オリバー?マイヤー教授が出演しました。ドイツ出身のマイヤー教授は「ドイツのおススメ鉄道」として,世界最古のモノレールと称される「ヴッパータール空中鉄道」やルール工業地帯の貨物列車,イチ押し撮影スポットなどを次々と紹介しました。
情報誌
- 週刊教育資料
外国語教育講座 高橋美由紀教授が下記の雑誌に書評を寄せています。
「子育てベスト100」加藤紀子著(ダイヤモンド社)
- 刈谷地域密着生活情報誌「ここんくらぶ」
巻頭特集「ここんくらぶで海外旅行」で,教育ガバナンス講座 オリバー?マイヤー教授(ドイツ出身),外国語教育講座 トニー?ライアン准教授(オーストラリア出身),教員研修留学生のクンニャ?ジョゼボドリゴ?キリストさん(ブラジル出身)が,母国の魅力を紹介しました。
(広報課 広報?渉外係 飯濱美樹)
2021年2月12日 稲沢市教育委員会との相互連携に関する協定を締結しました。
2021年03月10日
本学は,第三期中期目標期間において,より広範な地域貢献を目指し,市町村や教育委員会との新たな相互連携協定の締結に向けて積極的に取り組んでいます。
2月12日(金)には,稲沢市役所にて稲沢市教育委員会との協定締結の協定式を行いました。新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で,稲沢市からは恒川武久教育長,荻須正偉教育部長,吉田剛往学校教育課長が出席され,本学からは野田敦敬学長,杉浦慶一郎連携?附属学校担当理事が出席しました。協定式では野田学長,恒川教育長が相互に協定書へ署名をした後,あいさつをしました。
野田学長は,あいさつの中で,稲沢市には実践力育成科目の一つである「学校体験活動」において開設当初から学生を受け入れていただいたことなど,これまでのかかわりについてのエピソードを紹介した上で,協定締結による今後の連携関係の発展に期待を述べました。
このほかにも,本学は今年度以下の相互連携協定を締結しております。
丹葉地区3市2町教育委員会 (犬山市,江南市,岩倉市,大口町,扶桑町) |
令和2年12月24日(木)締結 |
豊田市(教育?保育及び子育て支援分野における連携協定) | 令和3年2月4日(木)締結 |
愛知県公立高等学校長会 | 令和3年2月26日(金)締結 |
(地域連携課 副課長 島村瑞穂)
本学学生向けに自然観察実習園で収穫した野菜を無料配布
2021年03月15日
新型コロナウイルス感染症の影響で経済的に苦しい学生を支援したいという思いから,大学の自然観察実習園で収穫した野菜を学生に無料で配布しました。
今までに配布した野菜の種類は,サツマイモ,米,大根,キャベツ,ブロッコリー,切り干し大根などです。これらの野菜は自然観察実習園の職員が丹精込めて育てたものです。また,サツマイモは,技術専攻1年の学生が掘り出したものです。
従来は,収穫した野菜は学内で学生や教職員等に販売しておりましたが,新型コロナウイルス感染症の影響で学生が経済的に困っているという声が寄せられたため,野田敦敬学長や自然観察実習園関係者の学生を支援したいという思いから, 販売を行わず,学生へ無料配布することとしました。緊急事態宣言でアルバイトが減るなど生活が苦しくなっている学生からは,感謝の言葉が届きました。
(学生支援課 課外教育係 河合亜弥子
学術研究支援課 学系支援係長 浅岡圭吾)
2021年3月3日 2020年度外国人留学生卒業?修了懇談会を開催
2021年03月19日
3月3日(水),本学を卒業?修了する留学生の祝賀懇談会を教育未来館で開催しました。新型コロナウイルス感染症対策として,来賓の方々をお招きすることはできませんでしたが,野田敦敬学長をはじめ本学役員,国際交流センター教員,指導教員,国際交流会館や国際教育棟で留学生と共同生活を送った日本人学生など約70人が参加した盛大な懇談会となりました。
野田学長の祝辞に始まり,卒業?修了する留学生から,留学中に受けた多くの支援に対する深い感謝の意とともに新しい生活に向けて,力強い決意の言葉が述べられ,終始和やかな雰囲気で会は進みました。
懇談中には,昨年9月に卒業?修了し母国へ帰国した協定校からの交換留学生がオンラインで登場して,旧交を温めました。その後,留学生と寄宿舎で共同生活した日本人学生から惜別のあいさつがあり,小塚良孝国際交流センター長より記念品が贈呈されました。最後は,岩山勉理事(研究?人事担当)による閉会のあいさつで盛会のうちに懇談会は終了しました。
卒業?修了する27人の留学生の進路はさまざまですが,本学で学んだ成果を十分に生かし,それぞれの道で活躍されることと期待しています。
※この様子は,3月5日(金)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME 30」でも紹介されました。
(国際企画課 副課長 稲垣匡人)
2021年3月18日 全学FD講演会「発達障害のある大学生への合理的配慮と卒業後に向けた支援」を開催
2021年03月24日
3月18日(木),教職キャリアセンター主催の全学FD講演会が開催され,信州大学の高橋知音教授に「発達障害のある大学生への合理的配慮と卒業後に向けた支援」についてお話いただき,オンライン配信を含めて約90人の教職員が参加しました。
発達障害とは,脳の働きにかかわる認知機能の障害のことで,障害のある学生は,学習面や対人関係,集団活動などに困難を抱えていることが多くあります。一方で,障害が多様で外見からは分からないことも多いため,周囲の理解が得られにくく,適切な配慮や支援を受けにくいことが課題となっています。今回の講演会は,大学の教職員として発達障害についての理解と支援に関する知識を深めることで,発達障害のある学生に大学入学後の早い段階から適切な支援を行うことを目的として実施されました。
はじめに,発達障害について理解するために,「限局性学習症(SLD)」「注意欠如?多動症(ADHD)」「自閉スペクトラム症(ASD)」の特徴と支援策が紹介され,「彼らへの支援は,苦手なことをバイパス(迂回)することで才能を生かすことが大切。具体的には,授業の板書撮影や録音の許可,試験時間の延長などで状況を改善できることがある」と,教職員の理解と支援の必要性を伝えました。そのほかにも,ADHD?ASDの人が持つ傾向と強みについて説明があり,「障害で生じる社会的な不利を減らして,彼らの強みを生かすことがポイントである」として,スマホの機能やアプリを利用した工夫の方法や,周囲からの声掛けの仕方など具体的な支援策が紹介されました。
次に,「障害のある学生への合理的配慮」の定義として,「『合理的配慮』とは障害のある学生に特別甘い条件を提示したり,判断したりすることではなく,同じ条件で学習や試験に取り組むことができるように調整することである。また,基本的な条件として,教育の目的?内容?評価の本質(カリキュラムで習得を求めている能力や授業の受講,入学に必要とされる要件)を変えないことが大切」とお話がありました。そして,障害者として診断のある学生が,配慮を申し出た場合,教育機関として方策を検討することやその検討によって決定した事項を提供することが義務付けられており,組織全体で取り組むことが求められていることについて説明がありました。
最後に,発達障害のある学生による実習に対する配慮の例として,事前に実習先のルールを詳細に伝えることや,実習先担当者と丁寧な打ち合わせをすることなどが紹介されました。こうした配慮が必要である一方で「あくまで責任の主体は学生本人。学生が自身の強み,弱みを理解した上で,自身の権利や必要な支援を社会で主張できるようにならなくてはいけない」「はじめは『苦手なところもあるけど,君のいいところを生かしていく方法をみんなで考えていこう』,『苦手なことの調子はどう?大丈夫?』などの声掛けをすることからスタートしましょう」と参加者へ投げ掛け,講演を締めくくりました。
講演後の質疑応答では,「実際に学生への支援と配慮について,対応に迷った経験がある」や「実習先の状況によっては発達障害の学生の受入れが難しい。教員として学生?実習先とどのように向き合うべきか」といった教職員の声が聞かれました。
今回の講演会により,発達障害のある学生に対する合理的配慮と支援の必要性について改めて教職員の中で共有することができ,有意義な機会となりました。
(広報課 広報?渉外係 社本真里)
2021年3月18日 令和2年度若手職員SD研修最終報告会を開催しました。
2021年03月24日
3月18日(木),本学本部棟で「令和2年度若手職員SD研修最終報告会」を開催しました。
SDとは,スタッフ?ディベロップメントの略で,「大学の教育研究活動などの適切かつ効果的な運営を図るため,その職員に必要な知識および技能を習得させ,ならびにその能力および資質を向上させるための研修」として『大学設置基準』で定められている活動の一つです。
本学の若手職員SD研修は,若手職員の有志が,各年度テーマを設定して継続的に活動しており,今年度で3年目を迎えました。令和2年度の若手職員SD研修は,"自分で考える"をテーマに「総務?企画部」「財務?学術部」「学務部」の3班に分かれ,一年間を通して「新規採用職員向けガイドブック」の作成を行いました。
はじめに,後藤博明事務局長から「SD研修は継続していくことに意味があります。これから先,本学を支えていく若手職員の皆さんがこの活動をつないでいってほしい」とあいさつがあり,活動を継続していくことの大切さについて,参加者内での共有が行われました。
その後,幹事による一年の振り返りと各班からガイドブック作成についての報告が行われ,新型コロナウイルス感染症の影響によって活動が制限されたことや,それに伴う各班の苦労や工夫について伝えられました。報告では,リモート会議の有効な進め方について得た気付きから,次年度以降のSD研修の活動に向けて提案する一幕も見られました。幹事からは「何もかもが手探りの中,メンバーがそれぞれ自分で考えることで進んだSD研修だった」という感想が聞かれ,参加メンバーにとって学びの多いものとなりました。
最後に,企画課の望月毅課長から,規程に基づいて業務を行うことの大切さなど,若手職員への助言と激励の言葉が贈られ,今後の業務に必要な視点を学ぶことができました。
(令和2年度若手職員SD研修幹事 鬼頭裕介)
2021年3月19日 本学学生の描いた黒板アートがみよし市立中部小学校の卒業式をお祝いしました。
2021年03月25日
3月19日(金),みよし市立中部小学校の卒業式が開催され,愛知教育大学で美術を専攻する学生4人が制作した黒板アートで卒業生たちをお祝いしました。
これは,新型コロナウイルス感染症の影響でさまざまな行事が中止となり,活動が制限された中で学校生活を送ってきた中部小学校の子どもたちの思い出にと,同小学校PTAが企画し,本学の美術教育講座 松本昭彦教授ゼミに依頼したもので,同ゼミ3年生の鈴木 雅(すずき みやび)さん,奥村 希(おくむら のぞみ)さん,木全紗代(きまた さよ)さん,小林可怜(こばやし かれん)さんの4人が制作しました。
学生たちは普段は油絵などを描いており,黒板アートに挑戦するのは今回が初めてでした。学生たちは,PTAの方々と相談して描く内容を「織田信長」「ジブリのキャラクター」「仰げば尊し」「中部小学校の校舎」に決め,一人一枚ずつを担当しました。2月の初めよりまず紙でアイデアスケッチを作成し,その後,約1か月かけて黒板による制作を進めました。制作は本学の絵画実習室で行いましたが,PTAの方々が本学に何度も足を運んで進捗状況を確認したり,キャラクターの使用許可をスタジオジブリから得てくださったりと,大変ご協力いただきました。描いているうちにチョークが太くなってしまい,細かいところが描きづらかったり,通常は白い紙に黒で描くなど暗いところに色を置くのに対し,黒板では暗い色の黒板に明るい色を置いて描くことになるという難しさがあったりと,学生たちは試行錯誤しながらも懸命に取り組みました。
そして卒業式前日,子どもたちが下校した後,PTAの方々は中部小学校に搬入された4枚の黒板アートを,卒業生が通る廊下に設置しました。翌日,登校して黒板アートを発見した子どもたちは,最初は黒板にチョークで描かれているということが分からなかったようですが,PTAの方々がチョークで描かれていることを伝えると,「えっ!うそぉ?すごい!」と驚いたそうです。今回の取り組みに,学生たちは「新鮮な体験だった」「将来教員になった時にも描いてあげたい」と話しています。さまざまな人がかかわって作り上げたこのサプライズが,子どもたちの思い出の一つとなれば幸いです。
(広報課 副課長 古田紀子)
実践力育成科目「多文化体験活動」の授業でアジア各国の学生や海外出身の方と交流しました。
2021年03月26日
本学では,実践的な指導力の育成を目的とした「実践力育成科目」の一つとして「多文化体験活動」を開設しています。この活動は,学生がアジアの各地域に行き,海外における子どもたちの教育現場を体験して,教師や教育を支える専門職に必要となる資質や能力を身に付けることを目的としています。
今年度の多文化体験活動は,新型コロナウイルス感染症の影響により,本来海外で活動予定だったものを変更して,海外の学生とのオンライン交流や現地オンラインツアー,関連する県内の施設における活動となりました。
オンライン交流や県内研修は,1月から3月にかけて実施され,学生132人が交流先ごとに11コースに分かれ,カンボジア,インドネシア,タイ,ベトナム,モンゴル,韓国,台湾,フィリピン,マレーシアの9カ国の学生たちと教育現場の様子などについて情報交換を行い,海外における実際の取り組みについて知識を深めました。
また,近隣地域に在住する海外出身の方と交流する機会も設け,アジア諸国の文化や習慣を深く知る良い機会となりました。
(多文化体験活動コーディネーター 永井敦子)
2021年3月23日 愛知教育大学未来基金による令和2年度学長賞表彰式を実施し4人の学生を表彰しました。
2021年03月26日
3月23日(火),愛知教育大学未来基金による令和2年度学長賞表彰式を実施しました。学長賞は学部4年生までの学業成績優秀者などを愛知教育大学未来基金により表彰するもので,今回が初めての実施となります。
第1回の受賞者は,教育支援専門職養成課程 心理コース 杉山慶亘さん,初等教育教員養成課程 音楽選修 中村友南さん,初等教育教員養成課程 国語選修 奥村彩花さん,中等教育教員養成課程 数学専攻 松村美波さんの4人です。当日は卒業式も行われたことから,学生たちはスーツや袴姿で出席しました。
表彰式では野田敦敬学長より,一人ずつ表彰状と報奨金の目録が手渡されました。野田学長は「初めての学長賞なので,光栄に思っていただきたい」とあいさつした後,学生たちに今後の進路や,学生生活の中で学業以外に取り組んできたことを尋ねました。学生たちは,それぞれの進路について答えるとともに,ボランティア活動や,サークル活動,大学祭実行委員などこれまで取り組んできたことについてしっかりとした自信に満ちた口調で話し,充実した学生生活であったことがうかがえました。
最後に受賞者を代表して杉山さんから「本日はこのような光栄な賞をいただきありがとうございます。一人暮らしで不安なこともありましたが,心理コースの一期生として,初めての学問に熱中しました。チーム学校として教員を目指す学生たちと一緒に学べたことは強みであったと思います。今後も一層励んでいきたいと思います」とお礼の言葉がありました。
今後4人はそれぞれの進路に進みますが,この表彰を糧に大きく羽ばたいていただきたいと思います。
(広報課 副課長 古田紀子)
2021年3月24日 講堂に隣接した広場「スカイガーデン」の竣工式を行いました。
2021年03月29日
本学のランドマークである講堂に隣接した広場の改修工事が完了したことから,3月24日(水)に野田敦敬学長や,理事,本学の公式マスコットキャラクター「愛教ちゃん」「エディ」,その他多くの出席者を迎え竣工式を行いました。
この工事は,国からの補助金や学内予算を活用して行われ,「水たまりができにくい床材」や排水設備の整備による「排水機能の強化」に加え,手すり?点字ブロックの整備による「バリアフリー化の推進」,防災ベンチの設置や階段の拡張による「防災機能の強化」,人工芝エリアの整備による学生や地域住民の「集い(交流)の場としての活用」など利便性の向上が図られました。
竣工式では,広場の新名称の紹介と案内板の除幕が行われました。新名称は,学生や教職員および地域住民の方々に長きにわたり愛される場所となることを願って募集したもので,学生や教職員から103件の応募がありました。その中から選考を行い,「スカイガーデン(命名者:後藤博明事務局長)」に決定しました。「スカイガーデン」という名前の由来は,「キャンパスで高台にあること。また『天と地と』を表し,まさに,人材育成(養成)を目的とする愛知教育大学にふさわしいと考えられること。さらに,講堂ガラス面に映る青空が美しいこと」とのことです。
新たに整備された「スカイガーデン」をぜひご利用ください。
(施設課 副課長 谷川正憲)
2021年3月15日 「よしもと×愛教大SDGs推進企画『笑いから始めるSDGs』」を開催しました。
2021年03月30日
3月15日(月),本学の講堂にて「よしもと×愛教大SDGs推進企画『笑いから始めるSDGs』」を開催しました。
吉本興業(株)に所属するお笑いコンビ?芸人の「スーパーマラドーナ」,「ゆにばーす」,中山真希さん,「おばけ」にお越しいただき,漫談などで盛り上げていただいた後,SDGsに関する企画を行いました。
最初の企画「愛教大生はどれだけ知ってる?一斉テスト」では,参加した学生に事前にSDGsに関するクイズに解答してもらい,出演者と一緒に答え合わせを行いました。意外な答えに驚きの声が上がったり,出演者の方々の珍解答を楽しんだりと,笑いながら楽しくSDGsの基本について学ぶことができました。
また,金沢工業大学が開発したSDGsアクションカードクロスを使ったゲーム企画「SDGsアクションカードゲーム!ベストプレゼンター!」では,出演者の方々に,解決すべき課題に対し,ランダムで決めた2つのテーマを用いてSDGsに関係する解決方法をプレゼンテーションしていただきました。一見関係性がないように見えるテーマ同士でも,考え方次第でSDGsにつなげることができ,SDGsに関する多様な考え方を学ぶことができました。
最後に,学生団体SAGA(サーガ)が本学におけるSDGs推進活動の普及について紹介を行い,イベントの幕を閉じました。
当日は学生を中心に162人の参加があり,学生からは「SDGsを知る入り口としてぴったりのイベントだった。今日知ったゲームを友達とやってみたい」「SDGsをあまり知らなかったが,楽しく学習することができよかった」といった感想が聞かれました。今後も学生と協力し,SDGsの推進企画を開催していきたいと思います。
(地域連携課 地域連携係 石垣果恋)
2021年3月16日 本学とカンボジア教育?青少年?スポーツ省が「健康教育プロジェクトにおける協力に関する覚書」を締結しました。
2021年03月30日
3月16日(火),本学とカンボジア王国のカンボジア教育?青少年?スポーツ省(以下「カンボジア教育省」と記載。)が「健康教育プロジェクトにおける協力に関する覚書」(Memorandum of Cooperation)および実施計画を締結しました。
本学は平成26(2014)年度より,カンボジア教育省およびカンボジア国立教育研究所(NIE)と連携し,学籍簿が整備されておらず身体測定の文化のないカンボジアにおいて,のべ1万人の子どもたちの6年間にわたる継続的な発育調査と本学の食育キャラクターである「しょくまるファイブ?」を使った食育活動を行ってきました。また,カンボジアにて自立的な測定活動が行われるように,将来教員となる現地の学生を対象とした身体測定ワークショップの開催や,カンボジア版測定マニュアルの作成を進めてきました。
こうした本学の活動は,カンボジアで高い評価を得ており,平成31(2019)年にはカンボジアの国会に招かれ,副議長らと対面し本学の取り組みについて説明を行いました。また,令和2(2020)年には,カンボジア教育省大臣より,NIEと連携したカンボジアの全小学校における身体測定の実施および食育などの健康教育の普及活動について依頼されました。今回の覚書および実施計画は,NIE,カンボジア教育省と協議を重ねた結果,締結に至ったものです。
実施計画は5年間で,合意内容には,カンボジア初となる全小学校における身体測定の開始および普及,健康教育の共同推進,健康教育?マネジメントの共同研究などが盛り込まれており,カンボジア独自の健康教育の確立に寄与するものと期待されます。
(広報課 副課長 古田紀子)
2021年3月24日 鈴鹿大学と教員養成の高度化に関する連携協定を締結
2021年03月31日
3月24日(水),本学と鈴鹿大学との教員養成の高度化に関する連携協定を締結しました。協定の締結式には,本学からは,野田敦敬学長および4人の理事が出席し,鈴鹿大学からは,市野聖治学長はじめ大学関係者4人が出席しました。
この協定の目的は,「鈴鹿大学に在籍する教員を志す学生を対象として,本学大学院教育学研究科専門職学位課程(教職大学院)において,教育実践力を備えた高度専門職業人としての教員の養成を行うこと」であり,野田学長就任以降,2月に連携協定を締結した愛知東邦大学に続いて2番目の協定締結校となります。
これまでも鈴鹿大学からの本学大学院への進学実績はありましたが,今回の協定締結により,鈴鹿大学の学生に対して特別選抜が実施されるようになります。また,本学が行う教職大学院の行事や取り組みなどに鈴鹿大学の学生が参加できるようにもなります。
締結式では,野地恒有教育?学生担当理事?副学長から,協定締結の経緯や趣旨,協定などの概要説明があり,その後,両大学の学長による協定書および覚書への署名が行われました。
署名後,野田学長からは「鈴鹿大学は来年度4月から小学校教員養成課程が認可され,こども教育学専攻を開設されると伺っている。この協定により鈴鹿大学に入学し,教員免許を取得後,本学教職大学院に進学し,高度な教員になっていくという実績を重ねさせていきたい。また,教職大学院に限らず,学部教育でも連携を深めることを期待している」とのあいさつがありました。鈴鹿大学市野学長からは,「この協定が地域の発展のために有意義になることを願っている。愛知教育大学と連携することで,三重県の地域で少しでも社会に貢献できる大学になりたい」と話があり,締結式を終えました。
(総務課 副課長 浅岡明美)
2021年3月22日 インディアナ州立大学と交流覚書を締結
2021年03月31日
3月22日(月),本学は,アメリカ中西部インディアナ州テラホートにあるインディアナ州立大学と交流覚書を締結しました。今後,相互に教育,研究における協力を促進するため,共同教育実習プログラムの開発や短期インターンシッププログラムなど学生の交流,教育?研究にかかる教職員の交流などを実施します。
インディアナ州立大学は1865年に小中学校の教師養成の専門校として設立され,中西部有数の州立総合大学へと発展してきました。学生の多様化に前向きで,さまざまな人種,宗教,年齢の学生が集い,「お互いの違いを認めあう」リベラルなキャンパスを築いています。インディアナ州の州立大学で初めて,入学生全員にノート型パソコンの所持を義務づけた大学としても注目されました。スポーツが盛んで,数多くのプロスポーツ選手やオリンピック選手を輩出しており,特に強豪チームの野球とフットボールの試合ではとても盛り上がるそうです。
なお,覚書の締結に先立ち,3月3日(水)にはオンライン交流イベントを開催し,本学の学生19人が参加しました。お互いの大学を紹介し合い,オンライングループでの対話を通じて,相互の国際理解と友好を深める良い機会となりました。後日,覚書の締結と友好の記念として同大学オリジナルTシャツの贈呈を受けました。
(国際企画課 副課長 稲垣匡人)