News & Topics:2020年11月掲載分
- 2020年10月26日 附属幼稚園園児が,本学の学生らと大学の自然観察実習園でさつまいも掘りを実施しました。
- 2020年11月1日 深田山神社で松本昭彦教授が描いた新しい天井画がお披露目されました。
- 2020年11月4日 花プロジェクトを実施しました。
- 2020年10月29日 教職キャリアセンター主催全学FD集会「教職実践演習における授業の実践例」を開催しました。
- 2020年10月分 本学掲載の新聞記事紹介
- 2020年10月28日 全学FD講演会「SDGsセミナー 『ESD/SDGsに教員養成大学が取り組む意義』」を開催しました。
- 2020年11月9日 令和2年度総合防災?防火訓練を実施
- 2020年10月17日,25日に『ひらめき☆ときめきサイエンス2020』を開催
- 2020年11月10日 教育ガバナンスコースの授業で金融広報中央委員会の酒井氏が講義を行いました。
- 2020年10月17日 愛知県ユネスコスクール指導者研修会を開催
- 附属図書館にて「図書館利用説明会」「論文の探し方講座」を開催しました。
- 2020年11月18日 「令和2年度科研費SD振り返り研修」を開催しました。
- 刈谷ハイウェイオアシスの「産直市場おあしすファーム」で「『愛教大 梅』はじめました」!
- 2020年11月12日 安全衛生委員会巡視強化月間における巡視を行いました。
- 2020年11月14日 「第14回科学?ものづくりフェスタ@愛教大」を開催
- 2020年11月15日 愛知教育大学刈谷市移転50周年記念学長講演会,保護者懇談会,ホームカミングデーを同日開催しました。
- 2020年11月15日 井ケ谷地区役員と愛知教育大学との懇談会を開催しました。
2020年10月26日 附属幼稚園園児が,本学の学生らと大学の自然観察実習園でさつまいも掘りを実施しました。
2020年11月 4日
10月26日(月),附属幼稚園年中2クラス(赤組,青組)50人が,附属幼稚園長,担任教諭,養護教諭らと共に名古屋市内の幼稚園から貸切バスを使って大学に来学し,幼児教育選修と技術専攻の学生らと,自然観察実習園でさつまいも掘りをしました。
もともと10月19日に行われるはずでしたが,雨天のため一週間延期となり,園児たちにとっては待ちに待ったいも掘り体験となりました。この日は晴天に恵まれ,園児と学生のにぎやかな声が実習園に響きました。
参加した幼児教育選修3年生の天内穂乃香さん,釜田朱里さん,長瀬由有奈さん,横田佳奈さんの4人は,附属幼稚園で教育実習を行っており「子どもたちのがんばっている姿を見られてよかった」「教育実習で担当した子どもたちとまた会えてうれしかった」「子どもたちが次々と獲れたさつまいもをうれしそうに見せてくれた」「自分が教育実習で担当したのが年少組だったので,年中さんになるとこんなに成長するのかと驚いた」など,それぞれの感想を話してくれました。
また今年は技術専攻から10人以上の学生が参加しました。中には園児たちと触れ合うのは初めてという学生もおり,「どこまで手伝ったらよいのか加減が分からず,最初は戸惑いましたが,子どもたちと共同作業をしたという触れ合いは貴重な体験になりましたし,何より楽しかったです」と話しました。
教員を目指す学生たちにとって,この毎年恒例のさつまいも掘りは,園児と触れ合う貴重な経験をすることができる体験となっています。
(広報課 広報?渉外係 飯濱美樹)
2020年11月1日 深田山神社で松本昭彦教授が描いた新しい天井画がお披露目されました。
2020年11月 5日
11月1日(日),秋晴れの下,豊田市の深田山神社で秋の大祭が開催され,美術教育講座 松本昭彦教授が新しく描いた天井画がお披露目となりました。
深田山神社では,昨年,本殿と拝殿を地区の100周年事業に合わせて改築し,その際に,松本教授が深田山地区とトヨタクラウンの歴史をつづる30枚の天井画を描いており,引き続いての依頼となりました。
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今回,松本教授が描いたのは,深田山神社のルーツとなる伊勢神宮と静岡県の秋葉神社です。「神様に故郷を懐かしんでもらいたい」ということで,この2枚の依頼となりました。前回の天井画では,クラウン以前の絵は扇形に,クラウン以降の絵は丸形に描きましたが,今回は,伊勢の神様と秋葉の神様が四方八方に幸せをもたらすように,八角形で描かれています。
天井画は松本先生が日ごろ描く西洋画の写実的な画法では描けず,図案化に苦労したそうです。昨年末に新しい2枚の絵の依頼を受けてからは,図書館に通って神社に関する資料集めを行ったり,平安時代の屏風絵や絵巻を研究したりして,アイデアスケッチを何十枚も描きました。それらをもとに,緑,茶色,金色といった日本の伝統的な色使いで着色しました。
今回のお披露目に,深田山神社改築委員会の神谷教正さん,杉浦勝さんは「神様も満足しておられることでしょう。これで絵天井も完成です」とお話くださいました。
(広報課 副課長 古田紀子)
2020年11月4日 花プロジェクトを実施しました。
2020年11月 6日
11月4日(水),「花プロジェクト」を実施しました。「花プロジェクト」は2012年から,大学構内の環境美化の一環として施設課の若手職員を中心に取り組み始めた活動で,今回で20回目となります。当日は,快晴の空の下,野田敦敬学長も参加し,学生,職員あわせて約40人で活動を行いました。参加者は雑草と格闘しながらも,楽しく交流を深めながら,構内にある花壇の植栽や草取りを行いました。
今回植えた花苗はビオラ約680株で,これからの寒い時期でも構内の雰囲気が明るくなるよう,暖色系の黄色やオレンジの花を選びました。
バス停から講義棟へ続く道に咲く花を見て,多くの方に笑顔になってもらえるよう,これからも活動を続けていきます。
(施設課 施設企画係 倉橋幸佑)
2020年10月29日 教職キャリアセンター主催全学FD集会「教職実践演習における授業の実践例」を開催しました。
2020年11月 9日
10月29日(木),教職キャリアセンター主催の全学FD集会「教職実践演習における授業の実践例」を開催しました。対面とオンラインの両形式で開催され,教職員55人が参加しました。
「教職実践演習」は4年生の後期に実施される教員免許法上の必修科目で,教職課程の総仕上げとして位置づけられています。本学では,第1回,2回,4回,6回を学校教育講座が共通部分として受け持ち,第3回,5回,7~15回を各教育単位が受け持っています。この各教育単位が受け持つ回の授業内容?授業計画はそれぞれが企画しており,特徴のある授業が実践されています。このFD集会は,他所属の教員がどのような授業を行っているかを知り,授業改善に役立てるために計画されました。
授業実践例では保健体育講座 鈴木一成准教授,理科教育講座 上野裕則准教授,外国語教育講座 建内高昭教授の3人より報告されました。鈴木准教授からは,附属学校とインターネットで接続しての授業観察や,聾学校の陸上競技大会の大会運営を実施した事例が報告されました。また,上野准教授と建内教授からは授業観察と模擬授業の実践事例について報告され,授業観察後に授業を行った先生方と協議会を行ったり,学生が授業構想を練ってから参観することで実際の授業構成?ねらいの違いに気づくようにしたりするなど,学生への教育効果を高めるように工夫されていました。授業実践の方法はそれぞれ異なっていましたが,総仕上げの位置づけのこの授業について,報告者3人とも「これが終わりではなく,これからがはじまり」と述べたことが印象的でした。
授業改善につながることが期待される,有意義なFD集会となりました。
(広報課 副課長 古田紀子)
2020年10月分 本学掲載の新聞記事紹介
2020年11月 9日
2020年10月に掲載された新聞記事は10件,テレビ番組は4件,雑誌は1件です。
このほかに紹介された記事等あれば広報まで情報をお寄せください。
新聞記事
- 大幸財団の人文?社会科学系学術研究助成事業9件に,理科教育講座の大鹿聖公教授の「子どもの主体的な学びを促す理家(りか)融合型SDGs教育プログラムの開発」が選考されました。
- 文部科学省が公表した2021年度の国立大学の定員に関する記事の中で,本学が「少子化に伴う将来の教員需要減を見越し定員を減らした」と報じられました。
【10月3日(土) 東京新聞夕刊6面】
- 「みかわ学長インタビュー」に野田敦敬学長が紹介され,インタビューの内容が掲載されました。
- 東海地方の大学の新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた後期授業への対応として,本学が10月1日(木)から構内への立ち入り規制を解除し,対面授業と遠隔授業を併用していることが紹介されました。
【10月11日(日) 朝日新聞朝刊33面】
- トヨタ自動車女子バレー部のチーム名「サンピエナ」を,豊田市で活動する学生団体「とよた学生盛りあげ隊(学盛)」が命名したことが紹介され,所属する初等教育教員養成課程教育科学選修4年の松田朋華さんのコメントが掲載されました。
- 本学の学部1年生を対象に電子マネー(キャンパスペイ)3,000円分が支給されることが紹介されました。
*10月14日(水)に,キャッチネットワークとCBCテレビでも放送されました。
【10月19日(月) 毎日新聞朝刊19面】
- 11月1日(日)開催の全日本大学駅伝の告知記事で地区選考会の成績が掲載されました。(本学は総合順位で6位)
【10月17日(土) 朝日新聞朝刊19面】
- 故中曽根康弘元首相の合同葬に合わせて文部科学省が国立大学に弔意表明を求める通知を出したことを受けて本学や他大学の対応が紹介されました。
- 「先端人」のコーナーで,理科教育講座の星博幸教授が紹介され,研究する地質学?古地磁気学について志したきっかけや研究内容,日本地質学会論文賞を受賞したことなどが掲載されました。
【10月18日(日) 朝日新聞朝刊18面】
- 11月13日(金)~15日(日)にオンラインで開催される「日本女性会議2020あいち刈谷」(実行委員会委員長:家政教育講座 山根真理教授)の内容が紹介されました。
【10月23日(金) 刈谷ホームニュース】
テレビ番組
- 10月1日(木)放送 ケーブルテレビ「KATCH TIME30」
10月1日(木)に学生の構内立ち入り規制が解除されたことを受け,教育交流館や附属図書館で学生が過ごす様子や体育館でバドミントン部が練習を行う様子が紹介されました。
- 10月7日(水)放送 ケーブルテレビ「KATCH TIME30」
刈谷市内に住む留学生のコロナ禍での現状についてのレポートで,タイからの交換留学生ワチラさんと,国際企画課の稲垣匡人副課長が出演し困っていることなどについてインタビューに応じる様子が放送されました。
- 10月14日(水)放送 ケーブルテレビ「KATCH TIME30」
10月13日(火)に養護教育講座 岡本陽准教授を講師としてAUEアカデミックカフェ「コロナ禍の消毒液の使い方」を開催した様子について放送されました。
- 10月14日(水)放送 ケーブルテレビ「KATCH TIME30」
10月14日(水)放送 CBCテレビ「チャント」
10月14日(水)に学部1年生向けに新入生ガイダンスが行われ,野田敦敬学長から 1年生対象に「キャンパス支援金」(電子マネー「キャンパスペイ」)3,000円分が支給されることについて放送されました。
情報誌
- 週間教育資料
外国語教育講座 高橋美由紀教授が下記の雑誌に書評を寄せています。
『創造する心―これからの教育に必要なこと―』
Marvin Minsky著,大島芳樹 訳,Cynthia Solomon,XiaoXiao 編集
オライリー?ジャパン
(広報課 広報?渉外係 飯濱美樹)
2020年10月28日 全学FD講演会「SDGsセミナー 『ESD/SDGsに教員養成大学が取り組む意義』」を開催しました。
2020年11月12日
10月28日(水),宮城教育大学の市瀬智紀教授を講師として招き,全学FD講演会「SDGsセミナー ESD/SDGsに教員養成大学が取り組む意義」を開催しました。
国連は2030年までの達成目標「SDGs誰も取り残さない」を掲げ,持続可能な社会の構築を目指しています。本学は大学,附属学校とも国内のESDの推進拠点であるユネスコスクールとして登録されており,2012年からは愛知県内のユネスコスクール支援大学間ネットワークに加盟して,県内のユネスコスクール活動を支援する役割を担っています。今回の講演会は,新しい学習指導要領に「持続可能な社会の担い手」となることが明記され,教科書にも記載される中,教員養成大学としてどういう役割を果たしていくべきかの認識を深めるために,SDGsの第一人者である市瀬先生をお招きしたものです。対面,オンラインをあわせて119人が参加し,このテーマに対する関心の高さがうかがえました。
講演で,市瀬先生は,まず「持続可能な開発」の定義に関して,2019年にグレタ?トゥーンベリさんが国連のサミットで行った,現役世代が資源をむさぼり次世代に伝えられないことを批判したスピーチを引用し,「環境資源の有限性」と「次世代への公平性」の説明をされました。そして,ESDとSDGsの考え方が世界や日本でどのように広まっていったかについて解説されました。現在,SDGsは多くの教科書で取り上げられており,大学入試でも,教科に分断された知識ではなく,主体的に諸課題に取り組む力を評価する出題が行われたり,高校の課題研究がSDGsの枠組みを使って実施されたりと,SDGsが学校?大学教育に浸透していっていることが示されました。しかし,長年のESDの取り組みの成果は「地域や生徒同士のつながり」や「コミュニケーション」として表れているものの,それが本来の目的である世の中や社会の変革にはつながっておらず,2019年に国連で採択された「ESD for 2030」では行動レベルでの変革を促す必要性が提示されていることが課題として説明されました。
ESD/SDGsのこれまでの経緯から,現状,そして課題までを丁寧に分かりやすくご説明いただき,理解が深まった有意義な講演会となりました。
(広報課 副課長 古田紀子)
2020年11月9日 令和2年度総合防災?防火訓練を実施
2020年11月15日
11月9日(月)に,令和2年度総合防災?防火訓練を実施しました。
今年度は,新型コロナウイルス感染症対策のため,訓練参加者の接触をできるだけ避けるように配慮し,緊急地震速報システムの放送テストや安否確認システムによる全学生?教職員の安否確認訓練,非常時の参集を想定した情報伝達訓練を行いました。
また,例年より規模を縮小して,事務職員で組織する自衛消防隊の隊長,班長,副班長および一部の職員による総合訓練シミュレーションを行いました。訓練は午後3時に教育未来館での打合せ中に直下型地震が発生したという想定で実施しました。自衛消防隊の統括管理者である後藤博明理事(総務?財務担当)が現地にて非常災害対策本部を設置し,自衛消防隊の各班長?副班長に対して「状況の報告および今後の対応の検討のため教育未来館に集合せよ」と無線機で指示を行いました。
訓練参加者は業務をしていた場所から教育未来館に集合し,まず自衛消防隊各班長が統括管理者の後藤理事に状況報告を行いました。その後,教育未来館の3階から出火し,駆けつけた消防車がキャンパス北側のループ幹線から消火活動を開始したという想定で,緊急時の避難路としても整備された教育未来館の南側にある坂「(通称)未来坂」を下って,避難し,点呼の上,全員の無事を確認しました。
最後に,後藤理事から,「訓練は現実の災害を想定して行うことが大事であり,本日のようにできるだけ現実に近い形で行う必要があります。それを念頭において今後もさまざまな危機管理への対応をお願いします」との講話がありました。
今回の訓練は規模を縮小して行いましたが,参加者の防災への関心を高めること,また,会議室や教室に誘導灯やヘルメットの常置が必要であるなど,訓練の成果が得られました。
(総務課 危機管理係長 鬼頭裕一)
2020年10月17日,25日に『ひらめき☆ときめきサイエンス2020』を開催
2020年11月17日
日本学術振興会(科学研究費助成事業)『ひらめき☆ときめきサイエンス2020』を自然科学棟にて開催しました。
10月17日(土)に開催した,中?高校生を対象とした「ブラックホールの影が見えた!」(実施者:高橋真聡教授)では,中学生10人,高校生10人(うち3人はオンライン参加)が参加しました。
2020年ノーベル物理学賞の研究対象が「銀河系中心巨大ブラックホール」であったこともあり,参加者には大いに"ときめいて"いただきました。講義ではブラックホールについて理解を深め,さらにブラックホール観測を支える最先端の科学技術についても理解していただきました。あいにく天候が悪く天体観望会は中止となりましたが,本学学生による3Dシアター(プラネタリウム)上映を時間延長し,ひとときの宇宙の旅を楽しんでいただきました。
10月25日(日)に開催した中学生を対象とした「フィールドワークに行こう!-地層と化石の調査から大地の成り立ちを探る-」(実施者:星博幸教授)では,中学生19人が参加しました。
参加者は,教室で地層と化石の説明を聞き,学生アシスタントの補助を受けながら,各自で地層観察用の粒度版を作成したあと,大型バスで岐阜県瑞浪市の地層観察地へ向かいました。地層観察地では,作成した粒度版を使用して地層をつくる岩石の種類を調べたり,火山灰の地層を観察したりしました。化石採取地では,自分で掘り出した化石を調べて1800万年前の環境復元にチャレンジしました。
科学研究費助成事業による研究成果を,未来を担う若い世代にわかりやすく還元する『ひらめき☆ときめきサイエンス』に,参加者からは「知識を深めることができ充実した時間となった」「普段学べないことを体験でき楽しかった」という声が多く寄せられました。
(学術研究支援課 研究支援係 杉村和美)
2020年11月10日 教育ガバナンスコースの授業で金融広報中央委員会の酒井氏が講義を行いました。
2020年11月17日
11月10日(火),教育ガバナンス講座の西尾圭一郎准教授が担当する授業「金融経済教育論」で,金融広報中央委員会事務局(日本銀行情報サービス局内)の酒井 輝(さかい あきら)氏が講義「金融リテラシーとライフデザイン ~人生,お金,金融知識」を行いました。金融広報中央委員会は,事務局を日本銀行情報サービス局内におき,政府,日本銀行などと協力して,金融に関する教育活動や広報活動を行っています。「金融経済教育論」は,経済や金融に関する基礎知識を学ぶことを目的とする授業で,毎年,金融広報中央委員会とのミニ連携講座を授業中に展開しており,金融広報中央委員会等からゲストティーチャーを招いています。当日は教育ガバナンスコースなどの3年生約20人が出席して,講義を聴講しました。
酒井氏は「夢の実現や将来への備えのためにはお金の知識が必要」と述べ,日々の収支バランスさせることが重要な家計管理,将来を見据えた計画性ある生活設計を基本に,預貯金,投資信託,保険といった金融商品を選択していく金融リテラシーが必要であると説明しました。人生の3大費用としては「子育て?教育」「住宅」「老後」があり,「子育て?教育」「住宅」は人それぞれですが,誰にでも「老後」はやってきます。平均的な場合,収入も支出も50歳台がピークで,65歳以降は支出が収入を上回ることから,それまでに資産形成が必要となります。酒井氏は「貯める,増やす」方法として,預貯金,債券,投資信託,株式について,リスクとリターンの関係を含めて分かりやすく説明され,税制上で国がサポートする資産形成方法として「つみたてNISA」と「iDeCo」を紹介されました。また,お金を「借りる」ことについても説明があり,住宅ローンの選択は物件を選ぶのと同じくらい重要であること,クレジットカードを使うのはお金を借りるのと等しいことなどについてお話しいただきました。
受講した学生からは「お金に関して将来の不安があり,NISAやiDeCoについて自分でも調べていたのだが,詳しく聞くことができた。また,投資についても説明があったので,ためになった」という感想があり,学生たちの将来設計にとって重要な知識を得られた講義となりました。
(広報課 副課長 古田紀子)
2020年10月17日 愛知県ユネスコスクール指導者研修会を開催
2020年11月24日
10月17日(土),名古屋市にあるウィルあいちにおいて,「愛知県ユネスコスクール指導者研修会」を開催しました。
本学は「ユネスコスクール学校間支援ネットワーク」に加盟し,県内のユネスコスクールを支援する支援校として活動しています。本研修会はその活動の一環として,また未加盟校へのESD活動の取り組みのきっかけづくりにしていただくため毎年開催しており,今年で9回目の開催となりました。
今年は初めての取り組みとして,愛知県教育委員会が開催する「愛知県ユネスコスクール交流会」と同日,同会場で開催しました。また,新型コロナウィルス感染症感染予防のため,オンライン参加と会場参加を併用するハイブリッド式で開催しました。
土屋武志地域連携センター長の司会により開会し,野田敦敬学長から,大学の授業の一つとして自然体験活動を行っていることや,大学の戦略としてSDGsを考えていきたいなどとの開会にあたってのあいさつがありました。続いて,文部科学省国際統括官付国際統括官補佐の堀尾多香氏から,「ESDの推進とユネスコスクールへの期待」と題した講演がありました。講演では,ユネスコスクールはESD活動を通じてSDGsの目標を達成する担い手を育てているのであり,各学校は自信を持って活動に取り組んでほしいことや,取り組みは特別なことをするのではなく日常的なことで取り組めること,活動が難しくなった時にはユネスコスクール事務局や大学支援ネットワーク(UnivNet)などに相談できる支援体制があるなどと説明がありました。
講演会後の実践発表は分科会方式で実施し,幼稚園と小学校の分科会では奈良市立六条幼稚園の南波早由美園長と檜尾弘江保育教諭,オンライン参加で,京都市立朱雀第四小学校小松義明教諭,附属学校として本学附属名古屋小学校の浜野健太主幹教諭より発表がありました。別室では中学校と高等学校の分科会を行い,大牟田市立宮原中学校の杉野浩二教頭,本学附属岡崎中学校の馬場健介主幹教諭,岐阜県立池田高等学校の西谷徹校長から発表がありました。環境教育,国際理解,伝統文化,福祉教育など各学校の特色を生かしたESD活動の実践が報告され,参加者からも数多く質問があり,意見交換が行われました。
文部科学省の堀尾氏からは,「先生方にはESDの担い手づくりとともに,ユネスコスクールの活動について,学校において理念とビジョンを掲げ,何のためにするのか,どういった取り組みをしたらよいかを,今日のような会を通じて,参考にできるものを取り入れ,日ごろの活動を見直す機会とすることで活動の形骸化を予防していただくなど,今後もユネスコスクールの活動の活性化,ESDの推進を期待している」との感想をいただきました。
最後に,杉浦慶一郎連携担当理事が,「子どもたちが自分や地域,世界がどのようになるか,自ら考え行動するとの新しい学習指導要領の理念とユネスコスクールの活動そのものがぴったり合っていて,ユネスコスクールの活動に自信を持って取り組んでいいということが分かりました。今後も各学校でユネスコスクールの活動が充実するように取り組んでいただくことを願います」と総括しました。
(地域連携課 副課長 島村瑞穂)
附属図書館にて「図書館利用説明会」「論文の探し方講座」を開催しました。
2020年11月24日
10月22日(木)~28日(水)に「図書館利用説明会」(全5回),11月6日(金)~12日(木)に「論文の探し方講座」(全5回)を附属図書館にて開催しました。
例年4月に開催している新入生向けの「図書館利用説明会」を,新型コロナウイルス感染防止の観点から規模を縮小し,参加希望者を募る形で開催しました。当日は,館内メディアコモンズにて図書館職員から蔵書検索の方法を習った後,参加者は実際に館内を巡りながら,資料の配架場所や図書館の利用方法について説明を受けました。
また,卒論やレポート作成に役立つよう企画された「論文の探し方講座」では,効率的な論文の探し方などが紹介され,学部3年生や大学院1年生の参加者が熱心に耳を傾けていました。
参加者からは,「図書館のことが大変よくわかり,参加して良かった」「卒論を制作するにあたって論文の探し方,取り寄せ方など,とても勉強になった」などの声があり,今後の大学生活に役立つ説明会となりました。
(学術研究支援課 資料利用係 高瀨菜津)
2020年11月18日 「令和2年度科研費SD振り返り研修」を開催しました。
2020年11月24日
11月18日(水),令和2年9月から開始した科研費SDについて振り返ることで,得られた成果を共有し,令和3年度以降の科研費申請支援に生かすことを目的とした「令和2年度科研費SD振り返り研修」を開催しました。科研費SDとは,科学研究費助成事業の申請書類作成を支援する研修で,今年度は,本研修に学内から39人が参加しました。
研修では,後藤博明理事?副学長?事務局長から,科研費SDの活動の中で,良かった点や改善すべき事項の説明があり,今後の科研費申請支援については「今回の研修に取り組んだことで,皆さんは事務的に申請書の作成ポイント等を理解することができたと思う。令和3年度以降の科研費応募についても,皆さんの力を科研費の申請支援という形で発揮していただきたい」と期待が寄せられました。
また,研修参加者からは「科研費SDに参加したことで,本学教員がどのような研究をどのような方法で進めているかという具体的なイメージを持つことができ,とても有益な経験となった」「科研費SDに参加し,多くの文章を添削したという経験によって,文章能力の向上につながり,自身の業務にも役立っている」などの感想が述べられました。
講演の最後に,本研修に同席した加藤信也学術研究支援課長が,「愛知教育大学の科研費採択率の向上を目指し,事務局が一体となって申請支援をするためには,研修に参加した皆さんの力が必要となるので,今後も協力をお願いしたい」と述べ,科研費申請支援という形の教職協働推進に向けて機運が高まった研修となりました。
(学術研究支援課 プロジェクト支援係 田中大貴)
刈谷ハイウェイオアシスの「産直市場おあしすファーム」で「『愛教大 梅』はじめました」!
2020年11月24日
刈谷ハイウェイオアシスの「産直市場おあしすファーム」で愛知教育大学オリジナル梅酒「愛教大 梅」の販売が開始されました。「愛教大 梅」は大学構内に自生する梅を大学職員が収穫し,地元企業である相生ユニビオ株式会社で漬け込んだ梅酒です。
一方,刈谷ハイウェイオアシスは,年間入場者数が東京ディズニーリゾート,ユニバーサル?スタジオ?ジャパンに続いて第3位(2009年度)になったことがある大規模サービスエリアです。本学からは直線距離にして1km程度と非常に近くに位置しており,本学の学生によるイベントが開催されるなど,身近な存在です。
今回,本学の「愛教大 梅」を販売していただくこととなった「おあしすファーム」はセントラルプラザGF内にあり,地元の新鮮な野菜,果物,魚介類や地域特産の加工品などを取り扱っています。高速道路からも一般道路からもアクセスが可能で,平日は1,500人~2,000人,休日は2,000人~3,000人の来客でにぎわいます。
今回の販売開始にあたり,「おあしすファーム」担当の山田駿樹さんは,「愛知教育大学は非常に近い立地にあり,地域に根差した活動を共に盛り上げていける存在。『愛教大 梅』は相生ユニビオ株式会社と愛知教育大学が産学連携で作られ,当店の『地産地消』の理念に合致した商品です」と話しています。
皆さんも刈谷ハイウェイオアシスにお越しの際は,「おあしすファーム」で「愛教大 梅」をお買い求めください!
(広報課 副課長 古田紀子)
2020年11月12日 安全衛生委員会巡視強化月間における巡視を行いました。
2020年11月25日
11月12日(木),後藤博明理事(安全衛生委員会委員長)をはじめとする安全衛生関係職員による構内安全衛生巡視を実施しました。
この取り組みは,大学における安全衛生活動の一環として,安心?安全かつ快適に過ごしてもらえる環境を作るため,構内の巡視を行っているものです。今回の巡視では,特に新型コロナウィルス感染症予防を重点に,学生サポートセンター,第一共通棟,音楽棟,大学生協等の巡視を行いました。講義室や音楽棟では,実際の授業の様子も確認し,人が集まりやすい空間では榊原洋子准教授が換気シミュレーターを使い,二酸化炭素濃度を測りながら構内を点検しました。
対面による対応が必要な学生サポートセンターなどでは,飛沫シートを設置し,利用者の皆さんに安心して利用してもらえるように対策がされていました。また,学生が利用する講義室や大学生協では消毒除菌セットの常備やソーシャルディスタンスを確保した席の設置,定期的な換気に努めていることが分かりました。特に実技レッスンなどを実施するため飛沫感染のリスクが高い音楽棟については,パーテーションやサーキュレーターを増設し,より一層の対策が行われていました。本学では後期より対面授業と遠隔授業の両方を実施しています。今回の巡視メンバーからは「引き続き新型コロナウィルス感染症対策のため,講義の間など1時間に1回は十分な換気が必要である」などの声があり,新型コロナウィルス感染症対策の必要性を再確認する良い機会となりました。
今後も安全衛生活動に積極的に取り組み,健康の増進および安心?快適な修学?就業環境の形成,また,コロナ禍における新型コロナウィルス感染症対策についても継続的に取り組んでいきます。
(人事労務課 労務?福祉係)
2020年11月14日 「第14回科学?ものづくりフェスタ@愛教大」を開催
2020年11月26日
11月14日(土)愛知教育大学第一共通棟において,「第14回科学?ものづくりフェスタ@愛教大」を開催しました。
今回で14回目となる「科学?ものづくりフェスタ@愛教大」は,科学?ものづくり教育推進センターが主催する科学実験やものづくりの楽しさを体験してもらう毎年恒例の大人気イベントです。今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,事前予約制で規模を縮小しての実施でしたが,本学学生や教員以外にも,本学附属高等学校や愛知県立豊野高等学校,愛知県立春日井高等学校などの連携校や分子科学研究所からの出展など,合わせて27ブースの出展がありました。当日は好天にも恵まれ,約400人の来場者でにぎわいました。
今回はWeb上での事前予約制だったため,受付も混雑することなく,来場者は予約したブースに余裕を持って参加することができ,親子連れや友達同士でお目当てのブースを楽しみながら巡る姿が見られました。また,教員や教育支援専門職を目指す学生たちにとっては,子どもたちと触れ合う絶好の機会とあって,子どもたちに積極的に声掛けし,生き生きと立ち回る姿が印象的でした。
当日のアンケートには「新型コロナの影響で子どもと参加できるイベントが少ない中,今年も開催されて良かった」「来場者に楽しんでもらおうという学生さん達の心遣いがうれしかった」「来年もまた参加したい!」等の感想があり,今年も多くの方に満足いただけたフェスタとなりました。
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(地域連携課 地域連携係 石垣果恋)
2020年11月15日 愛知教育大学刈谷市移転50周年記念学長講演会,保護者懇談会,ホームカミングデーを同日開催しました。
2020年11月30日
今から50年前となる1970(昭和45)年,愛知教育大学はそれまで分校が設置されていた名古屋,岡崎から,現在のキャンパスが位置する刈谷市井ケ谷地区へと統合移転しました。これを記念し,11月15日(日),ホームカミングデーの開催にあわせて,愛知教育大学刈谷市移転50周年記念学長講演会を開催し,来賓,卒業生,在学生保護者,本学教職員など約100人が参加しました。
「これからの愛知教育大学と刈谷市」と題した講演で,野田敦敬学長は1970年からの本学の歩みを写真と年表を使って振り返りました。中には本学卒業生でもある野田学長が学生時代に大学祭で活躍している写真もあり,聴衆の笑顔を誘いました。さらに現在の本学のミッション,財務状況,学部?大学院改組などについて説明し,中長期のビジョン,目標の策定に向けて,本学を「子どもが身近にいて,教職の魅力を感じることのできるキャンパス」「教員等の養成,研修,教育や地域の課題解決に資する研究等で頼られる大学」にしていきたいと述べました。
続いて来賓を代表して稲垣武刈谷市長から祝辞をいただきました。「愛知教育大学は地域に深く根差した大学として刈谷市に欠かすことのできない存在となっている。この50年,教員はもちろんのこと,市役所へも有意な人材を輩出されて,順調に発展をとげられた。大学の先生方には諮問機関への参画や講習会の講師などでお世話になっており,これからも協力を賜りたい」との言葉をいただきました。
講演会後,卒業生らと在学生が研究内容を語り合う「学びの交流会」が,各教科に分かれて実施されました。シンポジウムや,卒業生による研究発表,教員による講演会など,教科の特色がよく出たイベントが大学教員を中心として行われ,卒業生,在学生が交流を深めました。
また,当日の午前には,本学に在籍する在学生の保護者に大学を知っていただくための「保護者懇談会」が実施され,約370人の保護者の方々が参加しました。教員との個別面談のほか,教務や就職担当職員などに質問できる質問コーナー,クラブ?サークルによる発表などが実施され,保護者の方々はそれぞれが希望するイベントに参加しました。
地域の方々,卒業生,保護者の皆様に,本学の歴史と現在を知っていただくことができた,充実した一日となりました。
(広報課 副課長 古田紀子)
2020年11月15日 井ケ谷地区役員と愛知教育大学との懇談会を開催しました。
2020年11月30日
11月15日(日)午後,本学講堂で開催された本学刈谷市移転50周年記念学長講演会に引き続き,本部棟第一会議室にて,井ケ谷町地区役員との懇談会を開催しました。井ケ谷地区からは野々山國廣地区長,近藤澄男市議,黒川智明市議,町内会,老人クラブ,婦人会,子ども会の役員,自主防災会から計19人,本学からは,野田敦敬学長はじめ,理事,学生支援?就職担当副学長,地域連携センター長,部課長ら,合わせて37人が出席しました。
懇談会では議事に先立ち,野田敦敬学長から,日ごろの本学への理解および協力に対する謝辞を述べた上で,年に1回,この懇談会を開催することで井ケ谷地区と活発に意見交換していきたいとの言葉がありました。これに対し,野々山地区長は,大学とどういった形で連携できるか,少しでも地区として大学の力になれればと思っていると述べられました。
続いて,井ケ谷地区より事前にいただいた17項目の要望,意見に沿って意見交換を行いました。それらの要望のうち,現在,災害発生時に指定避難場所として指定されている大学内の第一体育館および第二体育館に加え,さらなる避難場所の施設提供についての要望に関しては,本学危機管理室長でもある後藤博明理事から,「災害時に多くの教職員?学生が大学構内にいて,学内施設に避難することも想定されるため,刈谷市危機管理課とも協議し,早急に学内で検討し対応を進めていきたい」と回答しました。その他の意見として,町内の商店への利用向上,学生の町内活動への参加依頼など,地域との積極的なかかわりを期待する声がある反面,学生の車の運転や交通マナーの悪さ,あいさつを始めとする学生の生活態度など社会人としてのマナーの悪さへの厳しいご意見もありました。大学として真摯に受け止め,学長,理事および担当副学長から,一つ一つの事項に対して丁寧に回答しました。
大学からの要望としては,総務課長から,大学構内での通行に関する注意喚起や散歩の際のマナー遵守の依頼を行い,会の最後には本学キャンパスの地域利用?開放の在り方について,双方が意見交換しました。
なお,本懇談会開始前には,今年3月に職員宿舎から用途変更してリノベーションした国際教育棟や教育?人文棟1階に地域との連携窓口として開設されている地域連携センターおよび附属図書館等を近野由貴施設課長と大竹勝規地域連携課長が案内し,井ケ谷地区参加者からは普段立ち入る機会のない施設も見学することができたと大変喜ばれました。
(総務課 副課長 浅岡明美)