2020年10月17日,25日に『ひらめき☆ときめきサイエンス2020』を開催
2020年11月17日
日本学術振興会(科学研究費助成事業)『ひらめき☆ときめきサイエンス2020』を自然科学棟にて開催しました。
10月17日(土)に開催した,中?高校生を対象とした「ブラックホールの影が見えた!」(実施者:高橋真聡教授)では,中学生10人,高校生10人(うち3人はオンライン参加)が参加しました。
2020年ノーベル物理学賞の研究対象が「銀河系中心巨大ブラックホール」であったこともあり,参加者には大いに"ときめいて"いただきました。講義ではブラックホールについて理解を深め,さらにブラックホール観測を支える最先端の科学技術についても理解していただきました。あいにく天候が悪く天体観望会は中止となりましたが,本学学生による3Dシアター(プラネタリウム)上映を時間延長し,ひとときの宇宙の旅を楽しんでいただきました。
10月25日(日)に開催した中学生を対象とした「フィールドワークに行こう!-地層と化石の調査から大地の成り立ちを探る-」(実施者:星博幸教授)では,中学生19人が参加しました。
参加者は,教室で地層と化石の説明を聞き,学生アシスタントの補助を受けながら,各自で地層観察用の粒度版を作成したあと,大型バスで岐阜県瑞浪市の地層観察地へ向かいました。地層観察地では,作成した粒度版を使用して地層をつくる岩石の種類を調べたり,火山灰の地層を観察したりしました。化石採取地では,自分で掘り出した化石を調べて1800万年前の環境復元にチャレンジしました。
科学研究費助成事業による研究成果を,未来を担う若い世代にわかりやすく還元する『ひらめき☆ときめきサイエンス』に,参加者からは「知識を深めることができ充実した時間となった」「普段学べないことを体験でき楽しかった」という声が多く寄せられました。
(学術研究支援課 研究支援係 杉村和美)