2020年11月1日 深田山神社で松本昭彦教授が描いた新しい天井画がお披露目されました。
2020年11月05日
11月1日(日),秋晴れの下,豊田市の深田山神社で秋の大祭が開催され,美術教育講座 松本昭彦教授が新しく描いた天井画がお披露目となりました。
深田山神社では,昨年,本殿と拝殿を地区の100周年事業に合わせて改築し,その際に,松本教授が深田山地区とトヨタクラウンの歴史をつづる30枚の天井画を描いており,引き続いての依頼となりました。
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今回,松本教授が描いたのは,深田山神社のルーツとなる伊勢神宮と静岡県の秋葉神社です。「神様に故郷を懐かしんでもらいたい」ということで,この2枚の依頼となりました。前回の天井画では,クラウン以前の絵は扇形に,クラウン以降の絵は丸形に描きましたが,今回は,伊勢の神様と秋葉の神様が四方八方に幸せをもたらすように,八角形で描かれています。
天井画は松本先生が日ごろ描く西洋画の写実的な画法では描けず,図案化に苦労したそうです。昨年末に新しい2枚の絵の依頼を受けてからは,図書館に通って神社に関する資料集めを行ったり,平安時代の屏風絵や絵巻を研究したりして,アイデアスケッチを何十枚も描きました。それらをもとに,緑,茶色,金色といった日本の伝統的な色使いで着色しました。
今回のお披露目に,深田山神社改築委員会の神谷教正さん,杉浦勝さんは「神様も満足しておられることでしょう。これで絵天井も完成です」とお話くださいました。
(広報課 副課長 古田紀子)