2020年11月9日 令和2年度総合防災?防火訓練を実施
2020年11月15日
11月9日(月)に,令和2年度総合防災?防火訓練を実施しました。
今年度は,新型コロナウイルス感染症対策のため,訓練参加者の接触をできるだけ避けるように配慮し,緊急地震速報システムの放送テストや安否確認システムによる全学生?教職員の安否確認訓練,非常時の参集を想定した情報伝達訓練を行いました。
また,例年より規模を縮小して,事務職員で組織する自衛消防隊の隊長,班長,副班長および一部の職員による総合訓練シミュレーションを行いました。訓練は午後3時に教育未来館での打合せ中に直下型地震が発生したという想定で実施しました。自衛消防隊の統括管理者である後藤博明理事(総務?財務担当)が現地にて非常災害対策本部を設置し,自衛消防隊の各班長?副班長に対して「状況の報告および今後の対応の検討のため教育未来館に集合せよ」と無線機で指示を行いました。
訓練参加者は業務をしていた場所から教育未来館に集合し,まず自衛消防隊各班長が統括管理者の後藤理事に状況報告を行いました。その後,教育未来館の3階から出火し,駆けつけた消防車がキャンパス北側のループ幹線から消火活動を開始したという想定で,緊急時の避難路としても整備された教育未来館の南側にある坂「(通称)未来坂」を下って,避難し,点呼の上,全員の無事を確認しました。
最後に,後藤理事から,「訓練は現実の災害を想定して行うことが大事であり,本日のようにできるだけ現実に近い形で行う必要があります。それを念頭において今後もさまざまな危機管理への対応をお願いします」との講話がありました。
今回の訓練は規模を縮小して行いましたが,参加者の防災への関心を高めること,また,会議室や教室に誘導灯やヘルメットの常置が必要であるなど,訓練の成果が得られました。
(総務課 危機管理係長 鬼頭裕一)