News & Topics:2021年07月掲載分
- 2021年6月22日 令和3年度「iPadを活用した自主研修会」を開催しました。
- 2021年6月24日 附属高校生を対象とした附属図書館ガイダンスを実施
- 2021年6月24日 第21回花プロジェクトを実施しました。
- 2021年6月26日 2021年度 大学版ものづくり教室「金属を溶かしてタグを作ろう」を開催しました。
- 2021年6月25日 附属特別支援学校児童によるキッチンカーでの購入体験を実施しました。
- 2021年6月15日 本学学生が豊田高校にて大学での学びについて話しました。
- 2021年6月分 本学掲載の新聞記事紹介
- 2021年6月24日 瀬戸SOLAN小学校アフタースクールでタブレットなどを活用したワークショップを企画?実践
- 2021年7月8日、9日 名古屋経済大学高蔵高校生徒へ特別講義&コラボ授業
- 2021年6月30日 全学FD「デジタル教科書勉強会~デジタル教科書の現状と課題~」を開催
- 2021年7月8日 第67回全日肖展で教育実践高度化専攻1年生の横山鉄郎さんが新人賞を受賞
- 2021年7月5日~9日 附属図書館にて「論文の探し方講座」を開催
- 2021年6月29日 SDGsの普及?啓発を推進する学生団体SAGAが教育ガバナンス概論とコラボレーション授業を実施
- 2021年6月3日~7月16日 附属図書館にてテーマ展示「キャリアデザインについて考えよう」を開催しました。
- 2021年7月15日 本学職員の向井健人さんが東京オリンピック女子バスケットボールカナダ代表チームに和の手品を披露
2021年6月22日 令和3年度「iPadを活用した自主研修会」を開催しました。
2021年07月 1日
GIGAスクール構想によって、各小中学校において児童生徒1人1台タブレットが整備されました。ICTを最大限活用し、個別最適化された学びを実現できるような実践的なアイデアや技術を学ぶことをねらいに、教職キャリアセンター教員研修部門は、令和3年度「iPadを活用した自主研修会」(全9回)を主催し、6月22日(火)、第1回目の研修会を開催しました。
はじめに、主催者である技術教育講座 磯部征尊准教授が、GIGAスクール構想の導入とその背景について講演しました。その後、講師として招いた名古屋市立如意小学校の友松功先生からは、「授業づくり(全教科)×ICT」をテーマに、授業におけるタブレットの効果的な活用方法について講演していただきました。
友松功先生の講演では、①タブレットを活用した国語科の学習、②動画と書き込み機能を使った体育学習、③タブレットを使った英語の学習、④QRコードを活用した算数科の学習、⑤ロイロノートを使った社会科の学習、⑥プログラミング的思考を育むロボット教材の6つの実践紹介がありました。参加者も実際にiPadを操作して体験的に学ぶことができ、明日の授業からすぐに使える技を学ぶことができる実りある会になりました。
第2回は、7月8日(木)18時30分からを予定しています。
※第3回以降の研修会は申し込みを受付中です。(申し込み期限は各開催日の一週間前まで)
(教育学研究科 教育実践高度化専攻(教職大学院)1年 日比野浩規)
2021年6月24日 附属高校生を対象とした附属図書館ガイダンスを実施
2021年07月 1日
6月24日(木)、附属図書館で、附属高校2年生15人を対象に附属図書館ガイダンスを行いました。
これは、附属高校より「授業時間を使って『探究活動のツールとしての図書館』のガイダンスを行ってほしい」との要望を受け、大学と附属学校の連携の一環として実施したものです。
当日、附属高校生たちは、実際に館内を巡りながら、図書館職員から資料の配架場所や図書館の利用方法について説明を受け、また、館内メディアコモンズにて蔵書検索の解説を聴講しました。短時間ではありましたが、参加者は説明に熱心に耳を傾け、図書館利用について理解を深めました。
探究活動における図書館の有用性を学び、今後の学修に役立つガイダンスとなりました。
(学術研究支援課 資料利用係 高瀨菜津)
2021年6月24日 第21回花プロジェクトを実施しました。
2021年07月 1日
6月24日 (木)、第21回花プロジェクトを実施しました。「花プロジェクト」は2012年1月から、大学構内の環境美化の一環として始めた活動で、今回で21回目の開催となります。当日は野田敦敬学長をはじめ、理事や有志の学生も参加し、快晴の下総勢約60人で行いました。会話を控えるなどの感染症対策を意識しながら、楽しく構内にある花壇の植栽を行いました。
今回植えた花苗はサルビア、マリーゴールド、ベゴニアの3種類約700株で、植え終わった後は紫や黄色、赤、白、ピンクの花が並ぶ、夏らしい彩り豊かな花壇となりました。
7月24日(土)、25日(日)のオープンキャンパスでは、花いっぱいのキャンパスで皆さまをお出迎えします。
(施設課 施設企画係 宮脇珠英)
2021年6月26日 2021年度 大学版ものづくり教室「金属を溶かしてタグを作ろう」を開催しました。
2021年07月 2日
6月26日(土)、技術教育講座の本多満正教授と研究室の学生が講師となり、大学版ものづくり教室を開催しました。この教室は、子どもたちがものづくりに触れ、慣れ親しんでもらうことを目的として毎年実施していますが、今年度はコロナウイルス感染拡大の影響で、全4回のうち2回が開催中止となりました。今年度2回目のテーマは「オリジナルキーホルダーのタグをつくろう!」で、4人の子どもたちが参加しました。
オリジナルのタグは、好きな形に切り抜いたゴム板を2枚の木材の間に挟んで型を作り、そこに溶けた金属を流し込んで作成します。本多ゼミの学生が下絵の描き方や注意事項を説明すると、子どもたちは楽しそうに思い思いの絵を熱心に描き始めました。
その後は子どもたちの進み具合に合わせて、学生たちがサポートしながら、ゴム板の切り抜き、木材への挟み込みなど、型作りの作業を進めました。型作りは子どもたちにとって長時間の作業となりますが、飽きることなく一生懸命取り組んでいた姿が印象的でした。
完成した型に金属を流し込む作業は学生が担当し、子どもたちは自分の型に、溶けた金属が流し込まれる様子を、身を乗り出して見つめていました。また、中学生の参加者から「溶けている金属は何ですか?」と、金属の種類に関心をもった質問もありました。
20分程で冷めて固まった金属の不要な部分(バリ)を切り落とした後、子どもたちは出来上がったタグをヤスリで磨き、キーチェーンをつけて完成するまで、夢中になって取り組んでいました。自分の作ったタグを付き添いの保護者に見せる子どもたちの笑顔はとても誇らしげでした。
(技術教育講座 教授 本多満正)
2021年6月25日 附属特別支援学校児童によるキッチンカーでの購入体験を実施しました。
2021年07月 2日
附属特別支援学校は、児童?生徒の社会における生活訓練や体験を含めた行事を行っています。6月25日(金)には、体験行事として、NPO法人「葵風(あおいかぜ)」(岡崎市岩津町)のスタッフの方々に協力いただき、小学部の児童12人へのキッチンカーによる手作り弁当の購入体験を行いました。
キッチンカーによる購入体験は、中学部や高等部の生徒たちを対象に行っていますが、小学部の児童たちにとって、今回が初めて一人で行う購入体験となります。12人の児童たちは、興味津々に揚げ物やサラダの入った5種類の弁当の中から、自分が好きな弁当を注文し、お金やチケットをスタッフの方に渡し、お礼を伝えました。児童たちからは、うれしさや達成感を味わう様子が見られました。
この日は、中日新聞の取材もあり、本校教員やキッチンカーのスタッフの方々が取り組みについて答えました。取り組みの様子は、6月26日(土)の中日新聞朝刊(西三河版)で紹介されました。
今後も児童に対しいろいろな体験を行っていきたいと思います。
(附属特別支援学校 教諭 鈴木哲也)
2021年6月15日 本学学生が豊田高校にて大学での学びについて話しました。
2021年07月 2日
6月15日(火)、愛知県立豊田高校からの依頼を受け、本学中等教育教員養成課程 学校教育科学専攻(キャリア教育学修領域)の学生6人が進路指導?キャリア教育での学びを生かして、高校生に大学で学びや進路選択仕方、大学進学に対する向き合い方などについて話しました。
豊田高校では、今年初めての試みとして3年生の生徒が大学生と直接対話をする機会を設け、進学について考える機会としてもらう取り組みを企画。事前に進路指導担当の先生方が本学へ来校され、高校の生徒たちのニーズをお伝えいただくとともに、参加する大学生の経験や学びを丁寧に聞き取っていただいた上で生徒たちとマッチングし、当日のグループを組んでいただきました。
本学だけではなく、複数の大学が参加する中、6人の学生たちは普段学んでいる進路指導やキャリア教育の専門知識も踏まえた上で、これからどのように進路選択をしていけばよいか、本学ではどのような学びができるのかについて高校生たちに熱心に話をし、両者にとって良い学びの機会となりました。
当日はコロナウイルス感染症予防対策をした上で、生徒数人に大学生一人という小グループで話をしましたが、はじめは緊張気味だった高校生たちも、本学の学生が事前に先生方からいただいた情報を基に高校生たちの関心に合わせて話をしたこともあり、次第に打ち解け、終わるころには「もっと大学について調べてみたい、考えてみたい」という声や「実際にオープンキャンパスにも参加したい」という声も上がっていました。
また、「パンフレットやウェブサイトだけでは分からなかったことがいろいろと聴けて良かった」という声もあり、今後も直接高校生と対話する機会を持つことができたらと感じる時間となりました。
(学校教育講座 准教授 高綱睦美)
2021年6月分 本学掲載の新聞記事紹介
2021年07月 6日
2021年6月に掲載された本学にかかわる新聞記事は7件、テレビ番組は2件、ラジオ番組は1件、情報誌は1件です。
この他に紹介された記事等があれば広報課まで情報をお寄せください。
新聞記事
- 豊橋南高校教育コースの課題研究中間発表会が5月29日(土)にオンラインで開催され、生徒たちが理科教育講座の大鹿聖公教授らに指導を受けました。
【5月31日(月)東海日日新聞】
- *このニュースは豊橋ケーブルネットワーク「[ティーズ]HOTステーション」でも紹介されました。(6月2日(水)配信)
- 刈谷市役所食堂に、市内の児童が制作した食生活をテーマにした四コマ漫画などの作品が展示されているという記事の中で、どの作品も2006年に本学で誕生した食育推進キャラクター「食まるファイブ」を登場させていることが特徴であると紹介されました。
【6月25日(金) 読売新聞朝刊29面】
- 全日本大学駅伝の地区選考会開催の記事の中で、エントリーしていた本学と愛知工業大学が新型コロナウイルス拡大の影響で棄権したことが掲載されました。
【6月15日(火) 朝日新聞朝刊17面】
- 学生スタッフによる企画記事「学ぶ コロナ下の恋愛事情」の記事の中で、学校教育講座の中井大介准教授のコメントが掲載されました。
- みよし市が愛知工業大学と包括連携協定を締結したという記事の中で、みよし市が同様の協定を締結した他大学として本学が紹介されました。
- 6月7日(月)に幼児教育専攻の学生と教員らで行ったじゃがいも掘りの様子を、附属幼稚園の幼児に向けてオンライン配信したことが紹介されました。
- 新型コロナウイルスワクチンの大学接種について東海3県の大学の対応が紹介され、本学は「実施するかどうか検討中」に掲載されました。
テレビ番組
- 6月2日(水)放送 豊橋ケーブルネットワーク「[ティーズ]HOTステーション」
5月29日(土)に開催された「豊橋南高校教育コースの課題研究中間発表会」の様子が放送されました。
- 6月5日(土)放送 NHKテレビ「ウイークエンド中部」
番組内の企画NHK SDGsキャンペーン「みんなでSDGs」で身近で行っているSDGsの活動を紹介するコーナー「My SDGs」の中で本学の学生団体「SAGA(サーガ)」の取り組みが紹介されました。
ラジオ番組
- 6月29日(火)放送 CBCラジオ「多田しげおの気分爽快~朝からP?O?N」
今話題の出来事について、専門家が解説するコーナーに理科教育講座の渡邊幹男教授が電話で生出演しました。
今回のテーマは「葦毛湿原」。豊橋市にある湿地帯で、最近国の天然記念物に指定されたためテーマに取り上げたとのことです。渡邊教授の解説によると湿原は放置しておくと森林化してしまい湿地帯でなくなってしまうため、保護活動が必要とのこと。葦毛湿原も10年ほど前に森林化してしまったところを地元の有志や行政の尽力で回復したという経緯があり、今回の天然記念物の指定に至ったのではないかと解説されました。ちなみに、渡邊教授は愛知県文化財保護審議会の委員も務めています。
情報誌
- 刈谷駅前商店街地域密着型情報誌「AQUA」」
◆愛知教育大学の活動報告として、令和3年度入学式の様子とオリジナル梅酒「愛教大 学長 梅酒」の販売開始のニュースが紹介されました。
◆駅前商店街が本学と連携して行っている「南桜街園オブジェ」の令和3年度前期の展示が始まり、学生の作品4点が10月頃まで展示されています。
(広報課 広報?渉外係 飯濱美樹)
2021年6月24日 瀬戸SOLAN小学校アフタースクールでタブレットなどを活用したワークショップを企画?実践
2021年07月 6日
6月24日(木)、今年開校した瀬戸SOLAN小学校(愛知県瀬戸市)のアフタースクールで、本学の学生5人がタブレットを活用したワークショップを企画し、子どもたちと共に実践しました。
この企画は、瀬戸SOLAN小学校から「子どもたちが大学生とかかわることで人間関係の幅を広げると同時に、教師を目指す学生たちが多様な教育の在り方に触れ、子どもたちとかかわる場を持ってもらえたらよいのではないか」という依頼?提案を受け、学校教育科学を専攻している学生を中心とした有志で企画をゼロから考え実施したものです。
当初学生たちは、自分たちがこれまでに経験した学校教育や活動をイメージしてワークショップを企画し始めましたが、事前の打ち合わせも兼ねて訪問した同校で、英語やICTを活用しながら学ぶ子どもたちの様子を見せていただき、もっと新しい挑戦を取り入れたいと考えなおした様子。最終的に子どもたちが少人数のグループごとに分かれ、タブレットを持ってQRコードを読み込んで課題に取り組んでいく「フィールドビンゴ」とリサイクル品を活用したモノづくりを組み合わせた活動に取り組んでもらいました。
同校の「ラーニングセントラル」と呼ばれるオープンスペースをうまく活用してQRコードを隠したフィールドビンゴでは、子どもたちは手慣れた様子でタブレットをかざして課題を表示し、グループの友だちと協力して課題に取り組む姿も見られ、学生たちが色々と工夫をしたかいのある活動ができました。
自分たちで考え工夫したり配慮したことが生かせた場面や、子どもたちの予想しない反応に苦戦した場面、両方ありましたが、こうやって挑戦する機会をいただけたことは、これから実習に参加したり教員を目指していく学生たちにとって貴重な学びの場になったことと思います。
【当日の様子】
2021年7月8日、9日 名古屋経済大学高蔵高校生徒へ特別講義&コラボ授業
2021年07月13日
理科教育講座の大鹿聖公教授の教え子である本学の卒業生が、名古屋経済大学高蔵高校の教員であることが縁で、毎年高蔵高校2年生の生徒が本学で大学生と一緒に講義を受けるというコラボ授業を行っています。
昨年新型コロナウイルスの影響で2年生が受ける予定だったこの授業が中止になったため、3年生になった今年、大鹿教授の提案で「SDGs」をテーマにした特別講義が7月8日(木)に行われました。また翌日9日(金)には、2年生の生徒が恒例の大学生とのコラボ授業「環境教育2 エネルギーミックスを考えてみよう」に臨みました。
まず3年生が受講した「SDGs」をテーマにした特別講義では「街づくりをとおしてSDGsを考える」としてグループ学習を行い、グループごとに相談しながら「2030年にSDGsを達成できる街」を紙面上に作りました。また学生がトランプやジェンガを使って作ったゲーム感覚でSDGsを学ぶ教材も紹介され、高校生たちは楽しみながらもSDGsを自分ごととして身近に考える体験ができました。
一方翌日に行ったコラボ授業では、大学生と高校生がペアになって風力、原子力、水力、火力、太陽光のエネルギーを組み合わせたエネルギーミックスのいろいろなパターンで1日の発電量をシミュレーションするという学習を行いました。最初は緊張気味だった高校生も大学生のリードですぐに打ち解け、時折笑い声が起こる中さまざまな視点からエネルギーミックスを評価していく授業に真剣に取り組みました。
また授業のほかに両日ともに学食体験や施設見学も行い、高校生たちは一日キャンパスライフを満喫しました。
(広報課 広報?渉外係 飯濱美樹)
2021年6月30日 全学FD「デジタル教科書勉強会~デジタル教科書の現状と課題~」を開催
2021年07月13日
教育現場ではGIGAスクール構想の推進により、児童?生徒へのタブレット端末が配布されるなど教育環境の変化が進んでいます。この変化する教育現場で活用されるデジタル教科書の現状とその課題について学び、教育大学として果たすべき教育研究を考えるために、6月30日(水)、東京書籍株式会社の顧問 川瀬徹氏を講師としてお招きし、「デジタル教科書勉強会~デジタル教科書の現状と課題~」を開催しました。
デジタル教科書とは、今までは紙の教科書の内容をそのまま記録したものを指しましたが、今回の勉強会では、統計データのグラフが動き、その後を予想して書き込むような思考力を鍛える仕組みや、説明の難しい用語に付けられた視覚的理解のための動画解説など、デジタルならではの機能を生かしたものを紹介いただきました。教室の電子黒板ではなく自分の端末で見ることができるため、オンライン授業のみならず自習にも活用できるとのことです。
また、参加者が算数の面積の問題を紙面で解く場面もありました。図形を切ったり増やしたりといった紙面では難しい作業も、デジタル教科書では容易に行えて回答が導きやすい様子が見られました。
終了後の参加者のアンケートでは、「学生がデジタル教科書に触れる機会を増やすことが大事」「デジタル教科書を自身の講義でどう活用するべきか想像できた」などの感想が寄せられました。
今回の勉強会は教職員の関心が高いテーマで約100人の参加申込がありました。当日参加ができなかった教職員にはオンデマンド配信で受講してもらい、学びを深めます。
(学術研究支援課 プロジェクト支援係 大森智子)
2021年7月8日 第67回全日肖展で教育実践高度化専攻1年生の横山鉄郎さんが新人賞を受賞
2021年07月14日
7月8日(木)、「第67回全日肖展」の受賞作品に対する授賞式が執り行われ、新人賞を受賞した教職大学院 教育実践高度化専攻1年生の横山鉄郎さんが出席しました。
「全日肖展」は、国内唯一の肖像美術専門の美術団体である全日本肖像美術協会が主催する肖像画の公募展です。今回は、7月2日(金)から東京都美術館で応募作品の展示会が開催され、最終日の8日(木)に授賞式が執り行われました。
横山さんに今回の受賞や作品について聞きました。
―受賞の感想をお聞かせください。
単純にうれしかったです。賞という、誰にでも分かりやすい形で評価してもらうのは今後の励みになります。親は「何のこっちゃ」という感じでしたが、それでも喜んでくれました。
個人としては、受講している美術教育講座の先生方が褒めてくださったのがうれしかったです。
―これまで肖像画制作に取り組んだことはありましたか。
肖像画の制作も、公募展に応募したのも今回が初めてです。
―受賞作品について教えてください。
単純に人間を描くのが好きなのと、自分の中で「ある程度リアリズムで描けるんだぞ」という自信をつけておきたかった、というのが今回の制作の主な動機です。 一番描くのが難しいとも言われる「人間」というモチーフを描くことができれば、その他はまぁ描けるだろうという感じです。実際そんな簡単な話ではないと思いますが。 ただ絵として(肖像画として)美しく描くということだけを意識しましたが、意図せず想いが入ってしまった所はあると思います。
―特に、工夫した点や注目してほしい点はどこでしょうか。
手です。私は顔を描くより手を描くことの方が難しく、その分悩んで描いたので見てもらえたらうれしいです。今見ると女性の割にゴツゴツした手になっているので、次はもっと上手く描きたいなぁと思っています。
―受賞を受け、今後の展望を教えてください。
自分の中で肖像画は、今後絵を描いていく中での「土台」のような認識でしたが、授賞式で見たプロの肖像画は私のそのような認識を一変させました。生涯をかけて極める価値と深さのあるものだという風に感じました。これから私が肖像画を極められるかは分かりませんが、肖像画の魅力に魅せられていることは確かなので、しばらくは肖像画を制作していくと思います。
今回このような記事にしていただきありがとうございました。
また、今回の受賞を受けて、指導にあたった美術教育講座の松本昭彦教授からは「横山君が学部2年生のときに描いた人物画も、4年生の卒業制作で描いた50号の人物画も、人物の肌の表現手法がとても美しかった。彼はヴァルール(色価)*を見抜く力と描き分ける力を高いレベルで持っている。今後は技法?材料に関する知識と、背景の作り方についてさらに研さんを積み重ねてほしい」とコメントがありました。
*距離の違いを色みや明度差で表現すること
横山さんの描く肖像画をもっと見てみたいですね。今後ますますのご活躍を期待しております。
(広報課 広報?渉外係 社本真里)
2021年7月5日~9日 附属図書館にて「論文の探し方講座」を開催
2021年07月14日
7月5日(月)~9日(金)に「論文の探し方講座」(全10回)を附属図書館にて開催しました。
これは、卒業論文やレポート作成の支援を目的として企画している図書館独自の説明会です。図書館で利用できる論文データベースの紹介、効率的な論文の探し方や入手方法などについて、実習を織り交ぜて解説しました。
解説後、参加者は任意のキーワードで検索実習を行い、データベースの使い方、論文を探すフローチャートを確認しながら、興味のある論文について熱心に調べていました。
参加者の感想からは、「データベースの具体的な見方や取り寄せ方が分からなかったので、参考になった」「もっと早く参加すればよかった」「卒論作成に向けて活用したい」など、満足度の高さがうかがわれ、今後の大学生活に役立つ説明会となりました。
(学術研究支援課 資料利用係 高瀨菜津)
2021年6月29日 SDGsの普及?啓発を推進する学生団体SAGAが教育ガバナンス概論とコラボレーション授業を実施
2021年07月19日
6月29日(火)、教育ガバナンスコース3年生対象の授業「教育ガバナンス概論」(担当 教育ガバナンス講座 風岡 治教授)の第8回「教育行政とSDGs」が実施されました。この授業は教育、学校の現場において、ガバナンス概念がどのように導入され、運用されているのかをさまざまな事例を通して学ぶ授業で、風岡教授の呼び掛けにより、SDGsの普及?啓発を推進する学生団体SAGA(サーガ)とのコラボレーション授業が実現しました。
最初に、風岡教授よりSAGAメンバーが紹介され、SAGAメンバーから、「『SAGA』とは子ども(小中学生)に向けた授業や教材などを通して、SDGsの普及?啓発を推進する本学の学部生?大学院生のよる活動団体である」との説明がありました。次いで、SAGAが開発した3つSDGs教材「生態系ピラミッド8並べ」「バイオミミクリー(生物模倣)トランプ」「SDGsすごろく」について紹介がありました。
次に、風岡教授より本授業の趣旨説明があり、教育ガバナンスコース3年生がICT端末を使って、SDGs教材「SDGsバーチャルまちづくり」で「17の目標」をクリアしようと、創意工夫を凝らしながら、まちづくりに取り組みました。その後、自分の作ったまちをセルフチェック表で確認し、その気づきを周りの人と共有し、建物とSDGsの目標がどのように関連しているかについて話し合いました。
授業中に、風岡教授から「みんな、それぞれ違うまちが作られていて面白い。どれも正解ですね!」という言葉があり、このまちづくりがSDGsを学ぶための過程であり目標ではないことが示されました。自由にまちづくりに取り組める雰囲気づくりや、柔軟な発想を大切にする風岡教授の学生に寄り添う姿勢がうかがえました。
授業後のアンケートでは、「難しいと思っていたSDGsを身近に感じることができた」「17の目標の意味について詳しく理解できた」「ICT端末を使った授業は目で見て分かりやすく、何度でもトライできるから楽しい」などの感想が寄せられました。
今回の授業で、まちにあるさまざまな建物とSDGsの目標との関連性を学ぶことができたとともに、学校事務や教育にかかわる自治体職員を志望する学生にとって、今後どのように教育行政に生かすことができるかを考えるきっかけの一つになったと思います。
(広報課 副課長 長谷川由香)
2021年6月3日~7月16日 附属図書館にてテーマ展示「キャリアデザインについて考えよう」を開催しました。
2021年07月19日
6月3日(木)~7月16日(金)に、テーマ展示「キャリアデザインについて考えよう」を附属図書館にて開催しました。
テーマ展示は、特定のテーマに沿った図書を約50冊集め、期間限定で展示する企画です。
今回のテーマである「キャリアデザイン」とは、仕事を通して自分の理想的な働き方や生き方を設計し、実現していくことです。教員の働き方や授業の仕方に関係する図書だけではなく、愛知県内の企業の社長に関する図書や新しい働き方を推奨する図書など、キャリアに関係する図書を幅広く集めました。
愛知県での教員採用試験が7月中旬に行われることから、学生に教員としての働き方や将来の就職先を考えるきっかけになればと思い企画しました。
図書館に訪れた学生は、立ち止まって展示を眺め手に取り、実際に図書を借りていく学生もいました。
今後も、学生のためになるテーマ展示を企画する予定です。
(学術研究支援課 図書館運営室 総務?受入係 向井健人)
2021年7月15日 本学職員の向井健人さんが東京オリンピック女子バスケットボールカナダ代表チームに和の手品を披露
2021年07月29日
刈谷市では、東京2020オリンピック競技大会でのバスケットボール女子カナダ代表チームの事前合宿地として、代表チームへさまざまなおもてなしの取り組みが行われました。7月15日(木)には、刈谷市および日本文化の紹介を伴うオンライン交流会が開催され、本学職員の向井健人さんが、女子バスケットボールカナダ代表チームに和の手品「和妻」(わづま)を披露しました。
向井さんは本学職員として働きながらマジシャンとしても活動しており、イタリア国際大会優勝や世界大会元日本代表の実績を持っています。
当日は、刈谷市女性の会連絡協議会による生け花や、抹茶、着物などの日本文化の紹介や、愛知県立刈谷東高等学校の折り紙部による4~5万羽の折り鶴で作った巨大な折り紙作品の紹介が行われた後、向井さんとパートナーの志歩さんによる日本伝統の手品「和妻」が披露されました。「扇子の舞」「桜吹雪」「傘出し」の3演目を行い、手品の驚きと美しさに、選手たちからは感嘆の声が上がっていました。
選手からは「作品を完成させるのにどれくらい時間がかかりましたか」「途中で出てきた般若面には何か意味がありますか」などの質問があり、向井さんは日本文化の説明を交えながら答えました。
向井さんは「東京でのオリンピック開催が決まったときから、オリンピックに関連する事業で自分の演技を海外の方に披露したいと思っていました。夢がかなって感無量です。また、桜の美しさや儚さを和紙で表現した演目『桜吹雪』は海外の方が日本の桜を楽しめるように最近創作したもので、カナダ代表チームの方々に披露できて良かったです」と話しました。
(学術研究支援課 図書館運営室長 加藤昌)