2021年6月26日 2021年度 大学版ものづくり教室「金属を溶かしてタグを作ろう」を開催しました。
2021年07月02日
6月26日(土)、技術教育講座の本多満正教授と研究室の学生が講師となり、大学版ものづくり教室を開催しました。この教室は、子どもたちがものづくりに触れ、慣れ親しんでもらうことを目的として毎年実施していますが、今年度はコロナウイルス感染拡大の影響で、全4回のうち2回が開催中止となりました。今年度2回目のテーマは「オリジナルキーホルダーのタグをつくろう!」で、4人の子どもたちが参加しました。
オリジナルのタグは、好きな形に切り抜いたゴム板を2枚の木材の間に挟んで型を作り、そこに溶けた金属を流し込んで作成します。本多ゼミの学生が下絵の描き方や注意事項を説明すると、子どもたちは楽しそうに思い思いの絵を熱心に描き始めました。
その後は子どもたちの進み具合に合わせて、学生たちがサポートしながら、ゴム板の切り抜き、木材への挟み込みなど、型作りの作業を進めました。型作りは子どもたちにとって長時間の作業となりますが、飽きることなく一生懸命取り組んでいた姿が印象的でした。
完成した型に金属を流し込む作業は学生が担当し、子どもたちは自分の型に、溶けた金属が流し込まれる様子を、身を乗り出して見つめていました。また、中学生の参加者から「溶けている金属は何ですか?」と、金属の種類に関心をもった質問もありました。
20分程で冷めて固まった金属の不要な部分(バリ)を切り落とした後、子どもたちは出来上がったタグをヤスリで磨き、キーチェーンをつけて完成するまで、夢中になって取り組んでいました。自分の作ったタグを付き添いの保護者に見せる子どもたちの笑顔はとても誇らしげでした。
(技術教育講座 教授 本多満正)