News & Topics:2019年12月掲載分
- 2019年11月10日 創立70周年記念式典を開催
- 2019年10月24日 改組 新 第6回日展で芸術教育専攻2年 柴田さんが入選
- 2019年11月16日 第13回科学?ものづくりフェスタ@愛教大を開催
- 2019年11月14日 令和元年度総合防災?防火訓練を実施
- 2019年11月23日 生駒野外実習地で芋掘り大会実施
- 2019年12月1日 大学改革シンポジウム「教員養成の未来像を語る-AI時代を見据えた課題と展望-」を開催しました。
- 北村ゼミの学生が第17回World Materials Day Award 第2部門賞を受賞
- 2019年11月22日 井ケ谷地区役員と愛知教育大学との懇談会を開催
- 2019年11月分 本学掲載の新聞記事紹介
- 2019年12月12日 愛知県ユネスコスクール指導者研修会を開催
- 2019年12月14日 「高校生とともに教師の魅力を考えるフェスタ2019 -学校の先生になるって,どういうこと?-」を開催しました。
- 2019年11月21日 令和元年度愛知教育大学永年勤続者表彰式を行いました。
- 2019年11月10日 AUE学生チャレンジ?プログラム2019採択企画「パラスポーツ運動会」を開催しました。
- 2019年11月27日 AUE学生チャレンジ?プログラム2019採択企画「フィリピン支援への第一歩~支援の輪を広げる~特別講演会」を開催しました。
- 2019年11月27日 第18回AUEアカデミックカフェを開催
- 2019年12月4日 教職キャリアセンター教科教育学研究部門講演会「教職大学院カリキュラムにおける教科教育の在り方」を開催
- 2019年12月13日 多文化体験活動「緊急対応シミュレーション訓練」を実施
- 2019年12月14日 外国人児童生徒支援リソースルーム フォーラム「子どもを応援できる社会に向けて何ができるか~保護者とともに~」を開催
2019年11月10日 創立70周年記念式典を開催
2019年12月 3日
1949年に開学した愛知教育大学は,1970年の刈谷市井ケ谷地区への統合移転を経て,本年,創立70周年を迎えました。創立70周年の節目の年を記念し,11月10日(日)午前10時から,創立70周年記念式典および記念講演会を本学講堂にて挙行しました。
式典には約460人の来賓,卒業生,在学生,本学教職員の参加があり,盛大に創立70周年という節目を祝いました。
式典は,後藤ひとみ学長の式辞で始まり「多くの皆様にご入学いただき,教員の資質能力の高度化に資する大学,地域に開かれ愛される大学として,教職員が一丸となって努めていきます」と述べました。
来賓を代表して萩生田文部科学大臣(代読:文部科学省高等教育局長),元文部科学副大臣 丹羽秀樹 衆議院議員,愛知県知事(代読:愛知県教育委員会教育長)から祝辞をいただきました。
最後に,1949年から始まった愛知教育大学の歴史を「70年のあゆみ」として,菅沼教生研究?人事担当理事が紹介しました。
式典に引き続き,井村屋グループ株式会社 代表取締役会長 浅田剛夫氏による「井村屋の独創性と挑戦 ~強くて,しなやかで,魅力ある会社を目指す特色経営~」と題した記念講演が行われ,井村屋グループ株式会社と愛知教育大学の共通点など,時にユーモアを交えた講演に,聴衆が聞き入りました。
午後は,ホームカミングデーとして在学生と卒業生が共に学び交流する「学びの交流会」を開催しました。大学教員が中心となり,17講座が教科研究会やパラスポーツ運動会などを企画したところ,約580人の参加があり,充実した企画となりました。
(学長の式辞は「学長室だより」に掲載される予定です。)
(総務課 総務係 酒井加奈子)
2019年10月24日 改組 新 第6回日展で芸術教育専攻2年 柴田さんが入選
2019年12月 6日
10月24日(木),改組 新 第6回日展 第3科 彫刻の結果が発表され,本学の教育学研究科 芸術教育専攻2年の柴田茜さんが作品「地平」で入選しました。昨年に続いて2度目の入選です。
初めて尽くしの中で計算外の成果が多かった昨年の日展。どっしりとした男性像を制作し入選しました。そこで陳列された作品を見て,自身が得意とするのは「分量」をつけることだと気付き,同時に自分の武器はまだそれしかないと感じたそうです。今年の作品も男性像ですが,図らずもモデルは筋肉質でも細身でスラッとした男性で,「分量」を武器とする柴田さんの得意なタイプではありませんでした。しかし,その苦手に向き合い,量をつけるのではなく,洗練した形にしたいと制作に挑みました。その結果,「特にトルソー部分は,形を写し取るのではなく,理解し,強調する部分とそうでない部分の整理をうまく行うことができました」と柴田さん。
また,力試しの気持ちで挑戦できた昨年とは違い,今年の日展では期待やプレッシャーも感じていました。そのような中,自分を客観的に見ることができるようになり,「何を表現したいか」「何を狙って作るか」を考え制作して果たした入選は大きな喜びとなりました。
柴田さんは来年度から教員として社会に出て行く予定です。「小さい作品でもよいので,彫刻の作品を作り続けたいです」と話しています。柴田さんの作品が展示される名古屋での巡回展は来年の1月29日(水)~2月16日(日)に愛知県美術館ギャラリーで開催されます。
(広報?地域連携課 副課長 古田紀子)
2019年11月16日 第13回科学?ものづくりフェスタ@愛教大を開催
2019年12月 6日
11月16日(土)愛知教育大学第一共通棟および附属図書館において,「第13回科学?ものづくりフェスタ@愛教大」を開催しました。
今回で13回目となる「科学?ものづくりフェスタ@愛教大」は,科学?ものづくり教育推進センターが主催する科学実験やものづくりの楽しさを体験してもらう毎年恒例の大人気イベントです。当日は,本学学生や教員以外に,本学附属高等学校や愛知県立豊野高等学校,刈谷市内の近隣中学校などの連携学校や連携企業からの出展,さらには,国際学術交流協定締結校であるモンゴル国立教育大学からの出展など,合わせて35ブースの出展があり,さわやかな秋の晴天のもと約1,050人の来場者でにぎわいました。
会場では,多くの親子連れが科学実験や不思議な体験,ものづくりなど各ブースを楽しみながら巡る姿が見られました。また,教員や教育支援専門職を目指す学生たちにとっては,子どもたちと触れ合う絶好の機会とあって,子ども目線で興味を引く説明を心掛け,積極的に声掛けをし,生き生きと立ち回る姿が印象的でした。
今年度は,訪問科学実験オフィシャルマスコットである「訪問科学実犬 ワンダーくん♂」に加え,大学公式マスコットキャラクターの「愛教ちゃん」「エディ」も登場し,多くの子どもたちが一緒に記念撮影を行っていました。
附属図書館キッズライブラリーでは,特別企画として,学生の絵本読み聞かせ団体が大型絵本や紙芝居の読み聞かせを行い,温かい雰囲気の中,親子でくつろぎながら過ごしていました。
また,昨年度に引き続きキッチンカーによる飲食販売も行い,お昼休憩時間には多くの親子連れや友達同士で楽しむ姿が見られました。
当日のアンケートには「毎年楽しみにしている」,「とても楽しく,全部回りきれなかったのでまた絶対来たい!」等の感想が多く書かれており,子どもたちの学習や地域の方々の憩いの場として定着してきている印象がうかがえます。
- 関連リンク
科学?ものづくり教育推進センターホームページ(外部サイト)
(広報?地域連携課 地域連携係 主任 神谷知穂)
2019年11月14日 令和元年度総合防災?防火訓練を実施
2019年12月 6日
11月14日(木)に,令和元年度総合防災?防火訓練を実施し,学生,教職員合わせて約900人が参加しました。
当日はあいにくの強風で,当初,昼過ぎに計画していた煙道訓練は中止となりましたが,その後の訓練は計画どおり午後3時45分に直下型地震が発生したという想定で実施されました。非常災害対策本部が設置され,後藤ひとみ学長から理事,自衛消防隊各班長に対して「各自万全の体制で対応せよ」と指示があり,当該訓練開始となりました。
同時に,第一共通棟,第二共通棟で講義を受けていた学生に対する避難指示の放送が流れ,777人の学生がAUEスクエアに避難しました。授業担当教員による避難状況の確認と報告後,午後4時頃,当日防災?防火委員会副委員長の代理を務めた菅沼教生研究?人事担当理事の宣言により学生の避難訓練は終了しました。
また,事務職員が組織する自衛消防隊による防災?防火訓練では,各班長の指示により,班員たちは真剣な表情で各自,学生の避難誘導,屋内消火栓による初期消火や負傷者の救出救護などの訓練に取り組みました。さらに,本部棟前で災害対策班消火係による消火器の操作説明および学生,職員による実技訓練が行われました。
最後に,後藤学長から,「震災というのは何時に起こるかわからないものであり,実際は訓練どおりに行うことは難しいということを念頭に置いてください。今後も危機管理への対応をお願いします」との講評があり,全訓練が終了しました。
今回の訓練により,学生?教職員の防災への関心が深まる機会となりました。今後も今回の訓練で得られた教訓を生かした防災訓練を実施し,防災意識を高めていきます。
(総務課 危機管理係長 鬼頭裕一)
2019年11月23日 生駒野外実習地で芋掘り大会実施
2019年12月 6日
11月23日(土?祝),好天に恵まれた中,豊田市に所在する生駒野外実習地で毎年の恒例イベントとなっている「芋掘り(焼き芋)大会」を実施しました。大学教職員,留学生,附属幼稚園の子どもたちとその家族,近隣住民の方々,手伝いの学生含めて,50人以上の参加があり,これまで自然観察実習園の運営の一環として育成してきたサツマイモ畑で,備中鍬やスコップを片手に芋掘りを行いました。当日は風も少なかったので,実習地内の枯れ枝などでたき火をし,掘ったばかりの芋を入れて,焼き芋をしました。焼きあがるのを楽しみに待って,できあがったあつあつの焼き芋をほおばる子ども達の笑顔が印象的でした。
(学術研究支援課 学系支援係長 浅岡圭吾)
2019年12月1日 大学改革シンポジウム「教員養成の未来像を語る-AI時代を見据えた課題と展望-」を開催しました。
2019年12月 6日
12月1日(日)に本学と静岡大学,国立大学協会との共催により,「教員養成の未来像を語る-AI時代を見据えた課題と展望-」と題した2019年度大学改革シンポジウムを名古屋市内で開催しました。
今日,AI(人工知能),IoT,ロボットやビッグデータの活用などによる技術革新がもたらす第4次産業革命への対応が喫緊の課題となる中,教員養成においても,ICT技術の活用に代表される新しい教育システムへの対応は,避けて通ることができないものとなっています。また,教員養成機能の高度化という点においては,実践を重視したEd.D型の教育の必要性も高まっています。
こうした状況を踏まえ,本シンポジウムでは,「次世代の子どもたちの教育を支える教員の未来像」について,各界から4人の専門家をお招きして基調講演とパネルディスカッションを行いました。会場には,各地の教員養成大学や教育学部の教職員?学生,学校や教育委員会の関係者,さらには民間の企業の方など約90人の参加がありました。
前半は,東北大学大学院情報科学研究科の堀田龍也教授から「AI時代の学校教育像」と題して,近年の教育動向,学習の基盤となる情報活用能力,Society5.0 これからの社会について,実例も交えながら幅広い視点で,さまざまな立場の参加者にも分かりやすい講演をいただき,参加者は真剣にメモをとるなど熱心に聞き入っていました。
後半のパネルディスカッションでは,戸田市教育委員会の戸ヶ﨑勤教育長,静岡大学の丹沢哲郎理事,中日新聞社の島田佳幸論説主幹の3氏がパネリストを,本学の後藤ひとみ学長がコーディネーターを務めました。 シンポジウムの全体テーマに対し,各氏からそれぞれ意見が述べられた後,会場との質疑応答,パネリスト間での議論が行われました。その中で,変わるべきこととして先端技術の活用と,AIに取って変わることのできない読解力や創造性,探究心の育成ができる教師の養成?研修を図るよう捉え直しや質的転換が必要であることの共通理解が図られました。
参加者からは,「『児童生徒の出て行く社会を意識する』という考えを肝に銘じ,学び続けたい」「今回の講演は大学教員として学生に教えておくべきことの宝の山であった」「これからの時代を見据えた教員養成について,愛知教育大学がパイオニアとなって取り組むことに期待している」などの感想が寄せられました。
(企画課 大学改革担当係長 松本典江)
北村ゼミの学生が第17回World Materials Day Award 第2部門賞を受賞
2019年12月10日
11月6日(水),本学技術教育講座の北村一浩ゼミの学生が第17回World Materials Day Award(日本金属学会) 第2部門賞を受賞し,賞状が授与されました。
World Materials Dayは材料系分野のプレゼンス向上のため,材料会国際学協会連携組織であるIOMMMS(International Organization of Materials, Metals and Minerals Societies)が毎年11月の最初の水曜日に定めているもので,この日に世界同時に,「材料に関する知識とその重要性を社会や若者に啓発する活動」に貢献があった学生が顕彰されます。
第2部門は「学園祭やキャンパスオープンデー等での該当する展示物,作品等」を対象としており,北村ゼミの神谷幸佑さん(中等?技術専攻 4年),高橋彩夏さん(中等?技術専攻 4年),直井綾香さん(中等?技術専攻 4年),松村貴広さん(大学院 技術教育専攻 2年)の4人が,今年の5月の大学祭に実施したものづくり活動「動け!私のものづくり」を応募して受賞しました。
World Materials Day Award 第2部門賞の北村ゼミの受賞は第14回からなんと4年連続ですが,今回のメンバーは皆初めての挑戦でした。審査と発表は9月に岡山大学で実施された日本金属学会秋期講演大会で行われました。ポスターセッションでは,他大学の先生方から鋭い指摘をいただき,言葉で説明することの難しさを実感。結果発表では,今年も受賞できたことに安心したそうです。
今年受賞した大学祭で実施したものづくり活動は,子どもたちが3Dペンで制作した人形を形状記憶合金のワイヤで土台につけ,温めると起き上がるおもちゃの制作でした。自分で作ったものが動くことは,子どもたちにとって面白く,起き上がるとワーっと反応がありました。大学祭でのブースへの来場者は必ずしもものづくりに興味のある方々ばかりではありません。その中で来場者の興味をひくものづくりを行うことは大きなチャレンジです。「大学祭でのものづくりの活動は,ゼミの後輩にも続けていってほしいです」と受賞メンバーは話しています。
(広報?地域連携課 副課長 古田紀子)
2019年11月22日 井ケ谷地区役員と愛知教育大学との懇談会を開催
2019年12月16日
11月22日(金),本学教育未来館多目的ホールにて,井ケ谷町地区役員との懇談会が開催されました。井ケ谷地区からは近藤博英地区長,近藤澄男市議,町内会,老人クラブ,婦人会,子ども会の役員13人および今年度初めて自主防災会から1人の計14人,本学からは,後藤ひとみ学長はじめ,理事,副学長,学系長,部課長ら,合わせて23人が出席しました。
懇談会では議事に先立ち,後藤学長から,日ごろの本学への理解,協力に対してのお礼および,年1回このような場を設けて話し合いが行えることに対しての感謝の言葉があり,近藤地区長は,「大学行事への参加などお声掛けいただき,町民として貴重な経験をさせていただいている」と述べられました。
続いて,事前にいただいていた14項目の要望,意見に沿って意見交換を行いました。本学への要望として,職員住宅住民の町内会への加入,町内の商店への利用向上,学生の町内活動への参加依頼など,地域との積極的なかかわりを期待する声がある反面,学生の交通マナーの悪さ,学生が夜遅くに住宅街を大きな声で話すなど社会人としてのマナーの悪さへの厳しいご意見もあり,大学として真摯(しんし)に受け止め,学長,理事および担当副学長から,一つ一つの事項に対して丁寧に回答しました。また,近藤學町内自主防災会組織運営委員長からは,現在指定避難場所として指定されている大学内の第一体育館および第二体育館に加えさらなる施設提供について依頼があり,刈谷市との今後の協議の必要性を確認しました。
大学からの要望としては,学長から,バスロータリー東ごみ置き場に関して,設置場所が多くの大学来学者の玄関となるロータリーに面しているため,美観への配慮に対する協力依頼を求め,会の最後には本学キャンパスの地域利用?開放のあり方について,双方が意見交換しました。
本懇談会開始前には,今年度改修工事が完了した教育?人文棟(旧第一人文棟)の1階パサージュに設置した自動販売機コンビニや次世代教育イノベーション棟などを近野由貴施設課長が案内しました。
約1時間の意見交換終了後,第二福利施設(食堂)に場所を移して懇親会を催しました。野々山國廣公民館長の発声による乾杯で始まり,終始和やかな歓談のなか,最後に西淵茂男理事から,「今後も忌憚(きたん))のない意見などを伺いながら,大学と地域の発展,学生の成長のため良好な関係を築いていきたい」とのあいさつがあり,会を終えました。
(総務課 副課長 浅岡明美)
2019年11月分 本学掲載の新聞記事紹介
2019年12月17日
2019年11月に掲載された新聞記事は14件,テレビ番組4件,ラジオ番組1件,情報誌2件です。
このほかに紹介された記事等あれば広報まで情報をお寄せください。
新聞記事
- 大学祭(秋の祭典)の告知記事が掲載されました。
- 11月2日(土),3日(日)に開催された刈谷産業まつりの告知記事に,「愛知教育大学たのしいものづくり教室」が紹介されました。
- 「愛教大催しいろいろ」と題して,本学主催のイベント(秋の祭典,第13回科学?ものづくりフェスタ,AUEチャレンジ?プログラム講演会,第18回アカデミックカフェ)が告知されました。
- 毎日新聞「東海キャンパる」の企画記事でボランティアについて,本学のキャリア支援サークル「TUNAGU」で活動している中京大学の学生のインタビュー記事が紹介されました。
【11月1日(金) 毎日新聞朝刊25面】
- 老朽化のため建て替えられた豊田市深田山神社の新拝殿の天井絵を本学副学長 松本昭彦教授が手がけ,11月1日(金)に内覧会が行われたことが紹介されました。
- 「夜回り先生」として知られる教育評論家の水谷修氏の講演会の告知が掲載されました。
※この様子は,11月8日(金)のケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME 30」でも紹介されました。
- 朝日新聞「けいざい+」の企画記事「にほんでまなぶ」の中で,本学が「外国人児童生徒支援教育」を必須科目にしていることが紹介されました。
【11月6日(水) 朝日新聞朝刊7面】
- 11月10日(日)に本学で創立70周年記念式典が開催されたことが紹介されました。
※この様子は,11月11日(月)のケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME 30」でも紹介されました。
- 名古屋市が民間保育園にスクールカウンセラーの派遣を検討している記事の中で,心理講座の廣瀬幸市教授のコメントが掲載されました。
- 2020年3月をもって任期満了となる後藤ひとみ学長の後任に,野田敦敬理事?副学長が選任されたことが掲載されました。
【11月13日(水) 朝日新聞朝刊22面】
【11月13日(水) 読売新聞朝刊33面】
- 長崎市で中高年の「ひきこもり」をテーマにした講演会が開かれ,教職実践講座の川北稔准教授が講演を行ったことが紹介されました。
【11月20日(水) 読売新聞朝刊30面】
- 技術講座の磯部征尊准教授が講師を担当し,11月14日(木)に滋賀大学で行われた次世代を担う子どもたちの創造性をはぐくむ教育を考える講義が紹介されました。
【11月24日(日) 読売新聞朝刊28面】
- 12月1日(日)に開催された東海学生駅伝の告知記事が掲載されました。(本学は男子が出場)
- 美術評の記事で,美術教育講座 浅野和生教授が,名古屋市美術館で開催中の「カラヴァジョ展」について批評しています。
【11月30日(土) 中日新聞夕刊6面】
テレビ番組
- 11月8日(金)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME 30」
11月6日(水)に開催された「夜回り先生」として知られる教育評論家の水谷修氏の講演会の様子が放送されました。
- 11月11日(月)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME 30」
11月10日(日)に本学で開催された創立70周年記念式典の様子が放送されました。
- 11月24日(日)放送 東海テレビ「メッセージ1」
10月19日(土)に名古屋市のナディアパークで開催されたイベント「楽しむ本の世界」に本学の読み聞かせグループ?よみっこが出演したことが放送されました。
- 11月26日(火)放送 CBCテレビ「チャント」
「増える不登校の実態」の特集で,教育実践講座の川北稔准教授のコメントが紹介されました。
ラジオ番組
- PichiFM83.8 10月19日(土)~11月9日(土)放送 三河みちくさ散歩道
理科教育講座 島田知彦准教授が10月19日(土),10月26日(土),11月9日(土),11月16日(土)の4回にわたって出演し,主にカエルの生態を中心に楽しいトークが放送されました。
情報誌
- 教職実践講座 高橋美由紀教授が下記の本に書評を寄せています。
「教師の勝算 勉強嫌いを好きにする9の法則」
Daniel T. Willingham著 恒川正志 訳(東洋館出版社)
- パンフレット「実践!みんなのネットモラル塾」
教育ガバナンス講座の江島徹郎教授が監修を行った小学生向けマンガ版パンフレット「実践!みんなのネットモラル塾」が愛知県のホームページに掲載されています。
小学生向けマンガ版パンフレット「実践!みんなのネットモラル塾」を作成しました(外部サイト)
(広報?地域連携課 広報?渉外係 飯濱美樹)
2019年12月12日 愛知県ユネスコスクール指導者研修会を開催
2019年12月19日
12月12日(木),本学の次世代教育イノベーション棟AUEカキツバタホールにおいて,「愛知県ユネスコスクール指導者研修会」を開催しました。
本研修会は,本学のユネスコスクール活動支援の一環として,愛知県内のESD活動の一層の推進を図るため,県内外のユネスコスクール先進校による実践活動の報告や情報交換などを通じ,活動のプロセスや結果を学べる機会を提供し,ユネスコスクール間のネットワーク作りを支援することとともに,未加盟校に対してはESD活動の取り組みへのきっかけづくりになることを目的としています。
開会にあたっては,後藤ひとみ学長からのあいさつ,司会の大鹿聖公地域連携センター副センター長からのESDについての概要説明に続き,愛知県教育委員会生涯学習課青少年教育?女性指導者支援グループ 主査の横井尚美氏から「愛知県におけるユネスコスクールの支援について」と題して講演がありました。
また,今年は本学の学生で初等教育教員養成課程理科選修3年の佐藤優希奈さん,竹内真紀さんから「かがやけ☆あいちサスティナ研究所」に参加した経験について発表がありました。
ユネスコスクール実践発表では,昨年度に続き校種毎の分科会を設け,幼稚園と小学校の分科会では県外のチャレンジ校として横浜市立みなとみらい本町小学校の小正和彦校長,附属学校として本学附属幼稚園の中山恵子副園長,本学附属岡崎小学校の山盛誠治教務主任より発表がありました。別室では中学校と高等学校の分科会を行い,県外先進校である学校法人三重高等学校三重中学校?三重高等学校の小西伴尚理科主任,学校法人栗本学園名古屋国際中学校?高等学校の田中博之教務主任と和田紗綺教諭,附属高等学校の野田陽平教諭から発表がありました。環境教育,国際理解,防災教育など各学校の特色を生かしたESD活動の実践が報告され,参加者からも数多く質問があり,分科会毎に活発な意見交換が行われました。
実践発表後には,まとめの全体会が行われ,最初に幼稚園?小学校分科会の司会を行った大鹿教授および中学校?高等学校分科会の司会を行った岩田吉生准教授から分科会の報告がありました。また,発表者からは,指導者として苦労してきた点,ESD活動で変容した点について意見感想が述べられました。愛知県教育委員会の横井尚美氏からは,「教育は未来を担う子どもたちを育てる作業であり,未来を託す子供を育てることは一人では出来ない。連携協働することが大事なので共に頑張っていきましょう」と講評がありました。
未加盟校の参加者,学生の参加者にとっても,今後のESD活動への取り組みや研究に対して参考になる有意義な研修会となりました。
最後に,西淵茂男連携担当理事が,「ESD活動の実践により子どもがどんどん主体的になっていくことができる。今日得たものを持ち帰って今後の実践につなげていっていただきたい。そして,今日のつながりを大切にしていただきたい」と総括し研修会を終えました。
(広報?地域連携課 地域連携係長 島村瑞穂)
2019年12月14日 「高校生とともに教師の魅力を考えるフェスタ2019 -学校の先生になるって,どういうこと?-」を開催しました。
2019年12月19日
12月14日(土),本学の次世代教育イノベーション棟AUEカキツバタホールにて,「高校生とともに教師の魅力を考えるフェスタ2019-学校の先生になるって,どういうこと?-」を開催しました。高校生147人,高校教員 3人,大学関係 34人,合計で184人の参加者がありました。
本フェスタは,高校生を対象に教師の仕事理解と教職への志望を高めることを目的として,本学学長が会長を務める「愛知教員養成コンソーシアム連絡協議会」の主催で2016年から開催しています。愛知教員養成コンソーシアム連絡協議会は,愛知学長懇話会の下,2005年に本学が主導して発足した組織であり,愛知県内において,小中学校等の教員養成を行っている国公私立大学?学部が相互に連携を図り,愛知県?名古屋市等の教員需要に適切に応え,教員の資質?能力の維持?向上を図ることを目的としています。
はじめに,後藤ひとみ会長(愛知教育大学長)から開会あいさつとして,フェスタ開催の趣旨や愛知教員養成コンソーシアム連絡協議会に加盟している国公立私立大学の状況などについて述べられました。
次に,基調講演が行われ,名古屋市教育委員会教育次長の藤井昌也氏が登壇し,「学校の先生の魅力ってなんだろう」という題目で,自らの実体験を交えて,児童生徒との向き合い方や教員のやりがいや働き方について,これからの教員に求める能力?資質について,熱心に語りました。
現役学生メッセージでは,「こんな先生になりたい」をテーマに,今年度の教員採用試験に合格した愛知県立大学,名古屋女子大学,本学の4年生3人が,教員になろうと思ったきっかけや大学生活で頑張ったこと,来春教師になってからの夢を語りました。
若手教員メッセージでは,「先生になってみてわかったこと」をテーマに,愛知県立一宮聾学校,名古屋市立老松小学校の若手教員2人が,教員となった後のそれぞれの体験を交えて,大変なこともあるがそれよりも喜びの方が大きいこと,児童生徒の成長を感じられることがやりがいであることなどの教師の魅力を高校生に伝えました。
会場内には本協議会の会員大学33大学のうち,今回参加した11大学が大学案内コーナーを設け,参加者から入試や学校生活に関する質問などを受けました。また,今回は新企画として,高校生に向けて大学の特色などを紹介する発表を8大学が行い,参加者は真剣な眼差しで発表者の説明を聴いていました。
参加者からは,「興味をそそるようなプレゼンテーションばかりだった」「講演全体を通じ,教師という職が好きだという気持ちが伝わってきた」「現役学生,若手教員の話はとても新鮮で,分かりやすかった」「教師は楽しそうだなと感じた」「他教科の先生の話も聞きたい」などの感想があり,参加者にとって進路選択の一助となる,充実した一日になりました。
(総務課 秘書室)
2019年11月21日 令和元年度愛知教育大学永年勤続者表彰式を行いました。
2019年12月19日
11月21日(木),本部棟第五会議室において,令和元年度愛知教育大学永年勤続者表彰式を行いました。
今年度の対象者は5人で表彰式には4人が参加し,参加者一人ひとりに感謝状と記念品が贈呈されました。
後藤ひとみ学長は受賞者のこれまでの功績に対する感謝を述べ,「本学のさらなる発展のために今後もご尽力をいただきたい」と今後の活躍への期待を込めたお祝いの言葉を贈りました。
これを受け,永年勤続者を代表して小川英彦教授が,表彰に対するお礼と感謝とともに「これからも人との絆と大切に,仕事に家庭にがんばっていきたい」と,謝辞を述べました。
(人事労務課 労務?福祉係 岡田智子)
2019年11月10日 AUE学生チャレンジ?プログラム2019採択企画「パラスポーツ運動会」を開催しました。
2019年12月23日
11月10日(日)に,AUE学生チャレンジ?プログラム2019採択団体「パラスポーツ運動会」のメンバーが主催する「パラスポーツ運動会」を本学の第一体育館で開催しました。
パラスポーツとは,年齢,性別,障がいの有無にかかわらず誰もが楽しめるスポーツです。同プログラム学生が,パラスポーツをより知ってもらうため,本学70周年記念式典の行事の一つとして,特別支援教育講座や日本財団パラリンピックサポートセンター「明日チャレ!運動会」の協力のもと開催しました。
当日は,参加者がチームに分かれ,ボッチャ?ゴールボール?車椅子ポートボールの競技で点数を競いました。
ボッチャ:チームに与えられた6球の色つきボールを投げたり,転がしたり,相手チームの球に当てるなどして,いかにジャックボール(目標玉)と呼ばれる白い球に近づけるかを競います。障がいなどでボールを投げることができない方は,滑り台のような器具を使用し,ボールを転がすことができます。
ゴールボール:競技者がアイシェード(目隠し)を着用し,鈴が入ったボールを転がしてゴールする競技です。競技者は,視覚情報が乏しい中,鈴の音を頼りに転がってくるボールの位置を把握しなければなりません。このような競技のため,ゴールボールは観客も静かにしていなければならないなど,非常に特徴のある競技です。
車椅子ポートボール:車椅子バスケットボールを,未経験者でも取り組みやすいポートボール形式にアレンジした競技です。バスケ車(車椅子バスケットボール用の車椅子)で,ドリブルとパスを駆使しながら得点を競います。今回は,車椅子バスケットボールのトラベリング(ボールを持って車椅子を3回以上漕ぐバイオレーション)はなくし,バスケ車を動かす難しさを体感しました。
パラスポーツを実際に体験してみると,個人が持つ元々の運動能力に頼りがちな一般的なスポーツと異なり,年齢差や身体能力に関係なく,誰もが楽しめ,活躍できるスポーツだと感じました。また,会場に足を運んだ方が電動車椅子に乗車したり,競技に使う道具を触ったりする機会があり,初めて用具に触れる方は興味津々の様子でした。
同プログラムを企画した学生は,パラスポーツ運動会運営を通じて,多様な方が一つになって楽しめる場を提供することができました。学生が目標としている障がい者理解と共生社会の実現へ一歩近づいたのではと思います。
代表者 北谷優希さん(特別支援学校教員養成課程 2年)のコメント
「パラスポーツ運動会への参加,見学してくださった皆さま,ありがとうございました。予想よりも多くの方々に参加していただき,大変盛り上がったと思われます。皆さま,運動会は楽しんでいただけたでしょうか。今回の運動会を通して,パラスポーツへの興味を持つきっかけとなれば幸いです。今後,このような機会がありましたら学生一同,皆さまのご参加お待ちしております」
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AUE学生チャレンジ?プログラム
(学生?国際課 課外教育係 河合亜弥子)
2019年11月27日 AUE学生チャレンジ?プログラム2019採択企画「フィリピン支援への第一歩~支援の輪を広げる~特別講演会」を開催しました。
2019年12月23日
11月27日(水)に,AUE学生チャレンジ?プログラム2019採択団体「フィリピン支援への第一歩~支援の輪を広げる~」のメンバーが主催する特別講演会を本部棟第一会議室で開催しました。
この講演会は,同プログラム学生が昨年3月に「多文化体験活動」でフィリピンに行った際,現地で出会った大学生Sheilaさんと,彼女のような学生の支援などフィリピンに対してさまざまな支援を行っているCEC Japan Network株式会社セブNGO SLPC日本事務局の池頭稔さんを招聘(しょうへい)したものです。
当日は,池頭さんとSheilaさんの講演および「今,フィリピンで必要な支援」をテーマにシンポジウムが開かれました。
Sheilaさんは,かつてストリートチルドレンであった生い立ちと,支援を受け学校に通ったものの,貧しさを理由にいじめを受けたことを語りました。彼女が辛い記憶を語ったときに感極まって涙ぐむ場面がありましたが,いじめを乗り越え自分が強くなれたと力強く語りました。参加者は,辛いことがあっても前向きに生きるSheilaさんの芯の強さに心動かされたようです。その後,彼女は日本の歌手であるAIの「Story」を日本語の歌詞で歌いました。参加者は歌の完成度の高さに驚き,感動しました。
プログラム学生は講演会を通じて,勉強する機会が与えられることは,世界では当たり前ではないこと,そして困難を乗りこえるために立ち向かうことの大切さを学んだようでした。
代表者 川﨑拓実さん(中等教育教員養成課程保健体育専攻 3年)のコメント
支援をする上で最も大切なのは,現地の「今」を知り,支援を「継続する」ことだと思います。今回の講演会を通して,より多くの方にフィリピンの現状を知っていただくことができたはずです。次は私たちにできることから一つずつ支援をしていきましょう。また,今回の私たちの企画をきっかけに,今年度以降の多文化体験活動や,AUE学生チャレンジ?プログラムなど,支援の輪が広がっていくことを願っています。
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AUE学生チャレンジ?プログラム
(学生?国際課 課外教育係 河合亜弥子)
2019年11月27日 第18回AUEアカデミックカフェを開催
2019年12月24日
教育未来館の多目的ホールの床おかれた謎の石板。そこに金属棒を落とすと「キーン,コーン,カーン...」。11月27日(水),第18回のAUEアカデミックカフェ「理科の先生になるために...大学の理科教育って?...」は風変わりなチャイムで始まりました。
講師である理科教育講座 戸倉則正特別准教授は京都の公立高校の教員を35年務めた後,本学の教員となった異色の経歴の持ち主です。多様な生徒がいる公立高校。教員になって数年経ったある日,自分の授業をつまらなそうに聞いている生徒がいることに初めて気付きました。それまではそれに気付く余裕もなかったのでしたが,それからはそういった生徒をどうすれば引きつけられるかを追究してきました。今回のアカデミックカフェではその一端が披露されるということで,多目的ホールには実験器具がずらりと並びました。
最初は火を使った実験です。液化ブタンガスをいれた試験管に細いガラス管を挿し,先端に火をつけたらどうなるか?その試験管をにぎったら炎はどうなるか?水素を充満した底のないペットボトルにガラス管を挿して火をつけたらどうなるか?戸倉特別准教授はクイズ形式で参加者に考えさせ,体験させながら次々と実験を進めました。水素入りのペットボトルに火をつける実験では,はじめは穏やかに燃えていた水素が最後にボンと爆発。「2H2+O2→2H2Oというのを習ったかと思いますが,体積比がこうなると一気に反応が進みます」と戸倉特別准教授。参加者に水素と酸素の反応がしっかりと印象づけられました。
続いて,電気を通すものと通さないものの実験が行われました。これは小学3年生で習うテーマですが,ある県の小学5年生の学力テスト(2013年)で,非常に正答率が低かった問題でもあります。テスターを首にかけ,次々とどういったものが電気を通すかを試します。1円玉,5円玉...。「お金は通すんですね。これはどうでしょう」と取り出したのは,千円札。テスターにつけるとなんと!電気を通したことを示すブザーが鳴り,参加者が驚いた瞬間,裏にアルミホイルを隠していたことを種明かしです。「インチキしよったなあって,展開を工夫すれば印象に残るでしょ」
面白いモノを見つけては,これがあの単元に使えるな,と集めた実験道具は段ボールで200箱にものぼるそうです。ひょうひょうとした関西弁と次々と繰り出される面白い実験に,参加者からは「理科は嫌いでしたが楽しい授業でした」「現場に即した内容で気楽に聞けました」「実験の予想をするのが楽しかったです」との感想が聞かれました。また,講演の最後には,戸倉特別准教授の特技「〇〇を吹く」も披露されました。「〇〇」が何かは,ぜひ,またの機会に皆さんご自身でご確認くださいね!!
(広報?地域連携課 副課長 古田紀子)
2019年12月4日 教職キャリアセンター教科教育学研究部門講演会「教職大学院カリキュラムにおける教科教育の在り方」を開催
2019年12月24日
12月4日(水)に,教育未来館多目的ホールにおいて,教職キャリアセンター教科教育学研究部門主催の講演会「教職大学院カリキュラムにおける教科教育の在り方」を開催し,教職員と学生合わせて47人が参加しました。
本学大学院教育学研究科は,来年度から,既設の修士課程の専攻の多くを教職大学院に移行させます。結果的に,教科教育関係の教員の多くは,修士課程から教職大学院への関与が高くなり,実際に来年度からは授業運営に携わることになります。こうした現状を背景に,全国に先駆けて本年度から新しい教職大学院への移行を完成させた大阪教育大学から,大阪教育大学?連合教職実践研究科主任の木原俊行先生と同副主任の峯 明秀先生をお招きし,講演いただくこととなりました。
後藤ひとみ学長のあいさつの後,木原先生からは,大阪教育大学の教職大学院全体の概要について,「学び続ける教員像」の標榜,ニーズに合致した4つのコース設定,教育委員会との密な連携,Reflection Meeting(RM)等を通じた「主体的?対話的で深い学び」の体験,教員採用試験対策,という5つの特徴を中心にお話しをいただきました。特に,大阪市の寄付講座である教員養成協働研究講座を主体にした取り組みやRMの様子などは印象的でした。
峯先生からは,主に柏原キャンパスで展開される同大学院?教育実践力コース(上記4つのコースの内,ここが本学での教科指導重点コースに対応するコースになります)の計画段階から1年目の現状について,お話しをいただきました。カリキュラム設計の中では,学生のニーズを踏まえた3つの履修モデル(教科集中型?教科横断型?現代的教育課題型)がある点は特徴的だと思われました。また,具体的な授業とその運営については,関西地区で連合する私立大学や教育委員会との連携,市教育センター所長経験者などの豊富な教育?教育研修経験を踏まえた実務家教員の指導の具体,学校等実習を踏まえて学生が作成する実践課題研究報告書のための学修課題の設定の仕方やそこでの課題など,具体例を交えて多岐に渡ってお話しをいただきました。加えて,峯先生は木原先生と共に,そうした柏原キャンパスで展開される教職大学院の実質的な内容を,同キャンパスの教員と検討したり,情報共有したりするためのランチミーティングを,教職大学院開始の半年以上前から地道に続けられてきたとのことで,大変印象的でした。最後に,開始1年目に浮上してきた課題についてお話しをいただき,実践を共有し合うFDの重要さについて痛感しました。
講演後,質疑応答を通じた議論もできました。本学教職大学院の今後の授業運営について考えるために,多くのヒントをいただけました。
(教職キャリアセンター?教科教育学研究部門 数学教育講座 山田篤史)
(企画課 教育企画室)
2019年12月13日 多文化体験活動「緊急対応シミュレーション訓練」を実施
2019年12月27日
12月13日(金),多文化体験活動「緊急対応シミュレーション訓練」を行いました。
「多文化体験活動」とは,実践的な指導力の育成を目的として本学が開設している「実践力育成科目」の一つです。学部2年生がアジアの各地域に行き,海外における子どもたちの教育現場を体験して,教師および教育を支える専門職に必要となる資質や能力を身に付けることを目標としています。
2020年3月に実施する多文化体験活動は,カンボジア,インドネシア,タイ,ベトナム,モンゴル,韓国,台湾,フィリピン,マレーシア,シンガポールの10カ国14コースに,本学教員の引率のもと,232人の学生が約1週間の日程で渡航します。
今年度の多文化体験活動の実施に向け,海外で事故などに遭った時,何をしなければならないか,だれがどのように動けばいいのか,シミュレーション訓練を通じて教職員の危機意識の向上を図り,万一の危機事象発生時にスムーズな初期対応が可能となるような心構えを醸成するため,45人の教職員が訓練に参加しました。
また別日には,多文化体験活動参加学生に対して危機管理ガイダンスを開催し,学生は海外の活動において,避けることのできないリスク(自然災害,テロ,病気,強盗)?避けることのできるリスク(交通事故,スリ,ひったくり)などの知識と意識,万が一事件?事故等に巻き込まれた場合の心構えと対策を学びました。
(多文化体験活動コーディネーター 永井敦子)
2019年12月14日 外国人児童生徒支援リソースルーム フォーラム「子どもを応援できる社会に向けて何ができるか~保護者とともに~」を開催
2019年12月27日
12月14日(土),本学教育未来館多目的ホールで,外国人児童生徒支援リソースルーム フォーラム「子どもを応援できる社会に向けて何ができるか~保護者とともに~」を開催し,教職員?本学学生?公立学校教員?一般から約40人の参加がありました。
野田敦敬理事?副学長からのあいさつの後,前半は事例報告を行いました。元ブラジル人学校HIRO学園教員の丸井合氏から日本で子どもを育てるブラジル人保護者の思いについて,愛知教育大学外国人児童生徒支援リソースルームアドバイザーの杉浦茂氏から知立東小学校と保護者とのかかわりについて,リソースルームスタッフから日本の大学に通う外国にルーツをもつ学生のインタビューについて,それぞれ報告がありました。
後半は,ファシリテーターのにんじんランゲージスクール校長であり,多文化教育を専門とされている山田泉氏が進行役となり,設定されたテーマについてグループごとにディスカッションを行いました。その後,山田先生より,まとめとしてご自身の経験を踏まえながら,異なる文化を持つ者同士が共生できる社会づくりを目指した多文化教育の重要性についてお話がありました。
フォーラムを終え,参加者からは「多文化教育の大切さを学校に持ち帰り周知したい」「外国にルーツをもつ子どもたちとその保護者の気持ちに改めて気付かされた」「いろいろな業種の方とのディスカッションがとてもよかった」「自分たちでは見えないところの視点が得られてよかった」といった感想があり,とても有意義なフォーラムとなりました。
今後も,外国人児童生徒に関わる問題を考えるきっかけとなる機会をつくっていきたいと思います。
(外国人児童生徒支援リソースルーム 西山幸子)