2019年12月14日 「高校生とともに教師の魅力を考えるフェスタ2019 -学校の先生になるって,どういうこと?-」を開催しました。
2019年12月19日
12月14日(土),本学の次世代教育イノベーション棟AUEカキツバタホールにて,「高校生とともに教師の魅力を考えるフェスタ2019-学校の先生になるって,どういうこと?-」を開催しました。高校生147人,高校教員 3人,大学関係 34人,合計で184人の参加者がありました。
本フェスタは,高校生を対象に教師の仕事理解と教職への志望を高めることを目的として,本学学長が会長を務める「愛知教員養成コンソーシアム連絡協議会」の主催で2016年から開催しています。愛知教員養成コンソーシアム連絡協議会は,愛知学長懇話会の下,2005年に本学が主導して発足した組織であり,愛知県内において,小中学校等の教員養成を行っている国公私立大学?学部が相互に連携を図り,愛知県?名古屋市等の教員需要に適切に応え,教員の資質?能力の維持?向上を図ることを目的としています。
はじめに,後藤ひとみ会長(愛知教育大学長)から開会あいさつとして,フェスタ開催の趣旨や愛知教員養成コンソーシアム連絡協議会に加盟している国公立私立大学の状況などについて述べられました。
次に,基調講演が行われ,名古屋市教育委員会教育次長の藤井昌也氏が登壇し,「学校の先生の魅力ってなんだろう」という題目で,自らの実体験を交えて,児童生徒との向き合い方や教員のやりがいや働き方について,これからの教員に求める能力?資質について,熱心に語りました。
現役学生メッセージでは,「こんな先生になりたい」をテーマに,今年度の教員採用試験に合格した愛知県立大学,名古屋女子大学,本学の4年生3人が,教員になろうと思ったきっかけや大学生活で頑張ったこと,来春教師になってからの夢を語りました。
若手教員メッセージでは,「先生になってみてわかったこと」をテーマに,愛知県立一宮聾学校,名古屋市立老松小学校の若手教員2人が,教員となった後のそれぞれの体験を交えて,大変なこともあるがそれよりも喜びの方が大きいこと,児童生徒の成長を感じられることがやりがいであることなどの教師の魅力を高校生に伝えました。
会場内には本協議会の会員大学33大学のうち,今回参加した11大学が大学案内コーナーを設け,参加者から入試や学校生活に関する質問などを受けました。また,今回は新企画として,高校生に向けて大学の特色などを紹介する発表を8大学が行い,参加者は真剣な眼差しで発表者の説明を聴いていました。
参加者からは,「興味をそそるようなプレゼンテーションばかりだった」「講演全体を通じ,教師という職が好きだという気持ちが伝わってきた」「現役学生,若手教員の話はとても新鮮で,分かりやすかった」「教師は楽しそうだなと感じた」「他教科の先生の話も聞きたい」などの感想があり,参加者にとって進路選択の一助となる,充実した一日になりました。
(総務課 秘書室)