2019年12月12日 愛知県ユネスコスクール指導者研修会を開催
2019年12月19日
12月12日(木),本学の次世代教育イノベーション棟AUEカキツバタホールにおいて,「愛知県ユネスコスクール指導者研修会」を開催しました。
本研修会は,本学のユネスコスクール活動支援の一環として,愛知県内のESD活動の一層の推進を図るため,県内外のユネスコスクール先進校による実践活動の報告や情報交換などを通じ,活動のプロセスや結果を学べる機会を提供し,ユネスコスクール間のネットワーク作りを支援することとともに,未加盟校に対してはESD活動の取り組みへのきっかけづくりになることを目的としています。
開会にあたっては,後藤ひとみ学長からのあいさつ,司会の大鹿聖公地域連携センター副センター長からのESDについての概要説明に続き,愛知県教育委員会生涯学習課青少年教育?女性指導者支援グループ 主査の横井尚美氏から「愛知県におけるユネスコスクールの支援について」と題して講演がありました。
また,今年は本学の学生で初等教育教員養成課程理科選修3年の佐藤優希奈さん,竹内真紀さんから「かがやけ☆あいちサスティナ研究所」に参加した経験について発表がありました。
ユネスコスクール実践発表では,昨年度に続き校種毎の分科会を設け,幼稚園と小学校の分科会では県外のチャレンジ校として横浜市立みなとみらい本町小学校の小正和彦校長,附属学校として本学附属幼稚園の中山恵子副園長,本学附属岡崎小学校の山盛誠治教務主任より発表がありました。別室では中学校と高等学校の分科会を行い,県外先進校である学校法人三重高等学校三重中学校?三重高等学校の小西伴尚理科主任,学校法人栗本学園名古屋国際中学校?高等学校の田中博之教務主任と和田紗綺教諭,附属高等学校の野田陽平教諭から発表がありました。環境教育,国際理解,防災教育など各学校の特色を生かしたESD活動の実践が報告され,参加者からも数多く質問があり,分科会毎に活発な意見交換が行われました。
実践発表後には,まとめの全体会が行われ,最初に幼稚園?小学校分科会の司会を行った大鹿教授および中学校?高等学校分科会の司会を行った岩田吉生准教授から分科会の報告がありました。また,発表者からは,指導者として苦労してきた点,ESD活動で変容した点について意見感想が述べられました。愛知県教育委員会の横井尚美氏からは,「教育は未来を担う子どもたちを育てる作業であり,未来を託す子供を育てることは一人では出来ない。連携協働することが大事なので共に頑張っていきましょう」と講評がありました。
未加盟校の参加者,学生の参加者にとっても,今後のESD活動への取り組みや研究に対して参考になる有意義な研修会となりました。
最後に,西淵茂男連携担当理事が,「ESD活動の実践により子どもがどんどん主体的になっていくことができる。今日得たものを持ち帰って今後の実践につなげていっていただきたい。そして,今日のつながりを大切にしていただきたい」と総括し研修会を終えました。
(広報?地域連携課 地域連携係長 島村瑞穂)