2019年12月14日 外国人児童生徒支援リソースルーム フォーラム「子どもを応援できる社会に向けて何ができるか~保護者とともに~」を開催
2019年12月27日
12月14日(土),本学教育未来館多目的ホールで,外国人児童生徒支援リソースルーム フォーラム「子どもを応援できる社会に向けて何ができるか~保護者とともに~」を開催し,教職員?本学学生?公立学校教員?一般から約40人の参加がありました。
野田敦敬理事?副学長からのあいさつの後,前半は事例報告を行いました。元ブラジル人学校HIRO学園教員の丸井合氏から日本で子どもを育てるブラジル人保護者の思いについて,愛知教育大学外国人児童生徒支援リソースルームアドバイザーの杉浦茂氏から知立東小学校と保護者とのかかわりについて,リソースルームスタッフから日本の大学に通う外国にルーツをもつ学生のインタビューについて,それぞれ報告がありました。
後半は,ファシリテーターのにんじんランゲージスクール校長であり,多文化教育を専門とされている山田泉氏が進行役となり,設定されたテーマについてグループごとにディスカッションを行いました。その後,山田先生より,まとめとしてご自身の経験を踏まえながら,異なる文化を持つ者同士が共生できる社会づくりを目指した多文化教育の重要性についてお話がありました。
フォーラムを終え,参加者からは「多文化教育の大切さを学校に持ち帰り周知したい」「外国にルーツをもつ子どもたちとその保護者の気持ちに改めて気付かされた」「いろいろな業種の方とのディスカッションがとてもよかった」「自分たちでは見えないところの視点が得られてよかった」といった感想があり,とても有意義なフォーラムとなりました。
今後も,外国人児童生徒に関わる問題を考えるきっかけとなる機会をつくっていきたいと思います。
(外国人児童生徒支援リソースルーム 西山幸子)