2019年11月10日 AUE学生チャレンジ?プログラム2019採択企画「パラスポーツ運動会」を開催しました。
2019年12月23日
11月10日(日)に,AUE学生チャレンジ?プログラム2019採択団体「パラスポーツ運動会」のメンバーが主催する「パラスポーツ運動会」を本学の第一体育館で開催しました。
パラスポーツとは,年齢,性別,障がいの有無にかかわらず誰もが楽しめるスポーツです。同プログラム学生が,パラスポーツをより知ってもらうため,本学70周年記念式典の行事の一つとして,特別支援教育講座や日本財団パラリンピックサポートセンター「明日チャレ!運動会」の協力のもと開催しました。
当日は,参加者がチームに分かれ,ボッチャ?ゴールボール?車椅子ポートボールの競技で点数を競いました。
ボッチャ:チームに与えられた6球の色つきボールを投げたり,転がしたり,相手チームの球に当てるなどして,いかにジャックボール(目標玉)と呼ばれる白い球に近づけるかを競います。障がいなどでボールを投げることができない方は,滑り台のような器具を使用し,ボールを転がすことができます。
ゴールボール:競技者がアイシェード(目隠し)を着用し,鈴が入ったボールを転がしてゴールする競技です。競技者は,視覚情報が乏しい中,鈴の音を頼りに転がってくるボールの位置を把握しなければなりません。このような競技のため,ゴールボールは観客も静かにしていなければならないなど,非常に特徴のある競技です。
車椅子ポートボール:車椅子バスケットボールを,未経験者でも取り組みやすいポートボール形式にアレンジした競技です。バスケ車(車椅子バスケットボール用の車椅子)で,ドリブルとパスを駆使しながら得点を競います。今回は,車椅子バスケットボールのトラベリング(ボールを持って車椅子を3回以上漕ぐバイオレーション)はなくし,バスケ車を動かす難しさを体感しました。
パラスポーツを実際に体験してみると,個人が持つ元々の運動能力に頼りがちな一般的なスポーツと異なり,年齢差や身体能力に関係なく,誰もが楽しめ,活躍できるスポーツだと感じました。また,会場に足を運んだ方が電動車椅子に乗車したり,競技に使う道具を触ったりする機会があり,初めて用具に触れる方は興味津々の様子でした。
同プログラムを企画した学生は,パラスポーツ運動会運営を通じて,多様な方が一つになって楽しめる場を提供することができました。学生が目標としている障がい者理解と共生社会の実現へ一歩近づいたのではと思います。
代表者 北谷優希さん(特別支援学校教員養成課程 2年)のコメント
「パラスポーツ運動会への参加,見学してくださった皆さま,ありがとうございました。予想よりも多くの方々に参加していただき,大変盛り上がったと思われます。皆さま,運動会は楽しんでいただけたでしょうか。今回の運動会を通して,パラスポーツへの興味を持つきっかけとなれば幸いです。今後,このような機会がありましたら学生一同,皆さまのご参加お待ちしております」
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AUE学生チャレンジ?プログラム
(学生?国際課 課外教育係 河合亜弥子)