News & Topics:2022年03月掲載分
- 2022年2月19日 「ESD for 2030」AICHIプロジェクト 公開フォーラムを開催
- 2022年2月9日 「第3回指導者用?学習者用デジタル教科書研修会」を開催
- 2022年2月16日 「第4回指導者用?学習者用デジタル教科書研修会」を開催
- 2022年2月分 本学掲載の新聞記事、メディア紹介
- 祝!本学附属高等学校生徒の作品が「私の折々のことばコンテスト2021」で栄光ゼミナール賞に選ばれました。
- 2022年2月21日?28日 みよし市立北部小6年生の児童にプログラミングの授業を行いました。
- 2022年2月28日 美術選修?専攻の学生が「郵便による『お手紙』文化の復興」をテーマにプレゼンテーション
- 2022年1月20日 全学FD講演会「コミュニケーションデザインとは何か?対話の時代に向けて?」を開催
- 2022年2月17日 教職大学院「最終報告書」発表会を行いました。
- 2022年2月19日 2021年度大学改革シンポジウム「ケーブルテレビ?学校?教育委員会?大学の連携で目指す教育の未来と社会の姿」を開催
- 2022年3月10日 野田学長らが附属名古屋中学校のスタジオ教室を視察
- 2022年3月5日 教育行政職高度化シンポジウムを開催しました。
- 2022年1月20日 みよし市立中部小3年生の児童にプログラミングの授業を行いました。
- 日本学生支援機構の「2022年度海外留学支援制度(協定派遣?協定受入)」に8プログラムが採択されました。
- 2022年3月11日から4月3日まで刈谷市プロジェクションマッピングが開催されています。
- 2022年3月22日 本学初の大学PR看板を設置しました。
- 2022年3月17日 全学FD?SD講演会「教員養成系大学による社会的インパクトの創出」を開催しました。
- 2022年3月25日 愛知教育大学未来基金による高額寄附者への感謝状贈呈
- 2022年3月23日 豊山町教育委員会との相互連携に関する協定を締結しました。
2022年2月19日 「ESD for 2030」AICHIプロジェクト 公開フォーラムを開催
2022年03月 1日
2月19日(土)、文部科学省補助事業「SDGs達成の担い手育成(ESD)推進事業」の集大成として「ESD for 2030」AICHIプロジェクト 公開フォーラムをオンラインで開催しました。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、予定していた対面形式から急遽オンラインでの開催に変更しましたが、研究会参加教員を含む40人以上の参加がありました。
このフォーラムは、7月から6回にわたり実施してきたESD授業づくりのための研究会の成果発表の場として開催しました。この事業の一部は、一般社団法人SDGsコミュニティに委託しており、当日の司会は一般社団法人SDGsコミュニティの清水君代理事/事務局長が、ファシリテーターは同法人の新海洋子代表理事が担当しました。
はじめに、大鹿聖公地域連携センター副センター長からフォーラムの趣旨説明があり、続いて、来賓の文部科学省国際統括官付 堀尾多香国際統括官補佐にごあいさつをいただきました。その後、次の3つのセッションに分かれて、テーマ別に研究会の参加者20人ほどが発表を行いました。
■セッション1:「ESDの学びとは~何が大切なのか」
■セッション2:「ESD授業実践から見えてきたこと」
■セッション3:「研究会を振り返って~今後取り組みたいこと」
発表では、研究会に参加したことによるESDへの受け止め方の変化について語られ、「ESDを今後学校でどう進めていこうか」、「ESDを実践していくために大事なことはどのようなことか」、「SDGsとESDの違いがよく分かった」、「ESDと聞くと身構えてしまうが、身近なことなので難しく考えずやってみよう」というような考え方に変わっていったことが伝えられました。
発表の後に、大鹿副センター長が「この事業は単年度の計画ではなく、継続していきたい」と今後の展望を述べました。最後に、杉浦慶一郎理事(連携?附属学校担当)から閉会のあいさつがあり、終了しました。
(地域連携課 地域連携係 角三岳大)
2022年2月9日 「第3回指導者用?学習者用デジタル教科書研修会」を開催
2022年03月 3日
2月9日(水)に、本部棟第五会議室にて、「教師の養成?採用?研修の一体的改革推進事業」の一環として「第3回指導者用?学習者用デジタル教科書研修会」を教育出版株式会社との共催で開催し、25人(学生19人、教職員6人)が参加しました。
今回の研修会は、本学と教育出版株式会社との間で締結された相互連携に関する協定に基づいて開催したもので、デジタル教科書の特性や意義等についてより深く学ぶために、教育出版株式会社の東京本社と中部支社の4人の講師により、デジタル教科書の演示や、参加者が持参したノート型パソコンを使用したデジタル教科書の体験を行いました。
はじめに、総務?財務担当の新津勝二理事から開会のあいさつが行われ、GIGAスクール構想の現状と現場でのデジタル化対応について紹介がありました。また、本学の「教師の養成、採用、研修に関する一体的改革推進事業」における、ICT活用指導力を育成する4年間のモデルカリキュラムの構築や、ICTに特化した科目の開発、作成した講義映像やモジュール化した教材の全国展開等について説明がありました。その上で、教科書会社を含む企業との共同研究を進めていくことも示されました。
続いて、教育出版株式会社東京本社教育ICT事業局?の岡本章宏氏から、デジタル教科書を取り巻く情勢について、日本の国際的競争力の低下や、デジタル化の遅れの実態、Society 5.0の実現に向けて教育分野としてGIGAスクール構想の推進が位置づけられていることなどについて説明がありました。また、教科書は主たる教材としての使用義務があり、一部を学習者用デジタル教科書で代用できる法改正が行われたことや、著作物を教科書やデジタル教科書に掲載するための著作権者への補償金制度が法整備されていることなどについて紹介がありました。
次に、教育出版株式会社中部支社の嶋田哲人氏から、小学校国語のデジタル教科書の活用についてお話があり、拡大縮小やペンによる書き込みの方法、また、朗読や観点別に色付けできる国語マーカー、挿入された動画コンテンツ等の便利な機能について説明がありました。参加者は持参したノート型パソコンを使用して、実際に操作体験を行いました。このほか、協働学習支援ツールを用いて、児童とデジタル教科書を共有して授業を行う協働学習の事例紹介がありました。
次に、教育出版株式会社中部支社の磯田悠介氏から、中学校国語のデジタル教科書の活用について説明があり、筆者からの教材への想いや考え等をまとめたメッセージ動画や、グループ活動のモデルケースの動画のコンテンツ等が紹介されました。また、「特徴のある学びのチャレンジ」という、生徒が問題形式で取り組み解説動画を視聴することができる補助教材や、絵コンテが動画で見られるメディアリテラシー教材、このほか総ルビ機能や、弱視の生徒のための白黒反転機能、複数クラスの授業を担当する際に各授業進度を保存できる機能等についての説明がありました。最後に、先生がデジタル教科書を使用して行った授業の実践例についての紹介がありました。
ここまでの総括として、国語教育講座の丹藤博文教授から「デジタル教科書を良いところも悪いところも含めてしっかりと理解することが大事なことであり、今日は最先端のいろいろなことが聞けてよかったと思いました」とお話があり、続いて、同講座の砂川誠司講師から「デジタル教科書を使うことで子どもの読みの経験が変わっていき、国語の授業がだいぶ変わってしまうかもしれない中で、それに対応して何ができるかをこれから考えていかなければいけないと思いました」とのお話がありました。
後半では、教育出版株式会社中部支社の高橋翔氏から、小学校書写のデジタル教科書の活用について説明があり、書くときの姿勢や筆の持ち方についての動画や、毛筆教材の運筆動画について全体像を映したものや穂先の動きに焦点を当てたものなどのポイントを提示した動画、さらには、伝統文化の調べ学習にも生かすことができるような紙?硯?筆?墨が出来上がるまでの動画等、多様なコンテンツの紹介がありました。また、文字のバランスを考えさせるシミュレーション機能や、部首が同じ漢字を選び出すといったクイズ要素を含んだマスク機能について説明がありました。
書道のデジタル教科書の総括として、国語教育講座の衣川彰人教授から「デジタル教科書を子どもたちが実際に自分のタブレットの中で繰り返し確認できるようになっていけば、自分の不得意なところをさらに確認することもできます。今後、実際授業の中にもデジタル教科書を取り入れながら皆さんと共有していきたいと思っています」とのお話がありました。
新津勝二理事による閉会のあいさつが行われ、「デジタル教科書は授業支援ソフトとの連携などたくさんの課題も残されており、教員養成系大学として来年度以降教科書会社と連携をして共同研究を行い、その際には大学の先生方はもちろんこれから教師を目指す大学生の皆さんにもぜひその共同研究にもかかわっていただいて、若い方の意見も取り入れてより良いデジタル教科書が更新されればいいなと考えています」との感想が述べられました。
研修会終了後のアンケートでは、参加者から「出版社の方による、使い方、機能の説明が丁寧で、大変よく分かりました。国語教育の先生方のお話を伺うことで、使用に関して多面的視点で捉えることができ、とても勉強になりました」「デジタル教科書に実際に触れることで、指導者としてのビジョンが明確になりました」「デジタル教科書はここまで便利になってきているのだと感動しました」という感想が寄せられ、体験型研修会の有効性が現れた結果となりました。
(教務企画課 教職キャリアセンター支援係)
2022年2月16日 「第4回指導者用?学習者用デジタル教科書研修会」を開催
2022年03月 4日
2月16日(水)に、本学次世代教育イノベーション棟にて、「教師の養成?採用?研修の一体的改革推進事業」の一環として「第4回指導者用?学習者用デジタル教科書研修会」を大日本図書株式会社との共催で開催し、32人(学生10人、教職員21人、学外者:1人)が参加しました。
今回の研修会は、本学と大日本図書株式会社との間で締結された相互連携に関する協定に基づいて開催したもので、デジタル教科書の特性や意義等についてより深く学ぶために、大日本図書株式会社の4人の講師により、デジタル教科書の演示や、参加者が持参したノート型パソコンを使用したデジタル教科書の体験を行いました。
はじめに、総務?財務担当の新津勝二理事から開会のあいさつが行われ、GIGAスクール構想の現状と現場でのデジタル化対応について紹介がありました。また、本学の「教師の養成、採用、研修に関する一体的改革推進事業」における、ICT活用指導力を育成する4年間のモデルカリキュラムの構築や、ICTに特化した科目の開発、作成した講義映像やモジュール化した教材の全国展開等について説明がありました。その上で、教科書会社を含む企業との共同研究を進めていくことも示されました。
次に、大日本図書株式会社編集局デジタル事業部執行役員の犬飼政利氏(本学理科教育領域の卒業生)から、デジタル教科書の概要として、3つの分類(指導者用デジタル教科書?学習者用デジタル教科書?学習者用デジタル教材)とそれぞれの特徴について説明があり、デジタル教科書?教材には、通常の教科書の内容に加えて、アニメーションやシミュレーション等のコンテンツが入っており、見えないものを可視化することで児童生徒の理解を助けたり、既習事項を振り返ったりすることができる機能について紹介がありました。また、平成31年4月1日から学校教育法の改定によって、主たる教材として授業での使用義務がある紙の教科書(教科用図書)の代わりに、学習者用デジタル教科書の使用が認められていることについて説明がありました。しかし、学習者用デジタル教科書の使用は学校判断に委ねられ、購入費用は市町村の教育委員会が負担することになっていること等からあまり使用されてないというのが現状であり、現在、文部科学省の実証事業にて、課題等を検証するために小?中学校にデジタル教科書が提供されているとのお話がありました。
続いて、大日本図書株式会社編集局デジタル事業部の安田理那子氏から、小学校理科指導者用デジタル教科書の特徴や代表的なコンテンツについての説明があり、拡大ツールやペンツール、画像ファイルを紙面に貼る方法等、児童に視覚的に分かりやすく内容を伝えることができる機能の紹介がありました。また、余白部分が多くペンツール等で書き込むのに最適なスライドモードや、これらのスライドをまとめて表示するレビューモードの表示方法についてお話がありました。このほか、関連資料として紙面上にリンクされたアニメーション、シミュレーション、動画(自社制作の単元導入映像?実験映像?実験器具の使い方映像?NHKビデオ教材)等、授業をスムーズに進めるためのコンテンツの紹介がありました。参加者は持参したノート型パソコンを使用して、昆虫の画像を360度回転させて観察するといった操作を実際に体験しました。また、同デジタル事業部の市川治氏からは、教科書は知識を得るためのインプットツールで、そのアウトプットツールがノートであり、それを一体化して使えるのがデジタル教科書であるが、児童の学習履歴がタブレット、ノート、あるいはワークシートに残るなどいろいろとばらけてしまうことの問題は、今後どうしていくのがよいのかを考えていかなければならないとのお話がありました。
次に、大日本図書株式会社編集局デジタル事業部の千葉祐一氏から、中学校理科指導者用デジタル教科書について、小学校理科指導者用デジタル教科書で説明があったもの以外の機能として、紙面上のどこにコンテンツがあるかを表示するクリックポイントや、振り仮名、白黒反転、めくり、ポインター、ストップウォッチ、タイマー、グラフツール等が紹介されました。また、書き込んだ内容の保存?読み込みや、振り返りマークによる既習事項のおさらいができる機能について説明がありました。続けて、市川氏から、理科の中でこうしたデジタルコンテンツが一番生かされる場面は火山の噴火等の実際に体験できない部分ではあるが、反対にデジタルで便利なところが際立ってくると、特に理科の学習ではリアルな体験にはもっと大事なところがたくさんあるということに気づかされることの方が多く、デジタルを使うと便利ではあるが、そうではない部分もたくさんあるということをまず忘れないでいただきたいというお話がありました。
最後に、総括として、研究?人事担当の岩山勉理事から「特に小学校の先生が理科を苦手であった場合に、デジタルで映像を見せることによってごまかしてしまうということが起こり得ることが不安で、子どもたちにとっては現物、本物を見るというのがすごく大事であるため、ある程度工夫が必要だと思いました」とお話があり、続いて、野田敦敬学長から「デジタル教材によって教員は授業の導入の教材研究にかける時間をある程度短縮でき、個別の子どもたちに充てる時間を確保できる、また、子どもたちはじっくり実験の時間を取ることができるという意味で価値があると思いました。個別化に対応でき、協働の部分は学習支援ソフトといかに組み合わせるかがこれからの研究になってくると感じました」との感想が述べられました。
研修会終了後のアンケートでは、参加者から「知っているつもりでいたデジタル教科書に関して、まだまだ知らないことがたくさんあることが知れたので、とても有意義な時間でした。デジタル教科書を使いこなすのは時間がかかることだと思うので、今のうちに少しでも知っておくことが大事だと感じました」「デジタル教科書にさまざまな機能があることが分かり、自分が教員になったらどのように使いたいかというイメージをわかせることができました」「いろいろ工夫されたデジタル教科書を実際に見て、すぐに使える映像や、復習などに使えるシステムなど、現場の教員側にとって、授業の準備をする時間を短縮できる点がよいと感じました。学長、大学の理科の教員、出版社、それぞれのご意見をうかがうことができ、大変勉強になりました」という感想が寄せられ、体験型研修会の有効性が現れた結果となりました。
(教務企画課 教職キャリアセンター支援係)
2022年2月分 本学掲載の新聞記事、メディア紹介
2022年03月 7日
2022年2月に掲載された新聞記事は8件、テレビ番組は5件です。この他に紹介された記事等があれば広報課まで情報をお寄せください。
このほかに紹介された記事等あれば広報まで情報をお寄せください。
新聞記事
- 各大学が新型コロナウイルスの影響で試験を受けられなかった受験生のための対応策を打ち出しているという記事の中で、本学の対応が紹介されました。
【2月2日(水) 朝日新聞夕刊7面】
- 毎週金曜日に中日新聞夕刊文化面に掲載される美術教育講座 鷹巣純教授のコラム「鷹巣純先生と行く地獄さんぽ」の2月掲載は以下のとおりです。
【2月4,18,25日(金) 中日新聞夕刊5面】
- 2月は「熊野比丘尼(くまのびくに)」「絵解き」というキーワードを基に、庶民に地獄絵を見せながら口上を披露してお札を売ったりする尼たちの活動を紹介しています。
?2月 4日29歩目「気になる!ハンパない面白さ」
?2月18日30歩目「無数のモチーフ、無限のトーク」
?2月25日31歩目「八方ふさがり???お代上乗せで救済」
- SDGs達成のために高校生や大学生が考えたアイデアを競うコンテストが1月30日(日)、知立市中央公民館で開かれ、「愛知教育大学西尾ゼミチーム」が考えた、「日本語教育を主軸とした多文化共生プラン」が最優秀賞に選ばれました。
【2月5日(土) 金融タイムス】
- *このニュースは、2月1日(火)に、ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME 30」でも紹介されました。
- キャンパスに自生する竹を加工したチップの中で育つカブトムシの観察を子どもたちに楽しんでもらう企画とその費用をクラウドファンディングで募っていることが紹介されました。
【2月8日(火) 中日新聞朝刊12面】
- 「子どもキャンパス構想」の一環として、「竹チップで子どもたちにカブトムシに触れる体験を。」と「子どもたちに「馬(サラブレッド)とのふれあい体験会」を提供したい!」の2つのプロジェクトについて、クラウドファンディングで資金の寄付協力を呼び掛けていることが紹介されました。
【2月25日(金) 刈谷ホームニュース】
【2月28日(月) 読売新聞朝刊22面】
- *このニュースは、2月10日(木)に、ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME 30」でも紹介されました。
- 国立大学協会2021年度大学改革シンポジウム「ケーブルテレビ?学校?教育委員会?大学の連携で目指す教育の未来と社会の姿」が2月19日(土)に本学で開催されることが告知されました。
- *このニュースは、2月21日(月)に、ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME 30」でも紹介されました。
- 安城市の子ども園で昨年4月から始めているゲームを通じてSDGsを学ぶ取り組みを紹介する記事の中で、理科教育講座の大鹿聖公教授と学生グループが協力していることが掲載されました。
- 豊明市の唐竹小学校と双峰小学校が統合し本年度開校した二村台小学校の校歌額の除幕式が開かれた記事の中で、校歌の作詞を国語教育講座の奥田浩司教授が、作曲を音楽教育講座の橋本剛准教授が担当したことが紹介されました。
- 本学附属図書館で行われていた「本を貸し出すように植物の種を貸し出す『種プロジェクト』」が、附属学校課の沓名正樹さんの提案で附属岡崎小学校の事務室でも始まり、200人以上の児童が利用していることが紹介されました。
テレビ番組
- 2月1日(火)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME 30」
SDGs達成のために高校生や大学生が考えたアイデアを競うコンテストが1月30日(日)、知立市中央公民館で開かれ、本学で経済学を学ぶゼミ3、4年生12人が考えた、外国人とのスポーツ大会などを通じた多文化共生の案が最優秀賞に選ばれました。
- 2月8日(火)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME 30」
2月4日(金)から11日(金祝)まで本学附属図書館で開催した卒展について紹介されました。番組内で展示された作品が映され、学部生、大学院生30人が昨年10月から製作を行い、絵画、彫刻、デザイン、研究発表ポスターなどおよそ40点が展示されていることが紹介されました。
- 2月10日(木)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME 30」
「子どもたちにふれあいの機会を」と題して、本学初のクラウドファンディングで2つのプロジェクトを企画していることが紹介されました。一つはキャンパスに自生する竹を加工したチップの中で育つカブトムシの観察を子どもたちに楽しんでもらう企画、もう一つは馬とのふれあい体験会の提供です。 馬術部員のメッセージでクラウドファンディングが3月31日(木)まで受付していることも紹介されました。
- 2月15日(火)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME 30」
「SDGsに貢献する材料技術」と題して2月14日(月)に本学で行われた「アカデミックカフェ」について紹介され、技術教育講座の北村一浩教授が講師を務めたことや野田敦敬学長のインタビューが放送されました。
- 2月21日(月)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME 30」
「愛教大とケーブルテレビ局が連携」と題して、国立大学協会2021年度大学改革シンポジウム「ケーブルテレビ?学校?教育委員会?大学の連携で目指す教育の未来と社会の姿」が2月19日(土)に本学で開催されたことが紹介され、小塚良孝学長補佐(グローバル推進担当)のインタビューが放送されました。
- *このニュースは、知多半島ケーブルネットワーク「ニュースCCNC」(2月24日(木)放送)、クローバーTV「デイリートピックス」(2月24日(木)放送)および「ウイークリートピックス」(2月26日(土)~3月4日(金)放送)でも紹介されました)
(広報課 広報?渉外係 飯濱美樹)
祝!本学附属高等学校生徒の作品が「私の折々のことばコンテスト2021」で栄光ゼミナール賞に選ばれました。
2022年03月 7日
本学附属高等学校1年 高橋愛瑞(たかはしあず)さんの作品『いつか一緒に働きましょう。』が「私の折々のことばコンテスト2021」で栄光ゼミナール賞に選ばれました。
1月19日(水)の朝日新聞朝刊「天声人語」のコラム記事に、本学附属高等学校生徒のことが取り上げられていると、高橋さんの出身中学校長から附属高等学校校長宛に連絡がありました。早速紙面を確認したところ、確かにそこには本校1年に在籍する高橋愛瑞さんの名前と、「私の折々のことばコンテスト2021」に応募した作品の一節が紹介されていました。
入選作品のタイトル『いつか一緒に働きましょう。』は、高橋さんが中学校卒業時に2年生の担任の先生から贈られ、大切にしている言葉だそうです。中学生からの夢「教師になること」をかなえるための第一歩として、愛知教育大学附属高等学校へ片道1時間以上かけて通学し、勉強や部活動に励んでいる高橋さん。高校生になり、辛く挫けそうなときもありますが、教師になって先生と一緒に働く夢のためがんばっています。
(附属高等学校 事務係長 浅岡圭吾)
2022年2月21日?28日 みよし市立北部小6年生の児童にプログラミングの授業を行いました。
2022年03月 8日
2月21日(月)と28日(月)に、みよし市立北部小学校の6年生4クラスの児童に、プログラミングの授業を行いました。今回の出前授業は、情報選修4年生を対象にした「情報学研究」の授業の一環として行い、「第6学年理科『私たちの生活と電気』の単元でのプログラミングの授業をお願いしたい」という小学校の希望から、授業内容を設定しました。みよし市にはプログラミング学習用のマイコンボードmicro:bit(マイクロビット)が1校に40台程度整備されています。今回はこちらを使用して、実践を行いました。
はじめに児童がすでに学習した電気の性質の復習から始めました。電気は光、音、熱、動きに変化するという性質を確認したあと、身の回りで電気で動くものを考えました。ワークシートには10個の枠が用意されていましたが、それを超える数の道具をあげる児童や、あまりみんなが思いつかない道具(ペンライト)をあげる児童がいました。それらの道具の多くがプログラミングで動いていることを具体例をあげて説明しながら、授業のねらいとして「micro:bitを使って、電気を光、音に変えるプログラムを作ろう。」を示しました。
その後、micro:bitを児童に1人1台配布し、各自の学習用タブレットとの接続を行い、光や音を制御するプログラムを作成しました。
教室の明るさをセンサーで測るプログラムを作ると、児童は休み時間に教室の照明にmicro:bitを近づけたり、ベランダで太陽の光に当てたりしながら、数値の変化を確認していました。音のプログラムでは、紙コップで作成したスピーカーを通して、自分が指定した音が出ることを確認する様子が見られました。
授業を通して、理科とプログラミングとのつながりが意識できるように導入場面を工夫することで、なぜプログラミングを学ぶのかという意義に気付かせることができました。児童たちは意欲を持って学習に取り組むことができており、micro:bitを活用した充実した時間となりました。児童が興味や意義を持ち取り組むことの大切さを学びました。
(情報教育講座 准教授 齋藤ひとみ?中等教育教員養成課程 情報専攻4年 伊藤勇咲)
2022年2月28日 美術選修?専攻の学生が「郵便による『お手紙』文化の復興」をテーマにプレゼンテーション
2022年03月 9日
2月28日(月)、美術選修?専攻2年生の学生が「郵便による『お手紙』文化の復興」をテーマに、日本郵便株式会社にプレゼンテーションをしました。
美術教育講座 富山祥瑞教授が担当する「デザイン実技II」の授業で、「問題提起のクリエイティブ提案力」の育成を目的に実施されました。「デザイン実技II」では毎年、クライアントから実在する製品?サービスの販促企画を依頼されたという想定でテーマを設定し、チームに分かれて競合コンペ形式のプレゼンテーションをしています。これまでは「岡崎の『八丁味噌』」や「刈谷特産の切り干し大根」、「中日こどもウイークリー」などを取り上げており、今年は「手紙」を取り上げました。
想定クライアントとして日本郵便株式会社からは、販売促進業務の担当者など5人に参加いただきました。学生は4~5人で1チームとなり、7チームが持ち時間14分で発表しました。それぞれのチームは、手紙を出すことの利点と、手紙が出す機会が少ない理由をまとめたうえで、「オタクの"好き"や"推し"の気持ちを手紙にするキャンペーン」や「終活に興味がある層をターゲットにした"エンディングレター"の活動を立ち上げる」、「記念日や旅行などのタイミングで手紙を書く機会づくりをPR」などさまざまな提案をしました。
プレゼンテーションを受けた刈谷郵便局 総務部長の西田貴裕さんは「若い世代の提案に刺激をもらった。プレゼンテーションの中で、サンプルの手紙を渡してくれたり、プロモーションのCM動画を披露してくれたりしたが、それだけで胸が温まった。手紙に込められた想いや温もりを届ける会社として、お客様の背中を押す提案をしていきたい」と総括されました。
この日に向けて、半年かけて企画を練ってきた学生たちは、クライアントを前にしたプレゼンテーションを終えて安堵の表情を浮かべており、貴重な経験となりました。
(広報課 広報?渉外係 社本真里)
2022年1月20日 全学FD講演会「コミュニケーションデザインとは何か?対話の時代に向けて?」を開催
2022年03月10日
1月20日(木)、オンラインビデオ会議システムを利用した遠隔講演として、教職キャリアセンター「『主体的?協働的な学び』を実践できる教員の養成-アクティブ?ラーニングを導入した新たな学習指導方法の開発-」プロジェクト主催による全学FD講演会を開催しました。教員?職員?学生計70人ほどが参加しました。
講師に芸術文化観光専門職大学長の平田オリザ氏をお招きし、「コミュニケーションデザインとは何か?対話の時代に向けて?」と題して講演を行いました。平田先生は劇作家?演出家として国際的に活躍をされる一方で、小中高校生を対象とした演劇指導や国内外の大学で教鞭を執られるなど、教育においても長年にわたり尽力されています。また、演劇の手法を生かしたコミュニケーション?ワークショップのための著書も多数執筆されています。
講演では、はじめに劇作家としての簡単な自己紹介をされた後、平田先生が大学での授業で古くから実践されているワークショップをもとに進められました。まず、これから私たちが学ばなければいけないコミュニケーション能力について、「何のためのコミュニケーション能力か」「私たち一人一人の時間軸」を横軸?縦軸として捉える必要性について解説されました。次に、演劇における役作りを例に、異文化と接触するときの面白さ、面倒臭さ、また多様な解釈を面白がることが異文化理解につながり、人生を豊かにするために身に付けるべきグローバルコミュニケーションスキルにつながると説かれました。また、「相手の発話の意図としてのコンテクスト(文脈、発言の背景や意図)を理解する」ことの重要性について、医療コミュニケーションに携わったご経験をもとに解説されました。そして、子どもや患者に代表される社会的弱者はコンテクストでしか話せないことから、教育における良いコミュニケーションとは子どものコンテクストを受け止めるとともに、受け止めているというシグナルを返すことであると述べられました。また、アクティブ?ラーニングにおいては、発話を促すための環境作りが大切であると指摘されました。最後に、「シンパシー(同情)からエンパシー(共感)へ」として、互いのコンテクストを擦り合わせる習慣の重要性と、それを通して一人一人異なる、命の次に大切なものである文化をどのように守るか、また教育において"対話"を学ばせることの意義について語られました。
講演後の質疑応答でも、いろいろな立場からの質問や感想が聞かれました。「共感できるように育てるための方法」についての質問に対して、平田先生は「演劇をすることです」と講演の文脈を引用して助言されました。また「研究においても、資料との"対話"による他者理解が重要でありそのためのコミュニケーション能力が求められることを再確認した」という意見について、大きく頷かれながら社会科教育におけるアクティブ?ラーニングの実践例を挙げられました。最後に、「音楽表現の指導のための助言」についての質問では、「幼児から小学校低学年までは音楽?美術?演劇?ダンスなどの垣根を緩くして一体となった体験が必要」と述べられました。演劇の話題からさまざまな分野に及び、教育とは、またアクティブ?ラーニングの本質について深く考えさせられた平田先生の講演は、私たちが目指したいアクティブ?ラーニング授業の体験であったと感じました。
(教職キャリアセンター FD部門 「『主体的?協働的な学び』を実践できる教員の養成-アクティブ?ラーニングを導入した新たな学習指導方法の開発-」プロジェクト 麓洋介)
(教務企画課 教職キャリアセンター支援係)
2022年2月17日 教職大学院「最終報告書」発表会を行いました。
2022年03月10日
2月17日(木)、教職大学院「最終報告書」発表会を行いました。各コース?系を単位とする複数の分科会にて、学部直進等学生および現職教員学生計67人の学生が、自身の取り上げた研究テーマについて、実習校での実践結果を発表しました。
教職大学院では、確かな指導理論と実践力?応用力を備えること、学校教育の場で指導的役割を果たし得る教員の育成をすることを目標に掲げ、日々研究?授業実践に取り組んでいます。今年度も、昨年度と同様に、新型コロナウイルス感染症対策として、対面による参加者を学生と指導教員などの学内関係者に限定し、連携協力校以外の参加者に対しては、後日オンデマンド方式による視聴で対応するなど、制約のある中での開催となりました。しかしそのような状況の中でも、それぞれの学生の努力と工夫が感じられる充実した内容となっており、発表後には参加者から熱心に質問や意見が挙がりました。
「問題点を生かして合意形成を図る力の育成」について発表した羽根田篤典さんは、子どもたち全員が納得する話し合いができるように、発言者だけでなく全員がこの選択で良かったと思えるような合意形成をする必要があるという視点のもと、研究実践の結果を発表しました。参加者からは「合意形成は将来必要な力のため、この研究実践を将来に生かしていってほしい」と意見が挙がりました。
また、高木星和さんは「ARCS(アークス)モデルの手法を取り入れた小学校高学年算数科の授業づくり」について、学習の差が出やすい算数の授業について、学習意欲の低い子どもへARCSモデルという学習者の意欲を高める理論に基づいた、授業実践を行った結果を発表しました。また高木さんは子どものやる気を支えていきたいという思いのもと、「やるぞう」というオリジナルキャラクターを考案し、それが子どもにも人気だったようです。参加者からは「小学校だけでなく、高校でも数学が苦手という子どもが多いため、このまま研究実践を続けて、小学校のうちから算数が得意という子どもを増やしていってほしい」と意見が挙がりました。
2年間配属された実習校にて研究実践を行い、教育現場に羽ばたく学部直進等学生と、現場の核を担う現職教員学生の今後の飛躍が一層期待される発表会となり、新しい時代の学校教育の幕開けを感じる機会となりました。
(教務企画課 大学院係 内田陽介)
2022年2月19日 2021年度大学改革シンポジウム「ケーブルテレビ?学校?教育委員会?大学の連携で目指す教育の未来と社会の姿」を開催
2022年03月15日
2月19日(土)、津島市?刈谷市?常滑市の3市の教育委員会?小中学校?各地域のケーブルテレビの関係者や小中学生を招いて、大学改革シンポジウム「ケーブルテレビ?学校?教育委員会?大学の連携で目指す教育の未来と社会の姿」を開催しました。
本シンポジウムでは、シンポジウム名でもある「ケーブルテレビ?学校?教育委員会?大学の連携で目指す教育の未来と社会の姿」というテーマを設定し、教育の現状を広く共有し、教育の未来を共に創る取り組みについて語り合う機会としました。
第一部では、津島市、刈谷市、常滑市の3市の教育委員会?小中学校?各地域のケーブルテレビの連携について紹介しました。
はじめに、津島市教育委員会の浅井厚視教育長と西尾張シーエーティーヴィ(株)の青木啓社長による企画の紹介があり、津島市立高台寺小学校の児童は実際の放映で授業動画を見た感想を話しました。
次に、刈谷市教育委員会の金原宏教育長から子ども主体のいじめ防止活動の紹介があり、(株)キャッチネットワーク天野栄取締役から子どもたちの自由な発想でキャッチネットワークと一緒に作った番組の紹介があり、刈谷市立朝日中学校生徒会はいじめゼロに向けた取り組みを報告しました。
最後に、常滑市教育委員会の圡方宗広教育長はコミュニティ?スクールについて語り、知多半島ケーブルネットワーク(株)の松永光司社長からは常滑市立南陵中学校の南陵クラブのオリジナルマドレーヌ作りを通した地域活性化への取り組みを取材し番組を制作していること、南陵クラブの生徒は活動を通して地域の方々に感謝と尊敬の気持ちがわいてきたことを語りました。
第二部では、参加者全体で意見交換を行いました。
終了後の参加者からのアンケートでは「未来の教育を作るために、すべてを学校任せにしないで子どもや地域の人を巻き込んでいけばよい」「大学もコミュニティ?スクールとしての機能を充実させる必要がある」などの感想が寄せられました。地域のみんなでよりよい教育とよりよい社会を共に創ることの意義を感じるシンポジウムとなりました。
(学術研究支援課 プロジェクト支援係 大森智子)
2022年3月10日 野田学長らが附属名古屋中学校のスタジオ教室を視察
2022年03月16日
3月10日(木)、野田敦敬学長、新津勝二理事(総務?財務担当)が附属名古屋中学校のスタジオ教室を視察しました。
2021年度は、小中学校で1人1台端末での学習がスタートした「GIGAスクール元年」です。この環境を最大限活用し新しい学びを研究、発信するため、野田学長のリーダシップのもと、附属学校にスタジオ装置を導入しています。附属学校の授業風景を全国に配信することや、双方向でのやりとりができ、オンライン授業や教育実習、研究発表会での成果を公開、教員向け研修の実施、教職大学院の授業実践など、無限の可能性を秘めたスタジオです。
3月10日(木)、他校に先んじてスタジオ教室が完成した附属名古屋中学校での授業を、野田学長、新津理事が視察しました。
教室の前後に設置された高性能カメラと移動式タブレットからの映像、また天井の小型マイクが拾うエリアごとの音声がミキサールームに送られ、教員が機器を駆使して調整した映像と音声がインターネットで配信されます。
野田学長らは、授業と装置がとらえる画像や音声を見比べ、生徒のPC画面までとらえる固定式カメラのズーム能力、解像度の高さや、生徒の声をピンポイントで拾うマイクの性能に驚きました。また、ミキサールームの教員が配信画面をホワイトボードから大画面ディスプレイに切り替えたり、発言する生徒に合わせてエリアのマイクを選択し聞こえ方を最適化したりする様子が、同じ教科で常に研究を共にして授業のポイントが理解できているからこその「阿吽(あうん)の呼吸」だと知り、感心していました。
ミキサールームの教員に機器の使い方の説明を受けた新津理事は、「オンラインによる授業公開は、教室内におけるグループワークなど協働学習の場面をどのように分かりやすく配信するかが大きな課題となっています。教員の新たな研修制度の構築に貢献するためにも、大学との連携によりスタジオ化の成果を出していきましょう」と意気込みを教員に伝えました。野田学長は、教員の質問に疑問の顔を浮かべていた生徒たちが大型ディスプレイでアイデアを共有し、その後教員が与えるヒントで表情を変え、仲間と議論し自分の端末の画面で図形を動かして「あ、わかった!」とつい声にする様子を、生徒のそばでにこやかに見守っていました。
最後に野田学長は、導入に携わった教員を労い「予想を超えるスタジオができた。これを使って今後どのような成果を出せるかが重要。よい授業をどんどん発信していきたい」と感想を述べました。
なお、中学校では、これまでも教育研究発表会、授業公開などで同様に配信してきましたが、カメラやマイク等のセッティングのために配信前日は夜遅くまで時間を要していたとのことでした。今回、スタジオ教室ができたことで、そういった準備の必要がなく、教員の働き方改革にもつながりました。
この後さらに、ワイド2画面液晶プロジェクターと、これに対応した大型ホワイトボードを設置し、授業環境を充実させる予定です。
(附属学校課長 佐藤重成)
2022年3月5日 教育行政職高度化シンポジウムを開催しました。
2022年03月16日
3月5日(土)、本学大学院教育学研究科修士課程の教育ガバナンスキャリアコース主催で「地方教育行政と学校を支える人財-教育行政専門職の育成-」をテーマに、「教育行政職高度化シンポジウム」を開催し、愛知県内の教育委員会職員や学校事務職員、学生など82人の参加がありました。
教育学研究科長でもある野田敦敬学長から、本コース設置の狙いや特色を交えた開会のあいさつの後、前半の基調講演では、放送大学特任教授で東京大学名誉教授でもある小川正人先生から「『教育行政職』の実情と取組みの動向 -『教育行政職』の可能性を考える-』と題して、全国の教育委員会や学校事務といった教育行政分野の専門職人材の採用方法やキャリア形成等についてパターン別に紹介を行い、パターンごとのメリットやデメリットを踏まえた専門性の育成における課題について講演いただきました。
後半では、本学本多正人教授のコーディネートで、京都府京都市、埼玉県戸田市、愛知県蒲郡市、愛知県豊田市から4人のパネラーを招き、小川先生をコメンテーターとしてパネルディスカッションを行いました。それぞれの市における教育行政の特徴を紹介いただき、教育職と行政職が連携を進める上での行政職の専門性とは何かといったことや、教育行政職の育成に向けた取り組みの多様性とそれらの可能性などについて活発な議論が行われました。
シンポジウムの最後に、本学の新津勝二理事?事務局長から終わりのあいさつとして、「教育行政のプロになるためには、社会の変化が激しい中で教員のみでなく、教育に携わる事務職員も学び続けていかなければならない」と総括を行いました。
シンポジウム終了後のアンケートでは、「教育行政職にかかわるさまざまな立場の方からの話を聞いて視野が広がった」「現職者にとっても学び続けることができるきっかけになった」「地域や職を超えた交流が広がっていくきっかけやハブになることを期待する」といった声が寄せられ、参加者および本学双方にとって、今後の教育行政職の可能性を感じさせる大変有意義な時間となりました。
- 詳細は本学大学院サイトに掲載しています。
■ 大学院サイト「2022年3月5日 教育行政職高度化シンポジウムを開催しました。」(外部サイト)
(企画課 大学改革係長 松本典江)
2022年1月20日 みよし市立中部小3年生の児童にプログラミングの授業を行いました。
2022年03月22日
1月20日(木)に、みよし市立中部小学校で3年生の児童28人に、プログラミングの授業を行いました。今回の出前授業は、情報選修4年生を対象にした「情報学研究」の授業の一環として行い、「第3学年『三角形』での授業が可能であればお願いしたい」という小学校の希望から、授業内容を考えました。授業は算数の授業の時間で行いました。
授業では、はじめに児童がすでに学習した三角形について、形のシルエットから三角形を当てたり、正三角形、二等辺三角形、三角形の性質を思い出したりする活動を行いました。その上で、「猫が三角形を分類するプログラムを作ろう」という授業テーマを伝えました。その後、まずフローチャートについて説明し、三角形を分類するフローチャートをみんなで考えました。質問の順番によってうまくできないことがあり、児童は試行錯誤しながら考えていました。フローチャートができたら、ペアで自分が思い浮かべた三角形をお互いにフローチャートの質問に沿って当てられるかを確認しました。その後、出来上がったフローチャートを元にScratch(スクラッチ)で猫のキャラクターが三角形を当てるプログラムを作成しました。児童は、自分たちが作ったプログラムで猫が当てられる様子を見て喜んでいました。最後に今回のプログラムで使った分岐構造について説明し、応用したゲームである「アキネーター」を紹介しました。
授業を通して、フローチャートでまず考えてから、Scratchで実際にプログラムを作るという順序にしたことで、Scratchでの活動をより充実したものにできたと思いました。発問や指示の仕方によって、児童の学びも異なるため、これから教員になる身としてとても勉強になりました。
(情報教育講座 准教授 齋藤ひとみ?初等教育教員養成 情報選修4年 山口琉衣)
日本学生支援機構の「2022年度海外留学支援制度(協定派遣?協定受入)」に8プログラムが採択されました。
2022年03月24日
本学は毎年日本学生支援機構による「海外留学支援制度(協定派遣?協定受入)」に応募しています。「海外留学支援制度(協定派遣?協定受入)」とは、日本の大学や大学院等が、諸外国の大学?大学院等と学生交流に関する協定等を締結し、それに基づき、諸外国へ短期間派遣される学生および諸外国から短期間受け入れる学生を対象とした給付型の奨学金制度です。
今年度は未来共創プランの戦略4「協定校を始めとする海外の教育機関との連携を密にして、グローバル化に対応したプログラムを学部と大学院で整備します。」を念頭に置いて内容全体を検討し、応募した14プログラムのうち、過去最多の8プログラムが採択されました。
具体的にはアメリカ、ドイツ、モンゴル、韓国、カンボジア、香港、台湾、タイ、インドネシアの9つの国?地域の協定校が行き先となる8つの派遣研修プログラムとなります。いずれも派遣期間は一カ月程度です。また、参加学生は学部生だけでなく大学院生にも拡大しました。
新型コロナウイルスの影響で、本学の学生は過去2年間海外留学に行くことができておらず、海外との交流の機会を求めている学生にとって今回の採択は貴重なチャンスに違いありません。
来年度、国際交流センターは政府の新型コロナウイルスの感染対策を踏まえて本プログラムを慎重に実施していく予定です。
(国際企画課 国際交流係長 高木遠慧)
2022年3月11日から4月3日まで刈谷市プロジェクションマッピングが開催されています。
2022年03月24日
3月11日(金)から、刈谷ハイウェイオアシスにて「刈谷市制施行70周年プラス1記念プロジェクションマッピング KARIYA MAPPING LIVE TOGETHER」が開催されています。
このプロジェクションマッピングは刈谷市が主催していますが、コンテンツの作成にあたって、美術専攻の学生16人が、刈谷市若手職員と意見交換を行う形で企画に参加しています。
先日、プロジェクションマッピングの様子を見学に行ってきました。3月下旬とはいえ、気温はまだ低く寒い夜でしたが、お年寄りから子どもまでたくさんの方々が、光の映像が始まるのを待っていました。
大きな太鼓の音とともにスクリーンになっている壁が動き出すような映像が始まると、観衆からは、「おー」という歓声が上がりました。刈谷市を象徴する四季の風景や伝統行事、産業などが、未来へ発展していく刈谷市のイメージとともに、迫力のある音と色鮮やかな映像で次々に表現されていました。最後まで見る人を飽きさせない映像で、意見交換会で出た「多世代の人が楽しめる」内容になっていると思います。
このプロジェクションマッピングは4月3日(日)まで、午後6時30分から午後9時まで開催されています。ぜひ足をお運びください。会場の隣にある大観覧車の夜景と一緒に見るとなお一層美しく楽しめますよ。
(地域連携課 副課長 島村瑞穂)
2022年3月22日 本学初の大学PR看板を設置しました。
2022年03月25日
本学の正門は、バス通り(県道豊田知立線)の「愛教大前」交差点から奥まったところにあり、初めて来学する方から「分かりにくい」といった感想が出ていました。また、2021年11月21日(日)に行われた井ケ谷地区役員との懇談会では、「愛教大前」交差点から本学の正門までの市道を、「大学の目抜き通り」として活性化していきたいとのご意見がありました。
このようなご意見等を踏まえ、3月22日(火)に「目印」および「本学の取り組みアピール」「地域活性の足がかり」となることを目的に、正門手前の場所に大学PR看板(横5.5m×高さ1.8m)を設置しました。今回の取り組みは、国立大学では珍しく、本学でも初めての設置になります。
この看板のデザインは、「未来共創プラン」の中からの言葉を引用して「未来の教育を共に創る」をキャッチコピーとしています。また、「ものづくりだけじゃない。この国には人づくりが必要だ。」という言葉を付け加え、キャッチコピーをより印象付ける工夫をしました。さらに、この強いキャッチコピーに負けない象徴的な写真として、本学の附属学校の活動の様子として、附属高校の教員と生徒がモデルになっている写真を採用しました。
バスで来学した学生からは「目に止まる看板!」との感想がありました。また、この看板のモデルとなった附属高等学校の先生からは、いろいろな人から、「看板を見ました!」と反響があったという感想があり、生徒からは、交際点を曲がってパッと目に映るため、「うれしい気持ちと恥ずかしい気持ちはあるが、大学の取り組みに協力できて良かった!」などの感想がありました。
本学へお越しの際は、ぜひ大学PR看板にもご注目ください。
(施設課 副課長 谷川正憲)
2022年3月17日 全学FD?SD講演会「教員養成系大学による社会的インパクトの創出」を開催しました。
2022年03月28日
3月17日(木)、岐阜聖徳学園大学の観山正見学長を講師としてお招きし、全学FD?SD講演会「教員養成系大学による社会的インパクトの創出」を開催し、対面?オンラインあわせて93人の教職員が参加しました。
国立大学法人にとって令和4年度は第4期中期目標期間の初年度となり、文部科学省より交付される運営費交付金の構成も新しくなりました。今回の運営費交付金の大きな変更点の一つに「ミッション実現戦略分」の導入があります。これは、国立大学法人がさまざまなステークホルダーと連携?協働しながら、社会変革や地域の課題解決を行い、「社会的インパクト」を創出することを推進するために導入されました。今回のFD?SD講演会は、この「社会的インパクト」についての本学構成員の理解を深めるため、文部科学省でこの運営費交付金の検討を行った「第4期中期目標期間における国立大学法人運営費交付金の在り方に関する検討会」の委員の一人であった観山学長に講師をお願いして実施したものとなります。
観山学長の講演に先立ち、本学の財務?総務担当の新津勝二理事より、事業概要説明として、令和4年度予算内示の厳しい状況が説明され、「第4期の評価が第5期の運営費交付金に反映されることとなりますが、教員養成系大学としてどのように社会的インパクトを創出していくかについて、検討会における議論も含めご指導いただきたい」と、今回のFD?SD講演会の趣旨が述べられました。
引き続き行われた基調講演で、観山学長は社会的インパクトの評価については、文部科学省内でもこれから検討が進められる、と前置きした上で、長期的な取り組みによりアウトカムが出てくる教育活動について、ただ「できない」と言うだけでは評価してもらえないこと、以前より取り組んできた活動の成果でも評価の対象となり得るということを述べられ、大学の良さをアピールし、大学側から評価の土俵を作っていくことが必要と話されました。そしてさらに、教員養成系大学における視点について、ステークホルダーを考慮することが重要であるとし、積極的な情報発信や教育委員会、企業との連携、DX教育の推進などいくつかの具体例を挙げながら私見をお話しくださいました。
講演会の後の質疑応答では、本学教職員より評価指標や大学からの情報発信、国立と私立の教員養成大学の違いなどについて意見や質問が出され、充実した意見交換が行われました。
今回の講演会を通じて、本学の厳しい現状を教職員間で共有するとともに、社会的インパクトやアウトカム評価についての理解が深まりました。
(財務課 副課長 古田紀子)
2022年3月25日 愛知教育大学未来基金による高額寄附者への感謝状贈呈
2022年03月29日
3月25日(金)、愛知教育大学未来基金による高額寄附者への感謝状贈呈式を学長室において行いました。
感謝状贈呈式は累計で100万円以上のご寄附をいただいた方に対して行うもので、今年度は愛知教育大学同窓会 市野聖治会長と野田敦敬学長にそれぞれ感謝状を贈呈しました。
野田学長からは、愛知教育大学同窓会へ感謝の言葉が述べられました。
愛知教育大学未来基金では、皆さまからのご寄付を教育研究活動に関する支援事業、修学に関する支援事業、国際交流の推進に関する支援事業、教育研究環境に関する整備事業などに活用させていただいております。
今後とも、愛知教育大学未来基金へのご理解?ご支援をよろしくお願い申し上げます。
詳しくは、「愛知教育大学未来基金」のページをご覧ください。
(事務局付参与 広報課 未来基金担当 清野俊哉)
2022年3月23日 豊山町教育委員会との相互連携に関する協定を締結しました。
2022年03月29日
本学は、第三期中期目標?中期計画において、より広範な地域貢献を目指し、市町村や教育委員会と新たな相互連携協定の締結に向けて積極的に取り組んできました。愛知県内にある54のすべての市町村または教育委員会と、連携協定あるいは覚書を締結しました。
3月23日(水)には、本学において豊山町教育委員会との相互連携に関する協定締結式を行いました。豊山町教育委員会から北川昌宏教育長、小川貴教育参事が出席され、本学からは野田敦敬学長、杉浦慶一郎連携?附属学校担当理事、土屋武志地域連携センター長が出席しました。協定式では野田学長、北川教育長が相互に協定書への署名をした後、あいさつをしました。
野田学長は、あいさつの中で、昨年豊山町教育委員会を訪問した際のエピソードや、かねてから豊山町は自身にとって身近な町であったと話し、今後は豊山町出身の大学教員をはじめ、多分野での連携を深めていきたいと述べました。また、北川教育長からは、豊山町について小さな町だが恵まれた環境で魅力が凝縮された町であると紹介され、今後は教員の質向上や、町全体に関する助言などで連携できたらありがたいと話されました。
最後に記念撮影を行い、協定式を終えました。
今年度は、そのほか5市の教育委員会とも相互連携協定を締結しました。
小牧市教育委員会 | 2021年8月31日(火)締結 |
尾張旭市教育委員会 | 2021年10月1日(金)締結 |
清須市教育委員会 | 〃 |
北名古屋市教育委員会 | 2021年11月25日(木)締結 |
岡崎市教育委員会 | 2021年12月23日(木)締結 |
(地域連携課 副課長 島村瑞穂)