2022年1月20日 みよし市立中部小3年生の児童にプログラミングの授業を行いました。
2022年03月22日
1月20日(木)に、みよし市立中部小学校で3年生の児童28人に、プログラミングの授業を行いました。今回の出前授業は、情報選修4年生を対象にした「情報学研究」の授業の一環として行い、「第3学年『三角形』での授業が可能であればお願いしたい」という小学校の希望から、授業内容を考えました。授業は算数の授業の時間で行いました。
授業では、はじめに児童がすでに学習した三角形について、形のシルエットから三角形を当てたり、正三角形、二等辺三角形、三角形の性質を思い出したりする活動を行いました。その上で、「猫が三角形を分類するプログラムを作ろう」という授業テーマを伝えました。その後、まずフローチャートについて説明し、三角形を分類するフローチャートをみんなで考えました。質問の順番によってうまくできないことがあり、児童は試行錯誤しながら考えていました。フローチャートができたら、ペアで自分が思い浮かべた三角形をお互いにフローチャートの質問に沿って当てられるかを確認しました。その後、出来上がったフローチャートを元にScratch(スクラッチ)で猫のキャラクターが三角形を当てるプログラムを作成しました。児童は、自分たちが作ったプログラムで猫が当てられる様子を見て喜んでいました。最後に今回のプログラムで使った分岐構造について説明し、応用したゲームである「アキネーター」を紹介しました。
授業を通して、フローチャートでまず考えてから、Scratchで実際にプログラムを作るという順序にしたことで、Scratchでの活動をより充実したものにできたと思いました。発問や指示の仕方によって、児童の学びも異なるため、これから教員になる身としてとても勉強になりました。
(情報教育講座 准教授 齋藤ひとみ?初等教育教員養成 情報選修4年 山口琉衣)