News & Topics:2019年10月掲載分
- 2019年9月19日 教員養成ならではの教職員PD講座「『師範学校』と『大学』-近代教育と教員養成の『場』の問題-」を開催
- 2019年8月21日~26日 準硬式野球部が第71回日本大学準硬式野球選手権大会で全国ベスト8!
- 2019年9月12日~15日 天皇賜杯第88回日本学生陸上競技対校選手権大会で松本さんが入賞!
- 2019年9月24日 「通常学級におけるICTの活用の可能性を探る~発達障害の可能性のある児童生徒等に対するICTの効果的な活用とは~」を開催
- 2019年9月分 本学掲載の新聞記事紹介
- 2019年8月22日 学生選書ツアー開催
- 2019年9月8日 本学吹奏楽団が吹奏楽コンクール東海大会で銀賞!
- 2019年9月30日 令和元年度9月卒業式を挙行
- 2019年10月4日 KAGACの共同事業協定書調印式を実施
- 2019年10月5日 「事務系職員のOB?OGおよび現職による親睦会」を開催
- 2019年9月30日~10月11日 教育ガバナンスコースの学生が本学の事務局でインターンシップ!
- 2019年10月9日 令和元年度 大学院 秋季入学式を挙行
- 2019年8月14日 幼児教育講座 樋口一成教授デザインのインテリア作品がNY NOW summer 2019で受賞
- 2019年8月7日 愛知教育大学教職キャリアセンター「大学?附属学校共同研究会」の夏季一斉研修を開催
- 2019年8月28日 文部科学省の有識者会議で外国人児童生徒教育の充実方策を提唱
- 2019年10月15日 松本昭彦教授がトヨタクラウンの天井画を制作した深田山神社の新社殿が完成しました。
- 2019年10月19日 ナディアパークで開催された読書イベントによみっこが参加しました。
2019年9月19日 教員養成ならではの教職員PD講座「『師範学校』と『大学』-近代教育と教員養成の『場』の問題-」を開催
2019年10月 1日
9月19日(木)に本学本部棟第一会議室にて,東京学芸大学の岩田康之先生を講師として招き,教職員?学生を対象とした教員養成ならではの教職員PD講座「『師範学校』と『大学』-近代教育と教員養成の『場』の問題-」を開催しました。岩田先生はHATOプロジェクト研修?交流支援部門で開発された「教育養成ならではの教職員PD講座パッケージ」の第4講を担当しています。PDとはProfessional Developmentのことで,これまでのFD(Faculty Development),SD(Staff Development)の中で「教員養成ならでは」の部分を取り出し,教職協働で能力開発を図るという概念を提示し,プログラムを開発?施行されています。参加者は本学教職員,学生,他大学の教職員の計64人でした。
第4講の目的は,近代教育における「大学」と「教員養成」の微妙な関係を踏まえつつ,日本における高等教育の展開と教員養成系大学をとりまく政策的な展開を歴史的?対外比較的な視野から振り返り,教員養成大学の現状と今後を構造的にとらえる契機を得ることです。講師の岩田先生は日本教育史の研究をされており,現在の大学における教員養成課程ができるまでの起源を東洋と西洋の大学モデルの違いから,また影響を受けた代表的な政策について東京学芸大学の事例を含めてお話しいただきました。先生の簡明直截(かんめいちょくせつ)な話しぶりにより参加者からは積極的に質問が出され,学びを深めました。
この教職員PD講座はWEB講座の受講が可能です。教職員が教員養成系の独自性や専門性に関する理解を深めるきっかけとなれば幸いです。
- 関連リンク
教員養成ならではの大学教職員PD(プロフェッショナル?ディベロップメント)講座(外部サイト)
(学術研究支援課 プロジェクト支援係 主任 小笠原有香)
2019年8月21日~26日 準硬式野球部が第71回日本大学準硬式野球選手権大会で全国ベスト8!
2019年10月 4日
8月21日(水)~26日(月)に文部科学大臣杯第71回日本大学準硬式野球選手権大会が開催されました。
準硬式野球とは,硬式野球とは使用するボール,バットが異なる野球競技です。準硬式野球で使うボールは硬式ボールのように堅い芯をもちますが,その周りがゴムで覆われているので,硬式ボールより柔らかくなっています。また,硬式野球では木製バットを使用しますが,準硬式野球では金属バットを使用することもできます。
日本大学準硬式野球選手権大会に出場できるのは,3月に実施される東海選手権と5月に実施される春季リーグのそれぞれの1位校,および5月に上位校同士で実施される全日本大会代表決定戦での勝利校で,東海地区からは4校が選ばれます。本学は東海選手権で4位でしたが,1位校の組み合わせにより,代表決定戦への出場権利を得ることができ,さらにその試合を勝利して出場を勝ち取りました。
本学準硬式野球部がこの大会に出るのは部の創設以来,今年で5回目です。ここ数年は2部リーグでした。しかし逆に「3年前に落ちて以来,ずっと2部リーグだったので,プレッシャーもなかったです」とピッチャーで4番の力武健心さん(初等?保健体育選修 3年)。「ちょうど2部リーグからの入替戦も同じ時期だったのですが,ずっと勝っていました。勢いにのっていましたね」
その勢いのまま,全国へ。初戦の強豪校,東北学院大学に勝ち,2戦目は優勝候補の福岡大学にも勝利しベスト8を確定しました。本学らしいバントなどの細かいプレーがうまくはまり,打つべきところで打つことができました。3戦目の国士舘大学に残念ながら敗退してしまいましたが「しっかり最後までやれて悔いはありません」と力武さんは話します。ベスト8のチームから選ばれる「全日本表彰選手」にも本学から力武さんと岩田和士さん(初等?保健体育選修 4年)が選出されました。
本学の快進撃には力武さんたちの活躍もありますが,キャプテンであった犬飼一稀さん(中等?理科専攻 3年)の力が大きかったそうです。監督がいない準硬式野球部で練習メニューを考え,チームをひっぱった名キャプテンでした。大会を終え,世代交代がありましたが,「来年度もしっかり頑張れば全国大会に行けると思います。多くの新入生に入部してもらいたいです」と力武さんは話しています。
(広報?地域連携課 副課長 古田紀子)
2019年9月12日~15日 天皇賜杯第88回日本学生陸上競技対校選手権大会で松本さんが入賞!
2019年10月 4日
2019年9月12日(木)~15日(日)に実施された天皇賜杯第88回日本学生陸上競技対校選手権大会(日本インカレ)の女子400mで,本学陸上部の松本扶弥(まつもとふみ)さん(初等教育教員養成課程 保健体育選修 4年)が3位入賞しました。
小さい頃からずっと陸上を続けてきた松本さんは,高校生の時も高校インターハイや国体で入賞するなど好成績を収めてきました。本学でも陸上部に所属して,短距離で活躍してきましたが,日本インカレでの決勝進出は大学1年生の時以来です。
「3位になってほっとしました」と笑顔で話す松本さん。その明るいキャラクターからは想像できないほど,大会前は追い詰められていたそうです。
5月の第85回東海学生陸上競技対校選手権大会(東海インカレ)では,その1週間前のウェイトトレーニング時に急性腰痛症を発症。女子400mで1位になったものの,腰をかばった走り方をしたためか,肉離れを起こしてしまいました。東海インカレは良いタイムで通過したい,と狙っていたにもかかわらず,逆に怪我をしてしまったことは精神的に辛く,日本インカレに向かって体重がどんどん落ちていったほど。そのようなプレッシャーの中で見事3位入賞となりました。
また,松本さんは自身の競技だけでなく,陸上部の副主将として,また短距離女子のチーフとして,練習メニューを考えるなど,チームをひっぱってきました。4×400mリレーにも出場して,こちらも決勝に進み8位入賞。陸上の強豪校がそろう中での入賞となり,個人としてもチームとしてもやりとげることができました。今回の結果に「私が頑張れたのは後輩のおかげだと思います。今回はリレーに出られなかった子もいますが,来年はぜひ出てほしいと思います。目標をもって真面目にあきらめずにやっていけば結果はついてくると思います」と話しています。
(広報?地域連携課 副課長 古田紀子)
2019年9月24日 「通常学級におけるICTの活用の可能性を探る~発達障害の可能性のある児童生徒等に対するICTの効果的な活用とは~」を開催
2019年10月 4日
9月24日(火)に,教育未来館 多目的ホールにおいて,文部科学省より受託している「発達障害の可能性のある児童生徒等に対する教科指導法研究事業」の一環として,講演会を開催し,教職員や本学学生ら,75人が参加しました。
講師には,日本福祉大学の金森克浩教授を招き,「通常学級におけるICTの活用の可能性を探る~発達障害の可能性のある児童生徒等に対するICTの効果的な活用とは~」というタイトルでご講演いただきました。金森先生は,これまで国立特別支援教育総合研究において,ICT機器をはじめとした支援機器?支援技術(AT:アシスティブ?テクノロジー)に関する研究を進められ,全国各地で講演をされています。
講演前半では,「平等」や「公平」とはどういうことか,一方で「過剰な支援」とはどのような状況をさすのかを確認後,学級全体に対する指導の工夫としての「基礎的環境整備」,学習に困難を抱える児童生徒への「合理的配慮」としてICTを活用することについて考えました。実際にタブレット型端末を授業に取り入れたことで,読みや書きに苦手さをもつ児童生徒が,学びに参加できるようになった事例を紹介いただき,ICTを活用することで,学びの質が劇的に変わることを実感させられました。同時に,読みや書きに苦手さのある児童生徒の「学ぶ権利」を通常学級において保障することの重要性を再認識させられました。
講演後半の演習では,「読む」?「書く」?「計算する」など,ニーズ場面に応じて活用できるアプリを紹介していただきました。そして,実際に「学習者用デジタル教科書」の読み上げ機能などを体験したり,カメラ機能との連動でオリジナル本をすぐに作れるようなアプリを使ってみたりし,学校現場における活用のイメージを広げることができました。
今回の講演を通して,①児童生徒一人一人の学習スタイル(学び方)の違いを認めること,②診断がなくても,いま困難がある児童生徒には,ICTを積極的に活用すること,が今後,通常学級において,ますます必要であるという認識を持ちました。「困った子ども」ではなく,「子どもたちは困っている」と考えることで,ICTの活用を含めて,必要な支援が見え,解決の糸口見えてくるのではないでしょうか。
(「発達障害の可能性のある児童生徒等に対する教科指導法研究事業」
学内委員?特別支援教育講座 講師 小倉靖範)
(企画課 教育企画室)
2019年9月分 本学掲載の新聞記事紹介
2019年10月 9日
2019年9月に掲載された新聞記事は18件,テレビ番組は2件,ラジオ番組は1件,情報誌は2件です。
このほかに紹介された記事等あれば広報まで情報をお寄せください。
新聞記事
- 豊橋市内の小学校の文化部活動の在り方について,教職実践講座 倉本哲男教授が委員長を務める「文化的部活動検討特別委員会」が検討を始めており,同市教委が年度内に方針を示すと明らかにしたことが掲載されました。
- 「高大連携の取り組み」を紹介する記事で,東海3県の主な事例として,本学が愛知県立幸田高校で講義や実習を行っていることが掲載されました。
【9月5日(木) 読売新聞朝刊22面】
- 扶桑町の中日新聞専売店主が,本学で4年生の学生に新聞活用法について出前講座を開いたことが紹介されました。
- 大幸財団が選考した自然科学系学術研究助成事業10件の中に,理科教育講座 島田知彦准教授の「東海地方の伏流水を舞台とした二種のカエルの奇妙な種分化現象に関する総合的考察」が選ばれました。
- 刈谷市の多文化共生コミュニティーガーデン「ワイルド?スマイル?ガーデン」で外国人らが流しそうめんを体験し,本学の留学生ロイさんの感想が掲載されました。
- 全日本学生音楽コンクール声楽部門「大学の部」で,中等教育教員養成課程音楽専攻4年の小島万里奈さんと大学院教育学研究科芸術教育専攻1年の西村美奈穂さんが本選に進みました。
【9月8日(日) 毎日新聞朝刊26面】
- 大学の特色ある授業を紹介する「ICTキャンパス」の企画記事で,音楽教育講座 武本京子教授の「イメージ奏法」が紹介されました。
【9月9日(月) 教育家庭新聞】
- 岐阜県の中学生がヒダサンショウウオの研究成果をまとめた論文を日本爬虫両棲類学会に発表した記事の中で,本学の研究者(理科教育講座 島田知彦准教授)が協力したことが掲載されました。
【9月10日(火) 朝日新聞夕刊9面】
- 9月8日(日)に長野市で開催された「東海吹奏楽コンクール」大学の部で,本学の吹奏楽団が銀賞を受賞しました。
【9月10日(火) 朝日新聞朝刊29面】
- 小学校での情報教育の現状と課題を取り上げる記事の中で,技術教育講座 磯部征尊准教授のコメントが掲載されました。
【9月12日(木) 読売新聞朝刊26面】
- 秋田県大館市で9月16日(月)~19日(木)まで行われた「教育ツーリズムin大館」で,本学の学生の活動の様子が紹介されました。
【9月19日(木) 北鹿新聞朝刊】
【9月21日(土) 秋田さきがけ新聞】
- 9月21日(土),22日(日)に開催された「2020中部の私立大学?短期大学 大学展」の告知記事で,本学ほか国立大学の説明会も開催されることが掲載されました。
- 新城市にある自然共生型アウトドア施設「フォレストアドベンチャー?新城」を紹介する記事で,保健体育講座 寺本圭輔准教授のコメントが掲載されました。
- 半田東高校教育コースの高校生が,心理講座の森川夏乃助教から学校と地域社会をテーマにした授業を受けたことが掲載されました。
- 「中高年の引きこもり 支援の鍵は」の特集で,教職実践講座 川北稔准教授へのインタビュー記事が掲載されました。
【9月23日(月) 日本経済新聞】
- 9月28日(土)から開催される「いきいき茨城ゆめ国体」へ出場する愛知県選手団が掲載されました。(本学からは中等教育教員養成課程保健体育専攻4年 中田寛乃さん)
- 10月7日付けで退任する津島市教育長の後任に,現在本学で非常勤講師を務めている浅井厚視氏が決定しました。
- 日本の養護教諭が途上国の子どもたちの健康教育に一役買っているという「マナビバ」の特集記事で,日本養護教諭教育学会の理事長として後藤ひとみ学長のコメントが掲載されました。
テレビ番組
- 9月9日(月)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME 30」
9月7日(土),8日(日)に,本学で開催された「かりやマーブルタウン」の15種の職業ブースなどで,本学の学生がボランティアとして活動したことが放送されました。
- 9月26日(木)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME 30」
刈谷総合文化センターのギャラリーで9月29日(日)まで開催されていた現代学芸課程造形文化コースの学生たちの作品を展示する「ガラス造形展」の様子が放送されました。
ラジオ番組
- 9月28日(土)放送 CBCラジオ「北野誠のズバリサタデー」
企画コーナー「ズバリこの人に聞きたい」で,教育実践講座 川北稔准教授が電話出演し,「限界家族の現状と対策」というテーマで,自身の著書「8050問題の深層『限界家族』をどう救うか」の内容について解説しました。
情報誌
- 教職実践講座 高橋美由紀教授が下記の本に書評を寄せています。
「7つの神話との決別-21世紀の教育に向けたイングランドからの提言-」
デイジー?クリストドゥールー原著 松本佳穂子,ベバリー?ホーン監訳 東海大学出版部
- 教職実践講座 高橋美由紀教授が「英語教育10月号」に寄稿しています。
教育系大学が紹介する小学校英語指導の今「地域の拠点として専門職業人を養成」
【英語教育 October2019 Vol.68 No.7】
(広報?地域連携課 広報?渉外係 飯濱美樹)
2019年8月22日 学生選書ツアー開催
2019年10月 9日
愛知教育大学附属図書館の企画として,8月22日(木)に「学生選書ツアー」を実施しました。
「学生選書ツアー」とは,図書館に置いてほしい図書を,書店に出向き直接図書を手にとって選書する学生参加型の企画です。令和元年度の初回となる今回は三省堂書店名古屋本店にて開催し,例年より多い12人の学生の参加がありました。
参加した学生たちは買い物カゴを持って,約2時間かけて本を選びました。参加者同士で相談しながら選書する姿や,予算に収まるよう悩みながら選書する姿が見られました。参加者からは「図書館に好みの本を入れることができてよかった」「自分では購入することが難しい専門書を選ぶことができて満足した」という感想を聞くことができました。
参加者たちは,自分の専攻する教科や興味のある分野の図書など,さまざまなジャンルやテーマの図書から150冊程を選書しました。
選書した図書は,貸出カウンター前に特別コーナーを設けて貸出しています。参加学生の書いた紹介POPを添えて,なぜその図書を選んだかの理由も分かるように展示しています。
学生の目線で選ばれた図書は毎年とても人気がありますので,ぜひご覧ください。
(学術研究支援課 図書館運営室 総務?受入係 向井健人)
2019年9月8日 本学吹奏楽団が吹奏楽コンクール東海大会で銀賞!
2019年10月 9日
「演奏で失敗したと思ったのでステージ上で結果発表を待っている間はずっと緊張していました。東海大会にいけることが分かった時には安心しました」本学吹奏楽団団長の鈴木愛乃さん(教育支援専門職養成課程 心理コース 3年)が笑顔をみせます。8月4日(日),県吹奏楽連盟,朝日新聞社などが主催する愛知県の吹奏楽コンクール大学の部で本学の吹奏楽団は金賞を受賞。3年連続で東海大会へ進むことができました。
このコンクールは本学吹奏楽団が,毎年,大きな目標にして励んでいるものです。今年も4月の新入生の入団前から,コンクールのための練習は始まりました。週3日の合奏?パート練習の他に個人練習もそれぞれで実施。また,3年生を中心とした指揮者やパートリーダーたちは練習後も夜遅くまで曲づくりについて話し合い,時には意見の違いからぶつかることもありました。
そして9月8日(日),長野市ホクト文化ホールで東海大会が実施され,金賞という目標に向かって皆で挑みました。結果は惜しくも銀賞。全日本吹奏楽コンクールへの出場は逃しましたが,「コンクールを目標に練習してきて,団員の技術はあがり,4月当初と比べて全然違う人もいます。本学の吹奏楽団の特徴は,団員同士も仲が良く,皆本当に吹奏楽が好きで情熱があることです。愛知県大会に出ている他大学と切磋琢磨して来年も頑張ってほしいです」と鈴木団長は話しています。
(広報?地域連携課 副課長 古田紀子)
2019年9月30日 令和元年度9月卒業式を挙行
2019年10月 9日
令和元年度の9月卒業式を,9月30日(月)に本部棟第五会議室で行いました。この日,卒業を迎えたのは学部生10人,大学院生2人。このうち卒業式には7人が出席し,学位記が手渡されました。
学長の告辞では「今日という日を区切りとして,明日からの未来にむけて,自分らしく,自分ならではの人生を始めるということ」として,「子供叱るな,来た道だもの。年寄り笑うな,行く道だもの。通り直しのできぬ道」の言葉を紹介し,「自分の『来た道』を見つめつつ,今日という『行く道』を大切にしてほしいと願っています」と言葉が贈られました。また,「皆さんが,『知を愛し?教え?育てる』を掲げてきた,本学での学びを礎に,健康で,大いに活躍されることを心から願い,告辞と致します」と,卒業生を祝福しました。
これを受けて,卒業生代表の森部沙紀さん(初等教育教員養成課程 教育科学選修)は,「この愛知教育大学で得た経験や出会いは,かけがえのない宝物です。これまで学んだこと,経験したことに誇りをもち,さまざまな分野で社会に貢献していきたいと思っております」と感謝を述べ,式は終了しました。
(学長の告辞は「学長室だより」に掲載される予定です。)
(総務課 総務係 酒井加奈子)
2019年10月4日 KAGACの共同事業協定書調印式を実施
2019年10月16日
10月4日(金),KKRホテル東京でeラーニング教員免許状更新講習(KAGAC)の共同事業協定書調印式を実施しました。
KAGACとは,現在,東京学芸大学,愛知教育大学,公立千歳科学技術大学の3大学が中心となって実施しているeラーニングによる教員免許状更新講習です。各分野のコンテンツを豊富に揃えており,夏期?秋期の2期制で講習を実施。また,北海道から九州まで全国14か所の試験会場を設けています。本学は,平成21年度より参画しており,昨年度までの本学での受講者は約8,000人となっています。
このたびの調印式は,来年度より大阪教育大学が連携校として参画することとなったため実施されたものです。調印式には,本学からは後藤ひとみ学長,東京学芸大学からは出口利定学長,公立千歳科学技術大学からは川瀬正明学長?理事長,大阪教育大学からは栗林澄夫学長が出席しました。
協定書の署名後,各大学は今後の展望について意見交換を行い,コンテンツの充実や試験会場の拡充など,より一層の充実を図るため4大学の連携を深めていくこととなりました。
2019年10月5日 「事務系職員のOB?OGおよび現職による親睦会」を開催
2019年10月16日
10月5日(土)12時から,愛知教育大学において,カキツバタ会(事務系職員のOB?OGおよび現職で組織)による定例(毎年開催)の親睦会を開催しました。
当日は,秋の陽気の一日となり,3年ぶりに大学を会場として開催され,OB?OG48人,現職者14人の62人が元気に出席しました。開会宣言に続き,4月に着任した後藤博明総務?財務担当理事?副学長?事務局長から,本学の近況などについて説明があり,さらに,本年度は大学が創立70周年を迎え,11月に記念式典を計画していることが紹介されました。
続いて,今年度鬼籍に入られた方へ黙とうの後,OB幹事の柳田芳久氏の乾杯の発声でにぎやかに会が始まり,久しぶりの参加となった中舎喜博上越教育大学事務局長はじめ遠路からの参加者も交え,本学での思い出やそれぞれの現在の様子など,話に花を咲かせました。また,当日都合で参加出来なかった方々の近況を知らせる資料などの配布があり,和やかに旧交を温めました。最後に,今年度,定年退職予定者の神谷和征附属学校課長の閉会のあいさつにより,来年も元気で再会できることを願い,2時間の会を終了しました。
(学術研究支援課 課長 加藤信也)
2019年9月30日~10月11日 教育ガバナンスコースの学生が本学の事務局でインターンシップ!
2019年10月17日
9月30日(月)から2週間にわたり,教育支援専門職養成課程教育ガバナンスコースの3年生13人が,本学の事務局にてインターンシップを行いました。総務課で実習をした学生は,式典の準備やポスターの作成,アンケートの集計などさまざまな実務を体験しました。「普段は知ることのできない業務を体験でき,貴重な経験でした。実習を通じて大学の事務職にさらなる関心を持ちました」と話します。
本インターンシップは教育ガバナンスコースで開講されている「学校?自治体インターンシップ」の一環として行われ,学生たちは各教育機関や本学の事務局で実習を行いました。教育ガバナンスコースでは,教育機関などで活躍できる教育事務職員,教育にかかわる自治体事務職員の育成を目指し,本講座をはじめとする実践的な学びの場が開かれています。
本講座を担当した風岡治准教授(教育ガバナンス講座)は今回のインターンシップにあたり,「大学の講義で学んだ理論を現場で実践する良い機会になったと思う。子どもの成長にかかわる,学校教育に携わることにさらなる意欲を持ってほしい」と話しました。また,教育ガバナンスコースについて,「教育に携わるのは教員だけではない。学んでいく環境を整えることの意義を本コースで見出してほしい」と話しています。
(広報?地域連携課 広報?渉外係)
2019年10月9日 令和元年度 大学院 秋季入学式を挙行
2019年10月23日
10月9日(水) 18時00分から,令和元年度 愛知教育大学 大学院 秋季入学式を本部棟第五会議室にて挙行しました。教員として働きながら学ぶ大学院入学生4人が出席しました。
後藤ひとみ学長から入学許可が宣言されると,入学生を代表して,教育実践研究科(教職大学院) 教職実践専攻 近藤義晃さんが力強く宣誓を行いました。学長の告辞に続き,本学執行部の役員,副学長,学系長が紹介されました。
(学長の告辞は「学長室だより」に掲載される予定です。)
(総務課総務係 酒井加奈子)
2019年8月14日 幼児教育講座 樋口一成教授デザインのインテリア作品がNY NOW summer 2019で受賞
2019年10月25日
規則正しい動きと音を繰り返しながら金属でできた小さな「モノ」が金属製の坂道を転がり,ゴロンと心地良い音をたてて木のくぼみに着地する― 本学の幼児教育講座 樋口一成教授がデザインし,新潟県三条市の金属加工会社である野崎製作所と協同して開発したインテリア作品「SPINDLE」と「WOBBLY」が,8月11日(日)~14日(水)にアメリカのニューヨークで開催された世界的なデザイン作品の見本市「NY NOW summer 2019」において「destination:new」を受賞しました。この賞は新製品の中でも特に優れた作品に贈られる賞で,「SPINDLE」と「WOBBLY」の動きの面白さと新しさ,制作の技術力の高さが評価されての受賞となりました。
重力によって動く造形「GRAVIMORPH」を研究?制作してきた樋口教授は,これまでにも長野県の根羽村などとともに動きや音を楽しむ「木のおもちゃ」を開発?制作し,多くの子どもたちを魅了してきましたが,このGRAVIMORPHを金属でも作りたい,という思いから,金属加工ができる企業を探していました。そのような折,昨年の夏に幼児教育の研究会のために出かけた東北地方で,新潟県燕三条で金属加工の体験会をしていることを知り,参加したのが野崎製作所との出会いでした。親子連れが多数参加するミニ台車作りの体験会に,大人1人で参加して台車を3台も作った樋口教授に野崎製作所の方が声を掛けてくださったそうです。事情を話す樋口教授に,これまで自動車部品などを手掛けていましたが,自社製品も作りたいと考えていた野崎製作所。燕三条を中心とする多くの企業の協力も得ることができることとなり,協同開発の話はとんとん拍子に進んだそうです。
金属での制作は初めてだったため,開発では試作を重ねましたが,野崎製作所をはじめとする協力企業の技術力の高さや,素材へのこだわり,仕上げの美しさなど,樋口教授が当初思っていた以上の作品が出来上がることとなりました。また金属だけでなく,素材に木も使うことにより,両方の良さが生きています。高級感があふれ,音と動きで癒しを与える,大人向けのインテリアで,「より多くの方々に楽しんでもらえると思います」と樋口教授は話しています。
作品は2020年2月にドイツで開催されるアンビエンテ見本市にも出品されます。また,12月から販売されることが決まっており,現在は野崎製作所のサイトで先行予約受付中です。
- 関連リンク
GRAVIMORPH (外部サイト)
(広報?地域連携課 副課長 古田紀子)
2019年8月7日 愛知教育大学教職キャリアセンター「大学?附属学校共同研究会」の夏季一斉研修を開催
2019年10月28日
8月7日(水)に教職キャリアセンターによる「大学?附属学校共同研究会」の夏季一斉研修を開催しました。
この研修には,本学の大学教員と附属学校教員が参加し,教科ごとの分科会において,教科指導や教材研究の展開などに関し,理論的?実践的な立場からの提案,議論を行いました。
2020年度からの新学習指導要領の全面実施(小学校)に合わせて,実習の手引きの改訂も議題として挙がり,改訂の方向性について議論が行われました。また,昨年度から引き続き「働き方改革」を受けた共同研究の在り方にも議論が及ぶこともありました。
各附属においてもさまざまな改革に着手しており,より連携を密にしていくことによって実践?研究をさらに実りあるものとする必要性を確認しました。
この研修での意見交換は非常に貴重な場です。先行きの難しい時代にあって,協力し合うことの重要性を改めて感じたように思います。
なお,共同研究会では,本研修の内容と併せて年間を通じた研究成果をまとめた報告書を年度末に発行し,教職キャリアセンターホームページ上で公開する予定です。
(教職キャリアセンター 教科教育学研究部門 砂川誠司)
(企画課 教育企画室)
2019年8月28日 文部科学省の有識者会議で外国人児童生徒教育の充実方策を提唱
2019年10月29日
8月28日(水)に開催された文部科学省「外国人児童生徒等の教育に関する有識者会議」(第3回)において,大学,NPO団体等からのヒアリングが行われました。後藤ひとみ学長,川口直巳准教授(日本語教育講座)が招かれ,先駆的な取り組みを行う大学として,本学の取り組みについてのヒアリングを受けました。
後藤学長から本学の取組概要について説明した後,川口准教授から,本学にける外国人児童生徒支援リソースルーム,初等教育教員養成課程日本語選修,平成30年度から全学必修科目となった「外国人児童生徒支援教育」の取り組みについて紹介しました。
最後に,後藤学長から,今後の外国人児童生徒教育の充実に向けて,教員養成課程における基礎教育の充実,採用段階や現職教員の研修,自治体?教育委員会との連携,これらを実現するための財政措置などについて提唱しました。
有識者会議の委員からは,本学学生が卒業後に学校現場の即戦力となることへの期待や,本学の取り組みを全国の大学に普及していくことの必要性が述べられました。同有識者会議は年内に報告を取りまとめる予定です。
(学務部長 太田知啓)
2019年10月15日 松本昭彦教授がトヨタクラウンの天井画を制作した深田山神社の新社殿が完成しました。
2019年10月30日
10月15日(火),雲一つない青空の下,豊田市の深田山神社で新しい本殿と拝殿が完成し,神社改築委員をはじめ関係者列席のもと,竣工の神事が行われました。神社が位置する深田山地区は1918(大正七)年から入植,開拓されてできた地域で,社殿改築は地区の100周年事業です。
新しく竣工した深田山神社の社殿のうち,拝殿の天井画にはなんとトヨタ自動車の歴代のクラウンが描かれています。この天井画を描いたのは本学の副学長で美術教育講座教員でもある松本昭彦教授。松本教授は約30年前にも近隣の豊田神明社の花の天井画を制作しており,この時の宮司さんが現在の深田山神社の宮司を務められていることから,再び天井画を手掛けることとなりました。
深田山神社はもともと,クラウンの生産で有名なトヨタ自動車の元町工場の敷地内にあった社が,約60年前にこの地に移転したもの。「元町工場といえばクラウンでしょ」という松本教授のアイデアにより,天井画のテーマは深田山地区とクラウンの歴史となりました。絵はまだ元町工場がなかった100年前から20年ごとに6枚の合計30枚で,45cm四方の天井板に一枚ずつ,深田山地区や豊田市内の風景と歴代トヨタクラウンが描かれています。第14代目のピンクのクラウンの周囲には世界の人々が描かれており,中には松本教授や地区の人々もいるそうです。神事のあと拝殿に入った参列者は絵を見上げ,話を弾ませました。
竣工の神事の後に行われた祝賀会では,建築関係の方々とともに松本教授に感謝状が贈られました。また,深田山神社が「クラウン神社」として世に広まれば,との期待の言葉をいただきました。今回の天井画を契機に,深田山地区がますます発展されることをお祈りしています。
(広報?地域連携課 副課長 古田紀子)
2019年10月19日 ナディアパークで開催された読書イベントによみっこが参加しました。
2019年10月30日
10月19日(土),名古屋市栄にあるナディアパークで「なごやっ子読書イベント 親子で集まろう!素敵な音楽や人気キャラクターとともに楽しむ本の世界」が開催されました。会場となったアトリウム?イベントスペースにはステージが設けられ,親子で本を楽しむためのショーが行われました。
このステージショーに本学の「子どもの読書応援団体 よみっこ」が参加しました。よみっこは昨年度発足し,今年度,AUEパートナーシップ団体への認定が予定されています。現在は約30人の団員が所属していて,東海テレビの庄野俊哉アナウンサーによる実技指導を受けながら,附属図書館での読み聞かせ会や読書イベントなどで活躍しています。
ステージでは,よみっこのメンバー数人ずつが壇上にあがり,読み聞かせを行いました。読み聞かせしたのは「くれよんのくろくん」(なかやみわ,童心社,2001),「ぽぽぽぽぽ」(五味太郎,偕成社,1989),「ワニくんのめざましどけい」(みやざきひろかず,BL出版,1988),「おふくさん」(服部美法,大日本図書,2015)の4冊です。よみっこたちの読み聞かせは絵本の文章の朗読だけでなく,体を動かして絵本の内容を表現したり,バンダナなどの小物を使ったり,話者が声を合わせたりと,アクティブで生き生きとした読み聞かせでした。声もよく通り,フロアマットいっぱいに座った親子は,絵本の世界に引き込まれていました。
また,読み聞かせとの間には必ず手遊びが行われました。観客席の子どもたちとやりとりしながらの多彩な手遊びに,子どもたちは惹きつけられ,長時間のステージにもとぎれることなく舞台に集中していました。
ステージの構成や演出はよみっこのメンバーで考え,前日には入念なリハーサルを行いました。「ぽぽぽぽぽ」の読み聞かせをした近藤なつみさん(初等?家庭選修 4年)は「この本はシンプルで読み手次第というアドバイスを顧問の麓洋介先生や庄野さんからもらい,汽車が動く様子を自分の体で表現しました。子どもたちが笑ってくれたので,手応えを感じました」と、新しい形の読み聞かせに手応えを感じたようでした。また,手遊びの担当をした丸山華愛さん(初等?数学選修 1年)も「何度も手遊びを探して実際にやってみましたが,最初は何をやるかがまとまりませんでした。今日は子どもたちが真似をしてくれたので楽しかったです」と話しました。
次のよみっこの活動は11月16日(土)に開催の「科学?ものづくりフェスタ@愛教大」での読み聞かせ会となります。これからの活動にご期待ください。
(広報?地域連携課 副課長 古田紀子)