News & Topics:2023年08月掲載分
- 2023年8月2日 施設紹介動画vol.2を愛知教育大学公式YouTubeチャンネルにて公開しました。
- 2023年6月28日、7月5日 教職大学院入試説明会を開催しました。
- 2023年7月19日 「障害者雇用の理解と対応に関する勉強会」を開催
- 2023年8月2日 中部学院大学と教員養成の高度化に関する連携協定を締結しました。
- 2023年8月8日 中日新聞社との協働で亚洲通网址网_亚洲通官方网站「新聞切り抜きで育てる探究心」を実施しました。
- 2023年8月8日 スペースAquaにて本学図画工作?美術専修の学生が小学生向けのワークショップを行いました。
- 2023年7月22日?23日 「オープンキャンパス2023」を開催しました。
- 2023年7月5日 インターナショナルナイトを3年ぶりに対面で開催しました。
- 2023年8月9日 令和5年度第1回スクールリーダー研修会を実施
- 2023年8月9日 外国人児童生徒支援リソースルーム「学習者用デジタル教科書勉強会」を開催
- 2023年8月19日 本学プロジェクトの一環で、高校生がメディア関係者らと協同して教材づくりに挑戦
- 2023年8月11日 未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」で?動いて遊ぼう!レクリエーション?を実施、?愛教大レクリエーションクラブ50周年記念式典?も同日開催!
2023年8月2日 施設紹介動画vol.2を愛知教育大学公式YouTubeチャンネルにて公開しました。
2023年08月 7日
8月2日(水)、 施設紹介動画vol.2を愛知教育大学公式YouTubeチャンネルにて公開しました。
2014年の教育未来館の新設以降、本学では教育環境を改善するべく施設の改修を行ってきました。2020年までの改修をまとめた紹介動画をホームページで公開していますが、このたび2021年以降の改修施設を紹介する動画を制作しました。
今回紹介する施設は以下の5つで、そこで学ぶ学生がそれぞれリポートを担当しています。施設の紹介だけでなく、学生の様子や課外活動なども見ることができます。
紹介施設
- 音楽棟
- 美術?技術?家政棟
- 養護?幼児棟
- 自然科学棟
- 保健体育棟
制作会社
- STUDIO YA'2(スタジオ ヤズ)
撮影の様子
動画は、愛知教育大学公式マスコットキャラクター愛教ちゃんに学生が自分たちの学んでいる施設をリレー方式で紹介していくストーリーです。
動画制作に際し、ご協力いただきました学生の皆さま、先生方に心より御礼申し上げます。
また本動画は公開より一足先に、7月22日(土)、23日(日)に開催された「愛知教育大学オープンキャンパス2023」でも上映されました。
大学紹介動画vol.2
本動画は、以下リンク先からご覧いただけます。
大学紹介動画vol.1
2020年までの施設紹介はこちらからご覧いただけます。
(広報課 広報?渉外係 飯濱美樹)
2023年6月28日、7月5日 教職大学院入試説明会を開催しました。
2023年08月 9日
6月28日(水)、7月5日(水)に、教職大学院入試説明会を開催しました。オープンキャンパスと同日開催の大学院説明会に先だって、教職大学院の入試説明会を開催するのは今年度初の試みでしたが、2日間で計68人の方に参加いただきました。
開催あいさつでは、丹藤博文教育実践高度化専攻代表が本学教職大学院の特色や教育現場の現状などについて、本学学長の力強い横顔が印刷された教職大学院のリーフレットを基に、令和6年度から始まる新しい履修区分や実習プログラムについて説明しました。
大学院での学びの説明では、松井孝彦教授(外国語教育講座)が教職大学院の目的、機能や本学教職大学院での授業や実習について説明しました。参加者は教職大学院での2年間でどのように理論と実践の融合や往還を行い、実践研究報告書を書き上げていくのかを、具体的にイメージできた様子でした。
入試の説明では、同じく松井教授から出願資格や研究計画?研究活動や社会的活動等の報告書におけるよくある質問について説明がありました。説明会終了後も参加者から多数の質問や履修相談カウンセリングの申し出があり、教職大学院への興味?関心の高さがうかがえる2日間となりました。
(教務企画課 大学院係 内田陽介)
2023年7月19日 「障害者雇用の理解と対応に関する勉強会」を開催
2023年08月 9日
7月19日(水)午後、学外から3人の講師をお招きし、「障害者雇用の理解と対応に関する勉強会」を開催し、野田敦敬学長をはじめ、45人の教職員?学生が参加しました。
はじめに、開会にあたり、野田学長から、「障害を持つ職員が受け入れ側の教職員に理解され、仕事にやりがいを持って働くためには、障害者雇用の現状?課題を理解することが重要です。また、障害者雇用の現場も大きく変化していることから、就労支援機関との連携充実が欠かせません。今回の勉強会では、障害者雇用促進法等の基礎知識、就労支援プロセスや障害特性を踏まえた対処方法について学び、考えていきたい」とあいさつがありました。その後、司会の新津勝二総務?財務担当理事による講師紹介が行われ、3人の講師による講演が行われました。
講演1「障害者雇用に関する基礎知識及び就労支援施設の取組」では、川村顕治氏(特定非営利活動法人くるくる)より、(1)障害者就業?生活支援センターにおける活動?支援内容、(2)障害者雇用のために押さえておきたい法律(障害者雇用促進法?障害者虐待防止法?障害者差別解消法等)についてご講演いただきました。法律に定められている基本理念や法定雇用率などおよびその事項に対して事業主などが行うべき活動?支援について、国立大学法人や企業などの現状も踏まえ、分かりやすく説明いただきました。
引き続き村瀬寿子氏(特定非営利活動法人くるくる)より、特定非営利活動法人くるくるで行っている就労支援事業の紹介と「生涯を切れ目なくカバーするくるくるのライフサポート」などについてご講演いただきました。特に、就労移行?定着支援について、「働く姿勢、働く態度?人との関わり、働き続ける体力?気力」をテーマとしたトレーニング?支援内容を写真なども踏まえて詳細に説明いただきました。
講演2「九州大学伊都キャンパスにおける障害者雇用の取組」では、岡﨑勝彦氏(国立大学法人九州大学 事務支援センター エコセンター)より、九州大学における、ペットボトル?缶の再資源化や除草作業などの障害者雇用の取り組みについてご講演いただきました。エコセンターにおける雇用の拡大や作業事業の充実などさまざまな取り組みに至るまでの苦労話やその成果に加えて、学内構成員にその活動を理解してもらうための広報などの働きかけ、作業風景や障害者雇用に関する思いについて、取組時の写真や教職員の反応も含めて分かりやすく、そして、熱く語っていただきました。
講演後に行われた質疑応答では、(1)就労支援施設と特別支援学校との連携、(2)就労支援施設と大学との関係、(3)地域の企業との連携などについて参加者から質問があり、それぞれの講師から、(1)特別支援学校?就労支援施設?企業の3者での障害の特性や就労上の課題などの共有?連携活動をすることの重要性、(2)支援が必要な学生に気付くことと早めに学生本人?大学?就労支援施設と連携することの必要性、(3)営業だけでなく、就労支援施設利用者の保護者や就職先の企業の要望等を踏まえての連携を充実していることなどについて、お話をいただきました。
勉強会の最後には、新津理事から、「障害者雇用は一部の職員だけがかかわることではなく、受け入れ側すべての構成員がその基本理念を理解するとともに、苦手なことをカバーしあいながら強みや特性を生かした仕事をしていただくことが必要であること。そして、日本の社会福祉の実践家である糸賀一雄氏の『この子らを世の光に』というメッセージを心に刻んで職場の仲間として一緒に働いていくことが重要です」とまとめの言葉が述べられました。
【参加者の感想】
●教員として障害を持った生徒にどのような指導をすべきか明確になった。
●法定雇用率だけが目標ではなく、雇用者のキャリア形成や合理的配慮が重要であることを学んだ。
●環境保全において障害を持つ労務員に活躍してもらうなど、新たな雇用を生み出す柔軟な発想の取組に驚いた。
●就労を目指す生徒と密にかかわる特別支援学校の教員として、生徒の就労スキルを高めるためには教員の意識も変えていかなくてはならないと改めて感じました。
(人事労務課 労務?福祉係長 藤本健)
2023年8月2日 中部学院大学と教員養成の高度化に関する連携協定を締結しました。
2023年08月10日
8月2日(水)、本部棟第三会議室において、本学と中部学院大学との教員養成の高度化に関する連携協定を締結しました。協定の締結式には、本学からは、野田敦敬学長および4人の理事が出席し、中部学院大学からは、江馬諭学長はじめ大学関係者3人が出席しました。
この協定の目的は、「本学大学院への受験?入学を希望し中部学院大学に在籍する教員を志す学生を対象として、本学大学院教育学研究科専門職学位課程(教職大学院)において、教育実践力を備えた高度専門職業人としての教員の養成を行うこと」です。今までに同様の協定を椙山女学園大学、愛知東邦大学、鈴鹿大学、愛知淑徳大学、愛知大学、岡崎女子大学、南山大学、中京大学、東海学園大学と締結しており、岐阜県内の大学との連携協定は今回が初めての締結であり、中部学院大学は10番目の協定締結校となります。
これまでも中部学院大学から教職大学院に進学する学生はいましたが、今回の協定締結により、本学の教職大学院へ進学を希望する中部学院大学の卒業見込みの学生は、特別選抜(推薦入試)を経て入学することができ、また、中部学院大学の学生は、教職大学院の行事や取り組みなどに参加することができるようになります。
締結式では、本学野地恒有理事(教育?学生担当)?副学長から、協定締結の経緯や趣旨、協定などの概要説明があり、その後、両大学の学長による協定書および覚書への署名が行われました。
署名後、本学の野田学長からは「小学校教員採用試験の倍率が昨年度全国平均で過去最低の2.5倍となっています。そんな状況下であるからこそ、教員養成自体を高度化していく必要性を強く感じています。この協定により中部学院大学に入学し、教員免許を取得後、本学教職大学院に進学し、正に高度な教員になっていく実績を積み重ねていくことを願っています。さまざまな意味で本日がスタートラインであると考えています。今後は、このご縁をもとに、教職大学院に限らず、学部教育でも連携を深めていくことを期待しています」とのあいさつがありました。中部学院大学の江馬学長からは「中部学院大学では、近年、教員を志す学生が増えており、これまでにも本学を卒業後、愛知教育大学を含め、教職大学院に進学する学生も出てきました。今回の連携協定締結により、本学の学生にとって、愛知教育大学のご指導を仰ぎながら岐阜県内の教員養成に引き続き力を入れていきたいと思います」との話があり、締結式を終えました。
(総務課 副課長 浅岡明美)
2023年8月8日 中日新聞社との協働で亚洲通网址网_亚洲通官方网站「新聞切り抜きで育てる探究心」を実施しました。
2023年08月22日
8月8日(火)、愛知教育大学において、相互連携に関する協定を締結している中日新聞社の協力により、「新聞切り抜きで育てる探究心」の亚洲通网址网_亚洲通官方网站を実施し、県内外から現職教員8人が受講しました。
今回の講座の目的は、外国にルーツのある子どもも楽しく取り組み、読解力?思考力を育てる新聞切り抜き作品づくりを体験しようというものです。はじめに、外国にルーツのある子どもたちが実際に作成した新聞切り抜き作品の紹介がありました。
その後、受講生たちはそれぞれ①テーマ決め、②記事集め、③分類、④レイアウト、⑤見出し決め、⑥コメント、⑦まとめの順に、佐野恵子氏(中日新聞NIEコーディネーター)の助言を受けながら1人1作品作りに取り組みました。作品は模造紙半分サイズで約2時間かけて出来上がりました。
最後に、完成した作品を皆で鑑賞し、「花火のレイアウトが面白いですね」、「子どもたちの興味を引きますね」と意見を述べ合いました。
亚洲通网址网_亚洲通官方网站の講師を担当した愛知教育大学の土屋武志特別教授から、「いろいろな作品を見ることで、多様性を尊重し寛容性が高まり、さらにはお互いに良いところを伝え合うことで自己肯定感が高まることも期待できますので、子どもたちにチャンスを与えてあげてください」と統括がありました。また、同じく亚洲通网址网_亚洲通官方网站の講師を担当した中日新聞NIE事務局の岩下理花氏は、「楽しみながら活動して作ってもらうことが一番です」と述べ、結びとなりました。
(地域連携課 地域連携係長 松本典江)
2023年8月8日 スペースAquaにて本学図画工作?美術専修の学生が小学生向けのワークショップを行いました。
2023年08月23日
8月8日(火)、本学図画工作?美術専修の学部3年生5人が、スペースAquaにて「段ボールでフォトフレームをつくろう」のワークショップを実施しました。このワークショップは、刈谷市中心市街地活性化のための連携?協力に関する協定に基づき例年実施しているもので、刈谷駅前商店街振興組合と協力して行っていますが、昨年度までは新型コロナウイルス感染拡大防止のために、ワークショップの一部を動画配信に換えるなどの制限のあるものでした。今年度は、久しぶりに制限なしの活動となり、夏休みに6講座を計画し、第一回目となるこの日は、小学校1年生から5年生までの12人が参加しました。
講師を務めた貝田ののかさん(学校教員養成課程図画工作?美術専修3年)から説明があった後に、アイデアスケッチを行い、オリジナルフォトフレームの作成に進みました。子どもたちは少し硬い段ボールのカットに苦戦しつつも、学生とともにカッターにチャレンジするなど、熱心に取り組みました。支援した学生は、子どもたちの作りたい作品に寄り添いながら、「難しいところはモールで作ってみようか」といったように、優しい口調で作品作りのアドバイスをしました。
参加した子どもたちは完成したオリジナルフォトフレームを手に、笑顔で記念撮影をしました。皆さんが夏休みにたくさんの楽しい思い出を作っていただき、フォトフレームに飾っていただけることを願っています。
(地域連携課 地域連携係長 松本典江)
2023年7月22日?23日 「オープンキャンパス2023」を開催しました。
2023年08月24日
7月22日(土)?23日(日)に、「オープンキャンパス2023」を開催しました。今年度のオープンキャンパスは専攻?専修?コース別説明会のみ参加者に制限を設けての開催となりましたが、昨年度よりも多くの方に来場いただき、2日間計で3,318組の方にご参加いただきました。
講堂で開催された全体説明会では、野田敦敬学長が、本学の歴史や特色、教育環境、また、「子どもの声が聞こえるキャンパス、地域から頼られる大学」を目指す本学の中長期ビジョンにも触れ、本学を志願する参加者に向けて熱いメッセージを語りました。
また、小谷健司入試担当副学長は、本学の教育組織や取得可能な免許?資格についての概要、今年度入試のポイントなどについて説明しました。
専攻?専修?コース別説明会では、授業内容の説明や学生による体験談発表、受験対策に関するアドバイスなどがあり、参加者は本学での学びやキャンパスライフを、より具体的にイメージできた様子でした。
生協学生委員会の企画としては、謎を解きながら各建物を周り、学生の1日を疑似体験できる「愛教アドベンチャー」やかき氷販売、また、例年好評を博しているキャンパスツアーやクイズラリーも実施し、たくさんの参加者がキャンパス内を散策していました。
また、23日(日)に同時開催した大学院教育学研究科説明会?特別支援教育特別専攻科説明会では、専攻?コース?系ごとの説明や個別相談を実施し、224組の参加者が来場しました。
オープンキャンパス参加者に実施したアンケートでは、「学生や大学の雰囲気がよく分かった」「より一層入学したいという気持ちが強くなった」「大学に進学してもっと学びたいと思った」などの意見が多数あり、2日間にわたる「オープンキャンパス2023」は盛況のうちに終了しました。
(入試課 大学院?共通テスト係 池内良平)
2023年7月5日 インターナショナルナイトを3年ぶりに対面で開催しました。
2023年08月28日
「夏祭り」をテーマとするインターナショナルナイトは、日本の夏祭りの体験を通じて本学の外国人留学生と日本人学生の親善を深めることを目的とし、国際交流ボランティアの学生が主体となって企画、運営する国際交流イベントです。7月5日(水)に次世代教育イノベーション棟で開催し、本学の学生だけでなく、岩山勉理事(研究?人事担当)、杉浦慶一郎理事(連携?附属学校担当)、小塚良孝副学長?国際交流センター長をはじめとする教職員、協定校である光州教育大学の引率教員と学生ならびに本学の協力教員(美術教育講座の松本昭彦特別教授および生活科教育講座の西野雄一郎准教授)と日本人学生も参加し、約100人でのビッグイベントとなりました。
全員でそろって写真撮影をした後、まず日本の夏祭りが行われました。焼きそば、たこ焼き、かき氷など、夏祭りの屋台の食べ物を参加者が協力して作り、初めて会う学生と歓談しながら食べました。本学の新津勝二理事(総務?財務担当)に提供していただいたガスたこ焼き器と新鮮な食材で作られたたこ焼きが大人気でした。また、食事のほかにもヨーヨー釣りや自分だけのうちわ作りをし、参加者は日本の夏祭りを楽しみました。
イベントの後半では、光州教育大学の韓国人留学生がギターやピアノの演奏、歌の披露を行い、大変盛り上がりました。
最後に、前期で帰国する留学生に記念品が贈呈されました。帰国する留学生は一言ずつコメントをし、会場は大きな拍手で包まれました。
参加した学生からは「こんなに大きな国際交流イベントには参加したことがなかったので、とても楽しかった。またこのような機会があればぜひ参加し、国際交流を楽しみたい」と感想が寄せられました。今後も国際交流ボランティアでさまざまなイベントを企画し、国際交流を発展させていきたいです。
また、インターナショナルナイトが対面で開催されるのはコロナ禍後3年ぶりでした。今回、無事開催できたこと、参加者の笑顔をたくさん見られたことを、大変うれしく思います。今後も国際交流イベントを通じて、国際理解を深めていきたいです。
(国際交流ボランティア/学校教員養成課程 義務教育専攻 日本語支援専修 神谷 瑠南)
2023年8月9日 令和5年度第1回スクールリーダー研修会を実施
2023年08月28日
8月9日(水)に愛知教育大学教職キャリアセンター教員研修部門が主催する令和5年度第1回スクールリーダー研修会を実施しました。この研修会はスクールリーダーシップに関する理論を活用して、その実践である学校マネジメントについての多面的な考察を加えることで、参加者が学校運営において必要となる見方や考え方を獲得し、それぞれの立場に応じたスクールリーダーシップの発揮に結びつけることを目的としています。今年度の初回となる今回の研修会には、県内の学校の校長、教頭、指導主事および本学教職大学院生等の37人が参加しました。
冒頭では、本学の杉浦慶一郎連携?附属担当理事が主催者あいさつを行いました。杉浦理事は、自らの高等学校の校長の経験を踏まえて「振り返ると何も知らないまま校長になったと感じる。一方、本学には研修を行える大学教員が大勢いる。皆さんにはいろいろなことを知って学校現場で生かしていただきたいと研修を作り上げてきた」と研修の趣旨を述べました。
主催者あいさつに続いて、第1講義目として本学教職大学院の井上正英特別教授が「校長のリーダーシップ発揮における現状と課題」と題する講義を行いました。井上特別教授は、国の方針等において校長はリーダーシップの発揮を求められているにもかかわらず、リーダーシップの定義は明確でなく、多くが論理を学ばず経験値だけで職務を行っているという課題提起を行いました。P.F.ドラッガーによるリーダーシップの定義にふれた後、OECDの国際調査や国立教育政策研究所、教職員支援機構による国内調査の結果を紹介しながら、日本における校長を取り巻く状況や実態について説明しました。日本の校長は他国に比して、高齢で管理職としての勤務年数が少なく、修士号を持つ割合が低いこと、もう一度教員になりたいと思う割合が低く満足度が低いこと等の状況が示されました。
第2講義目は、リーダーシップ実践の実例として、教職大学院の三浦昌道教授と成毛理子教授からそれぞれの事例が発表されました。三浦教授は「海外に出て学んだリーダーシップ」と題して、シドニーの日本人学校での校長経験における緊急時の判断や学校の顔としての役割の事例を紹介し、成毛教授は「災害の対応を考える」と題して、現職時代に防災に関わった経験とその後の本学の教職大学院での学びに基づき防災体制の在り方について考察を行いました。
理論の講義、2つの実践事例紹介を熱心に聞き入っていた参加者は、第3講義目として井上特別教授による進行のもとグループディスカッションを行いました。近くの座席の2人から3人が一グループとなり、「校長のリーダーシップの習得?発揮を阻むものとは何だろう?」というテーマで自らの経験をもとに話し合いました。参加者はそれぞれのグループで実体験に基づきお互いに活発な議論を行い、その後議論の結果を発表しました。井上特別教授は発表を聞いて、校長の意欲低下、自己効力感阻害の要因として「組織」「行政」「キャリア」「研修」「コロナ」の5つの要因に大別できるとまとめを行いました。
今回の研修会は、参加者であるスクールリーダー達が培ってきた経験が理論と融合する有意義なものとなりました。リーダーシップ論については、2024年2月14日(水)に開催される第3回スクールリーダー研修会で、さらに深く掘り下げられる予定です。次の研修会での学びに期待が高まります。
(地域連携課長 古田紀子)
2023年8月9日 外国人児童生徒支援リソースルーム「学習者用デジタル教科書勉強会」を開催
2023年08月28日
8月9日(水)、横溝亮氏(横浜市教育委員会?文部科学省外国人児童生徒教育アドバイザー)をお迎えし、日本語教育支援センター外国人児童生徒支援リソースルーム「学習者用デジタル教科書勉強会」を開催しました。教育関係者、本学教職員および学生など約20人が参加しました。
この勉強会は学生が外国人児童生徒支援について知り、理解を深めるために、年間さまざまなテーマで開催する勉強会の内の一つです。
前半は学習者用デジタル教科書でできることや実際に使うにはどうすればよいかなどを分かりやすく教えていただき、後半は一人一台ずつタブレットを実際に使用しながらデジタル教科書の便利な機能や楽しさを体験しました。
横溝先生ご自身が小学校の国際教室で外国にルーツをもつ児童に実践してきた例とあわせて、紙の教科書とデジタル教科書の併用の仕方を学びました。また、デジタル教科書を使うことで「思考の時間」が増える一方、「書く時間」が減ることへの対策が必要なことも知ることができました。
参加者からは「紙とデジタルそれぞれの良さを生かした授業づくりを今後も研究?実践していきたい」「このような新しい情報を他の先生とも共有したい」などの感想があり、それぞれが今後に生かせる有意義な勉強会となりました。
(外国人児童生徒支援リソースルーム 福丸純子)
2023年8月19日 本学プロジェクトの一環で、高校生がメディア関係者らと協同して教材づくりに挑戦
2023年08月31日
8月19日(土)に「フェイクニュース時代のメディア情報リテラシー育成プロジェクト~学びの方法とコンテンツ(教材)を協同して創る~」を東京都丸の内の三菱ビルにある株式会社ユーザーベースセミナールームで開催しました。
このイベントは、三菱みらい育成財団の「教育事業者等が行うより先進的、特徴的、効果的な『心のエンジンを駆動させるプログラム』」の助成を受けた本学の「フェイクニュース時代のメディア情報リテラシーを育成する産?学?高校生協同プログラム」の一環で行ったものです。
なお、このイベントは愛知教育大学と、メディアリテラシー実践などに取り組むインターネットメディア協会(JIMA)の共催で、今回初めて実現できました。また、本学の土屋武志特別教授が委員長を務める日本NIE学会企画委員会の協力もありました。
イベントでは、元TBSアナウンサーの下村健一氏によるメディア情報リテラシーに関するオープニングスピーチが行われた後、全国9校から集まった高校生17人、メディア関係者9人、学校関係者19人が、立場や年齢を超えて学ぶオープンイノベーションの場で対話し、中高生世代に必要なフェイクニュース時代のメディア情報リテラシーを育成するための教材づくりをしました。メディア関係者としては、新聞社や日本ファクトチェックセンター、株式会社ジェイ?キャスト等、多様なメンバーが参加しました。愛知県からは、名城大学附属高等学校の澁谷晃平教諭と、高校生の松本紗奈さんが参加しました。
今後、このキックオフイベントを経て、参加した高校生たちが教材をつくり、実践して、3月にその報告会が行われる予定です。
(教職大学院 教育実践高度化専攻 教科指導重点コース/プロジェクトスタッフ 中村 賢治)
2023年8月11日 未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」で?動いて遊ぼう!レクリエーション?を実施、?愛教大レクリエーションクラブ50周年記念式典?も同日開催!
2023年08月31日
8月11日(金?祝)、愛知教育大学未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の取り組みとして、次世代教育イノベーション棟を使用し、?動いて遊ぼう!レクリエーション?を実施しました。
?動いて遊ぼう!レクリエーション?とは、レクリエーションを通じて子どもたちと共に遊びや学びを創り出すことを目的に、愛知教育大学レクリエーションクラブ、クラブOB?OG、愛知県レクリエーション協会の共催で、?第3回あつまれ!子どもキャンパス?のプログラムとして実施しました。なお、?自然体験活動?の授業の一環としても行われ、レクリエーションクラブ以外の学生も参加しました。
「子どもキャンパスプロジェクト」では、学生が、レクリエーションを活用した企画を考え、準備を行い、当日は、進行をつとめる?エール?役とそのサポートの?アシスト?役に分かれ、子どもたちが安全で、楽しく過ごせるように、レクリエーションゲームを行いました。
じゃんけんをして、負けたら後ろについて列を長くしていく?じゃんけん列車?や、リスと木の役にわかれ、オオカミや木こりから逃げる?リスと木こり?など、学生が考えたオリジナル要素を取り入れており、子どもたちは大喜びでゲームに参加していました。
?動いて遊ぼう!レクリエーション?の終了後は、会場を第一共通棟に移し、?愛教大レクリエーションクラブ50周年記念式典?を開催しました。
愛知教育大学レクリエーションクラブは、50年前に、?教育にはレクリエーションが必要だ!?との思いから、当時学生だった創部メンバーが企画し、立ち上げた愛知教育大学の学生サークル団体で、半世紀にわたり、地域の子ども会活動や、キャンプカウンセラーとして自然教室?林間学校等の手伝いなどをボランティアで行ってきました。
記念式典では、懐かしい顔ぶれに、当時の思い出に花が咲き、楽しい時間を過ごすことができ、50年という節目の年に歴史と成果を振り返る素晴らしいイベントとなりました。
最後には、コロナの関係で、現役学生のサークル参加人数が減ってきている状況ということもあり、愛知教育大学未来基金や、今後の活動についてますますのOB?OGのご協力をお願いし、お開きとなりました。
(附属学校課 岡崎小学校事務係 係長/愛知教育大学レクリエーションクラブ第30代部長 沓名正樹)