News & Topics:2021年11月掲載分
- 2021年10月14日 全学FD講演会『「教員のICT活用指導力チェックリスト」を活用した教職科目等の開発及び授業改善』を開催
- 2021年10月28日 第15回東アジア教員養成国際シンポジウムで新津勝二理事が基調講演を行いました。
- 2021年11月1日 附属幼稚園の園児が大学の自然観察実習園でさつまいも掘りを行いました。
- 2021年10月16日 愛知県ユネスコスクール指導者研修会を開催しました。
- 2021年10月23日 土曜親子日本語教室(後期)が始まりました。
- 2021年10月26日 令和3年度「iPadを活用した自主研修会」の第5回を開催しました。
- 2021年10月31日 ひらめき☆ときめきサイエンス2021「フィールドワークに行こう!」を開催しました。
- 2021年11月4日 令和3年度AUE海外留学サポーター「グローバル?スチューデント?アドバイザー」が後期の活動を開始
- 2021年10月20、27日 未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の竹プロジェクト実施説明会を開催
- 2021年10月22日、23日 SDGs AICHI EXPO 2021にブースを出展しました。
- 2021年10月23日 「保護者懇談会2021」を開催
- 2021年10月分 本学掲載の新聞記事、メディア紹介
- 2021年11月2日 教科横断探究プロジェクト始動 ―教科等横断の在り方について話し合いました―
- 2021年11月5日 学校法人きのくに子どもの村学園を見学しました。
- 2021年11月4日~10日 附属図書館にて「論文の探し方講座」を開催
- 2021年11月15日 附属岡崎小学校で事務室『種』プロジェクトを始めました。
- 2021年11月17日 全学FD?SD研修会を開催しました。
- 2021年11月21日 井ケ谷地区役員と愛知教育大学との懇談会を開催しました。
2021年10月14日 全学FD講演会『「教員のICT活用指導力チェックリスト」を活用した教職科目等の開発及び授業改善』を開催
2021年11月 2日
10月14日(木)に、本学の「教師の養成?採用?研修の一体的改革推進事業」の一環として、全学FD講演会『「教員のICT活用指導力チェックリスト」を活用した教職科目等の開発及び授業改善』を開催しました。本講演会は、令和の日本型学校教育を担う教師にふさわしいICT活用指導力を身に付けた教員を育成するため、「教員のICT活用指導力チェックリスト」を活用して、授業および教育課程の改善につなげることを目的として対面とオンラインによるハイブリッド方式で開催しました。当日は、本学の教職員、愛知県内教育委員会等教育関係者、連携先の大学?企業などから計137人が参加しました。
講演会では、まず野田敦敬学長による開会あいさつが行われ、本事業の狙いや、本事業が現職教員への研修の充実化へ貢献すること、そして本年3月に策定した「未来共創プラン」と関連付けて推進することの重要性に関する説明が行われました。その後、本事業の総括責任者である新津勝二理事(総務?財務担当)から「先端技術を活用したICT活用指導力を高める教職科目等の開発及び全国展開」についての概要説明があり、令和2年10月5日に文部科学省から教職課程を置く大学宛に発出された通知に関して、各大学がもっと重く受け止めて対応する必要があることなどが述べられました。
次に、東京学芸大学教育学部の高橋純准教授が、「令和の日本型学校教育を構築するための教員養成改革 ~Society5.0時代における教師の在り方について~」をテーマに基調講演を行いました。高橋氏からは、GIGAスクール構想が策定された背景や、ICT科目の新設やICT活用指導力チェックリストに基づくカリキュラムマップの作成などによる情報活用能力の育成に対応した教職課程の考え方について、中央教育審議会委員としての知見を踏まえた説明がありました。また、AIドリルなどの各教科の指導法におけるICT活用例や、ICT活用による協働と生徒一人ひとりの資質能力観を往還的に考えていくことの必要性が示されました。
続いて、春日井市立高森台中学校の水谷年孝校長が、「春日井市公立学校におけるICT活用実践例 ~教員養成系大学に期待すること~」をテーマに実践発表を行いました。水谷氏からは、高森台中学校では普段からほとんどの授業でノートパソコンなどのICT機器を使った授業を実践してきたため、オンライン授業を試行段階からトラブルなく実施できたこと、春日井市のICT活用の目的は特別な授業の実施ではなく普段の授業を改善することであり、今年度で11年目の取り組みになることの説明がありました。その中で、春日井市内の小中学校が最初に取り組んだICT活用は、授業ではなく先生たちがICTの活用により校務負担が軽減されるよう使ってみたことが始まりであったことなどが、実際の授業風景の写真を交えて紹介されました。高森台中学校に昨年導入された全生徒一人1台のGIGA端末(ノートパソコン)は、校内の模擬授業や授業研究会の実施、それらの春日井市内への発信や教員のICTの研修にも活用されており、また、クラウドを利用した協働学習や授業動画の公開などによる情報共有も行っているとのことでした。子どもたちを対象としたアンケートでは、GIGA端末が整った後、授業や学校生活がより楽しくなったという高い評価が得られているという興味深い結果も報告されました。
第2部では講師の高橋氏と水谷氏に加えて、本学の平野俊英副学長と情報教育講座 梅田恭子准教授の4人によるパネルディスカッションが行われました。まず、梅田准教授から「初年時のICT活用指導力育成の取り組みと新科目の開発」について、今後の計画も含めた具体的な説明があり、続いて平野副学長から「4年間を見通したカリキュラムマップの作成と先導的な教職科目の開発」について、概念図を用いた丁寧な説明がありました。その後の質疑応答の場面ではICTの活用は「学びの転換」による意図的なものではなく日常的な「体験」の中で自然に普及していくことが望ましいことや、デジタル教科書の活用状況、紙とICT機器の使用のバランスなどについて活発な意見交換が行われました。
最後に、本講演会の総括として、野地恒有理事(教育?学生担当)から、教育改革の推進と教職員の意識改革の醸成、そして教育委員会、大学、企業、地域、保護者との連携を強化することにより、本事業を通して学生の「ICT活用指導力の向上」を全学協力の下で成功させることが重要であると呼び掛けられました。
終了後の参加者のアンケートでは、「有識者と現場で実践している先生も交えてのディスカッションはあっという間に時間が過ぎてしまい、気付きがたくさんありました」「国の政策動向に加え、ICTの活用促進において本当に大事なことを学べる示唆に富んだ内容でした」「無料で視聴するのはもったいないと思うくらい充実した講演会でした」といった感想が学内外から寄せられ、ICT活用指導力を身に付けるための育成と研修、ICTの活用による授業や教育課程の改善について、大いに理解を深める機会となりました。
(教務企画課 教職キャリアセンター支援係 吉田穂波)
2021年10月28日 第15回東アジア教員養成国際シンポジウムで新津勝二理事が基調講演を行いました。
2021年11月 4日
10月28日(木)に韓国?公州大学校の主催で、「DX時代:教員養成システム改革」をテーマにした「第15回東アジア教員養成国際シンポジウム」がオンラインで開催されました。日本、中国、香港および韓国の教育養成系の大学?教育機関の関係者や研究者が参加しました。
本学からは野田敦敬学長、岩山勉理事(研究?人事担当)、新津勝二理事(総務?財務担当)、小塚良孝国際交流センター長、国際企画課の職員が参加しました。
シンポジウムの中では、本学のDXプロジェクトの推進に努める新津理事が日本の代表として、「Society5.0時代に向けた日本の教員養成改革」をテーマにした基調講演を行いました。三十数年の教育行政経験に基づき、日本の教育改革の概要、小?中?高校および大学における教育の情報化(DX)の現状?課題ならびに教員養成改革の方向性について、分かりやすいデータなどを用いて説明しました。各国の参加者にオンラインを通じて、日本の教育業界におけるDXへの取り組みに対する高い意欲と熱意を伝えることができました。
講演を終えた新津理事は、「諸外国に比べると日本における教育の情報化は遅れていますが、GIGAスクール構想の前倒しと教職員の意識改革によって必ず挽回できると信じています。そのためにも、教員養成系大学間の連携強化を呼び掛けていきたいです」と思いを述べました。
(国際企画課 国際交流係長 高木遠慧)
2021年11月1日 附属幼稚園の園児が大学の自然観察実習園でさつまいも掘りを行いました。
2021年11月 4日
11月1日(月)、爽やかな秋空の下、附属幼稚園年中クラス(赤組、青組)の園児48人が自然観察実習園でさつまいも掘りを行うため、担任教諭、養護教諭らと共に貸し切りバスで来学しました。
新型コロナウイルス感染状況を踏まえて園外活動が中止となっていたため、今回のさつまいも掘りが今年初めての遠足でした。雨天のため一週間延期となったこともあり、園児たちにとっては待ちに待ったバス遠足となり、実習園に到着した早々、園児たちの笑顔があふれ、にぎやかな声が響き渡っていました。
深津哲吉用務員から、いもの掘り方について説明があった後、それぞれ自分の手でさつまいもを掘りました。園児の顔と同じぐらいに大きく育ったさつまいもが収穫されると、歓声が上がり、園児にとって貴重な体験の場となったようです。
また、附属幼稚園にて教育実習を終えたばかりの幼児教育選修の学生や技術専攻の学生も一緒に参加し、園児と触れ合うことができる機会にもなりました。
収穫したさつまいもは家庭に持ち帰り、「秋の味覚」をおのおの楽しむ予定です。
(学術研究支援課 副課長 安達成人)
2021年10月16日 愛知県ユネスコスクール指導者研修会を開催しました。
2021年11月 4日
10月16日(土)、名古屋市のウィルあいちにおいて、「愛知県ユネスコスクール指導者研修会」を開催しました。
本学は「ユネスコスクール学校間支援ネットワーク」に加盟し、県内のユネスコスクールを支援する支援校として活動しています。本研修会はその活動の一環として、また未加盟校へのESD活動※ の取り組みのきっかけづくりにしていただくため毎年開催しており、今年で10回目の開催となりました。昨年度に引き続き、愛知県教育委員会が開催する「愛知県ユネスコスクール交流会」と同日の同会場で時間を分けて開催しました。また、新型コロナウィルス感染症感染予防のため、オンライン参加と会場参加を併用するハイブリッド式で開催しました。
大鹿聖公地域連携センター副センター長の司会により開会し、野田敦敬学長から、大学の授業の一つとして自然体験活動を行っていることや、本学が県内のユネスコスクール活動を支援する役割を担っていることなど、開会にあたってのあいさつがありました。
続いて、独立行政法人国際協力機構 JICA中部の江口由希子氏から、「JICAの教育協力~国内外の事例から~」と題して講演がありました。縦ではなく横並びの関係を大切にし、国内と海外をつなぎそれぞれの課題を解決していきたいとのお話がありました。
講演会の後の実践発表は分科会方式で実施し、幼稚園と小学校の分科会では本学附属岡崎小学校の酒井智之教諭、オンライン参加で、学校法人釧路キリスト教学園 湖畔幼稚園の安田みゆき主幹と中谷芽衣副主任、静岡県富士市立岩松北小学校浅羽富大教諭より発表がありました。
別室では中学校と高等学校の分科会を行い、本学附属名古屋中学校の石田賢司教諭、三重大学教育学部附属中学校の城所拓磨教諭、オンライン参加で、長野県長野西高等学校の飯島聡子教諭から発表がありました。
最後に、土屋武志地域連携センター長が、「講師の先生方からSDGsの理念である『誰一人取り残さない』を学校で実践する方法を教えていただいた。児童生徒が共に進んでいくことを実現できる事例が多く、非常に意味のある研修会となった」と総括し研修会を終えました。
研修会終了後は大鹿副センター長と学生団体SAGA(サーガ)がアフターセッションを開催し、SDGsを分かりやすく理解できる教材の紹介や資料の提供を行いました。
※ESD活動とは、持続可能な社会を実現していくことを目指して行う学習や教育に関する活動のことです。
(地域連携課 地域連携係 石垣果恋)
2021年10月23日 土曜親子日本語教室(後期)が始まりました。
2021年11月 5日
10月23日(土)、後期の土曜親子日本語教室が始まり、開催を待ちわびた26人の学習者、18人のボランティア学生の参加がありました。
「土曜親子日本語教室」とは、外国人児童生徒支援リソースルームが毎年開催している、地域に居住する国際ファミリーを対象にした日本語の授業のことで、学生ボランティアが指導を担当しています。
大人クラスでは日本語レベルによってクラス分けを行い、3つのクラスに分かれて会話を楽しみました。また、子どもクラスでは「折り紙」や「積み木」を使って遊びながら自然な日本語で話したり、学年に応じた教科学習をしたりしました。
新型コロナウイルス感染予防対策のため、定員を設けての開催でしたが、学習者?学生ともに和やかな雰囲気で、参加者は帰り際に「楽しかった」「また来ます」といった感想を伝えてくれました。
後期は全8回の開催を予定しておりますが、多くの方からの応募があり参加受付は終了しております。
「外国人児童生徒支援リソースルーム」および「土曜親子日本語教室」の情報は、下記ウェブサイトからご覧いただけます。ぜひご覧ください。
(外国人児童生徒支援リソースルーム 研究補佐員 福丸純子)
2021年10月26日 令和3年度「iPadを活用した自主研修会」の第5回を開催しました。
2021年11月 8日
GIGAスクール構想によって、児童生徒一人1台の端末の配布および活用が急速に進んでいます。教職キャリアセンター教員研修部門主催の令和3年度「iPadを活用した自主研修会」(全9回)では、配布された端末を最大限活用し、個別最適化された学びを実現できるような実践的なアイデアや技術を学ぶことを狙いとしています。
第5回では、講師に名古屋市立矢田小学校 教務主任 山内彰一先生、主幹教諭 橋本浩司先生、秋田県立大学の伊藤大輔准教授を招き、「明日からすぐ使えるiPadを活用した子どもも教師もわくわくする総合的な学習」をテーマに、授業におけるタブレットの効果的な活用方法について講演していただきました。
山内先生と橋本先生の講演では、①「ロイロノート」を活用することによる話し合いの深め方、②「NHK for School」を活用した効果的な教材提示の方法、③「ZOOM」を活用した意見交流会の仕方などについて具体的な実践紹介がありました。内容は、総合的な学習の時間だけでなく、社会科や算数科、理科、体育などの実践紹介もあり、さらには、参加者も実際にiPadを操作して、体験的に学ぶ場面も多くありました。まさに「明日からすぐ使える」実りある会となりました。また、伊藤准教授からは、タブレットを活用することで、学習にどのような良い影響があるかについて説明がありました。
「iPadを活用した自主研修会」は今年度あと4回開催する予定です。
(教育学研究科 教育実践高度化専攻(教職大学院)1年 日比野浩規)
2021年10月31日 ひらめき☆ときめきサイエンス2021「フィールドワークに行こう!」を開催しました。
2021年11月 8日
10月31日(日)、日本学術振興会(科学研究費助成事業)ひらめき☆ときめきサイエンス2021「フィールドワークに行こう!―地層と化石の調査から大地の成り立ちを探る―」を、自然科学棟と岐阜県瑞浪市(フィールドワーク)で開催しました。ホームページなどで参加者を募り、中学生11人が参加しました。
ひらめき☆ときめきサイエンスとは、科学研究費助成事業(科研費)により行われている研究成果に、未来を担う若い世代の小学5?6年生、中学生、高校生の皆さんが、直に見る、聞く、触れることで、科学の面白さを感じてもらうプログラムです。「フィールドワークに行こう!」では、地質学を研究する理科教育講座 星博幸教授が、1800 万年前の東海地方の様子をフィールドワークによって探究してもらうプログラムを企画?実施しました。
まず参加者は、本学の自然科学棟で星教授から地層と化石の説明を聞き、大学生アシスタントの補助を受けながら、各自で地層観察用の粒度板を作成しました。その後、大型バスで岐阜県瑞浪市の地層観察地へ向かい、自分で作成した粒度板を使って地層をつくる岩石の種類を調べ、火山灰の地層を観察しました。また、化石採取地では、自分で掘り出した化石を調べて1800万年前の環境復元にチャレンジしました。
参加者からは「実際に化石や地層に触ることができ楽しかった」「本やネットでは分からないことを先生に直接質問することができた」「大学生アシスタントが優しくサポートしてくれた」という声が多く寄せられ、充実した時間を過ごしていただくことができました。
(学術研究支援課 研究支援係 杉村和美)
2021年11月4日 令和3年度AUE海外留学サポーター「グローバル?スチューデント?アドバイザー」が後期の活動を開始
2021年11月 9日
国際交流センターでは、海外留学を考えている学生のために、AUE海外留学サポーターとして「グローバル?スチューデント?アドバイザー」(Global Student Adviser、以下「GSA」と記載)を平成30年度から配置しています。GSAは豊富な留学経験のある学生として、留学希望者へのアドバイス活動を行っており、11月4日(木)に後期の活動を開始しました。
近年、本学では社会のダイバーシティーに対応できる教員を目指し、海外留学を希望する学生が増えていますが、留学準備や、行き先、留学形態、留学のタイミングや、どんな留学が自分に合っているかなど、悩む学生は少なくありません。豊富な留学経験を持つGSAが先輩として後輩の海外留学についての相談に親身に乗っています。
また、GSAは、学生目線で「愛知教育大学留学ガイドブック」を製作し、教育大学の教育実習、教員採用試験、就職活動などに合わせた留学プランを提案しています。アフターコロナに向けて、海外へ飛び立つ多くの学生がこれらを活用することを期待しています。
こうしたGSAの活動だけでなく、国際交流センターの英語サポートコーナー、留学生との交流行事の参加など、学内の留学に役立つ資源を最大限活用して世界観を広げていく学生が増えることを願っています。
(国際企画課 国際交流係長 高木遠慧)
2021年10月20、27日 未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の竹プロジェクト実施説明会を開催
2021年11月 9日
10月20日(水)と27日(水)、自然観察実習園および美術第一実習棟木工実習室で愛知教育大学未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の竹プロジェクト実施説明会を開催し、学生、教職員約20人が参加しました。
このプロジェクトは今年3月に策定された「愛知教育大学未来共創プラン」の一環として、大学およびその周辺地域を『学び』と『遊び』を一体化できるエリアとして、教科等横断的な実践フィールドと実践プログラムを提供するものです。第4期中期目標?中期計画期間(令和4~9年度)に正式な事業として開始するものですが、今年度はその準備期間として試行的にプログラムを実施します。今回は竹をテーマにしたプログラムについて、学生が実際に竹を切り出したうえで、子どもたちと一緒に作る竹細工の加工体験を行いました。
初日に自然観察実習園の職員から竹林で活動する際の注意事項について説明があり、プログラム参加学生が実際に竹を切り出しました。中にはノコギリを使ったことがない学生もおり、みんなで悪戦苦闘しながら10本程度の竹を切り出しました。2日目には幼児教育講座の樋口一成教授から竹細工に関する基礎的な知識について説明があり、その後学生は樋口教授の助言を得ながら、子どもたちと一緒に作る予定の竹細工を作成しました。「竹は油抜きをするととても綺麗な色になることを初めて知りました」「自分で加工することはできそうだが、これを児童に教えるにはどうしたら良いだろうか」といった感想が寄せられました。学生は新たな気付きや発見を得ながら、将来子どもたちを受け入れることを楽しみにしているようでした。
当プロジェクトは、「子どもと共に、学生と共に、社会と共に、附属学校園と共に、未来の教育を創ります。」というビジョンを実現するため、積極的に地域の子どもたちを受け入れていきます。
(国際企画課 副課長 稲垣匡人)
2021年10月22日、23日 SDGs AICHI EXPO 2021にブースを出展しました。
2021年11月10日
10月22日(金)と23日(土)、Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)展示ホールAにおいて開催された「SDGs AICHI EXPO 2021」に本学がブースを出展しました。 SDGs AICHI EXPOは、「地球?まち?ひとが共生できる社会へ ~多世代パートナーシップでつくるSDGsあいち~」をテーマに、各主体の取り組みを発信していくと同時に、個別の課題を相互接続的にとらえ、地球?まち?ひとが共生する持続可能な社会の姿を描き出すことを目的として開催されました。特に、学校などユース世代の積極的な参画による世代間交流の促進や、ユース世代を中心とした未来の担い手との協働性を重視したSDGs推進フェアとなっています。
昨年は新型コロナウイルス感染状況の影響で、オンライン開催となりましたが、第2回目となる本年度は、現地での開催となり、自治体、企業、NPO、学校など100を超える団体が出展し、2日間で5,000人を超える方が来場されました。
本学関係は、小?中学校、高校、大学などの未来の担い手である若者の出展エリアである「ユースエリア」に愛知教育大学と愛知教育大学附属高等学校サスティナ部の2つがブースを出展しました。
本学のブースでは、学生団体SAGA(サーガ)によって、小学生から大人まで幅広い世代の方々に分かりやすくSDGsを理解していただける教材の体験や各種資料の提供、本学で実施しているESD for 2030 AICHIプロジェクトなど、SDGs普及のためのさまざまな活動を紹介しました。また、附属高等学校サスティナ部では、高校生が自分たちの行うSDGs達成に向けた取り組みについて来場者に向けて発表を行いました。
さらに、愛知学長懇話会のブースにおいても、本学のSDGsに関する取り組みについてのポスター出展を行い、本学が取り組んでいるSDGsの活動について紹介しました。
当日、多くの自治体や企業、団体の方が本学のブースにお越しいただき、本学の取り組みや学生の活動に興味を持っていただきました。今回のブース出展により、本学のSDGs普及活動を知っていただくと同時に、今後、地域との連携を広げていく大変よい機会となりました。
(地域連携課 地域連携係 石垣果恋)
2021年10月23日 「保護者懇談会2021」を開催
2021年11月15日
10月23日(土)「保護者懇談会2021」を開催しました。保護者懇談会は、本学に在籍する学生の保護者向けに毎年開催している懇談会です。普段見ることのできない学生の一面や、大学を知る貴重な機会として、毎年多くの保護者が足を運び、今年度は約400人の参加がありました。
保護者懇談会は二部構成となっています。第一部は講堂において実施され、最初に野田敦敬学長からあいさつがあり、コロナウイルス感染症対策の詳細や本年3月に策定した『未来共創プラン』の計画についての説明が行われました。その後、担当副学長、学長補佐による授業、留学、学生生活、就職に関する大学全体の説明が行われました。最後は3人の学生による就職活動体験談で締めくくられ、会場は温かい拍手に包まれました。
第二部は、教員との個別面談や学生によるイベントが行われました。個別面談では、各所において、学生の就職や、成績状況について担当の教員が熱心に相談に乗り、保護者からは「普段の大学や子どもの様子など貴重な話を聞くことができました」などの声もいただきました。
学生によるイベントでは、教育交流館のラーニングコモンズにおいて本学のクラブ?サークル団体である管弦楽団、オカリナサークル、混声合唱団、能楽部による公演が行われ、第一共通棟ではAUEパートナーシップ団体(PS団体)およびAUE学生チャレンジプログラム2021の活動報告が実施されました。学生は発表を通して日々の課外活動の成果を存分に披露、発揮することができました。また、附属図書館では自由見学とし、自然科学棟の屋上に設置された天文台では3D宇宙シアターが行われました。来場した保護者が楽しんでいただいている様子をうかがえました。
(学生支援課 副課長 鬼頭宏昭)
2021年10月分 本学掲載の新聞記事、メディア紹介
2021年11月16日
2021年10月に掲載された新聞記事は5件、テレビ番組は2件です。
この他に紹介された記事等があれば広報課まで情報をお寄せください。
新聞記事
- 毎週金曜日に中日新聞夕刊文化面に掲載される美術教育講座 鷹巣純教授のコラム「鷹巣純先生と行く地獄さんぽ」の10月掲載は以下のとおりです。
【10月1,8,15,22,29日(金) 中日新聞夕刊5面】
- 10月は博物館などに所蔵されている地獄絵の解説です。日本人に地獄をはじめとする六道の世界について共通認識があるのは天台宗の僧侶?源信が著した「往生要集」のおかげで、かつそのメインテーマが地獄ではなく「すてきな極楽に行くにはどうしたらよいか」ということには驚きです。
?10月1日 13歩目「ざんげあおる"巨大装置"」
?10月8日 14歩目「罪を量ると「いとおもし」」
?10月15日 15歩目「もはや絵本!? ベストセラー」
?10月22日 16歩目「きっつ~! エンドレス罰」
?10月29日 17歩目「情け容赦ない"モノ"扱い」
- 知立市立竜北中学校で9月30日(木)に行われた自然災害の被害軽減のためにできることを学ぶ授業に、本学の学生が消防団員らとともに講師を務めました。
- 大学生と知立市の若手職員がSDGsとまちづくりの関わりを学ぶ研修が10月7日(木)に行われ、本学と愛知大学の学生が参加し、教育支援専門職養成課程教育ガバナンスコース4年の酒井愛実さんのコメントが掲載されました。
- *このニュースは、10月8日(金)のケーブルネットワーク「KATCH TIME 30」でも紹介されました。
- 社会奉仕団体「名古屋キワニスクラブ」がコロナ禍で困窮する学生のために愛知県内の4大学に寄付金を贈りました。その贈呈式が10月22日(金)に名古屋市内で行われ、岩山勉理事?副学長が出席しました。
【10月23日(土) 読売新聞朝刊24面】
- *このニュースは、10月22日(金)のCBCテレビ「チャント!」でも紹介されました。
- 第8回日展の書部門で国語教育講座 衣川彰人教授、彫刻部門で美術教育講座 永江智尚准教と卒業生の柴田茜さんが入選しました。名古屋展は来年1月26日(水)~2月13日(日)に愛知県美術館ギャラリーで開催される予定です。
テレビ番組
- 10月8日(金)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME 30」
大学生と知立市の若手職員がSDGsとまちづくりの関わりを学ぶ研修が10月7日(木)に行われ、本学と愛知大学の学生が参加しました。
- 10月22日(金)放送 CBCテレビ「チャント!」
社会奉仕団体「名古屋キワニスクラブ」がコロナ禍で困窮する学生のために愛知県内の4大学に寄付金を贈りました。その贈呈式が10月22日(金)に名古屋市内で行われ、岩山勉理事?副学長が出席しました。
(広報課 広報?渉外係 飯濱美樹)
2021年11月2日 教科横断探究プロジェクト始動 ―教科等横断の在り方について話し合いました―
2021年11月16日
11月2日(火)、教科横断探究プロジェクトの活動の一環として、「教科横断」について議論し、知見を広げる取り組みを行いました。教科横断探究プロジェクトのメンバー、および6年一貫教員養成コース、教科横断探究コースの院生?学生を含めた約20人が参加し、学校教育講座の竹川慎哉准教授による「教科横断」についての整理にかかわる基調提案を受けて、「教科横断」とは何かについて話し合いました。
今回の取り組みは、未来共創プランの戦略7に包含される「教科等横断し、協働的に学び合う次世代プログラムを開発する」ことを目的として始動した教科横断探究プロジェクトにおいて、「教科横断」や「探究」についての知見を広げ、それらについての共通理解を図り、あるべき次世代プログラムを構築する足掛かりとして行われたものです。
まずは竹川准教授より、「教科横断」や「問題解決学習」、「探究学習」の異同について、それらの使用される経緯や背景を含めた説明がありました。また、竹川准教授は「教科横断」をカリキュラム類型論の視点から説明したほか、近年の我が国の教育課程政策の動向における「教科横断」と「探究」の位置づけについて言及しました。竹川准教授の基調提案の後、質疑応答と話し合いを行いました。
以下に、参加学生の振り返りを記載します。
?教科横断というと、今まで私の中のイメージは算数を使って理科の実験をするなど教科の壁を取り払ったようなものでありいわゆる融合カリキュラムだったが、関連的に教えるような関連カリキュラムがあることを知ることができた。
?教育の在り方も常に変化し続けていることが分かった。また、昭和や平成時代に行われていた授業内容や教育方針にとらわれるのではなく、新時代に対応したカリキュラムに沿って子どもたちに教育をする必要があるということが分かった。
?同じ学校に勤めていたとしても教員間で意識や熱量の違いが必ず存在すると思う。ただでさえ前例がないこの取り組みを行うのは容易なことではないはずだ。そのような状況で独自のカリキュラムを開発するために行われている工夫はあるのか気になった。
今回の取り組みを足掛かりとして、「教科等横断し、協働的に学び合う次世代プログラム」の在り方について考えていきます。
(6年一貫教員養成コース14?15期コーディネーター/生活科教育講座 講師 西野雄一郎)
2021年11月5日 学校法人きのくに子どもの村学園を見学しました。
2021年11月16日
11月5(金)、6年一貫教員養成コースおよび教科横断探究コースの院生?学生が和歌山県の「学校法人 きのくに子どもの村学園」を訪問しました。
本コースは、本学の未来共創プランの戦略7を実現するための実践フィールドです。今回、戦略7に包含される「教科等横断し、協働的に学び合う次世代プログラムを開発する」ための知見を深めることを目的として、当校を見学しました。
きのくに子どもの村学園は、プロジェクトを中心とした学校カリキュラムを行っています。堀真一郎学園長からは、「プロジェクトをよりよいものにすることが最も大切な教材研究」「プロジェクトがよりよいものになるに伴って、教科等の内容を含めたさまざまな学びが生じる」という話がありました。「教科等横断」の在り方についてのご示唆をいただくことができました。
授業見学として、プロジェクト以外の基礎学習(小学校では「かず」や「ことば」、中学校以降は教科)や自由選択(音楽、美術、保健体育の内容を含む)を見学することができました。また、週1回開催される全校ミーティングにも参加することができました。参加する子どもたち一人一人が自分事として議題について話し合い、聞き合う様子を見学することができました。まさに協働的なその雰囲気が、プロジェクトに生かされるのだと実感することができました。
(6年一貫教員養成コース14?15期コーディネーター/生活科教育講座 講師 西野雄一郎)
2021年11月4日~10日 附属図書館にて「論文の探し方講座」を開催
2021年11月17日
11月4日(木)~11月10日(水)に「論文の探し方講座」(40分制、期間中全10回開催)を附属図書館にて開催し、学部1年生から院生まで合計18人が参加しました。
これは、卒業論文やレポート作成の支援を目的として図書館が独自に企画している講座です。図書館で利用できる論文データベースの紹介、効率的な論文の探し方や入手方法などについて、実習を織り交ぜて図書館職員が解説しました。
解説後、参加者は任意のキーワードで検索実習を行い、データベースの使い方、論文を探すフローチャートを確認しながら、興味のある論文について熱心に調べていました。
参加者の感想からは、「学内にはこんなにも学習サービスが充実しているのだと初めて知った」「今まで何となく検索し、調べていたことを具体的に教えてもらえたことで、今後の検索効率が上がりそう」「卒論を書く上でとても役立つと思いました。どんどん活用したい」などの声があり、満足度の高さがうかがわれ、今後の大学生活に有意義な講座となりました。
(学術研究支援課 資料利用係 高瀨菜津)
2021年11月15日 附属岡崎小学校で事務室『種』プロジェクトを始めました。
2021年11月19日
本学附属岡崎小学校で11月15日(月)から、事務室『種』プロジェクトとして児童や教員を対象にした種の貸し出しをスタートしました。
『種』プロジェクトとは、エコキャンパス事業?環境教育の一環として、愛知教育大学附属図書館で実施したもので、図書館での本の「貸出?返却」という役割になぞらえ、植物の種の「貸出」を行い、収穫後の種を図書館に「返却」してもらう取り組みです。
附属岡崎小学校では、事務室が中心となり、普段児童や保護者とのかかわりの少ない事務室を身近に感じてもらうこと、植物の栽培や自然に興味?関心を持ってもらうこと、子ども同士、親と子、教職員間などの会話のきっかけになること、また図書室の植物の育て方が載っている本や図鑑の利用促進を目的とし、種の貸し出しを始めました。
種の種類は、トマト、ピーマン、キュウリ、スイカ、メロン、カボチャ、ひょうたん、オクラ、チンゲンサイ、モロヘイヤ、かぶ、ひまわり、マリーゴールド、コスモス、フラックスなどで、開始後すぐに、たくさんの児童が事務室に訪れ、「何の種があるんだろう?」「メロンとおくらがいい!」といった声も聞かれ、自分が育てたい種を楽しそうに選ぶ様子が見られました。
今後は、栽培した花や野菜から新たに取れた種を返却してもらい、次の人に貸し出すことを予定しています。
(附属学校課 岡崎小学校事務係 専門職員 沓名正樹)
2021年11月17日 全学FD?SD研修会を開催しました。
2021年11月30日
11月17日(水)、本部棟第一会議室にて全学FD?SD研修会を実施しました。本研修会は、『未来共創プラン』*1の【戦略1】にある「子どもキャンパスプロジェクト」*2を題材として、教職協働に対する意識を醸成することを目的に開催しました。
開催にあたり新津勝二理事?事務局長から本研修会の趣旨説明を行った後、小塚良孝学長補佐から「子どもキャンパスプロジェクト」についての説明があり、「大学の魅力を向上していくことは、組織としての発展はもちろん、学生や教職員個人の成長や喜びにつながる。その根っことなるプロジェクトを教員、職員、学生の教職学協働による柔軟な運営を通じて実現していきたい」と述べられました。
参加した53人の教職員は、5つのグループに分かれた後、本プロジェクトを推進するにあたり、教職学協働を進める上での課題や、現在取り組んでいる具体的な課題をどのように解決できるかを話し合いました。活発な議論の後、話し合った内容を発表し、参加する子どもたちが楽しめるレクリエーションの提案、子どもたちや保護者の方々への広報活動、本プロジェクトを共に創り上げる学生へのSNSを使った効果的な呼び掛け方法、プロジェクトをマネジメントする未来共創室(仮)の創設などのさまざまなアイデアが出されました。
発表の後、中川宏、岡田千絵両監事から講評があり、中川宏監事からは「カラフルで有意義な時間だった。さまざまなピースが集まって絵となるステンドグラスのように教職員がチームになり輝く大学であってほしい」とエールが送られました。最後に野田敦敬学長は「日ごろ支えてくださっている皆さまにご参加いただき、闊達(かったつ)に議論いただいたことは学長冥利(みょうり)に尽きる思いである。皆さまですてきなステンドグラスとなるよう目指したい」とあいさつがあり、研修会を締めくくりました。
研修会の後、参加者から、「大学をよくしたいと思っている方がたくさんいることを知ってとても心強く思った」「愛教大はまだまだ可能性を秘めていると思う。このような企画は今後、業務が忙しくても時間を割いて参加したい」「参加者が創っていく雰囲気となった。"良いと思ったらすぐやる。悪いと思ったらすぐやめる。迷っていたらとにかくやる。悪ければやめる。"そのようなプロジェクトにしていければと思った」など前向きな声が聞かれました。
今回の研修会により、「子どもキャンパスプロジェクト」の実現に向けて、それぞれの教職員が日ごろの業務を通じて考えていることを共有し、今後の目指すべきビジョンを再確認できました。本学の『未来共創プラン』は着々と前進しています。
*1『未来共創プラン』(外部サイト):大学の中長期ビジョン、目標?戦略として令和3年3月に策定。
*2「子どもキャンパスプロジェクト」(外部サイト):大学およびその周辺地域を『学び』と『遊び』を一体化できるエリアとして、教科等横断的な実践フィールドと実践プログラムを提供するもの。
(企画課 大学改革係 小山﨑美優)
2021年11月21日 井ケ谷地区役員と愛知教育大学との懇談会を開催しました。
2021年11月30日
11月21日(日)午後、本学講堂で開催された第6回ホームカミングデー全体会に引き続き、本部棟第一会議室にて、井ケ谷地区役員との懇談会を開催しました。この懇談会は本学の現状を大学所在地域である刈谷市井ケ谷地区に広く紹介し、意見交換を行うことにより本学と地域との交流を深め、さまざまな課題への対応のための連携がより円滑に行えるようにすることを目的として毎年この時期に開催しています。井ケ谷地区からは近藤高春地区長、近藤澄男市議、黒川智明市議、町内会、老人クラブ、婦人会、子ども会の役員、自主防災会から計21人、本学からは、野田敦敬学長はじめ、理事、学生支援?就職担当副学長、地域連携センター長、部課長ら、合わせて36人が出席しました。
懇談会では意見交換会に先立ち、野田敦敬学長から、日ごろの本学へのご理解、ご協力に対してのお礼に続き、年1回この懇談会を開催することで井ケ谷地区に対する学生や教職員の関心も高まりつつあり、一層連携を深めていきたいとの言葉があり、近藤地区長からは、近年、大学が地区に対していろいろ協力いただいていることが目に見えてよく分かるようになったとの謝辞および地区としても大学に協力できるような体制を整えていきたいと思っていると述べられました。
続いて、事前に井ケ谷地区からいただいた11項目の要望?意見に沿って意見交換を行いました。井ケ谷地区からの要望?意見として、大学と地域との防災、地域活性化等共通課題を切り口にした連携推進依頼、学生の町内行事や防犯パトロールへの参加依頼など、地域との積極的な関わりを期待する声がある反面、学生の車の駐車や、運転、ごみの分別におけるマナーとルールの遵守徹底に関する厳しいご意見もあり、学長、理事および担当副学長から、一つ一つの事項に対して丁寧にお答えしました。
懇談会の最後には本学キャンパスの地域利用?開放の在り方について双方が意見交換し、野田学長からは、キャンパス内に子どもを集めるイベントを随時計画していく予定であり、12月19日(日)に大学構内で未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の試行的な取り組みとして「あつまれ!子どもキャンパス in愛知教育大学」を開催するので、ぜひ地区の子どもたちに参加いただき、キャンパスを大いに利用してほしいとの言葉がありました。
なお、本懇談会開始前には、今年6月に改修工事を終えた自然科学棟、教育?人文棟1階に地域との連携窓口として開設されている地域連携センターおよび附属図書館等を総務課員が案内し、井ケ谷地区参加者からは普段立ち入る機会のない施設も見学することができたと大変喜ばれました。附属図書館では現在AUEインフォメーションギャラリーで行っている『教職の魅力共創展』やアイ?スペースで行っている美術選修?美術専攻等の学生が授業で本学近郊にある洲原池の景色を描いた『風景写生展』を観覧し、身近な景色の絵画に見入っていました。
(総務課 副課長 浅岡明美)