2021年10月16日 愛知県ユネスコスクール指導者研修会を開催しました。
2021年11月04日
10月16日(土)、名古屋市のウィルあいちにおいて、「愛知県ユネスコスクール指導者研修会」を開催しました。
本学は「ユネスコスクール学校間支援ネットワーク」に加盟し、県内のユネスコスクールを支援する支援校として活動しています。本研修会はその活動の一環として、また未加盟校へのESD活動※ の取り組みのきっかけづくりにしていただくため毎年開催しており、今年で10回目の開催となりました。昨年度に引き続き、愛知県教育委員会が開催する「愛知県ユネスコスクール交流会」と同日の同会場で時間を分けて開催しました。また、新型コロナウィルス感染症感染予防のため、オンライン参加と会場参加を併用するハイブリッド式で開催しました。
大鹿聖公地域連携センター副センター長の司会により開会し、野田敦敬学長から、大学の授業の一つとして自然体験活動を行っていることや、本学が県内のユネスコスクール活動を支援する役割を担っていることなど、開会にあたってのあいさつがありました。
続いて、独立行政法人国際協力機構 JICA中部の江口由希子氏から、「JICAの教育協力~国内外の事例から~」と題して講演がありました。縦ではなく横並びの関係を大切にし、国内と海外をつなぎそれぞれの課題を解決していきたいとのお話がありました。
講演会の後の実践発表は分科会方式で実施し、幼稚園と小学校の分科会では本学附属岡崎小学校の酒井智之教諭、オンライン参加で、学校法人釧路キリスト教学園 湖畔幼稚園の安田みゆき主幹と中谷芽衣副主任、静岡県富士市立岩松北小学校浅羽富大教諭より発表がありました。
別室では中学校と高等学校の分科会を行い、本学附属名古屋中学校の石田賢司教諭、三重大学教育学部附属中学校の城所拓磨教諭、オンライン参加で、長野県長野西高等学校の飯島聡子教諭から発表がありました。
最後に、土屋武志地域連携センター長が、「講師の先生方からSDGsの理念である『誰一人取り残さない』を学校で実践する方法を教えていただいた。児童生徒が共に進んでいくことを実現できる事例が多く、非常に意味のある研修会となった」と総括し研修会を終えました。
研修会終了後は大鹿副センター長と学生団体SAGA(サーガ)がアフターセッションを開催し、SDGsを分かりやすく理解できる教材の紹介や資料の提供を行いました。
※ESD活動とは、持続可能な社会を実現していくことを目指して行う学習や教育に関する活動のことです。
(地域連携課 地域連携係 石垣果恋)