News & Topics:2022年09月掲載分
- 2022年8月24日 「SDGs将来世代創造フォーラム2022」に参加しました。
- 2022年8月9日 未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」でイベント「カブトムシのつかまえかたおしえます!」を開催
- 2022年8月11日~13日 愛知教育大学ダンス部が「第34回全国高校?大学ダンスフェスティバル(神戸)」でNHK賞(全国2位)受賞
- 理科教育講座 星博幸教授が2022年度「日本地質学会論文賞」を受賞
- 2022年8月分 本学掲載の新聞記事、メディア紹介
- 2022年9月2日 大阪教育大学との「附属学校教員の働き方改革」に関する意見交換会
- 2022年9月8日 「実用数学技能検定『数検』グランプリ 文部科学大臣賞」の贈呈式が執り行われました。
- 2022年8月22日 文部科学省の調査研究協力者会議で本学教員が発表しました。
- 2022年7月25日~8月25日 「令和4年度愛知教育大学社会教育主事講習」を本学で実施しました。
- 2022年8月6日 『目指せ宇宙博士!宇宙体感?体験プロジェクト』を実施
- 2022年9月7日「第9回指導者用?学習用デジタル教科書研修会」を開催
2022年8月24日 「SDGs将来世代創造フォーラム2022」に参加しました。
2022年09月 2日
8月24日(水)に名古屋市中小企業振興会館 吹上ホールでアサヒ飲料株式会社中部北陸支社主催の「SDGs将来世代創造フォーラム2022」に大鹿聖公地域連携センター長と本学学生、愛知教育大学附属高等学校サスティナ部が参加しました。本フォーラムは「我々の『つなげる力』で、世界を変える一歩を」をテーマに掲げ、産官学連携によるWell-beingな未来を考える場の創出を目的に、将来世代の育成と幸福な未来社会の実現に向けて開催されました。 当日は、自治体、企業、学校など約50の団体がブースを出展し、本学と附属高等学校サスティナ部も出展しました。また、ステージ会場では、講演やパネルディスカッション、学生?生徒による弁論大会がありました。 本学のブースでは、学生団体SAGAが小学生から大人まで幅広い世代の方々にわかりやすくSDGsを理解してもらえるようなかるたやトランプなどの教材を説明しました。また、資料提供や、SDGs普及のために行っているさまざまな活動についても紹介されました。 また、附属高等学校サスティナ部では、生徒が自分たちの行うSDGsに向けた取り組みの発表が紹介されました。
次に、ステージ会場では、大鹿地域連携センター長がパネルディスカッションに参加しました。ディスカッションには学校関係のほか、自治体、企業の方々がパネリストとして参加し、「産官学連携によるWell-beingな未来を考える」をテーマに議論しました。大鹿地域連携センター長からは「今現在、子どもたちの読解力の低さ、つまり、さまざまな諸問題についてどのように解決していくかを考える力の不十分さが課題であり、問題解決能力の向上がよりよい社会をつくっていくうえで必要な取り組みであると考える」など教育の観点からテーマに沿った話がなされました。
また、弁論大会には本学の初等教育教員養成課程 理科選修4年 上野光さんが参加しました。弁論テーマは「未来における地域共創社会とは」で、上野さんは「地域共創社会には人づくりが大切であると考え、地域に住む子どもたちがその地域にある諸問題を発見し、解決する能力を身につけていく、また、地域の人などさまざまなつながりを通じて教育していくことが大切だと思う」など、上野さん自身が教員になったときの想いも含めて話をしました。
参加した学生からは、「企業に勤める方々と多くかかわることができ、とても貴重な経験になりました」などの感想がありました。参加者が、産官学連携の重要性や未来に向けてどのようなことをすべきか考えることのできる有意義なフォーラムとなりました。
(地域連携課 地域連携係 山下湧生)
2022年8月9日 未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」でイベント「カブトムシのつかまえかたおしえます!」を開催
2022年09月 2日
8月9日(火)、愛知教育大学未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の取り組みとして、また本学初のクラウドファンディング「竹チップで子どもたちにカブトムシに触れる体験を。」の事業の一環として、本学キャンパス内でカブトムシを捕まえるイベント「カブトムシのつかまえかたおしえます!」を開催しました。講師として佐藤治先生(愛知県立瀬戸つばき特別支援学校教諭)をお招きし、近隣の子どもたちとその保護者13人、学生ボランティア7人の合計20人が参加しました。
最初に教室に集合し、佐藤先生からのカブトムシが集まりやすい樹や採集する際の注意事項などの説明があり、子どもたちがまだかまだかとそわそわし始めたところで外に繰り出しました。
カブトムシが集まりそうな樹のある場所まで移動し、佐藤先生の説明を聞きながらみんなでカブトムシを探しました。教員や学生が見守る中、子どもたちはたくさんのカブトムシを見つけることができ大興奮の様子でした。子どもたちは捕まえたカブトムシを保護者や学生に見せ、ニコニコしながら自分たちの虫かごにカブトムシを入れていました。
教室に戻るとクラウドファンディングで集めた資金で購入した飼育セットが子どもたちに1セットずつプレゼントされ、子どもたちは大事そうに抱えて家に持ち帰りました。
開催後の参加した子どもたちからのアンケートには「大学にたくさんのカブトムシがいてびっくりした」「お兄さんお姉さんが親切にしてくれて安全に参加できてうれしかった」などの意見があり、また、学生ボランティアからは「危機管理をしつつ、大事なことを伝えている先生たちがかっこよかった」という意見がありました。
当プロジェクトは、「子どもと共に、学生と共に、社会と共に、附属学校園と共に、未来の教育を創ります。」というビジョンを実現するため、積極的に地域の子どもたちを受け入れていきます。
(企画課 未来共創推進室 未来共創推進係 大森智子)
2022年8月11日~13日 愛知教育大学ダンス部が「第34回全国高校?大学ダンスフェスティバル(神戸)」でNHK賞(全国2位)受賞
2022年09月 7日
「全日本高校?大学ダンスフェスティバル神戸(神戸)」は、「ダンスの甲子園」の名のもとに、全国各地の高校?大学のダンス部または、有志グループ等がそれぞれの思いやテーマをダンスを通して全身で表現する大会です。創作ダンスの全国大会としては、唯一の大会であり参加者数?観客数ともに年々増加し、文字どおり、「神戸の熱い夏」をダンスで彩ります。
私たちダンス部は、8月11日(木)~13日(土)に神戸市で行われた「第34回全日本高校?大学ダンスフェスティバル神戸(神戸)」に出場し、高校78校、大学26校が参加したなか、全国2位に相当するNHK賞を受賞しました。
今回が10回目の出場となり、5年ぶり4度目の入賞を果たしました。2014年の全国3位の記録を超え、歴代最高賞となります。受賞作品のタイトルは「"Animal Farm"―G.オーウェルが語る現代への警鐘―」であり、独裁者による支配が繰り返される歴史を表現し、現代への警鐘を鳴らすとともにその歴史を止めるために自分たちが能動的に動くべきだという強いメッセージを込めました。
今回、このような素晴らしい賞を受賞できたのは、メンバー全員が作品に対して強い想いを持ち、最後の最後まで作品をより良くしようと取り組めたことはもちろんのこと、どんな時も全力で指導してくださった先生、多くの方々の支えや応援のおかげだと心から感謝しています。今後のこの賞に恥じぬように活動に取り組んでいきたいと思います。
(ダンス部主将 3年 加藤沙菜)
- 全日本高校?大学ダンスフェスティバル(神戸)(外部サイト)
- 本大会の様子は9/3(土)15時00分、9月17日(土)1時00分よりNHK Eテレにてテレビ放送予定です。
ダンス 2022 - NHK(外部サイト)
理科教育講座 星博幸教授が2022年度「日本地質学会論文賞」を受賞
2022年09月 8日
理科教育講座 星博幸教授が2022年度「日本地質学会論文賞」を受賞しました。日本地質学会は1893年(明治26年)創立の歴史ある学会で、約3,800人の会員からなる日本の地学分野を代表する学会です。 星教授は2020年度にも同賞を受賞しており、今回で2度目の受賞となります。今回は星教授を含め4人の著者が共同執筆した論文が受賞対象になりました。受賞対象論文と受賞理由は以下のとおりです。
論文:Takashima, R., Hoshi, H., Wada, Y. and Shinjoe, H., 2021, Identification of the source caldera for the Middle Miocene ash-flow tuffs in the Kii Peninsula based on apatite trace-element composition. Island Arc, 30, e13039, doi:10.1111/iar.12404
受賞理由:紀伊半島に分布する中新世カルデラ群(大峰,大台,熊野北,熊野カルデラ)の火砕岩類は,鉱物組み合わせや全岩の主成分?微量成分化学組成が類似していることから,各カルデラの特徴を区別することが困難であった.著者らは,本論文でこれらのカルデラの火砕岩類に含まれるアパタイトの微量元素組成を明らかにし,各カルデラの火砕岩類の特徴を識別可能であることを示すとともに,噴出相である火砕流堆積物とカルデラ地下の火砕岩脈を対比することが可能であることを示した.また,紀伊半島中央部に広く分布する中新統室生火砕流堆積物と石仏凝灰岩のアパタイト微量元素組成も検討し,その組成が大台カルデラのものと一致することを明らかにした.アパタイトは埋没続成や溶結の影響をほとんど受けないため,本研究で示されたアパタイト微量元素組成に基づく方法は,従来の一般的なテフロクロノロジーの手法を適用することが困難な変質火砕物や先新第三紀火砕岩の層序対比に大きな進展をもたらすことが期待される.本論文は今後多くの研究に参照されると考えられ高く評価される.以上の理由から,本論文に日本地質学会論文賞を授与する.(日本地質学会サイト(外部サイト)より引用)
9月4日(日)~6日(火)に東京?早稲田大学早稲田キャンパスで同学会第129年学術大会が開催され、4日(日)に表彰式が行われました。出席した星教授に受賞の感想を伺いました。
「この度、二度目となる日本地質学会論文賞を授かりました。今回の受賞論文は高嶋礼詩?東北大学教授、新正裕尚?東京経済大学教授、和田穣隆?奈良教育大学教授と共同執筆し2021年に国際誌Island Arcに掲載されたもので、私は主に紀伊半島の地質学研究を担当しました。今後も研究に邁進し、その成果を本学の学生教育およびプレゼンス向上につなげていきたいと思っております」
(広報課 広報?渉外係 飯濱美樹)
2022年8月分 本学掲載の新聞記事、メディア紹介
2022年09月 8日
2022年8月に掲載された新聞記事10件、テレビ番組2件、Webサイト1件、情報誌1件です。この他に紹介された記事等があれば広報まで情報をお寄せください。
新聞記事
- 豊明市の自生保護地で「ナガバノイシモチソウ(理科教育講座 渡邊幹男教授が発見)」が一般公開された記事の中で、コロナ禍で中止になっていた本学の学生の見学が3年ぶりに再開されたことが紹介されました。
- ひきこもりの若者の雇用支援を紹介する記事で、教育ガバナンス講座の川北稔准教授のコメントが掲載されました。川北准教授は本記事で紹介した春日井市にオープンしたカフェの取り組みや越前市の「就労に悩む若者の専用窓口の設置」などについて解説しています。
- 8月7日(日)に開催された愛知県吹奏楽連盟、朝日新聞社が主催する「愛知県吹奏楽コンクール」で、本学の吹奏楽団が最優秀の団体に贈られる県教育委員会賞と朝日新聞社賞、金賞を受賞し、9月4日(日)に開催される東海大会へ県代表として出場を決めました。
【8月9日(火) 朝日新聞朝刊25面】
- 「裏オープンキャンパス」と題して、大学にあるちょっと珍しい物や場所を取材した「学ぶby学生スタッフ」の記事の中で本学の天文台が紹介されました。
- 愛知県がオリンピック?パラリンピック、アジア競技大会?アジアパラ競技大会に向けて強化指定選手を決め、認定証授与式が行われました。学校教員養成課程義務教育専攻保健体育専修1年の白木千奈理さんがハンドボールの強化指定選手に選出されました。
【8月17日(水) 中日新聞朝刊15面】
- 企画記事「東海こども新聞」で豊明市の小学校の取り組み「給食の生ゴミで堆肥作り」が紹介され、三崎小学校に本学の学生9人が指導に入ったこと、初等教育教員養成課程生活科選修3年の浦田好華さんと岩谷玲香さんのコメントも併せて紹介されました。
【8月18日(木) 読売新聞朝刊22面】
- 「学ぶ」の取材レポートは「ドラァグクイーン」がテーマで、学生スタッフの1人、本学の初等教育養成課程幼児教育選修4年の大津桃花さんのコメントが掲載されました。
- 中日新聞社主催の「陸上 東海選手権」(三重交通Gスポーツの杜にて8月20日(土)、21日(日)開催)で、初等教育教員養成課程保健体育選修4年の木村将成さんが男子3000m障害で優勝しました。
【8月22日(月) 中日新聞朝刊17面】
- 読売新聞社、公益社団法人日本書芸院主催の「第27回全日本高校?大学生書道展」に於いて、学校教員養成課程義務教育専攻社会専修2年の犬塚結理さんが入賞されました。
【8月22日(月) 読売新聞夕刊7面】
- 中等教育教員養成課程技術専攻4年の松永朋樹さんを含む三重県東員町在住の有志5人が小中学生向けの学習支援のための教室を「イオンモール東員」内に開いたことが紹介されました。
テレビ番組
- 8月3日(水)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME30」
「地域の今―シリーズ『コロナ後の地域を考える』」で「愛教大で学ぶ留学生の今」がレポートされ、美術を学ぶ中国からの留学生や指導にあたる松本昭彦特別教授のインタビューが紹介されました。また7月22日(金)に開催されたインターナショナルカフェでのクイズ大会の様子や小塚良孝副学長のコメントも紹介されました。 - 8月29日(水)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME30」
「愛教大などの共同チームが新種「ムカシツチガエル」を発見し論文を発表」と題して、研究チームに在籍する理科教育講座の島田知彦准教授の解説が放送されました。本研究成果は、動物分類学の学術誌「Zootaxa」のオンライン版に掲載されました。
Webサイト
- キャッチネットワーク「近所のはなし」
「夏休みの自由研究、何する? 愛知県西三河エリアならではの自由研究を伝授!」と題して、理科教育講座の島田知彦准教授が自由研究のアドバイスを語っています。自然観察のおススメや本学で企画される体験イベントなどについても紹介しています。
情報誌
- 愛知県公式観光ガイドブック「旬感観光あいち 2022年秋号」(8月25日発行)
「あいちの紅葉みどころスポット」を紹介するページで、理科教育講座の渡邉幹男教授が「なぜ紅葉するの?」の疑問に解説を載せています。
【愛知県公式観光ガイドブック「旬感観光あいち 2022年秋号」(8月25日発行)(外部サイト)】
(広報課 広報?渉外係 飯濱美樹)
2022年9月2日 大阪教育大学との「附属学校教員の働き方改革」に関する意見交換会
2022年09月 9日
9月2日(金)午後、本学事務局人事労務課と附属学校課の職員5人が、大阪教育大学人事課の職員3人と、「附属学校教員の働き方改革」について意見交換を行い、それぞれの大学における現状と課題を共有しました。
国立大学法人に充てられる運営費交付金等が年々減少される傾向にある中、附属学校を含む教職員の人事給与マネジメント改革は、国立大学が自律的に人事制度を見直し、合理性?実効性のある人事給与制度を実現することを目指しており、社会の変化に対応した国立大学法人改革の大きな柱の一つに位置付けられているところです。
このような中、今回の意見交換会は、大阪教育大学事務局の飯國良充人事課長からの依頼をきっかけに開催されたもので、併せて、外部資金獲得方策である「ネーミングライツスペース」の置かれた附属図書館および教育未来館の見学も行われました。
意見交換会の前には、新津勝二総務?財務担当理事から本学の教員養成改革の取り組みについての説明が行われ、フラッグシップ大学として改革に取り組んでいる大阪教育大学との連携の重要性を両大学で確認し合いました。
その後行われた意見交換会では、あらかじめ大阪教育大学から示された質問事項について、本学の大竹勝規人事労務課長と佐藤重成附属学校課長が答える形で進められ、その質問事項は、「勤務時間管理の方法」「在校時間の縮減方策」「部活動支援員等の導入」「宿泊行事等の精選」「徴収金業務の在り方」など多岐にわたり、具体的な対応策と課題について意見交換が行われ、予定時間を超過するほど活発な会となりました。
GIGAスクール構想によるICT環境下での「令和の日本型学校教育」を構築するためには、環境整備と意識改革による教員の働き方改革の実現、そして、教職の魅力をさらに向上させることの両輪が必要です。このため、このような教員養成系大学間の連携を全国展開して、社会の変化に対応した教員養成改革を1日も早く実現することが求められています。
【大阪教育大学飯國良充人事課長の感想】
学校における働き方改革が急務な状況の中で、両大学が抱える課題や取り組みの状況等について大変有意義な意見交換の場がもてました。本学では、現在、働き方改革推進と教員の職場環境の改善のために、何ができるかを探っています。GIGAスクール構想の前倒しにより学校現場の状況は急速に進んできている中で、今後もこのような絆や交流を大切にし、知見を得ながらさまざまな教員養成の課題に対応していきたいと考えています。
【愛知教育大学大竹勝規人事労務課長の感想】
コロナ禍の今、会議や研修などの開催はオンラインによるものと余儀なくされ、対面での人と人とのつながりの良さが少なくなっている中、今回、感染防止策を講じながら、大阪教育大学の職員と対面での意見交換などを行ったことは、より一層、絆が強くなったことを実感し、また引き続き情報を共有して、一緒になって教員養成改革を進めていきたいと強く思いました。最後に、コロナ禍での「人とのつながり」をより大切に感じた機会にもなりました。
【愛知教育大学佐藤重成附属学校課長の感想】
大阪教育大学では、附属学校教員の勤務時間管理、働き方改革が「待ったなし」の状況とのことでした。全国レベルの会議でも同様の課題が取り上げられており、本学も今まさに各附属学校園で検討を進めているところです。
さまざまな事項毎に核心に迫る情報のやりとりができ、非常に有意義な意見交換会でした。「実は??」という話ができるのが対面の醍醐味と、改めて感じました。
組織の成り立ちの違いにより対応が異なる面も含め、お互いに大きな収穫がありました。
(理事?副学長 新津勝二)
2022年9月8日 「実用数学技能検定『数検』グランプリ 文部科学大臣賞」の贈呈式が執り行われました。
2022年09月16日
2021年度に実用数学検定団体受検を実施、優秀な成績を収めたとして、本学が公益財団法人日本数学検定協会(甘利俊一会長、清水静海理事長)の「実用数学技能検定『数検』グランプリ 文部科学大臣賞」を受賞し、9月8日(木)に贈呈式が本学にて執り行われました。
文部科学大臣賞は、当該年度に「実用数学技能検定『数検』グランプリ 奨励賞」(3カ月おきに積極的に実用数学技能検定を活用され多大な成果を挙げられた団体と認められた団体に贈られるもの)を受賞した、小学校、中学校、高等学校、高等教育(大学?短期大学?高等専門学校)、一般団体、公教育団体の6部門のなかから、協会の顕彰評価会議(有識者による会議)によって認められた、金賞受賞候補団体の中からさらに卓越して優秀な団体に贈られるものです。本学は、2022年3月24日に奨励賞を受賞しています。
本学の実用数学技能検定団体受検は、2007年2月検定から、数学と情報の学生の就職支援活動の一環として始まりました。準1級以上の合格であれば、教員採用試験の願書の特技などの欄に記載できます。教員採用試験の中学校?高等学校の教科専門の数学の出題範囲は準1級?1級のそれと重なっていると考えられるからです(団体受検で受検可能なのは準1級まで)。以後年3回(おおよそ6月、11月、2月の土曜日)、希望者を対象に団体受検を実施してきました。団体受検が成立して実施できるためには一定以上の申し込み者数が必要であるため、大学から附属高等学校へ声を掛け、2008年11月からは大学生と高校生が一緒に受検する運営とし、同じキャンパスに通学する大学生と高校生が支えあって団体受検の成立要件を満たすようになり、現在に至っています。
2021年度に受検した大学生、高校生の成績が良かったことに加えて、本学は2009年度、2016年度にも金賞を受賞しているなど、長期的な取り組みが評価され今回の文部科学大臣賞の受賞理由となりました。文部科学大臣賞の受賞と併せ、永く数学の指導に携わり指導の成果を挙げたとして、団体受検に関わった附属高等学校 神谷良明教諭が生涯学習功労賞を受賞しました。
9月8日(木)に執り行われた贈呈式には、公益財団法人日本数学検定協会の代表者として中村洋一常務理事が本学に来学され、学長室にて大学を代表して野田敦教学長に文部科学大臣賞状と記念楯が、生涯学習功労賞を受賞した神谷良明教諭に賞状がそれぞれ渡されました。
(情報教育講座 教授 安本太一)
贈呈式の様子
2022年8月22日 文部科学省の調査研究協力者会議で本学教員が発表しました。
2022年09月16日
8月22日(月)に開催された、文部科学省「『令和の日本型学校教育』を推進する地方教育行政の充実に向けた調査研究協力者会議」(第6回)において、教育委員会の機能強化?活性化のための方策等について、大学?教育委員会へのヒアリングが行われました。
教育行政職員が求められる資質?能力を着実に身に付けるための方策について、先駆的な取り組みを行う大学として、本学大学院 教育支援高度化専攻 教育ガバナンスキャリアコースが取り上げられ、コース代表の風岡 治教授がオンライン方式で発表しました。
風岡教授は、コースの概要?設立経緯?今後の展望等について発表の中で、「学校や教育、子どもの課題に関する見識や法的な知識をもって、戦略マネジメントや新たな価値創造ができることがこれからの行政職員に必要な資質だと考えており、本コースではそのような人材の育成を目指して、教育?研究活動を展開している」と説明しました。
発表の後、質疑応答が行われ、委員からは多くの肯定的な意見や質問が寄せられました。
一例として、本コースにおいて、教育行政職員や学校事務職員として現職で勤務している方が多く学んでいることについて、「学生の派遣元の自治体との関係性や、理解を深める取り組み」に関して質問がありました。
風岡教授は、「第一に、本学に対しての県内の教育委員会からの信頼があって実現している」と前置きしたうえで、「学部の授業(※)の中で、自治体の市長や教育長といったリーダーの方々をゲストティーチャーとして招いて施策についてお話いただき、学生たちと一緒に協議をするという授業を行っている。その中で、市長や教育長から、教育行政職員の必要性についての理解を深めてもらったり、あるいは逆に、こうした職員の必要性について示唆をいただいている」と説明しました。
教育ガバナンスキャリアコースでは、社会に求められる高度な専門性を有する教育行政職員、学校事務職員の育成にこれからも努めてまいります。
※本学では、教育学部 教育支援専門職養成課程に教育ガバナンスコースを設置しており、学部段階でも、教育機関などで活躍できる教育事務職員、教育にかかわる自治体職員などの育成を行っています。
(教務企画課 大学院係長 河尻 直)
2022年7月25日~8月25日 「令和4年度愛知教育大学社会教育主事講習」を本学で実施しました。
2022年09月26日
本講習は、社会教育法第9条の5第二項および社会教育主事講習規程に基づき、文部科学大臣から委嘱を受け、社会教育主事となりうる資格および社会教育士の称号を付与することを目的として実施するものです。
東海地区4県(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)の国立大学が持ち回りで実施しており、今年度は本学が当番大学として実施し、愛知県、岐阜県、三重県から合計65人の受講生が受講しました。
7月25日(月)に開講式が行われ、本学の大村惠主任講師、中山弘之副主任講師を中心に講習が進められました。
講習科目は、「生涯学習概論」「社会教育経営論」「生涯学習支援論」「社会教育演習」の4科目、25の講義で構成されており、その内訳はオンライン講習8、オンデマンド講習1、学外フィールドワーク4、対面講習7、演習5と多岐に渡るレパートリー内容となっています。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大や熱中症の危険という緊急事態の中においても受講生は各講習で示された課題に前向きに取り組み、充実した日々を過ごすことができました。
講習最終日の8月25日(木)には、本講習の総まとめとなるゼミナール報告発表会を実施し、受講生が所属する各県の教育委員会担当者にも参加ならびにご意見をいただき、盛況のうちに終えることができました。
報告会終了後には閉講式が行われ、大村主任講師より「今後、本講習で学んだことを業務に生かすとともに、今回知り合った受講者間のネットワークを有効に活用していってほしい」とのあいさつがあり、一カ月という長期間に渡る講習を無事終了することができました。
(地域連携課 講習支援係長 眞志田 学)
2022年8月6日 『目指せ宇宙博士!宇宙体感?体験プロジェクト』を実施
2022年09月27日
8月6日(土)、愛知教育大学未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の取り組みとして、本学学生による宇宙クイズ大会、3D宇宙シアターおよび本学の60cm望遠鏡を用いた星空観望会といった内容の『目指せ宇宙博士!宇宙体感?体験プロジェクト』を実施しました。当日は小中学生21人、保護者15人が参加しました。
宇宙クイズ大会では、4択形式で月や惑星、星に関するクイズが出題され、自信満々に回答をする子どもたちの姿が印象的でした。クイズに正解した時は大きな拍手が沸き起こったり、また意外な答えの時には驚きの声が聞こえたりと、会場は終始大盛り上がりでした。
3D宇宙シアターは、3Dメガネを装着することで、惑星の形や宇宙の構造を立体的に視覚できる映像体験です。学生による解説のもと、地球を飛び立ち、太陽系?銀河系をめぐり、最後は宇宙の果てを目指して旅をする構成になっています。子どもたちから、「宇宙旅行をしている気分だった」、「惑星の姿を近くで見られて綺麗だった」などといった感想が聞かれ、宇宙を身近に感じられる取り組みとなりました。
日が沈んで暗くなってから、自然科学棟の屋上に設置された天文台に上がり、60cm望遠鏡や小型屈折望遠鏡を用いた星空観望会を実施しました。子どもたちは興味津々で望遠鏡を覗き込み、夏の星座を構成する色とりどりの恒星や、月面のクレーターを観測しました。この日は近隣の地域で花火大会も行われていたため、屋上から星空と花火の両方を見ることができるという、なんともぜいたくな時間を堪能できました。
(理科教育講座 准教授 幅 良統)
2022年9月7日「第9回指導者用?学習用デジタル教科書研修会」を開催
2022年09月27日
9月7日(水)に、本学教育未来館多目的ホールにて、教職キャリアセンターICT活用等普及推進統括部門主催の「第9回指導者用?学習者用デジタル教科書研修会」を株式会社教育芸術社との共催で開催し、33人(学生11人、教職員13人、県内小中学校現職教員9人)が参加しました。
今回の研修会は、本学と教育芸術社との間で締結された相互連携に関する協定に基づいて開催したもので、音楽のデジタル教科書の特性や意義等についてより深く学ぶために、教育芸術社の2人の講師により、デジタル教科書の位置づけと背景についての講義や、参加者が持参したノート型パソコンを使用したデジタル教科書の演示と体験を行いました。
はじめに、総務?財務担当の新津勝二理事から、現在文部科学省で審議されている教科書?教材?ソフトウェアの在り方について、また8月に公開された学校における教育の実態等に関する調査結果の速報について紹介があり、本研修会の趣旨が述べられました。
研修会の第一部では、教育芸術社取締役第二編集部長の呉羽弘人氏から、音楽教科書は時代とともにどのように変遷してきたのか説明があり、デジタル教科書の現在の課題として、著作権の整備や、標準仕様の検討があげられることや、Society5.0時代においてデジタルを活用しながら、これからの子どもたちが豊かに過ごせるような人材を育てたいという思いをお話しいただきました。
次に、教育芸術社第二編集部課長の佐藤貴史氏から、デジタル教科書の紹介がありました。指導者用と学習者用のデジタル教科書の違いや、ローカル?オンデマンド?クラウド版といった利用方法の種類について説明があった後に、指導者用デジタル教科書を用いて歌唱?器楽?鑑賞?音楽づくりの各コンテンツの紹介がありました。
第二部では、実際に参加者が指導者用デジタル教科書、学習者用デジタル教科書、学習者用デジタルコンテンツを自由に操作し、各機能を体験しながらそれぞれの違いを学びました。質疑応答の時間にはこれからのデジタル教科書に求める機能について意見交換をしました。
最後に、講評として本学音楽教育講座の新山王政和教授から「デジタル教科書は使うのが当たり前になっている。紙媒体の教科書とデジタル教科書の"使い分け"を工夫してほしい。またICTは即時情報共有機能が一番大事。ICTのITは行われているが、Cのコミュニケーションをどのように使っていくのかをぜひ考えてほしい」と話されました。
研修会終了後のアンケートでは、「日ごろからデジタル教科書を使わせていただいていますが、これからの在り方や新たな使い方を知ることができ、大変勉強になりました」「指導者用デジタル教科書?学習者用デジタル教科書?学習者用デジタルコンテンツという3つの区別が明確な3つの教材を試すことができて、これをどのように授業に使うべきかと構想が膨らみました」という感想が寄せられ、体験型研修会の有効性が現れた結果となりました。
(教務企画課 教育高度化支援係)