News & Topics:2021年06月掲載分
- 2021年6月30日まで附属図書館で「本嫌いをなしにする74冊」を展示中
- 2021年5月29日 豊橋南高等学校教育コースの課題研究中間発表会をオンラインで開催
- 2021年5月分 本学掲載の新聞記事紹介
- 2021年6月7日 全国初!オンラインによるジャガイモ掘り体験!幼児教育専攻の学生と附属幼稚園の園児がオンラインで交流
- 2021年6月3日 新津勝二理事?事務局長が「Society5.0時代の教育支援専門職」をテーマにオンラインで講義を実施
- 2021年6月3日 愛知大学と教員養成の高度化に関する連携協定を締結
- 「土曜親子日本語教室」のボランティア学生が指導力向上に向けた勉強会を行っています。
- 2021年6月15日 学生表彰状授与式を執り行いました。
- 2021年6月10日 名誉教授称号記授与式を挙行しました。
- 2021年6月19日 東三河地区教育委員会との共同開催事業(スクールリーダー研修)を開催
- 2021年6月25日 岡崎聾学校高等部見学会で情報保障をPR
2021年6月30日まで附属図書館で「本嫌いをなしにする74冊」を展示中
2021年06月 7日
本学附属図書館は、学生が多くの本と出会い、読書を身近に感じるように、4月19日(月)から6月30日(水)まで、「本嫌いをなしにする74冊」を展示しています。
4月に、図書館職員による図書館ガイダンスの実施とともに、本学非常勤講師の大竹志保美氏と牧恵子氏による「味見読書」を紹介する授業を行いました。「味見読書」とは、『「味見読書」で本離れが無くなる!』の著者 熊倉峰広氏発案の、短時間で多くの本に目を通す読書法です(2003年国立教育政策研究所総括研究官であった有元秀文氏が解説)。授業では、学生が興味を持った本を、短時間、集中して読み、読んだ本を他の人に紹介する文や感想などをカードに書きました。
カードは図書の内容ごとに分類され、展示会場の壁に貼られており、さらに、カードを読んだ学生が感想を付箋に書いて加えます。学生参加型の展示ですので、多くの学生が気楽に一言感想を書いて、展示会場の壁に貼って楽しんでほしいと思います。
1年生の書いたカードを読んだ4年生の学生は、「しっかり書いている1年生がいるので、私も刺激をもらいました」と話していました。
なお、コロナ感染拡大防止のため、学外者の方は入館できません。
(学術研究支援課 図書館運営室 目録情報係長兼資料利用係長 福井千都)
2021年5月29日 豊橋南高等学校教育コースの課題研究中間発表会をオンラインで開催
2021年06月 8日
5月29日(土)、愛知県立豊橋南高等学校教育コースの課題研究中間発表会が、Zoomによるオンラインで開催されました。
発表会には3年生35人と、本学からは地域連携センターの大鹿聖公副センター長をはじめ、6人の地域連携センター委員が参加しました。本学では、愛知県教育委員会との相互連携協定に基づき、県立高校教育コースの教育活動への協力を行っており、課題研究中間発表への協力は昨年に続き2回目です。
発表会は豊橋南高等学校の森典彦先生の司会の下、13時に始まりました。まず、山脇正成校長、大鹿副センター長から、「自分の課題、研究に対する熱い想いをぶつけてほしい」との開会のあいさつがあり、生徒による開始のあいさつの後、発表会が始まりました。
発表会は、5~6人ごとのグループに分かれて,各生徒がさまざまなテーマで自分の研究発表を行い、それに対して委員の講評、グループでのディスカッション等を経るなど、研究成果を披露しました。
生徒全員の発表が終わると、各委員から「当然と思えることでも当然と思い込まず、何事にも疑問、興味をもって、楽しんで研究活動に取り組んでほしい」などの講評を行いました。その後生徒からお礼のあいさつがあり、16時に閉会しました。
新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言が発出される中、オンラインでグループによる発表の形式を採用しました。初めは対面形式との勝手の違いから、戸惑う様子も見られましたが、活発に議論を交わし合うことができました。
大鹿副センター長からは、「次回の発表会も楽しみにしています」とあいさつがあり、今回の発表会を締めくくりました。
*この発表会については、5月31日(月)の東海日日新聞や、6月2日(水)放送のケーブルテレビティーズチャンネルの情報番組「[ティーズ]HOTステーション」で紹介されました。
(地域連携課 地域連携係 角三岳大)
2021年5月分 本学掲載の新聞記事紹介
2021年06月 8日
2021年5月に掲載された本学にかかわる新聞記事は5件、テレビ番組は2件、Webサイトは1件です。
この他に紹介された記事等があれば広報課まで情報をお寄せください。
新聞記事
- GIGAスクール構想の準備が進む中、家庭での学習用端末の扱いで起きている問題について、教育ガバナンス講座の江島徹郎教授がコメントしました。
- コロナ禍で大学の部活動が廃部の危機や休部状態に陥っている問題で、本学のフルコンタクト空手道部の現状が紹介されました。
- あま市在住の大学生が運営する同市初めての「子ども食堂」が5月29日(土)に開設されるという記事の中で、運営スタッフとして養護教諭養成課程3年の今井彩寧さんが紹介されました。今井さんはアレルギー対応食アドバイザー、幼児食インストラクターの両方の資格を持ち、献立作りなどを担当しているとのことです。
【5月17日(月) 読売新聞朝刊25面】
- 幼児教育講座の樋口一成教授が考案した木製の大型遊具などを展示した「動きや音を楽しむ 樋口一成 木のおもちゃ展」が、おかざき世界子ども美術博物館で開催中であることが紹介されました。
【5月21日(金) 矢作新報】
- 令和元年5月に川崎市多摩区で起きたスクールバスを待つ小学生が殺傷された事件から2年が経つことを機に、今も根深い問題とされている「8050問題」について教育ガバナンス講座の川北稔准教授がコメントしました。
【5月28日(金) 産経新聞東京朝刊31面】
テレビ番組
- 5月23日(日)放送 東海テレビ「メッセージ1」
東海テレビと本学が連携して行う社会貢献活動の紹介として、AUEパートナーシップ団体「よみっこ」の活動と5月5日(水?祝)にナディアパークで開催された「ナディアパークSpringFes2021 758キッズステーション5月5日子どもの日イベント」の様子が紹介されました。イベントでは「よみっこ」のメンバー8人が手遊びや読み聞かせを行いました。
- 5月28日(金)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME30」
名鉄刈谷駅南口に美術教育講座の永江智尚准教授が指導する学生が制作した作品が展示されている様子が放送されました。この展示は10年以上前から続いており、今回は野菜がモチーフの作品が展示され制作者の初等教育教員養成課程美術選修3年の磯谷南奈さんのインタビューの様子が放送されました。
Webサイト
- 名古屋青年会議所主催「ICT社会を推進する『人』を育成する例会」 5月8日(土)にWebサイト上に立ち上げたバーチャル会場で開催された本イベントで、技術教育講座の磯部征尊准教授が基調講演を行いました。
(広報課 広報?渉外係 飯濱美樹)
2021年6月7日 全国初!オンラインによるジャガイモ掘り体験!幼児教育専攻の学生と附属幼稚園の園児がオンラインで交流
2021年06月 9日
6月7日(月)、午前中から気温30度に近づく炎天の下、幼児教育専攻1年生31人と幼児教育講座教員が大学の自然観察実習園でジャガイモ掘りを行いました。本来は附属幼稚園の5歳児が来園して芋掘りを行う恒例の行事でしたが、緊急事態宣言発令中でコロナウイルス感染予防のために残念ながら中止となったことを受けて、芋掘りの様子を附属幼稚園へライブ配信するという全国初(!?)の試みを行いました。
参加した野田敦敬学長の「『スマイル!』を合言葉に頑張りましょう」というあいさつに引き続き、深津哲吉用務員から備中鍬を用いた芋掘りの仕方について説明があった後、グループごとにおのおの自分の手でジャガイモを掘り出しました。時折、ミミズやムカデなどとの遭遇に奮闘する場面もありましたが予測以上の収穫量にも恵まれ、貴重な体験の場となったようです。
また、収穫したたくさんのジャガイモを幼稚園側のテレビで見た園児からは、「ジャガイモはどのようにできるのですか?」「ハートの形をしたジャガイモはありますか?」などたくさんの質問が出され、野田学長や学生が優しく答える場面もありました。
収穫されたジャガイモの一部はその日のうちに附属幼稚園へ届けられ、カレー会食などで使用されるそうです。また、教育支援棟Ⅱの玄関ホールで本学学生を対象に無償配布を行っています。
(学術研究支援課 副課長 安達成人)
■追記■
附属幼稚園で、園児がジャガイモ掘りをオンラインで見ているときや、ジャガイモを食べているときの写真です。
(附属幼稚園 主幹教諭 水谷幸子)
2021年6月3日 新津勝二理事?事務局長が「Society5.0時代の教育支援専門職」をテーマにオンラインで講義を実施
2021年06月11日
6月3日(木)、教育ガバナンスコース1年生対象の授業「BS教育支援と教育ガバナンス」のゲストスピーカーとして、本学の新津勝二理事?事務局長が「Society5.0時代の教育支援専門職」をテーマにオンラインで講義を行いました。
この授業は、教育支援専門職のあり方や役割、意味を理解し、各領域への関心と問題意識を深めることを目標としており、この日の講義は教育ガバナンス講座 江島徹郎教授の企画で実現しました。新津理事は、これまでに赴任した大学の附属学校で行われていたICTの活用事例や、文部科学省の情報教育振興室長としてICT活用?環境整備の推進に携わって得た知見など豊富な経験に基づいたお話を繰り広げました。
講義では、はじめに、教育課程に関する法制度や学習指導要領の構成、変遷などに触れ、世論や社会の変化の影響を受けて学習指導要領が変化を遂げてきたことを紹介し、その時代ごとに求められるものが違うからこそ、教育専門職として、教育改革の目的や方向性を意識して行動することの重要性を伝えました。
そして、今日の新学習指導要領には、『情報活用能力は、学習の基盤となる資質?能力』や『学校のICT環境の整備とICTを活用とした学習活動の充実すること』が明記されたことを説明。「従来の対面?板書の授業をベースに、効果的な場面でICTを活用するようなハイブリッドな学びを求められている」と話しました。また、「GIGAスクール構想による小中学校での一人一台端末の実現などの急激な環境変化に対して、教職員のICT活用指導力が追い付いていないことが課題。教育支援専門職の底力の発揮どころとして、GIGAスクール構想実現のために必要な知識、技能、情報を常にキャッチアップして『教育行政のプロ』を目指してほしい」と学生に語り掛けました。
講義の後半では、教育支援専門職の魅力紹介として、大学の地元の子どもたちに向けてワークショップを企画したことや、教師の魅力向上に向けた教師冥利に尽きるエッセイをクラウドファンディングを用いながら公募?公開したことなどさまざまな取り組みを紹介し、「教育支援専門職は、社会のため、学校のため、住民のため、世界中の子どもたちを笑顔にするために働くことができる!」と学生へ激励のメッセージを贈り締めくくりました。
授業後のふりかえりでは「教育の情報化にはさまざまな課題があると感じたが、これから教育支援専門職になる私たちがどのような専門性をもって課題に向き合えるのか、役割を考えて学びに取り組みたい」「ICT活用の目的や問題点を明確化し、解決の方向に導く役割が重要だと感じた。私も貢献したいという思いが大きくなった」などの感想が聞かれ、ICTの活用と支援について学生が自分ごととして考える機会となりました。
(広報課 広報?渉外係 社本真里)
2021年6月3日 愛知大学と教員養成の高度化に関する連携協定を締結
2021年06月14日
6月3日(木)、本学は愛知大学と教員養成の高度化に関する連携協定を締結しました。
この協定の目的は、「愛知大学に在籍する教員を志す学生を対象として、本学大学院教育学研究科専門職学位課程(教職大学院)において、教育実践力を備えた高度専門職業人としての教員の養成を行うこと」であり、今までに同様の協定を椙山女学園大学、愛知東邦大学、鈴鹿大学、愛知淑徳大学と締結しており、今回で5番目の協定締結校となります。
以前から、愛知大学から愛知教育大学教職大学院に進学する学生はいましたが、今回の協定締結により、本学教職大学院へ進学を希望する愛知大学の学生に対しての特別選抜の実施や本学が行う教職大学院の行事や取り組み等に愛知大学の学生が参加することができるようになります。
今回の協定締結は、新型コロナウイルス感染症の感染状況を鑑み、対面での協定締結式は執り行わず、書面の取り交わしにより本学野田敦敬学長および愛知大学川井伸一学長がおのおのの大学において協定書と覚書へ署名を行いました。
協定締結後に、おのおのの学長から以下のコメントをいただきました。
【本学 野田学長】
「小学校教員採用試験の全国平均倍率が過去最低の2.7倍となっている。そんな状況下であるからこそ、教員養成自体を高度化していく必要性を感じる。本連携協定の締結により愛知大学で学び教員免許を取得し、本学教職大学院に進学し、高度な教員になっていくという実績を重ねていきたい」
【愛知大学 川井学長】
「本連携協定の締結は、本学にとっては教員養成推進という点で大学間連携の新たなページを切り開くものであり、大変喜ばしいことである。愛知教育大学との連携?協力をとおして所期の目的を達成できるよう努めていきたい」
(総務課 副課長 浅岡明美)
「土曜親子日本語教室」のボランティア学生が指導力向上に向けた勉強会を行っています。
2021年06月15日
「土曜親子日本語教室」のボランティア学生が、指導力向上に向けた勉強会を行っています。
「土曜親子日本語教室」とは、外国人児童生徒支援リソースルームが毎年開催している、地域に居住する国際ファミリーを対象にした日本語の授業のことで、学生ボランティアが指導を担当しています。
4月24日(土)から6月26日(土)までの開催予定だったところに緊急事態宣言を受けて、5月22日(土)から6月19日(土)まで授業が中止となりましたが、学生たちは、この時とばかりに自身のブラッシュアップのために勉強会を行っています。大人クラス担当の学生たちは、日本語の授業のDVDを見たり、先輩や今年度初めて大人クラスの授業を担当した学生の話を聞いたりして、ディスカッション中心の勉強会を行っており、今後は留学生に学習者役をお願いして模擬授業も行う予定です。また、子どもクラス担当の学生たちも未就学児支援のDVDを見たり、教材研究をしたりしてディスカッションを行う予定です。
「外国人児童生徒支援リソースルーム」および「土曜親子日本語教室」の情報は、下記ウェブサイトからご覧いただけます。ぜひご覧ください。
(外国人児童生徒支援リソースルーム 研究補佐員 夏目礼子)
2021年6月15日 学生表彰状授与式を執り行いました。
2021年06月18日
6月15日(火)、学長室にて学生表彰状授与式を執り行いました。
表彰者は、初等教育教員養成課程 美術選修3年生の加藤彩夏さん。第50回記念 日本彫刻会展覧会において、どっしりと重量感のあるかぼちゃがマグマのようにドロッと溶ける姿を表現した作品「カボチャが溶けた」がU-20日彫賞を受賞し、本学の名誉を高めた功績を称えて、野田敦敬学長より表彰状が授与されました。
加藤さんからは「今後は授業やボランティア、さらに教育実習において、児童生徒が作品を作ることの楽しさを感じられる美術活動に励みたい」との決意が述べられました。
授与式終了後、野田学長および野地恒有理事らに囲まれ、記念撮影を行いました。
(学生支援課 学生係長 玉井隆光)
2021年6月10日 名誉教授称号記授与式を挙行しました。
2021年06月21日
6月10日(木)、「令和3年度愛知教育大学名誉教授称号記授与式」を本部棟第五会議室にて実施しました。
「名誉教授」の称号は、本学で長年教壇に立ち、教育上または学術上特に功績をあげられ、退職された教員を対象に、愛知教育大学名誉教授称号授与規程に基づき贈られます。今回、称号が授与されたのは、小川英彦、有働裕、高橋美由紀、稲毛正彦、太田弘一の5氏で、授与式には、有働氏、稲毛氏、太田氏が出席し、野田敦敬学長から、一人一人に称号記が手渡されました。
野田学長から、名誉教授を授与された先生方の経歴について紹介された後、功績を讃えるお祝いの言葉と、長年に渡って本学の発展にご尽力いただいたことへの感謝の言葉が述べられました。
名誉教授を代表して、太田名誉教授から「大学憲章に掲げられている理念に応えるようこれまで本学で務めてきた。今後は名誉教授の立場から、大学に貢献できるよう努力していきたい」と謝辞が述べられました。
(人事労務課 労務?福祉係 専門職員 岡田智子)
2021年6月19日 東三河地区教育委員会との共同開催事業(スクールリーダー研修)を開催
2021年06月24日
6月19日(土)、豊橋市教育会館があるライフポートとよはしの研修室において、東三河地区の教務主任スクールリーダーを目指す教員、指導主事を対象とした連携亚洲通网址网_亚洲通官方网站「スクールリーダー研修~次世代の学校づくりと学校マネジメント~」を開講しました。
この連携亚洲通网址网_亚洲通官方网站は本学と東三河地区教育委員会との共同開催事業として、2016年の連携協定締結後、継続して開催しています。昨年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止しており、今回が5回目の開催です。当日は37人が参加しました。
1時間目は、教育ガバナンス講座大村惠教授から、「次世代の学校づくり」について講義を行いました。地域と学校との連携?協働の必要性について講義し、「社会に開かれた教育課程」の実現に向けた国の取り組みや制度などについて解説を行いました。また、子ども?学校が地域づくりに挑む岡崎市小豆坂小の取り組み、コロナ禍の中で学校支援を進める瀬戸市の取り組みを紹介しました。
2時間目は、学校教育講座清水克博特別教授から、「次世代の教育推進と多忙化解消に向けた学校マネジメント」について講義を行いました。急速な社会変化や、新型コロナウイルス感染症の拡大といった予測不可能な出来事がおこる現代にあって、子どもたちにどのような教育が必要か、また、実現に向けた業務多忙化の緩和はコロナ禍の今こそ実現が可能ではないかと講義し、ECRS論*を使った手法で業務改善策について演習を行いました。
受講者からは、「具体的な事例を知ることがとても参考になった」「新しい視点を持つことができた」などの感想があり、有意義な講座となりました。
*ECRS論とは、「Eliminate(排除)」「Combine(結合)」「Rearrange/Replace(交換)」「Simplify(簡素化)」の4つの観点から、業務プロセスの改善を図る手法です。
(地域連携課 副課長 島村瑞穂)
2021年6月25日 岡崎聾学校高等部見学会で情報保障をPR
2021年06月29日
6月25日(金)、愛知県立岡崎聾学校高等部1年の生徒8人が本学を訪問し見学会を行いました。この見学会は毎年行われており、本学の概要を学ぶガイダンスや施設見学のほか、聴覚障害学生が支援を受けているパソコンテイクなどの情報保障について説明をしています。
今年はAUEパートナーシップ団体「てくてく」スタッフの山崎満菜美さん(教育支援専門職養成課程心理コース2年)、永井萌梨さん(初等教育教員養成課程日本語教育選修2年)、浜田こころさん(同)、なんでも相談室の児玉康一室長、吉村匡コーディネーター、水越壽代コーディネーターの協力の下、これまで行ってきたIPトークを使ったパソコンテイクによる情報保障に加えて、今年度から導入された音声認識ソフトによる情報保障について説明と実演を行いました。生徒たちはiPadに次々と文字化される画面を興味深そうにのぞき込んだり、文字を指で追ったりしていました。
また、当日参加できなかった情報保障の利用学生からはビデオメッセージがあり、支援を受けているときの様子や大学生活の感想などが語られました。
岡崎聾学校進路指導部の永井直美先生は、「昨年見学に来てパソコンテイクなどの支援について説明を受けた生徒の中で愛知教育大学を目指している子がいます。今年の中からも同じように目指してくれる生徒が出てほしいです」と期待を寄せています。
このように本学では障害の種類や状況に応じて、障害のある学生が受講可能な教室での授業の実施や座席の確保、授業時におけるサポートなど支援体制の充実を図っています。
(広報課 広報?渉外係 飯濱美樹)