News & Topics:2017年11月掲載分
- 2017年10月21日 「事務系職員の現職およびOB?OGによる親睦会」を開催
- 時衛国教授が日本翻訳家協会の翻訳特別賞を受賞しました。
- 2017年10月24日 附属図書館改修竣工記念式典を開催
- 2017年10月28日 「保護者懇談会2017」を開催
- 2017年10月30日 愛知県教育委員会と相互連携に関する協定を締結
- 2017年11月1日 外国人児童生徒支援研修会を開催
- 2017年11月1日 東日本大震災 教育復興支援ボランティアの報告会を開催しました。
- 2017年10月分 本学掲載の新聞記事紹介
- 2017年11月1日 FD講演会「教師の視線の動きとFD」を開催
- 2017年11月15日 学長室にて本学学生を表彰しました。
- 2017年11月11日 「第11回科学?ものづくりフェスタ@愛教大」を開催
- 理科教育講座 戸田茂教授が南極地域観測隊員として南極に出発します。
- 2017年11月9日 河村名古屋市長らが特別講義を実施
2017年10月21日 「事務系職員の現職およびOB?OGによる親睦会」を開催
2017年11月 2日
10月21日(土)12時より,ホテルクラウンパレス知立において,本学カキツバタ会(事務系職員の現職およびOB?OGで組織)による定例(毎年開催)の親睦会を開催しました。
当日は,台風が近づくあいにくの天候となりましたが,久しぶりのホテルでの開催となり,OB?OG31人,現職者17人の48人が元気に出席しました。開会宣言に続き,上口孝之総務?財務担当理事?副学長?事務局長から,本学の現状と,大学改革の進捗状況などが説明され,さらに,今年度が第2回の開催となるホームカミングデー(11月12日(日)開催予定)の案内やリニューアルした附属図書館などが紹介されました。
続いて,OBの柳田芳久氏の乾杯の発声で,にぎやかに会が始まりました。久しぶりの参加者や遠路からの参加者もあり,本学での思い出やおのおのの現在の様子など話に花を咲かせました。また,当日都合で参加できなかった方々の近況等の紹介もあり,なごやかに旧交を温めました。最後に,今年度,唯一の定年退職予定者である伊藤秀夫学術研究支援課長の閉会のあいさつにより,来年も元気で再会できることを願い,2時間の会を終了しました。
(広報?地域連携課長 加藤 昌)
時衛国教授が日本翻訳家協会の翻訳特別賞を受賞しました。
2017年11月 7日
日本語教育講座の時衛国教授がNPO法人日本翻訳家協会の翻訳特別賞を受賞し,授賞式が10月20日(金)に東京学士会館にて実施されました。受賞の対象となった作品は時教授が中国語に翻訳した青島出版集団刊行の『立原正秋選集』(六巻)および『渡辺淳一選集』(八巻)です。この賞は日本翻訳文化賞にはならなかったものの,特に優秀だった作品に対して与えられる賞です。主に日本人が受賞する賞であることから,時教授にとっては大変難しい賞であったといいます。
時教授が翻訳された渡辺淳一氏は,中国では村上春樹氏とならんで人気の高い作家です。日本では『失楽園』などの小説家の印象が強いですが,氏のエッセイも日本人の文化の視点を示す鋭い洞察で,中国では高く評価されています。審査員からも今回の賞の審査で改めて渡辺氏の価値を再認識した,という意見がありました。
立原正秋氏の著作については,時教授が日本に留学して,さまざまな書物を乱読している際に出会い,日本の文学の伝統を守っている作家だと感じ,翻訳を始めたものです。立原正秋氏も中国で人気のある作家として読まれています。
時教授は東京都立大学の博士号(文学)と大東文化大学の博士号(言語文化学)を持つ研究者であり,翻訳だけでなく,中国語と日本語の程度副詞の対照研究でも「中日対照言語学賞著作賞」(カシオ学術賞)や「公益信託田島毓堂語彙研究基金学術賞」(田島毓堂賞)を受賞しており,その業績が評価されています。この研究も続けながら,文芸も発展させないといけない,と時教授は話します。今後は渡辺淳一氏の著作をさらに翻訳することが予定されています。また将来の抱負としては,有島武郎や伊藤左千夫などの近代作家の小説について,日本語文の後ろに中国語訳をつける日中対照の形で翻訳し,中国の大学の日本語専攻学生の教材になるようなものを作って,若手翻訳者の育成にも尽力していきたいとのことです。
(広報?地域連携課 広報?渉外係長 古田紀子)
2017年10月24日 附属図書館改修竣工記念式典を開催
2017年11月 9日
附属図書館が10月よりリニューアルしたことを記念して,10月24日(火)に附属図書館改修竣工記念式典を開催しました。
式典には,文部科学省大臣官房文教施設企画部 山下治部長,太田武司刈谷市教育委員会教育長,竹原 裕同窓会長,佐藤雄一後援会長などの来賓をはじめ約50人が出席しました。はじめに,附属図書館玄関前で,山下部長,太田教育長,竹原同窓会長,佐藤後援会長,後藤ひとみ学長,西宮秀紀附属図書館長によるテープカットが行われ,その後,館内のイベントスペース「アイ?スペース」に会場を移して,記念式典が実施されました。
式典では,後藤学長からのあいさつに続き,山下部長から,学校教育の質向上への貢献など本学に対する期待が込められた祝辞が述べられました。
続いて,学内公募により決定した附属図書館の愛称「愛ぶらり」の紹介があり,西宮附属図書館長から,命名者である本学初等教育教員養成課程数学選修4年の本郷徹真さんに表彰状と賞品が贈呈されました。
最後に西宮附属図書館長から,今回の改修によりリニューアルされた附属図書館の概要について説明があり,式典を終了しました。
式典終了後の館内見学ツアーでは,新しく設置した「AUEインフォメーションギャラリー」,「グループ学修エリア」,「模擬授業ルーム」,「キッズライブラリー」を中心に見学が行われました。
(学術研究支援課 図書館運営室長 前川由光)
2017年10月28日 「保護者懇談会2017」を開催
2017年11月 9日
保護者懇談会は,本学に在籍する学生の保護者向けに毎年開催している懇談会です。普段見ることのできない学生の一面や,大学の現在を知る機会として,毎年多くの保護者から好評をいただいており,今年度は約600人の参加がありました。
保護者懇談会は二部構成となっています。第一部は講堂において実施され,学長のあいさつから始まって,理事?副学長による授業,留学,学生生活,就職に関する大学全体の説明が行われました。最後は3人の学生による就職活動体験談で締めくくられ,会場は大きな拍手に包まれました。
第二部では,教員との個別面談や学生によるイベントが行われました。個別面談では,学生の就職や,成績状況について担当の教員が熱心に相談に乗り,保護者からは「教員が我が子のことをよく理解し,手厚く支援していただいていることが分かりました」等の感謝の声もいただきました。
学生によるイベントでは,生協の施設で本学のクラブ?サークル団体である混声合唱団,オカリナサークル,管弦楽団,落語研究会による公演が行われ,教育交流館ではAUE学生チャレンジプログラムの活動報告が実施されました。学生は発表を通して日々の課外活動の成果を存分に発揮していました。また,改装オープンした附属図書館では図書館案内ツアーやデザイン展,天文台では3D宇宙シアター,ガラス工房ではガラスの制作実演と販売が行われました。来場した保護者は新しくなった図書館を興味深げに見てまわったり,ガラスの制作実演に歓声を上げたりと楽しんでいる様子がうかがえました。
(学生?国際課 学生係 中川真依)
2017年10月30日 愛知県教育委員会と相互連携に関する協定を締結
2017年11月 9日
10月30日(月)本部棟第三会議室において,本学と愛知県教育委員会との相互連携に関する協定を締結しました。
協定の締結式には,本学からは,後藤ひとみ学長,西淵茂男連携担当理事,中田敏夫教育?学生担当理事,菅沼教生研究?附属学校担当理事,上口孝之総務?財務担当理事,白井正康地域連携アドバイザー(前連携担当理事)が,愛知県教育委員会からは平松直巳教育長,野村均教育企画課長,柴田悦己高等学校教育課長が出席しました。
本学はこれまでにも,市町村教育委員会と相互連携協定を結び連携を深めてきましたが,本学が広域拠点型の教員養成大学を目指すうえで,広域行政を担う愛知県教育委員会との連携は欠かせないものです。教育活動等の充実?推進,教員の資質?能力の向上,相互の人的?知的資源の交流等を目的に多様な分野で協力を行い,連携を深めるべく,相互連携協定を締結することとなりました。
締結式は,西淵理事から,協定締結の経緯や協定の概要,また,今後設置する連携推進協議会での具体的な検討事項について説明があり,その後,学長および教育長による協定書への署名が行われました。
署名後には,後藤学長からは,「教員に対する行政のあり方や現場での働き方改革など,さまざまな教育課題に対し,国立大学としては大きな責任を抱えている。愛知県内にある大学のリーダーとして,新しい時代を見据えながら広域拠点型教員養成大学として努力していきたい。また,子どもの教育,教員養成,現職研修,チーム学校を形成するための事務職員の高度化等を含め,積極的に取り組むためにも教育委員会と連携を深めたい」とあいさつがありました。
愛知県教育委員会平松教育長からは,「いじめ問題や発達障害などの現代的教育問題に加え,小学校英語や道徳教育,また,教員の多忙化解消,働き方改革など取り組む課題が山積の中,教職を目指す学生や現職教員がより良い教育活動が行えるよう,現在,育成指標の策定を行っている。この指標を達成するためにも教員の負担軽減に配慮しながら教員研修体制の見直しており,より良い研修を実施するために協力をお願いしたい。また,教職を目指す目的で高校に設置する教育コースや,特別支援免許状取得率問題を含め,専門性向上にもお力添えをお願いしたく,大学と教育委員会の専門性や特色を活かした相互連携を図り,愛知の教育の発展に力を合わせていきたい」と話があり,締結式を終えました。
- 関連リンク
連携?協定について
(広報?地域連携課 地域連携係長 渡邊伸彦)
2017年11月1日 外国人児童生徒支援研修会を開催
2017年11月15日
11月1日(水),第一会議室において,「平成29年度 外国人児童生徒支援にかかる研修会」を開催しました。
この研修会は,本学が連携する刈谷市,豊田市,知立市,豊明市の小中学校教諭や教育委員会などの教育関係者で,外国にルーツを持つ児童生徒支援にかかわる先生方を対象に,支援に対する意識の改革や指導技術の向上を目的として毎年開催しているものです。近年,連携4市以外の小中学校や教育委員会等の先生方から,外国人児童生徒支援に関する相談の声が多く寄せられるため,本学と連携協定などを締結している教育委員会などへも案内したところ,学生を含め約40人の参加者がありました。
今回は「日本語学級におけるNIEの実践」をテーマに,東京新聞NIEコーディネーターであり,関東地方を中心にNIE出前事業を実施している東京未来大学こども心理学部の神部秀一教授を講師に迎えました。
研修会は,新聞の切り抜き体験や発表などの実践を取り入れ,日本語教育を展開していくうえでの,NIEの取り入れ方やまとめ方などの指導法を中心に行われました。
また,群馬県伊勢崎市立広瀬小学校の日本語学級でのNIE実践報告として,5年生の外国籍児童が授業の中で子ども新聞を作成したときの様子を紹介しながら,それをどう発展させるかという「日本語学級における授業改善としてのNIEの可能性」について講義がありました。
その後,受講生はグループに分かれ,NIEの取り組みや学校現場で取り組める可能性などについて,意見交換や発表を行い,有意義な研修を終えることができました。
(広報?地域連携課 地域連携係長 渡邊伸彦)
2017年11月1日 東日本大震災 教育復興支援ボランティアの報告会を開催しました。
2017年11月16日
11月1日(水)に教育交流館1階ラーニングコモンズIIIにて東日本大震災のボランティア活動報告会を開催しました。報告会は,8月27日(日)から9月1日(金)まで宮城県女川町立女川小学校で教育復興支援ボランティアに参加した本学学生6人によるものです。このボランティアは宮城教育大学が主催し,本学を含め,東京学芸大学,奈良教育大学,それぞれから6人ずつが参加しました。
報告会には24人の教職員?学生が参加し,ボランティアに参加した学生は,被災地見学や,学習支援について,それぞれの体験を発表しました。発表は分かりやすく,説得力があり,今回の体験が,学生にとって非常に意義のある体験であったことがうかがえました。
以下はボランティア活動に参加した学生から寄せられた感想です。
菱山 創太さん (初等教育教員養成課程 国語選修2年)
「現場の教員,他大学の学生,震災の語り部の方,そして子どもたちから勇気をもらいました。」
江坂 遼史さん (中等教育教員養成課程 英語専攻2年)
「約5年ぶりの東北,行った地域は違えど,変わらず強く生きる人々の姿を風化させないよう継続していきたいです。」
松浦 俊貴さん (初等教育教員養成課程 数学選修4年)
「災害の怖さ,自分の甘さと改めて向き合い,考えさせられた非常に充実した一週間となりました。」
中屋 栞さん (中等教育教員養成課程 国語?書道専攻4年)
「百聞は一見に如かず。思い切って参加してよかったです。有意義な一週間になりました!」
加藤 香音さん (初等教育教員養成課程 家庭選修3年)
「4つの教育大学の学生と日々討論することで,自身を見つめ直す機会にもなりました。」
稲田 さくらさん(中等教育教員養成課程 国語?書道専攻2年)
「出会いと学びと喜びでいっぱいの1週間でした。この経験を糧に教師を目指し努力していきます。」
(学生?国際課 課外教育係 桂田裕也)
2017年10月分 本学掲載の新聞記事紹介
2017年11月21日
2017年10月に掲載された新聞記事は12件,テレビ番組は5件,雑誌は2件です。
このほかに紹介された記事等あれば広報まで情報をお寄せください。
新聞記事
- 幼児教育講座 樋口一成教授考案の「木のおもちゃ」を長野県根羽村,根羽村森林組合が商品化
【10/5(木) 読売新聞朝刊27面】
- NIE全国大会実行委員会の総会で,社会教育講座 土屋武志教授(大会委員長)のコメントを紹介
- 「私の一票」の連載記事で,中等教育教員養成課程 数学専攻2年 渡久地政広さんの意見を紹介
- 教育関係の連載記事で,1年生での実習を必須化する本学の取り組みを紹介
【10/14(土) 朝日新聞朝刊25面】
- 10月28日(土)開催 天文台一般公開告知
- ジュニア向け「知るコレ!」のスクールカウンセラーについての記事で,本学の教育支援専門職養成課程の取り組みを紹介
- ミュージカルサークル「ミュリム」の公演告知
- 理科教育講座 島田知彦准教授や京都大学の研究グループが発見した「ミカワサンショウウオ」が愛知県の「指定希少野生動植物種」に追加指定される
- 附属図書館改修竣工記念式典の様子を紹介
- 中日教育賞贈呈式に中田敏夫理事?副学長が出席
- 春日井ムービーコンテストで,初等教育教員養成課程英語選修3年の原田梨世さんが最高賞の市長賞を受賞
- 非常勤講師 冨田賢史氏が塾長を務める小牧市の中学生向け学習支援事業「駒来塾(こまきじゅく)」の取り組みを紹介
テレビ番組
- 10月2日(月)放送 ケーブルテレビ キャッチネットワーク「KATCH TIME30」
附属図書館のプレオープンの様子が紹介されました。
- 10月3日(火) 放送 ケーブルテレビ キャッチネットワーク「KATCH TIME30」
万引き犯逮捕に協力した学生が,刈谷警察署で感謝状を授与される様子が紹介されました。
- 10月4日(水) 放送 ケーブルテレビ キャッチネットワーク「KATCH TIME30」
収穫体験を通して国際交流「一ツ木町のワールデンで青空日本語教室」のニュースの中で,このイベントに参加した本学の留学生がインタビューに答えました。
- 10月Web掲載 ケーブルテレビ キャッチネットワークHP「近所のはなし」(外部リンク)
「まだ間に合う!近所のもち投げ情報」の中で,社会教育講座 野地恒有教授が,西三河地域のもち投げの文化(歴史)についてコメントしています。
- 10月31日(火) 放送 ケーブルテレビ キャッチネットワーク「KATCH TIME30」
10月30日(月)に行われた愛知県教育委員会との相互連携に関する協定締結式の模様が紹介されました。
雑誌
- 日本教育新聞社発行「週刊 教育資料№1446」
日本教育新聞社発行「週刊 教育資料№1450」
教職実践講座 高橋美由紀教授が下記の本に書評を寄せています。
「最高の子育てベスト55」トレーシー?カチロー 著/鹿田昌美 訳
「小学校最初の3年間で本当にさせたい『勉強』」中根克明 著
(広報?地域連携課 広報?渉外係 飯濱美樹)
2017年11月1日 FD講演会「教師の視線の動きとFD」を開催
2017年11月21日
11月1日(水)に,第一共通棟201教室において,教職キャリアセンター主催によるFD講演会を開催しました。教職員?本学学生?一般から61人の方々が参加しました。
講師に名城大学教職センターの谷口正明准教授を招き,「教師の視線の動きとFD」というタイトルで講演を行いました。谷口先生は,理科授業における演示実験の普及?推進と,理科指導法の研究を精力的に行っています。
最初に,谷口先生は自身の研究に対する基本姿勢として,「良い授業を科学的に理解したい」「良い授業とは何が良いのか?」「良い授業には科学的な再現性があるのか」と述べ,それらを研究することで,教育実習生の授業指導や大学教員の授業改善に活用できるのではないかと話しました。
本講演のタイトルとなっている「教師の視線の動き」の話は,授業中における教員の視線分布から「良い授業」を科学的に分析するというものでした。教員がアイトラッキング(視線を追尾する特殊なメガネ)を装着しながら授業を行い,熟練教師?中堅教師?初任教師?教育実習生の視線分布の差異を分析します。講演では,実際のアイトラッキングの映像が流され,参加者の興味をひきつけました。また,熟練教員と初任教員の視線の比較と授業スキルの比較の研究成果が発表されました。
本学は第3期中期計画において,アクティブ?ラーニングを取り入れた授業を学部?大学院ともに全開講授業の6割以上で導入することを挙げています。そのためには数値目標だけではなく,さらなる質の高い授業を実施する必要があります。今回の講演によって,"良い授業とは何か"ということを多くの教員が改めて考える機会になりました。また,参加した学生たちにとっても大きな刺激となりました。
(「主体的?協働的な学び」を実践できる教員の養成プロジェクト 伊東正人)
(企画課 教育企画室 教育企画係)
2017年11月15日 学長室にて本学学生を表彰しました。
2017年11月21日
去る9月10日(日)に開催された天皇賜杯第86回日本学生陸上競技対校選手権大会 女子100mハードル競技で連覇を達成した小林紗矢香さん(中等教育教員養成課程 保健体育専攻3年)の功績に対して,11月15日(水)に本学学長室にて学生表彰が行われました。
小林さんには,後藤ひとみ学長から賞状と報奨金が手渡され,今後に向けての激励の言葉が贈られました。
小林さんのコメント
「来年,(日本学生陸上競技対校選手権大会に出場する)最後の年になりますが,もう一回優勝を決められるように頑張りたいと思います。その延長線上として,日本選手権,オリンピック出場を目指していきたいと思います。ありがとうございました」
(学生?国際課 課外教育係 桂田裕也)
2017年11月11日 「第11回科学?ものづくりフェスタ@愛教大」を開催
2017年11月21日
11月11日(土)に「第11回科学?ものづくりフェスタ@愛教大」を開催しました。
今回で11回目となる「科学?ものづくりフェスタ@愛教大」は,科学?ものづくり教育推進センターが主催し,科学実験やものづくりの楽しさを体験してもらう毎年恒例のイベントです。本学学生や教職員以外に,HATOプロジェクトで連携している東京学芸大学と大阪教育大学,本学附属高等学校,豊野高等学校,刈谷市内の中学校,連携企業,さらに国際学術交流協定締結校であり,ショートビジット(留学生交流支援制度)で来日中のモンゴル国立教育大学が出展し,あわせて36のブースとなりました。また,特別企画として,附属図書館キッズライブラリーでも学生による読み聞かせコーナーが設けられました。
さらに今年度は初めてキッチンカーによる飲食販売も行い,昨年を上回る約1,250人の来場者でにぎわいました。
会場では,多くの親子連れが科学実験や不思議な体験,ものづくりなど各ブースを楽しみながら巡り,訪問科学実験オフィシャルマスコットである「訪問科学実犬 ワンダーくん♂」が現れると,多くの子どもたちが一緒に記念撮影を行いました。また,附属図書館での特別企画では,幼児教育選修の学生による絵本の読み聞かせや紙芝居が実施され,10組を超える親子が楽しみました。
当日のアンケートには「とっても楽しかった」,「来年もぜひ参加したい」などの感想が多く寄せられました。本イベントは本学の施設設備を活用した社会貢献事業の一つとなっており,緑豊かなキャンパスをもつ本学が子どもたちの学習や交流の場,地域の方々にも憩いの場として定着していることがうかがえました。
- 関連リンク
科学?ものづくり教育推進センターホームページ(外部サイト)
(広報?地域連携課 地域連携係長 渡邊伸彦)
理科教育講座 戸田茂教授が南極地域観測隊員として南極に出発します。
2017年11月27日
理科教育講座 戸田茂教授が第59次南極地域観測隊員(夏隊)に選抜され,南極に出発することとなりました。戸田教授が南極地域観測隊員に選抜されるのは,41次(1999年),43次(2001年),49次(2007年)に続いて4回目です。
今回の戸田教授の主な目的は,南極に設置された地震計のデータ回収とメンテナンスおよびインフラサウンド(可聴域より低い音)の調査となります。
地震計での観測データは,地球の内部を通って到達した振動を記録?計測することにより,実際には見ることができない地球の内部構造を推測する手がかりとなる重要なものです。戸田教授は第49次隊に参加した際に,南極大陸にある山「ボツヌーテン」に地震計を設置してきており,今回は10年ぶりのデータ回収となります。
また,第49次隊より始めたインフラサウンドの観測により,大気を伝播する低い周波数の振動があることが確認されています。オーロラの発生時やさまざまな自然現象でインフラサウンドが発生するのではないかと言われていますが,その大部分は観測できていません。インフラサウンドの発生源をつきとめるための調査も今回の目的となります。
第59次の観測隊は11月27日(月)に成田空港を出発,28日(火)にオーストラリアのフリーマントルから「しらせ」で南極に向かい,昭和基地への到着は12月20日(水)前後となります。帰国は3月23日(金)の予定です。
(広報?地域連携課 広報?渉外係長 古田紀子)
2017年11月9日 河村名古屋市長らが特別講義を実施
2017年11月28日
11月9日(木)に,河村たかし名古屋市長および名古屋市教育委員会子ども応援室 髙原晋一首席指導主事が,本学で特別講義を実施しました。この講義は,今年度新設された,教育支援専門職養成課程の課程内共通科目の1コマとして実施したものです。
教育支援専門職養成課程は,教員のパートナーとして,子どもが健やかに学び,成長できる教育環境づくりを担う「教育支援専門職」を養成することを目的としています。また,名古屋市は全国に先立ち「スクールカウンセラー」「スクールソーシャルワーカー」「スクールアドバイザー」「スクールポリス」の4種類のスタッフで構成される「なごや子ども応援委員会」を設立しています。今回の河村名古屋市長の特別講義では,この「なごや子ども応援委員会」の設立の経緯と委員会への思い,そして,学生に対し子どもたちの力となれるよう学んでほしいというメッセージを込めて,講義が行われました。
引き続き,名古屋市教育委員会子ども応援室髙原晋一首席指導主事からアメリカのスクールカウンセラーについて,成り立ち,役割について講義があった後,受講学生と河村市長および髙原指導主事との質疑応答が行われました。
本学は,今後,名古屋市および名古屋市教育委員会と連携して,教育支援専門職養成課程を充実させていく予定です。
(教務課長 加藤信也)