News & Topics:2020年12月掲載分
- 2020年11月26日 令和2年度愛知教育大学永年勤続者表彰式を行いました。
- 2020年11月25日 キャリア支援課で「zoom LIVE 公務員の働き方講座」を初開催しました!
- 2020年11月28日 「Let's エコアクション in AICHI」に参加しました。
- 2020年12月2日 「第1回学長と大学のビジョンを語る会」を開催しました。
- 新型コロナウィルスに負けるな!英語チューターの活動再開!
- 第58回豊田市民美術展で美術選修の岡井弥玖さんが受賞
- 2020年11月分 本学掲載の新聞記事紹介
- 2020年12月4日 第2回全学SD研修会を開催しました。
- 2020年12月7日 刈谷ロータリークラブ例会で野田学長が講演を行いました。
- 2020年12月13日 「かがやけ☆あいちサスティナ研究所 成果発表会2020」において本学の学生が所属するチームが最優秀賞を受賞しました。
- 2020年12月14日 野田学長が刈谷市教育委員会の金原教育長を表敬訪問しました。
- 2020年12月15日 第21回AUEアカデミックカフェを開催しました。
2020年11月26日 令和2年度愛知教育大学永年勤続者表彰式を行いました。
2020年12月 2日
11月26日(木),本部棟第五会議室において,令和2年度愛知教育大学永年勤続者表彰式を行いました。今年度の対象者2人が表彰式に参加し,一人一人に感謝状と記念品が贈呈されました。
野田敦敬学長からは,受賞者の経歴の紹介とともに,これまでの功績に対する感謝と今後の活躍への期待を込めたお祝いの言葉が贈られました。これを受けて,永年勤続者を代表して建内高昭教授から「教員養成大学である本学においてさまざまな分野に携われることをありがたく思います。今後も本学の発展への一助を担っていきたいです」と謝辞が述べられました。
(人事労務課 労務?福祉係 岡田智子)
2020年11月25日 キャリア支援課で「zoom LIVE 公務員の働き方講座」を初開催しました!
2020年12月 4日
2017年4月に教職支援専門職養成課程が開設されたことに伴い,キャリア支援課では学校事務職員や公務員就職への支援にも力を入れています。その一環として, 11月25日(水)に公務員就職を目指す学生を対象として「zoom LIVE 公務員の働き方講座」を行いました。例年この企画は対面で行っていますが,「コロナ禍でも学生の皆さんに変わらない情報を提供したい」というキャリア支援課スタッフの思いから,初のzoom LIVEにて開催されました。
当日は岡崎市役所人事課の皆様にご協力いただき,「現役人事×若手職員×内定者×キャリ支」のトークセッションライブ形式で開催し,52人の学生が参加しました。現役の市役所人事課職員と若手職員,岡崎市役所への内定者とキャリア支援課スタッフが,公務員の働き方だけでなく,試験対策などについてもパネリストの経験談を元に明るく楽しい雰囲気でトークを展開しました。参加学生からは「内定者の方へ,面接対策はどのように行いましたか?」「職員の方は,入社後のギャップはありましたか?」など,チャットによる質問も多く出され,LIVE感満載の講座となりました。
今年4月の緊急事態宣言発令以降,キャリア支援課では"Teamsによる遠隔での教員採用試験対策講義"や"Skypeによる遠隔進路相談"など,可能な限り学生のみなさんへの就職支援を継続してきました。その中でも「対面が難しい今だからこそできる企画を!」ということで,スケールダウンするのではなく,遠隔だからこその強みを生かした企画を常に考えています。
現在もたくさんの就活イベントを遠隔?対面の両方で準備を進めており,リモートと対面を併用した,自治体や一般企業の説明会やトークライブも開催する予定です。キャリア支援課では,コロナウイルスに負けることなく,これからも学生の就職活動の支援を行っていきます。また,進路の相談はどんなことでも随時受け付けていますので,学生の皆さんはぜひキャリア支援課を利用してください!
(キャリア支援課 一般就職支援係 鬼頭裕介)
2020年11月28日 「Let's エコアクション in AICHI」に参加しました。
2020年12月 4日
11月28日(土),一宮市の尾張一宮駅前ビル3階シビックテラスにて開催された環境イベント「Let'sエコアクションin AICHI~ふみだそう!未来へつながるエコアクション~」に本学もブース出展を行いました。
本イベントでは県内の企業やNPO団体が環境やSDGsに関する活動を紹介するブース出展を行う中,理科教育講座 大鹿聖公研究室ならびに学生団体SAGAによるSDGsや環境保全に関する教育プログラムの実演体験の提供を行いました。
子どもから年配の方まで多くの来場者に環境の大切さや「SDGsとは」を体験していただきました。
(地域連携課 地域連携係 石垣果恋)
2020年12月2日 「第1回学長と大学のビジョンを語る会」を開催しました。
2020年12月 7日
12月2日(水)午後,本学本部棟の第五会議室にて本学学生対象の「第1回学長と大学のビジョンを語る会」を開催しました。
本学では,今年の4月から野田敦敬新学長が就任したのを機に,大学の中長期的なビジョンを策定しています。ビジョンにおいては,愛知教育大学を魅力あふれる大学にするため,愛知県や市町村の教育委員会などあらゆるステークホルダーの意見を取り入れることとしています。この度はその一環として,本学の学生から直接意見を聴き,これからの大学について語り合う場として「学長と大学のビジョンを語る会」を企画したところ,第1回は8人の学部学生や大学院生の有志が参加しました。
野田学長の考えるビジョンは,中部圏の広域拠点型教員養成系大学として,教職の魅力を共創?発信するとともに,子どもの声が聞こえるキャンパス構想を掲げ,現代的な教育課題の解決に貢献する方策などを盛り込み,地域社会の皆様から「頼られる大学」を目指した内容となっています。
参加した学生からは,このビジョンに対し,教員になりたい学生が減っていることへの危機感や疑問などが投げかけられました。これに対し野田学長は,「教職の魅力発信は一番力を入れて進めたいことであり,子どもと触れ合う機会を増やして学生にやりがいを感じてもらうだけでなく,今の時代にあった教職の魅力を学生に伝えていきたい」と,熱く語りました。他にも話題は大学教員数の減少や予算獲得の方策,新型コロナウイルスの影響による教育実習期間の短縮や,Society5.0に対応するための教育環境など多岐にわたりました。野田学長は,その一つ一つの学生の質問に丁寧に,率直に答えるとともに,トップダウンではなく一緒に魅力あふれる大学を創るという「共創」について学生に訴えかけました。
語る会の終了後,参加した学生は「今回参加して,野田学長の考える『頼られる大学像』が,より添い,輪の中心となるリーダーシップであることが理解できた」「普段聞くことのできない大学の事情を学長から聞く機会になったとともに,他専攻の学生とも意見交換ができる貴重な機会となった」と感想を述べており,大変有意義な時間を共有できました。また,進行役を務めた真島聖子学長補佐は,「今回参加してくれた学生さんが中心になって,大学をよりよくするリーダーとなり,教育者として育ってくれるとうれしいです」と語りました。
第2回は12月16日(水)13時30分~開催を予定しています。
(企画課 大学改革係 小山﨑美優)
新型コロナウィルスに負けるな!英語チューターの活動再開!
2020年12月 9日
本学では10年以上前から,社会のグローバル化に対応した教育者を養成するため,英語が得意な学生が不得意な学生の学習を補助するチューター活動を行っています。
今年度は新型コロナウィルスの影響で対面授業ができず,長らくチューター活動も中止せざるを得ない状況でしたが,後期に入り活動を再開することができました。英語チューターは,公募と面接により選ばれ,主に留学経験者やTOEIC高得点者から構成されています。英語能力の向上を希望する本学の学生に対して,TOEIC等英語試験のスコアアップのための受験指導や英会話指導,発音指導,英語による発表指導などを実施します。現在は,チューターが9人,学習者が39人登録しています。対面指導が原則になるため,感染対策を行った上で実施していますが,今年度は試行的にWeb会議システムでの指導も取り入れての再開となりました。
英語チューターからは「高校時代は英語教育が熱心だったが,大学に入学して英語能力の低下を感じていた。英語チュータリングの案内を見て『これだ』と思いました」,学習者からは「春から小学校の先生になるのですが英語に自信がありませんでした。子どもと楽しく英語を学ぶために英会話を楽しめるようになりたいです」といった感想が聞かれ,待望の再開となりました。
小学校では英語が教科とされ,外国語活動が盛んな地域も多くなってきました。本学はグローバル化に対応した教育者になりたい学生を応援しています!
(国際企画課 副課長 稲垣匡人)
第58回豊田市民美術展で美術選修の岡井弥玖さんが受賞
2020年12月 9日
第58回豊田市民美術展の彫刻?インスタレーションの部で本学の初等?美術選修2年生の岡井弥玖(おかい みく)さんが優秀賞を受賞しました。
受賞した作品はセミの抜け殻をテーマにした「強者(つわもの)」です。豊田市民美術展への応募は初めてだったという岡井さん。作品づくりにとりかかった時に,自宅の庭にたくさん落ちていたセミの抜け殻を見て今回の作品の着想を得ました。
作品はなんと和紙を用いて制作されています。和紙で作るアイデアは浮かんだものの,岡井さん自身,彫刻は石膏などで作るものという思い込みがあり,どうしようかと悩みましたが,指導の先生の後押しもあって制作に至りました。粘土で原型を作り,その上からボンドと水で一枚一枚和紙を4?5層に貼り付けました。そしてその後,粘土からはずしました。和紙を使用することで抜け殻の透明感を出すことができました。
受賞の通知は自宅にハガキで届き,ご家族からの連絡で受賞を知りました。賞を取れるとは思っていなかったので驚きましたが,自分よりもご家族のほうが喜んでくれたそうです。
作品のタイトルの「強者」は,セミの幼虫が7年間居た土の中から地上に出てくることを受け,その抜け殻は「同じところにとどまらず,勇気を出して外に出てきた強者の証である」ということでつけました。今回の受賞は彫刻でしたが,来年は「絵画でも挑戦してみたいです。何でもやってみたいです」と,岡井さんは話してくれました。自身の作品のように,一箇所に留まることなく,大きく羽ばたかれることをお祈りしています。
(広報課 副課長 古田紀子)
2020年11月分 本学掲載の新聞記事紹介
2020年12月10日
2020年11月に掲載された新聞記事は5件,テレビ番組は2件,企業ホームページ1件,情報誌は2件です。この他に紹介された記事等があれば広報まで情報をお寄せください。
新聞記事
- 服部国際奨学財団が新型コロナウイルス感染拡大に伴う給付型奨学金の支給を決定し,応募受付が始まったとして,対象の大学として本学名が掲載されました。
- 理科教育講座の上野裕則准教授が,大府東高校2年生の理系クラスを対象にリモートで授業を行いました。
- 新型コロナウイルス感染拡大により大学の課外活動に影響が出ている記事の中で,東海地区の他大学とともに本学の対応も紹介されました。
【11月15日(日) 朝日新聞朝刊29面】
- 11月15日(日)に本学で開催されたホームカミングデーの中で,本学の刈谷市移転50周年を記念し野田敦敬学長が記念講演を行いました。
- 11月25日(水)に豊明市で開催された全国洋ラン品評会で,審査委員長を務めた理科教育講座の加藤淳太郎教授のコメントが紹介されました。
【11月26日(木) 読売新聞朝刊16面】
テレビ番組
- 11月22日(日)放送 東海テレビ「メッセージ1」
?後藤ひとみ特別執行役が副委員長を務める「東海テレビ放送番組審議会」の様子が放送されました。
?10月18日(日)に行われたなごやっ子読書イベント「親子で参加しよう!素敵な音楽や人気キャラクターとともに楽しむ本の世界」にAUEパートナーシップ団体「よみっこ」の学生たちが参加し,手遊びや読み聞かせを披露した様子が紹介されました。
- 11月28日(土)放送 東海テレビ「全力エール」
お世話になった先輩に後輩が全力でエールを送る応援密着バラエティーに女子ラクロス部の学生たちが出演しました。応援見届け人として登場したお笑いコンビ「ティモンディ」の2人が女子ラクロス部の後輩たちと一緒に,講堂の舞台にあがった4年生の先輩たちにサプライズを仕掛ける様子が放送されました。
企業ホームページ
- SBI FXトレード株式会社ホームページ
2021年1月に教育ガバナンス講座の西尾圭一郎准教授の授業に,産学連携事業の一環としてSBI FXトレード株式会社の社員が講師として招かれることが紹介されています。
情報誌
- 週間教育資料
外国語教育講座 高橋美由紀教授が下記の本に書評を寄せています。
「世界に出ても負けない子に育てる―ビジネス、スポーツ、人生で求められる4つの 力の伸ばし方―」
玉井満代 著(青春出版社)
- かりや市民だより
「刈谷市の魅力を世界に発信」と題して,本学の留学生10人が キャッチネットワークの協力の下,刈谷市のPR動画の翻訳とナレーションを行ったことが紹介されました。
【11月1日発行刈谷市民だよりNo.2257】
(広報課 広報?渉外係 飯濱美樹)
2020年12月4日 第2回全学SD研修会を開催しました。
2020年12月11日
12月4日(金)午後,本学本部棟の第一会議室にて「第2回全学SD研修会」を開催しました。今回のSD研修会は,本年4月に野田敦敬学長が就任したのを機に,現在,さまざまな方々からの意見を伺いながら策定作業を進めている「愛知教育大学中長期ビジョン,目標?戦略」を基に開催しました。
研修の開催にあたって,本SDを企画した後藤博明事務局長から「このSDの目的は本学の今とこれからの将来を職員一人一人が考えることだ」という旨の趣旨説明がありました。次いで,真島聖子学長補佐から,「愛知教育大学中長期ビジョン,目標?戦略」策定の経緯について説明がありました。
参加した46人の職員は,5つのグループに分かれ,9つある戦略のうち1つ,もしくは2つを選び具体的にどのような取り組みができるかを考えたり,本学が抱える課題をどのように解決できるかを話し合ったりしました。それぞれのグループでは「愛知教育大学中長期ビジョン,目標?戦略」を考えるため今年度構成された学長戦略WGのメンバーがモデレーターを務め,議論をリードしました。
研修会の後半では,それぞれのグループの代表者が話し合った内容を発表し,「ステークホルダーへの発信とともに,その反応を大学に対してフィードバックされる機会が必要である」「看板となりうる教員のメディア発信を充実させるべき」「高校生向けに教職の魅力を考えるフェスタを開催しているが,小学生のうちから職業について考える機会を増やすべき」「教授会などをオンライン配信することで職員が大学の方向性を理解でき意識改革できるのではないか」「教職大学院に入学したいと思ってもらえるように科目等履修や動画配信等で気軽に授業を体験できるようにしてはどうか」などのさまざまな問題提起や解決の方策が提案されました。
最後に野田学長が,それぞれの意見に対してコメントを述べるとともに「大学の前進に向けて主体的に意見を出し合う今回の機会を設定いただいた事務局長と,多くの職員がそれぞれの業務がある中で,本研修に参加いただいたことに感謝する」と締めくくりました。
今回の研修会により,野田学長の目指す「聴き合う,風通しの良い大学運営」の実現にまた一歩近づくことができたと思います。
(企画課 大学改革係 小山﨑美優)
2020年12月7日 刈谷ロータリークラブ例会で野田学長が講演を行いました。
2020年12月11日
刈谷ロータリークラブの例会が12月7日(月)に刈谷商工会議所大ホールで開催され,野田敦敬学長が講演しました。約100人のクラブ会員らが参加し,日ごろ接する機会が少ない,教員養成を目的とする国立大学からの卓話とあって,興味深く聴き入っていました。
講演では「愛知教育大学のビジョン?目標?戦略」と題して,大学の沿革や概要から始まり,学長が目指す大学運営体制,大学が目指す中長期ビジョン,目標?戦略などについて紹介しました。中長期ビジョンでは,本学を「子どもの声が聞こえるキャンパス,地域から頼られる大学」とすべく,ビジョン「教員養成ネットワークの中核となるシステムを構築し,教職の魅力を国内外に広く発信することを通して,中部圏の広域拠点型教員養成系大学として意義と価値を高める。また,大学と附属学校園が一体となり,教職大学院を含む教員養成や教員研修の質を新たな次元に変革し,現代的な教育課題に解決に貢献する」のもと,3つの目標と9つの戦略を立てていることなどを説明しました。
続いて,現在取り組んでいる事業「教職の魅力共創」の背景?目的などについて,教員を目指す若者が減少している現状に危機感を持っていることから,時代に即した「教職の魅力」を発信し,「教職の魅力」を高めていきたいことなどを説明し,当該事業のウェブサイトのアンケートへの協力を依頼して講演を終えました。
例会の閉会にあたっては,同クラブの神野公秀会長から野田学長への謝辞とともに,大学との連携や協力についてのあいさつがありました。
(地域連携課長 大竹勝規)
2020年12月13日 「かがやけ☆あいちサスティナ研究所 成果発表会2020」において本学の学生が所属するチームが最優秀賞を受賞しました。
2020年12月18日
12月13日(日),本年度で6回目となる愛知県の環境教育事業「かがやけ☆あいちサスティナ研究所」2020年度の研究員による成果発表会が愛知学院大学名城公園キャンパスのキャッスルホールにて開催されました。
かがやけ☆あいちサスティナ研究所では,8月の開所式以降,研究員である大学生40人がパートナー企業10社から提示された環境課題に対する解決策を検討してきました。
本年度は,本事業に初等?理科選修3年の松尾 朋晟(まつお ほうせい)さん,初等?理科選修3年の片桐 朱音(かたぎり あかね)さん,中等?理科専攻3年の牧本 未来(まきもと みらい)さん,中等?理科専攻4年の小野 航(おの わたる)さん4人の学生が参加し,それぞれ(株)サーラコーポレーション,日本ガイシ(株),中部テレコミュニケーション(株),吉本興業(株)の研究員として活躍しました。
成果発表会では,それぞれのチームによる課題解決策のプレゼンテーションが行われ,研究員に修了証が授与されるとともに,発表内容について審査が行われ,オーディエンス賞,かがやき賞,最優秀賞の各賞について表彰が行われました。本学の学生が所属するチーム日本ガイシは最優秀賞を受賞しました。
参加した学生の次年度以降の活躍が期待されます。
関連リンク
(地域連携センター副センター長 大鹿聖公)
2020年12月14日 野田学長が刈谷市教育委員会の金原教育長を表敬訪問しました。
2020年12月25日
12月14日(月),野田敦敬学長が真島聖子学長補佐とともに,刈谷市教育委員会の金原宏教育長を表敬訪問しました。
この訪問は,先月行われた本学の刈谷市移転50周年記念学長講演会への出席に対し感謝の意を表するとともに,講演会の中でも話題とした本学の「中長期ビジョン,目標?戦略」の実現に向けた意見交換を行うことを目的としたものです。
金原教育長は懇談の中で,「野田学長の目指す『子どもが身近にいるキャンパス』,『地域に頼られる大学』という2つの大学像には大いに賛成である」と述べられました。特に,子どもが身近にいるキャンパスの実現については,「学生が地域の人から『本当に助かったよ』と声を掛けられ,頼られてよかったという経験をすると,また,子どもたちを呼んでみようということになる。そういう経験を積んだ人が先生になって学校現場に来てくれるといい。とにかく,遊べる,楽しめる,おもしろい企画をすごく期待している。やれることは協力させてもらう」と力強いエールをいただきました。
「中長期ビジョン,目標?戦略」に関する意見交換については,愛知県総合教育センター所長を始めとして近隣教育委員会などすでに7つの機関を訪問しています。野田学長からも,学校現場や地域の意見を直接伺う機会を大切にし,大学が地域や社会とより連携を深めて,一層の教育研究を推進する旨が述べられ,今後の協力について確認しました。
(企画課 大学改革係長 松本典江)
2020年12月15日 第21回AUEアカデミックカフェを開催しました。
2020年12月25日
12月15日(火),教育未来館多目的ホールにて,数学教育講座 飯島康之教授を講師として,第21回AUEアカデミックカフェ「図形を動かすことでこんな授業をつくってきた」を開催し,教職員,一般,学生あわせて50人を超す参加者がありました。
講師の飯島教授は,コンピュータ上で図形を数学的に作図し,動かして調べることができるソフトウェア"GC(Geometric Constructor)"を開発し,中学校,高等学校の数学の先生方と共に,長年に渡って,授業研究?教材開発を行ってきました。今回のアカデミックカフェでは,参加者に一人一台iPadが配布され,参加者はこのソフトウェアを使って,自分の手を動かして,図形の動きを体験しました。
「ここにある四角形はそれぞれ正方形に見えますが,それぞれある形の特別な場合として正方形になっているので,動かして正体を見抜いてください」と飯島教授が準備した「正方形に見える四角形」を動かしてみると,その正体は平行四辺形だったり,台形だったり,長方形だったり,円に外接する四角形だったりしました。「これから一人一台端末が配布されることになったときに,こんな問題も考えられるという提案です」と飯島教授は話します。
その後も,「三角形の頂点Aの二等分線が底辺BCを3:1に分ける点を通るようにして点Aの記録を残してください。たくさんとるとどんな形になりますか?」や「三角形を作図した場合に,正しく測って正しく四捨五入して足し算したのに,内角の和が180°にならないことがある?(ある)」「正しくならない確率はどれくらいあるのでしょう。(実は25%もある)」や「ラグビーでコンバージョンゴールを蹴るとき,角度が一番大きくなるのはどこでしょう」などの問題を,iPadを使って体験しました。そして,飯島教授はそれぞれの問題の後,各学校段階でどのような授業の展開が考えられるかについて解説しました。実際に図形を動かして試してみること自体も楽しいですが,飯島教授の楽しい語り口に,参加者はすっかり魅了され,講演に集中しました。
参加者からは「生徒目線を体験できた」「図形に興味をもてる内容だった」「図形の授業でのヒントが得られた」「自分で試すことができて理解が深まった」などの感想が寄せらせ,大変有意義な講演となりました。
(広報課 副課長 古田紀子)