2020年12月2日 「第1回学長と大学のビジョンを語る会」を開催しました。
2020年12月07日
12月2日(水)午後,本学本部棟の第五会議室にて本学学生対象の「第1回学長と大学のビジョンを語る会」を開催しました。
本学では,今年の4月から野田敦敬新学長が就任したのを機に,大学の中長期的なビジョンを策定しています。ビジョンにおいては,愛知教育大学を魅力あふれる大学にするため,愛知県や市町村の教育委員会などあらゆるステークホルダーの意見を取り入れることとしています。この度はその一環として,本学の学生から直接意見を聴き,これからの大学について語り合う場として「学長と大学のビジョンを語る会」を企画したところ,第1回は8人の学部学生や大学院生の有志が参加しました。
野田学長の考えるビジョンは,中部圏の広域拠点型教員養成系大学として,教職の魅力を共創?発信するとともに,子どもの声が聞こえるキャンパス構想を掲げ,現代的な教育課題の解決に貢献する方策などを盛り込み,地域社会の皆様から「頼られる大学」を目指した内容となっています。
参加した学生からは,このビジョンに対し,教員になりたい学生が減っていることへの危機感や疑問などが投げかけられました。これに対し野田学長は,「教職の魅力発信は一番力を入れて進めたいことであり,子どもと触れ合う機会を増やして学生にやりがいを感じてもらうだけでなく,今の時代にあった教職の魅力を学生に伝えていきたい」と,熱く語りました。他にも話題は大学教員数の減少や予算獲得の方策,新型コロナウイルスの影響による教育実習期間の短縮や,Society5.0に対応するための教育環境など多岐にわたりました。野田学長は,その一つ一つの学生の質問に丁寧に,率直に答えるとともに,トップダウンではなく一緒に魅力あふれる大学を創るという「共創」について学生に訴えかけました。
語る会の終了後,参加した学生は「今回参加して,野田学長の考える『頼られる大学像』が,より添い,輪の中心となるリーダーシップであることが理解できた」「普段聞くことのできない大学の事情を学長から聞く機会になったとともに,他専攻の学生とも意見交換ができる貴重な機会となった」と感想を述べており,大変有意義な時間を共有できました。また,進行役を務めた真島聖子学長補佐は,「今回参加してくれた学生さんが中心になって,大学をよりよくするリーダーとなり,教育者として育ってくれるとうれしいです」と語りました。
第2回は12月16日(水)13時30分~開催を予定しています。
(企画課 大学改革係 小山﨑美優)