News & Topics:2018年11月掲載分
- 2018年8月5日?10日 「ひらめき☆ときめきサイエンス2018」を開催
- 2018年10月20日 美術教育選修?専攻の学生が鬼みちまつりにランプシェードを出品しました。
- 2018年10月23日 京仁教育大学校(韓国)総長一行が来学されました。
- 2018年10月17日 「読み聞かせ講演会」を行いました。
- 2018年10月分 本学掲載の新聞記事紹介
- 2018年10月18日 ユニー主催「子ども向け環境紙芝居コンテスト2018」に本学幼児教育選修の学生グループの作品が入賞?入選し,表彰式が行われました。
- 2018年10月25日 芸術教育専攻1年 柴田さんが日展で入選
- 美術専攻3年 黒田さんが瀬戸市美術展,碧南市文化祭総合美術展で奨励賞を受賞
- 2018年10月27日 「保護者懇談会2018」を開催
- 「エキタス知立」のロゴマークのコンペで,造形文化コースの大和田恭平さん,佐野花梨さんが優秀賞を受賞しました。
- 2018年10月29日 外国人児童生徒支援リソースルーム勉強会を開催
- 2018年11月2日 刈谷市立朝日中学校で「選挙出前トーク」を実施しました。
- 2018年10月2日 全学PD講座「教員養成ならではの教職員PD講座『チーム学校と教育支援』」を開催
- 2018年10月30日 平成30年度総合防災?防火訓練を実施
- 2018年11月3日 刈谷産業まつりで「愛知教育大学たのしいものづくり教室」を行いました。
2018年8月5日?10日 「ひらめき☆ときめきサイエンス2018」を開催
2018年11月 1日
日本学術振興会?愛知教育大学共催「ひらめき☆ときめきサイエンス2018(研究成果の社会還元?普及事業)」を愛知教育大学自然科学棟にて開催しました。
8月5日(日)に開催した小?中学生を対象とした「フィールドワークに行こう!-地層と化石の調査から大地の成り立ちを探る-(実施者:星博幸准教授)には,小学生18人,中学生6人が保護者と参加しました。
参加者は地学系理科実験実習室で地層と化石の説明を聞き,地層観察用の粒度版を作成したあと,大型バスで岐阜県瑞浪市の観察現場へ向かいました。観察現場では粒度版を使用して地層をつくる岩石の種類を調べ,化石採取も行いました。
8月10日(金)地学教室にて開催された,高校生を対象とした「"天気予報のツボ":実況?予報データの分析実習や気象実験と合わせて学ぶ」(実施者:田口正和准教授)には,高校生10人,中学生7人が参加しました。
講義では天気予報の実体?仕組みが分かりやすく説明され,その後気圧や凝結の実験をしました。さらに,気象予報士の先生から現場でも使用される資料を用いて天気変化の読み取り?予報文作りを教わり,最後に天気予報の検証を行いました。参加者は,気象学や気象予報士の活動に興味を持ち積極的に取り組んでいました。
科学研究費助成事業による研究成果を,未来を担う若い世代に分かりやすく還元する「ひらめき☆ときめきサイエンス」に,参加者からは「新しいことを知れてさらに興味がわいた」「貴重な体験ができて楽しかった」という声が多く寄せられました。
(学術研究支援課 研究支援係 杉村和美)
2018年10月20日 美術教育選修?専攻の学生が鬼みちまつりにランプシェードを出品しました。
2018年11月 1日
10月20日(土)に高浜市の第17回 鬼みちまつりが開催されました。鬼みちまつりとは,瓦で有名な高浜市の「鬼みち」を中心に,高浜市観光協会の主催で開催されるお祭りです。
お祭りでは,高浜市の小学生の作品などをはじめとする約2000個のランプシェードが鬼みち沿道で点灯されます。今回,本学の美術教育選修?専攻1年生の学生34人がこのお祭りに鬼瓦ランプシェードを出品し,陳列されました。
陳列されたランプシェードは,本年7月19日(木)に,美術教育講座が高浜の鬼瓦職人「鬼師」を講師に招き,本学でワークショップを開催した際に制作したもので,鬼師のもとで焼成されました。本学からのランプシェードの出品は今回が初めてとなります。
鬼みちまつりに参加した美術教育講座の永江智尚准教授は「高浜市を含む西三河で造られる三州瓦は,日本三大瓦の一つであり,その中でも一番の生産量を誇ります。学生たちには,愛知の宝である伝統文化に触れたこの経験を,教員になってから生かしてほしいです」と話しています。
(広報?地域連携課 広報?渉外係長 古田紀子)
2018年10月23日 京仁教育大学校(韓国)総長一行が来学されました。
2018年11月 1日
10月23日(火),本学の学術交流協定校である韓国の京仁教育大学校の総長ら3人が来学されました。学長表敬訪問では,KO Dae-hyuk(コ?デヒュク)総長が「お互いに学び合う存在になりたい。より一層,教育?研究?学生交流を進めていきましょう」と話すなど,両校の今後の交流について活発な意見交換を行いました。
一行は附属図書館などの本学施設を見学した後,附属名古屋小学校に移動し,授業の見学や同校教員との意見交換を行いました。
(学生?国際課 国際交流室長 三浦秀樹)
2018年10月17日 「読み聞かせ講演会」を行いました。
2018年11月 5日
10月17日(水)に附属図書館アイ?スペースで,本学学生を対象とした「読み聞かせ講演会」を実施しました。本学では地域の子育て支援に貢献するため,本学学生が地域のお子さんや保護者を対象に絵本の読み聞かせを行う「絵本の読み聞かせ団体」の発足を進めており,講演会は今後活動する学生の読み聞かせ能力向上を目的として企画し,幼児教育選修の学生を中心に約40人が参加しました。
今回は,東海テレビ放送株式会社アナウンサー庄野俊哉氏を講師に迎え,「伝わる,読み聞かせ」と題して,口の開け方から声の出し方,発音方法,表情づくりなどの話し方の基本から,実際に絵本を読む実演も行われ,伝わる読み聞かせのコツを教えていただきました。
講演会の中では演習が多く取り入れられ,参加者全員で「あ,い,う,え,お」の母音を,口を大きく開けて発音したり,いろいろな早口言葉に挑戦したり,新聞に掲載された作文を読んだりして,楽しみながら講演を聞くことができました。
庄野氏からは,「毎日,声に出して読むことが大切である。少しずつでもよいので続けていってほしい」とのアドバイスがありました。参加した学生からは「実際に声に出してやっているうちに,だんだんコツをつかんできた気がして,とても楽しかった」「読み聞かせに限らず,話すことに関連したお話をたくさんしていただけて,本当に有意義な時間だった。今回のお話を生かしてより充実した読み聞かせを披露できるよう頑張っていきたい」との声がありました。
最後に,今回企画に関わった新井美保子副学長(学生支援?就職担当)?幼児教育講座 教授がお礼の言葉を述べ,講演会を終了しました。
今後,本学では「読み聞かせ団体」の活発な活動の支援も含め,より多くの学生が参加できるよう,読み聞かせ講演会をシリーズ化して企画していきたいと考えています。
(広報?地域連携課 地域連携室長 浅岡明美)
2018年10月分 本学掲載の新聞記事紹介
2018年11月 8日
2018年10月に掲載された新聞記事は9件,テレビ番組2件,ラジオ番組1件,Webサイト1件です。
このほかに紹介された記事等あれば広報まで情報をお寄せください。
新聞記事
- みよし市の原付用図柄入りナンバープレート交付開始の式典に,初等教育教員養成課程情報選修2年の伊藤和真さんが出席しました。
- 「中日教育賞50回の特集記事より」目で見て理解を助ける授業の取り組みにあたり,本学の協力を得て調査を行ったことが紹介されました。
- 高浜市が,市内の寺院に保管される掛け軸を有形文化財に指定した際,美術教育講座 鷹巣純教授に評価を依頼したことが紹介されました。
- 「全日本大学駅伝通信より」50回を迎えるにあたり,学連幹事長を務める初等教育教員養成課程数学選修4年の山本雄大さんのコメントが紹介されました。
【10月16日(火) 朝日新聞朝刊20面】
- 名古屋市議会定例会で,野田敦敬副学長が教育委員を任期満了で退任したことが掲載されました。
- 「マナビバ」より
大学入試に民間の英語試験を加点方式で採用することに関する担当者のコメントが掲載されました。
- 第50回中日教育賞の贈呈式に後藤ひとみ学長が来賓として出席されたことが紹介されました。
- 中日教育賞の第50回を記念して特集された記事内に掲載の,賞の歩みを振り返る年表を学校教育講座 釜田史講師が監修しました。
- 日展の彫刻部門で,大学院教育学研究科芸術教育専攻の柴田茜さんが入選しました。
テレビ番組?ラジオ番組
- 10月6日(土)放送 テレビ愛知「土曜なもんで」
日本全国の海に関するさまざまな情報を発信する日本財団「海と日本PROJECT」に,本学の教員養成課程理科選修?専攻の学生が参加しました。
- 10月11日(木)放送 ZIP-FM「High!MORNING」
10月27日(土)放送 メーテレ「癒やしの存在」
財務課経理調達室職員の向井健人さんが,マジックショーなどで活躍する様子が紹介されました。
Webサイト
- 10月5日(金)付け配信 キャッチネットワークHP「近所のはなし-あれこれ-」
近所の秋祭情報「もち投げ」について,社会科教育講座 野地恒有教授が「もち投げ」に関する疑問に答えています。
キャッチネットワーク「近所のはなし-あれこれ-」(外部リンク)
(広報?地域連携課 広報?渉外係 飯濱美樹)
2018年10月18日 ユニー主催「子ども向け環境紙芝居コンテスト2018」に本学幼児教育選修の学生グループの作品が入賞?入選し,表彰式が行われました。
2018年11月 8日
株式会社ユニー主催の「子ども向け環境紙芝居コンテスト2018」に本学の幼児教育選修2年生のグループが参加しました。1グループが企業賞を受賞,2グループが入選を果たし,10月18日(木)に株式会社ユニーの新しい本社で行われた表彰式で表彰されました。
この環境紙芝居は,ユニーがESD(持続可能な開発のための教育)を取り入れた環境学習の一環として,2004年から実施しているものですが,今年度より本学をはじめとする複数の大学からの募集となりました。
学生たちは紙芝居を作るのはこれが初めてでしたが,エネルギーの無駄遣いや,食における命のつながりなどを題材に,それぞれのグループで絵を描いたり,ストーリーを作成したり,皆が手分けしながら作成しました。紙芝居は場面が少ないためストーリーからどのように切り取って制作すればよいか,また子どもたちに分かりやすいように伝えるにはどうしたらよいか,悩みながらも楽しんで制作し,出来上がった際には達成感を感じたということです。
この紙芝居制作を通して,学生たちは「難しい問題を子どもたちに伝えるために,自分たちの中でかみ砕くのが難しかったので,もっと勉強しなければと感じました」「将来,教育現場に出た時にも必ず必要になると思うので,この経験を生かしたいと思います」と話しました。
学生たちの制作した紙芝居は,今後,ユニーのホームページで公開されたり,ユニーなどの店舗でもお披露目されたりする予定です。
(広報?地域連携課 広報?渉外係長 古田紀子)
2018年10月25日 芸術教育専攻1年 柴田さんが日展で入選
2018年11月 8日
10月25日(木)に,改組新第5回日展 第3科(彫刻)の結果が発表され,本学の芸術教育専攻1年 柴田茜(しばたあかね)さんが初入選しました。日展は全国公募の展覧会でも,歴史,難易度,規模において国内最大級の展覧会です。柴田さんは今年度の日彫展でも新人賞を受賞しており,続いての快挙となります。
柴田さんが日展に応募したのは,今回が初めてです。今までは自分が出すような展覧会ではない,と思っていましたが,大学院に進学し,また日彫展で入賞したこともあり,先生から申込用紙を渡された際に挑戦する気持ちになったとのことです。
今回出品した作品はタイトル「無口(むくち)」の男性像です。口数の少ない男性のイメージで,奇抜さのない地味なものの中にある良さやひたむきさを表現したいと作成しました。柴田さんは今回の入選について「日展は彫刻の基礎を大事にするオーソドックスな展覧会なので,うれしく思います」と感想を述べています。
柴田さんの作品は,国立新美術館で展示されたのち,愛知県美術館で2019年1月30日(水)~2月17日(日)に開催される名古屋巡回展で展示されます。
展覧会では,前年度特選受賞者の作品も展示されるため,指導教員である永江智尚准教授の作品と一緒に展示されることとなります。柴田さんはこのことについて「隣同士ではないでしょうが,先生と同じ展覧会で展示されるのは緊張します」と言い,「自分はまだあれもこれもと足し算で作っているのですが,ベテランの先生方の作品は無駄のない引き算で作られていて作品から余裕を感じます」と述べています。
また,柴田さんに今後について伺ったところ,「将来教育現場に出ていく中で,実技ができる先生になって,子どもたちに簡単な言葉でそれを伝えられる先生になりたい,と思ってやってきました。まだ道半ばですので,初心を忘れず取り組んでいきたいと思います」とのことです。
(広報?地域連携課 広報?渉外係長 古田紀子)
美術専攻3年 黒田さんが瀬戸市美術展,碧南市文化祭総合美術展で奨励賞を受賞
2018年11月 9日
美術専攻3年の黒田雅大(くろだまさひろ)さんが第71回瀬戸市美術展の彫刻部門,および第70回碧南市文化祭総合美術展の彫塑工芸部門に作品を出品し,いずれも奨励賞を受賞しました。
瀬戸市美術展に出品した作品は,タイトル「幹(みき)」のトルソー像(胴体部分の彫像)です。前期の授業で制作したもので,「幹」はモデルの男性の堂々とした,頼れる感じやどっしりとした安定感を表現しようとした作品です。
一方,碧南市文化祭総合美術展に出品した作品は,高校の弓道部の友人にモデルを頼み,授業外で制作した全身像の彫刻です。3月頃より作成をはじめ,夏休みをあてて制作し,9月に完成しました。モデル,石膏の作業など,さまざまな人々の協力で出来上がったことより,「同盟(どうめい)」のタイトルをつけました。
黒田さんが彫刻をはじめたのは大学に入学してからですが,今は彫刻の作品を制作することが楽しくて仕方がないそうです。まだゼミへの配属前ですが,空きコマ,休み時間,土日などをあてて制作しています。先生が作りたいものの相談にも気安くのってくださることも大きい,といいます。また,授業内でも先生だとどのような造型をおこなっているのかを参考にすることができ勉強になるそうです。
授賞式は,瀬戸市が10月28日(日),碧南市が11月3日(土)に,それぞれ実施されました。黒田さんは「頑張って作った作品が認められてうれしいですが,他の出品作品を見るとレベルが違いますので,吸収してもっと上手くなりたいです」と感想を述べています。また,今後の抱負として「大学生活はあと1年半しかなく,就職すると大学のような制作環境もなくなり,なかなか大きい作品は作れないと思います。一生に1回の気持ちで,どんどんできるところまで頑張って作っていきたいと思います」と話しています。
(広報?地域連携課 広報?渉外係長 古田紀子)
2018年10月27日 「保護者懇談会2018」を開催
2018年11月15日
10月27日(土)に「保護者懇談会2018」を開催しました。保護者懇談会は,本学に在籍する学生の保護者向けに毎年開催している懇談会です。普段見ることのできない学生の一面や,大学の現在を知る機会として,毎年多くの保護者から好評をいただいています。今年度は約540人の参加がありました。
保護者懇談会は二部構成で,第一部は講堂における後藤ひとみ学長のあいさつから始まり,その後は理事?副学長による授業,留学,学生生活,就職に関する大学全体の説明が行われました。最後に行われた4人の学生による就職活動体験談に保護者は聞き入っており,特に聴覚に障害のある学生の発表で,会場はひときわ大きな拍手に包まれました。
第二部では,教員との個別面談や学生によるイベントが行われました。個別面談では,学生の就職や,成績状況について担当の教員が熱心に相談に乗り,保護者からは「教員が我が子の資質を非常に理解してくださっていて,ありがたく思いました。愛教大に通っている娘をうらやましく思ったほどです」などと感謝の声もいただきました。
学生によるイベントでは,生協の施設で本学のクラブ?サークル団体である混声合唱団,オカリナサークル,管弦楽団,落語研究会による公演,第一共通棟でAUEパートナーシップ団体活動報告,教育交流館ではAUE学生チャレンジ?プログラムの活動報告が行われ,学生は発表を通して日々の課外活動の成果を存分に発揮していました。また,附属図書館では作品展,天文台では3D宇宙シアター,ガラス工房ではガラスの制作実演と販売が行われ,来場した保護者は作品を興味深げに見てまわったり,ガラスの制作実演に歓声をあげたりと楽しまれている様子がうかがえました。
(学生?国際課 学生係 阿部真依)
「エキタス知立」のロゴマークのコンペで,造形文化コースの大和田恭平さん,佐野花梨さんが優秀賞を受賞しました。
2018年11月15日
平成31年春にオープン予定の知立駅北地区再開発ビル「エキタス知立」のロゴマークの募集が行われ,造形文化コース4年の大和田恭平さん,3年の佐野花梨さんが優秀賞を受賞しました。
このコンペは,最優秀賞に採用された作品を,「エキタス知立」のロゴマークとして実際に使用することを目的としたもので,愛知教育大学,愛知県立芸術大学,名古屋芸術大学,名古屋造形大学の4大学の学生を対象に6月から7月にかけて募集が行われ,10月に受賞作が決まりました。大和田さん,佐野さんが受賞した優秀賞は最優秀賞に次ぐ賞となります。
大和田さんの作品は,つながりをテーマとしてデザインしたロゴマークで,エキタスからプラスとなる繋がりが生まれてほしいとデザインしました。また,プラスの部分は,知立名物のあんまきがモチーフとなっています。佐野さんの作品は,エキタスの語源「駅」「北」「明日」の頭文字「E」「K」「A」を丸い形に,またさまざまな人が集うイメージをカラフルに表現しています。
大和田さん,佐野さんは,前期の授業の一環でこのコンペに応募しました。デザインのコンペへの応募は毎年数回実施しますが,モノや立体のデザインが多く,ロゴデザインは二人とも初めてだったそうです。デザインはアイデア出しが非常に長く,それだけで半期使うこともあるそうで,今回もたくさんのアイデアを出しました。大和田さんはその中の6作品を,佐野さんは8作品を応募したとのことです。
今回の受賞に,大和田さんは,「ロゴデザインへの挑戦は新鮮で,発見や自分の成長を感じられる最高の時間でした。それと同時に何かを作るということがいかに大変であるかを終始痛感させられました。それでもこの貴重な体験で得たものは今後の自分の背中を押してくれる一つになると感じています。ただ結果に対しては悔しい思いがあるので,この気持ちを糧に今後のプロダクトデザインに臨みたいと思います」,佐野さんは「応募は不安でしたが,客観的意見をいただくよい機会になりました。今回の受賞を自信につなげ今後もチャレンジし続けたいです」と述べています。
(広報?地域連携課 広報?渉外係長 古田紀子)
2018年10月29日 外国人児童生徒支援リソースルーム勉強会を開催
2018年11月15日
10月29日(月),本部棟第五会議室において,外国人児童生徒支援リソースルーム勉強会を開催しました。
この勉強会は,外国人児童生徒支援リソースルームの活動の一環として毎年開催しており,将来外国人児童生徒とかかわる可能性が高い教員や保育士志望の学生を対象としています。 今回は,「もし自分が外国にルーツをもつ園児の先生になったら」をテーマに開催し,幼児教育選修の学生を中心に22人の参加者がありました。
勉強会ではまず,日本語教育講座川口直巳准教授から,「保育園児のことばと文字認識」に関する調査報告が行われました。日本の園児たちと外国にルーツをもつ園児たちの語彙(ごい)力を比較する際に用いるPVT-R絵画語彙発達検査の紹介と調査結果についての発表があり,「外国にルーツをもつ園児たちの語彙力をつけるには,できるだけ早いうちからの支援が必要である」と報告がありました。また,その調査結果を受け,今回の講師である愛知学泉短期大学非常勤講師 高木都奈子先生のご協力のもと,保育園内の物品に名前を貼ることで,生活の中で自然に日本語の文字に触れる環境作りを行った活動実績の紹介がありました。
続いて,高木先生から「かくれている言葉」と題して,用途が分かっていても名称が分からない言葉,日本人にとっては一般的で分かっていて当然と思われていても,外国人園児にとってはそうではないことについて,知立市内の保育園の園長として勤務していたときの経験を基に,実際に起きた事例から紹介があり,外国にルーツをもつ園児にどう言葉を教えていくのか,どうかかわっていくのかについて講話がありました。
後半には,「ことばを楽しく覚えるための工夫」をグループごとに考えるワークショップが行われ,画用紙でペープサートや小道具を作り楽しい雰囲気の中で言葉の使い方を問い掛ける方法や,場面場面で個別に言葉を説明していく方法など,実演を交えながらグループ発表が行われました。
最後に,高木先生から,「子どもたちが楽しみながらゲーム感覚で言葉を身につけていけるとよい。保育者自身も楽しみながらかかわっていくことが大切である」と講評があり,勉強会を終えました。
- 関連リンク
外国人児童生徒支援リソースルームホームページ(外部サイト)
外国人児童生徒支援リソースルームブログ(外部サイト)
(広報?地域連携課 地域連携係 石川有子)
2018年11月2日 刈谷市立朝日中学校で「選挙出前トーク」を実施しました。
2018年11月16日
11月2日(金)に刈谷市立朝日中学校で本学の学生が「選挙出前トーク」を実施しました。この事業は,本学と包括協定を締結している刈谷市との選挙啓発連携事業として行うもので,広義の「主権者教育」の一環として,児童生徒に選挙に関心を持ってもらうことを目的に,本学の学生が刈谷市内の小中学校に出向き,選挙に関する説明,模擬選挙などを行います。
昨年度までは,刈谷市選挙管理委員会職員のみで「選挙出前トーク」事業を行っていましたが,若い学生の意見を取り入れて行うことで,より児童生徒の選挙に対する意識が向上するのではないかと,今年度から,授業科目「教職実践演習」「比較政治学演習」などを受講している3,4年生が刈谷市選挙管理委員会と協力し,選挙に関する説明のパワーポイント資料や,模擬投票のための選挙公報を作成しました。
朝日中学校では3年生6クラス230人を対象に実施されました。国際社会履修モデル 政治学専攻3年生の学生が,パワーポイントを用いて,選挙に関する分かりやすい説明を行った後,模擬選挙を行いました。また,社会科選修 法経社専修 法律学専攻?政治学専攻の4年生2名と,3年生1名の学生が立候補者となり,校長先生になった時の公約をそれぞれ演説しました。先に公約を記載した,選挙公報も作成し生徒に配付されていたため,演説後は公約に対する質問が多く挙げられました。その後,実施した模擬投票では,受付者,選挙立会人などを各クラスから選ばれた生徒が務め,投票用紙を受け取った生徒が,投票用紙に自分が選んだ候補者の名前を書き,投票箱に1票を投じました。
投票箱や投票記載台は実際の選挙で使用しているもので,生徒たちは投票しながら本物の投票箱などをじっくり見たり触ったりして,模擬投票を体験しました。また,投票を待っている間,刈谷市選挙管理委員会の職員から,投票用紙は折られていても,投票箱の中でもとに戻って平らになり開票がしやすくなっているという説明を受け,実際の投票用紙を実際手に取って,興味深く観察していました。開票作業も生徒が行い,開票結果も報告されました。
参加した本学の学生からは,「実際投票等を体験することによって,興味を持ってもらうことができたと思う」「投票記載台や投票箱を組み立てる経験ができ,自分たちも意識が高まった」などの意見が聞かれました。年度内は今回の中学校のほか,刈谷市の5つの小学校で事業を行い,今後は刈谷市選挙管理委員会が発行する,選挙啓発冊子の作成にも協力していく予定です。
(広報?地域連携課 地域連携室長 浅岡明美)
2018年10月2日 全学PD講座「教員養成ならではの教職員PD講座『チーム学校と教育支援』」を開催
2018年11月20日
10月2日(火)に,本部棟第一会議室にて全学PD講座「教員養成ならではの教職員PD講座『チーム学校と教育支援』」を開催しました。本講座では,HATOプロジェクト研修?交流支援部門で開発された「教育養成ならではの教職員PD講座パッケージ」の第5講を担当している,東京学芸大学副学長の松田恵示先生を講師として招きました。松田先生は,教育および教育支援に関する多くの要職を兼任し,学校と社会をつなぐための教育人材の育成や,教育現場との実践的な共同作業を精力的に行っています。講座には本学教職員,学生,他大学の教職員ら計70人が参加しました。
時折関西弁で挟まれるユーモアに笑いが起きる和やかな雰囲気の中,チームとしての学校の在り方や,教育支援とチームアプローチについてお話がありました。話の中では「子どもを守る」というフレーズが何度も繰り返され,チームとして教員や専門スタッフが連携し,教員の負担を軽減しつつ多様な人材がそれぞれの専門性を生かして能力を発揮すること,また地域社会とも目標を共有して協働していくことが,すべての子どもを守ることにつながると再認識することができました。終盤には学校だけに限らず,日常の人間関係構築についてまで話が及び,広く「周りとよき関係を築くにはどうしたらよいか」について学べる良い機会となりました。質問も教員や職員から活発に出され,昨年度よりスタートした教育支援専門職養成課程と教員養成課程との協働が求められていることを教職員一同改めて実感させられた,有意義な講座となりました。
(学術研究支援課 プロジェクト支援係 河口奈央)
2018年10月30日 平成30年度総合防災?防火訓練を実施
2018年11月27日
10月30日(火)に,平成30年度総合防災?防火訓練を実施しました。学生,教職員合わせて約1,000人が参加しました。
まず昼過ぎより煙道訓練を実施し,多数の学生,教職員が参加しました。その後,午後3時45分に直下型地震が発生したという想定で,非常災害対策本部が設置され,訓練開始となりました。後藤ひとみ学長から理事,自衛消防隊各班長に対して「各自万全の体制で対応せよ」と指示が下されました。
同時に,第一共通棟,第二共通棟で講義を受けていた学生に対する避難指示の放送が流れ,835人の学生がAUEスクエアに避難しました。授業担当教員による避難状況の確認と報告後,午後4時21分,防災?防火委員会副委員長の中田敏夫教育?学生担当理事の宣言により学生の避難訓練を終了しました。
また,事務職員が組織する自衛消防隊による防災?防火訓練では,各班長の指示により,班員たちは真剣な表情で各自,学生の避難誘導,屋内消火栓による初期消火や負傷者の救出救護などの訓練に取り組みました。さらに,AUEスクエアで災害対策班消火係による消火器の操作説明および学生,職員による実技訓練が行われました。
最後に,後藤ひとみ学長から,「自然災害を予想して準備していくことは難しいですが,発生を想定して,どう対処していくかということを学び,心の準備をしておくことが重要です」との講評があり,全訓練は終了しました。
今回の訓練により,学生?教職員の防災への関心が深まる機会となりました。今後も全学的な防災訓練を実施し,防災意識を高めていきます。
(総務課 危機管理係長 鬼頭裕一)
2018年11月3日 刈谷産業まつりで「愛知教育大学たのしいものづくり教室」を行いました。
2018年11月27日
11月3日(土),刈谷市産業振興センターで実施された刈谷産業まつりで,「愛知教育大学たのしいものづくり教室」を行いました。対象は小学生で,内容は,①「フルフル発電機をつくろう」,②「金属を溶かしてキーホルダーをつくろう」,③「木でつくろう!写真立て?便利台?小箱など」,④「形状記憶合金で熱エンジンをつくろう」の4テーマです。10時30分からと13時30分からの2回実施され,毎回各教室6人の定員でした。
①の「フルフル発電機」は,プラスチックのカプセルの中に,発電をするためのコイルと発電した電気で光るLEDが仕込まれていて,コイルを磁石が通過するたびにLEDが光ります。②の「金属を溶かしてキーホルダーをつくろう」は,200℃程度の低い温度で溶ける金属を用いて,2枚の木の板の間に,好きな形に切り抜いたゴム板を挟んで型を作り,そこに溶けた金属を流し込むことで,キーホルダーを作ります。③の「木でつくろう!写真立て?便利台?小箱」では,木材を切ったり,穴を開けたり,削ったり,釘を打ったりして,写真立て?便利台?小箱を作ります。④の「形状記憶合金で熱エンジンをつくろう」は,直線に記憶した形状記憶合金を溶接により輪にし,大小のプーリーの間に引っ掛けます。形状記憶合金を引っ掛けた小プーリーの端を,お湯につけることにより,プーリーが回転します。
各回共に,小学生が楽しくものづくり体験を行いました。体験した小学生は,みな一生懸命ものづくりに取り組み,出来上がると,喜んで保護者に見せていました。
(技術教育講座 教授 北村一浩)