美術専攻3年 黒田さんが瀬戸市美術展,碧南市文化祭総合美術展で奨励賞を受賞
2018年11月09日
美術専攻3年の黒田雅大(くろだまさひろ)さんが第71回瀬戸市美術展の彫刻部門,および第70回碧南市文化祭総合美術展の彫塑工芸部門に作品を出品し,いずれも奨励賞を受賞しました。
瀬戸市美術展に出品した作品は,タイトル「幹(みき)」のトルソー像(胴体部分の彫像)です。前期の授業で制作したもので,「幹」はモデルの男性の堂々とした,頼れる感じやどっしりとした安定感を表現しようとした作品です。
一方,碧南市文化祭総合美術展に出品した作品は,高校の弓道部の友人にモデルを頼み,授業外で制作した全身像の彫刻です。3月頃より作成をはじめ,夏休みをあてて制作し,9月に完成しました。モデル,石膏の作業など,さまざまな人々の協力で出来上がったことより,「同盟(どうめい)」のタイトルをつけました。
黒田さんが彫刻をはじめたのは大学に入学してからですが,今は彫刻の作品を制作することが楽しくて仕方がないそうです。まだゼミへの配属前ですが,空きコマ,休み時間,土日などをあてて制作しています。先生が作りたいものの相談にも気安くのってくださることも大きい,といいます。また,授業内でも先生だとどのような造型をおこなっているのかを参考にすることができ勉強になるそうです。
授賞式は,瀬戸市が10月28日(日),碧南市が11月3日(土)に,それぞれ実施されました。黒田さんは「頑張って作った作品が認められてうれしいですが,他の出品作品を見るとレベルが違いますので,吸収してもっと上手くなりたいです」と感想を述べています。また,今後の抱負として「大学生活はあと1年半しかなく,就職すると大学のような制作環境もなくなり,なかなか大きい作品は作れないと思います。一生に1回の気持ちで,どんどんできるところまで頑張って作っていきたいと思います」と話しています。
(広報?地域連携課 広報?渉外係長 古田紀子)