News & Topics:2017年01月掲載分
- 2016年11月26日 大学院修了生の田村佳世さんが,日本乳幼児教育学会新人賞を受賞
- 2016年12月11日 第40回冬の子どもまつりを開催
- 2016年12月17日 「高校生とともに教師の魅力を考えるフェスタ―学校の先生になるって,どういうこと?―」を開催
- 2016年12月21日 名古屋市教育委員会と連携推進協議会を開催
- 2016年12月22日 学長室にて本学学生4人を表彰
- 2016年12月22日 北設楽地方教育委員会と相互連携に関する協定を締結
- 2016年12月28日 理科実験プレ教員セミナー(小学校版)「このまま教員になって大丈夫?」を開催
- 2016年12月16日 愛知県ユネスコスクール指導者交流会を開催
- 2016年12月分 本学掲載の新聞記事,雑誌紹介
2016年11月26日 大学院修了生の田村佳世さんが,日本乳幼児教育学会新人賞を受賞
2017年01月11日
11月26日(土) 乳幼児教育学会第26回大会授賞式(於神戸女子大学)において,大学院幼児教育領域修了生の田村佳世さんが新人賞受賞を表彰されました。
日本乳幼児教育学会新人賞は,乳幼児教育に関連のある修士論文を対象とし,研究者として将来性があると期待される研究に対して与えられます。
受賞した田村さんの修士論文テーマは,「安全管理?危機管理に関する保育者の専門性」です。授賞式で以下のようなコメントが読み上げられました。「乳幼児教育現場における安全管理?危機管理の問題は,昨今深刻な問題として認識されており,本研究課題は,時宜に適した課題である。特に,安全管理?危機管理に関する保育者の専門性の要件を明らかにした点,経験の蓄積による専門性の向上を可視化した点が高く評価できる。論旨と展開がわかりやすく,その結果,研究目的が明確であり,分析とその表示方法にも工夫が見られるなど,質の高い修士論文と評価された。また,乳幼児教育実践現場とかかわる問題意識から構想され,その成果が実際の実践現場に寄与されうる点から,乳幼児教育学の研究のスタートとしてふさわしい」
田村さんは,10年近く保育職を経験した後,大学院に入学し研究活動をスタートさせました。在学中,着実に研究業績を積み上げ,2016年3月修了後の4月より愛知文教女子短期大学の専任講師として着任し,保育者養成に携わりながら研究活動を行っています。
本学大学院幼児教育領域では,これまでの修了生の半数以上が,大学や短期大学等の教員として活躍しています。実践と研究が融合される学びの場であることが評価され続けています。
(幼児教育講座 教授 鈴木裕子)
2016年12月11日 第40回冬の子どもまつりを開催
2017年01月11日
12月11日(日)「第40回冬の子どもまつり」が本学構内で開催され,305人の子どもたちが来場,33人の学生が参加し,ゲームやイベントを一緒に楽しみました。
当日は朝から厳しい冷え込みとなりましたが,受付前には子どもたちの列ができ,午前9時30分からの開場を今か今かと待ち望んでいるようでした。
子どもたちは,子どもまつりの学生実行委員から迷子になった際の注意事項等の説明を受け,実行委員の案内のもと,それぞれお目当ての企画がある会場へ向かいました。第一共通棟の1?2階の教室,附属図書館前の広場などでは,学生たちが子どもたちのために考えたオカリナ教室,ミニゲーム,バルーンアート,人形劇など楽しい催し物が繰り広げられました。
また子どもまつりは,子どもたちだけではなく学生にとっても重要なイベントになります。子どもまつり当日は子どもたちのサポート役として本学学生が参加していますが,毎年参加している学生からは,「子どもは好きだけど接し方が分からなかったので,子どもまつりは良い機会になりました」といった声が聞かれ,好評を博しています。今後教員を目指す学生にとっては,普段接することの少ない子どもたちと触れ合うことのできる貴重な経験となりました。
子どもまつりを終えて,中村恒毅実行委員長(初等教育 数学選修2年)は「学生と子ども合わせて約350人に参加していただきました。参加してくださったみなさまありがとうございました。次回の子どもまつりは5月に開催する予定です。みなさまのご参加をスタッフ一同心よりお待ちしております」と語り,さっそく次回の子どもまつりを意識しているようでした。
(学生支援課 課外教育担当 桂田裕也)
2016年12月17日 「高校生とともに教師の魅力を考えるフェスタ―学校の先生になるって,どういうこと?―」を開催
2017年01月11日
12月17日(土) 愛知学院大学名城公園キャンパス アガルスホールにて,「高校生とともに教師の魅力を考えるフェスタ―学校の先生になるって,どういうこと?―」を開催しました。
本フェスタは,高校生を対象に教師の仕事理解と教職への志望を高めることを目的とし,愛知教員養成コンソーシアム連絡協議会を主催として開催されました。愛知教員養成コンソーシアム連絡協議会とは,愛知県内において,小中学校の教員養成を行っている大学?学部が相互に連携を図り,愛知県?名古屋市における教員需要に適切に応え,教員の資質?能力の維持?向上を図ることを目的に,愛知学長懇話会の下,平成17年に本学が主導して発足した組織です。
はじめに,後藤ひとみ会長(愛知教育大学長)からの開催の趣旨と「学校の先生の魅力」についての基調講演が行われました。HATOプロジェクトでまとめた「教員のイメージに関する児童生徒や教員の意識調査」から教師の仕事に対するイメージをグラフで示した後,教育実習の体験談を交えながら教師の魅力について講演しました。
次に,現役学生メッセージでは,「こんな先生になりたい」をテーマに今年度の教員採用試験に合格した3大学の3人の4年生が,それぞれの夢を熱く語りました。
そして,若手教員メッセージでは,「先生になってみてわかったこと」をテーマに2大学の卒業生である現役の若手教員2人が,教師の魅力について高校生に向けたメッセージを伝えました。
最後に「教師への道Q&A」と題して,椙山女学園大学の森 和久教授が「教師になるためには免許を取得するだけでなく,教員採用試験も合格しなければならないので,合格率も大学を選ぶ一つの指針にしてください」と具体的にアドバイスをしました。
また,会場内には連絡協議会の33大学のうちの14大学が大学案内ブースを設け,イベントの間の休憩時間には,参加者から入試や学校生活に関しての質問等を受けていました。関係者から直接話を聞くことができ,参加者にとっても充実した1日になったようでした。
(総務課 秘書室 片野舞)
2016年12月21日 名古屋市教育委員会と連携推進協議会を開催
2017年01月11日
12月21日(水)10時から,名古屋市役所東庁舎第12会議室において,名古屋市教育委員会との連携推進協議会を開催しました。
今回で3回目の開催となる本協議会は,本学と名古屋市教育委員会との相互連携に関する協定に基づき開催するもので,本学からは,白井正康理事(連携担当)をはじめ関係者8人と,名古屋市教育委員会からは,西淵茂男教育次長をはじめ関係者6人の合計14人の委員で協議が行われました。
会に先立ち,白井理事からは,「学び続ける教師像の確立に向けて」プロジェクトの協働など,さまざまな連携に対するお礼と,学部改革や大学院改革等の大学改革についての報告があり,さらに,現職教員の学び直しの体制作りやミドルリーダー育成,また,学生の実践力向上を視野に,養成から採用?研修の一元化や,特別支援学校免許状問題,教育公務員特例法の一部改正,いじめや不登校,発達障害への対応などの数々の教育課題について連携を深めていくため,大学と学校と教育委員会がどのようにコラボレーションしていくのかを中心に協議したいとあいさつがありました。また,西淵教育次長からは,現場の課題として,専門性を持った教員,学校現場を知ったスクールカウンセラーの育成,特別支援教育問題や副免取得など,これらの課題に対応できるのは愛知教育大学であり,他大学ではできないことを学生のうちから関わりを持たせ,教員を育成し,教育の充実や発展に繋げるよう協議したいとあいさつがあり,協議が進められました。
協議事項は,平成28年度の連携推進状況の報告に加えて今後の連携協力事項など,活発な意見交換が行われました。
主な意見は次のとおりです。
- 特別支援学校教員免許状問題
- ICTの導入?活用
- 学校施設長寿命化計画
- 小学校英語教科化
- 教員研修 など
(研究連携課 社会連携係長 渡邊伸彦)
2016年12月22日 学長室にて本学学生4人を表彰
2017年01月11日
12月22日(木),本学学長室にて学長表彰が行われ,第14回World Materials Day Awardで部門賞を受賞した仁井貴文さん(教育学研究科技術教育専攻2年),近藤侑弥さん(中等教育技術専攻4年),夏目諒さん(同4年),松田健吾さん(同4年)の4人の功績に対して,後藤ひとみ学長から賞状と報奨金が手渡され,今後に向けての激励の言葉が贈られました。
これを受けて仁井さんは「この2年間で学んできた勉強の成果を生かし,修士論文の研究を頑張っていきたい」,近藤さんは「合金の面白さが分かるようになった。今後子どもたちや地域の皆さんにも,その面白さを伝えていきたい」,夏目さんは「今回いろいろな研究をすることができた。今後も技術に関心をもって学んでいきたい」,松田さんは「今後は技術の教員として,この賞状に誇りをもってしっかりと活躍していきたい」と今後の目標が語られました。4人とも,来る就職をしっかりと見据えた目標を立てており,さらなる活躍に期待できる表彰式となりました。
(学生支援課 課外教育担当 桂田裕也)
2016年12月22日 北設楽地方教育委員会と相互連携に関する協定を締結
2017年01月11日
12月22日(木) 本部棟第五会議室において,本学と北設楽地方教育委員会(設楽町,東栄町,豊根村)の相互連携に関する協定を締結しました。
協定の締結式には,本学からは,後藤ひとみ学長,白井正康理事(連携担当),中田敏夫理事(教育?学生担当)?副学長,菅沼教生理事(研究?附属学校担当)?副学長,上口孝之理事(総務?財務担当)?副学長?事務局長,北設楽地方教育委員会からは,後藤義男設楽町教育委員会教育長,平松伸一東栄町教育委員会教育長,川井富孝豊根村教育委員会教育長が出席しました。
今回の協定は,東三河教育事務所管内教育委員会のうち,昨年度2月に締結した5市(豊橋市,豊川市,蒲郡市,新城市,田原市)教育委員会以外の教育委員会で,調整等の都合により相互連携協定が締結できなかった設楽町,東栄町,豊根村の2町1村教育委員会を一つのブロックとして協定を結ぶもので,教員養成大学として広域拠点型の教員養成大学を目指している本学の社会的使命として,人的交流による地域活性化への貢献,また,へき地教育?小規模学校教育問題等の教育問題への取り組みや,学生の実践力の育成として自然体験活動等の学びの場の提供を目的とし,協定を結びました。
締結式では,白井理事から,協定締結の経緯や目的?特色等の概要説明の後,学長および各教育長による協定書への署名を行いました。続けて,後藤学長から,「協定を結ぶことにより忌憚(きたん)のない意見をお互いに出し 合いながら,良い教師,ならびに教育を支えていく専門職を育てていく方向で連携し,子供たちの未来を拓いていくことに協力願いたい」とのあいさつがあり,教育委員会を代表して,平松教育長から「北設楽は小規模校やへき地校ではあるが,独自に伝統のある地に着いた教育を行っており,それゆえにさまざまな課題も持っているため,一緒に解決できるようご支援をいただきたい。また,人的交流により北設3町村の教育環境が充実していくよう連携して取り組んでいきたい」と話され,締結式を終えました。
- (リンク情報)
連携?協定について
(研究連携課 社会連携係長 渡邊伸彦)
2016年12月28日 理科実験プレ教員セミナー(小学校版)「このまま教員になって大丈夫?」を開催
2017年01月11日
12月28日(水) 本学自然科学棟において,科学?ものづくり教育推進センター主催の「理科実験プレ教員セミナー(小学校版)『このまま教員になって大丈夫?』」を開催しました。
このセミナーは,来春から小学校教員になる学生や,小学校教員を目指し次年度以降に教員採用を受験する学生の理科に対する苦手意識を取り除くため,理科を専門としない学生を対象に開催しているもので,他大学の学生にも公開しています。
セミナーの内容は,小学校教員として最低限知っておかなければならないことに絞り,実験?観察を中心に生物?化学?物理の3講座について,実践的な内容で実施されました。
生物学実験講座では,「顕微鏡の使い方」として,基礎的な操作をはじめ,実際に生きているメダカの卵を用いての観察など,顕微鏡を操作しながら観察体験を行いました。
化学実験講座では,「化学薬品と実験器具の取り扱いの基礎」として,電子秤(はかり)やガスバーナーの使い方をはじめ,ミョウバンを用いて溶け方や,溶けた水溶液から固体を取り出す結晶化など,実際の小学校理科実験で行われる「水に溶かす実験」など,実験や薬品の取り扱いに関する安全確保等の諸注意を取り入れながら,実験体験を行いました。
物理学実験講座では,「小学校理科電気?電流単元完全マスター」として,乾電池と豆電球を用いて回路の基礎,電流や電圧の関係や,コイルやコンデンサー,手回し発電機等を用いて,電磁石とモーターの関係や,発電と蓄電など,電気?電流単元の実験を体験しながら,その指導法を学びました。
今年度は学部授業の関係で,年末の28日に開催となりましたが,本学学生以外に,他大学からの参加者もあり,知らなかったことや忘れてしまったことなど,改めて楽しく学ぶことができたという声が多く寄せられました。また,理科に関して日ごろ不安に思っていることや疑問など多くの質問もあり,充実したセミナーを実施することができました。
次回は3月上旬の開催を予定していますので,今回参加できなかった学生はぜひご参加ください。
(研究連携課 社会連携係長 渡邊伸彦)
2016年12月16日 愛知県ユネスコスクール指導者交流会を開催
2017年01月16日
12月16日(金),名古屋市のウインクあいち(愛知県産業労働センター)で,本学と文部科学省の主催により「愛知県ユネスコスクール指導者交流会」を開催しました。
本交流会は,文部科学省の「日本/ユネスコパートナーシップ事業」で,ユネスコスクール活動支援の一環として,愛知県内の加盟校における情報共有および未加盟校へは加盟へのきっかけづくり,また相互の交流を目的に開催したものです。
開会にあたり,後藤ひとみ学長から,「愛知県は全国の都道府県の中で最もユネスコスクール加盟校が多い県です。今回の交流会に参加していただいたことで,ネットワークが拡がり,ESD活動がよりいっそう推進されることを期待しています」とあいさつがあり,引き続き,公益財団法人ユネスコ?アジア文化センター教育協力部長の進藤由美氏から,「未来に向けたユネスコスクールの活動」をテーマに講演がありました。
休憩をはさみ,加盟校の担当の先生方から,ユネスコスクールの活動実践発表がありました。今回開催の交流会からは,実践発表を小学校?中学校?高等学校の分科会形式とし,3つの会場に分かれて行いました。発表後の質疑応答では,参加者から発表者に対し,内容や活動を推進していくうえで苦労している点など多くの質問があり,予定していた時間を超える分科会もありました。
実践発表者
- 小学校分科会
東浦町立緒川小学校 松尾統央教諭
椙山女学園大学附属小学校 川野幸彦教諭 - 中学校分科会
豊田市立藤岡南中学校 岩谷智明教諭
愛知教育大学附属名古屋中学校 山中啓教諭 - 高等学校分科会
名古屋市立名東高等学校 永井年彦教頭
愛知教育大学附属高等学校 渡邉寛吾教諭
続いて,小学校?中学校?高等学校の各分科会の司会を担当していただいた中部大学 宮川秀俊教授,愛知教育大学 大鹿聖公教授,同大学 岩田吉生准教授から,それぞれの分科会での発表内容についてのまとめがあり,フロアの参加者との質疑応答も行われました。
最後に,白井正康理事(連携担当)が,「ユネスコスクールの活動をとおし,どうやって子どもたちにESDの理念を伝えていくかが重要であり,このことがさらなる発展につながるものと思います」と総括され,交流会を終えました。
(研究連携課 副課長 三浦秀樹)
2016年12月分 本学掲載の新聞記事,雑誌紹介
2017年01月16日
2016年12月に掲載された新聞記事は5件,雑誌は1件です。このほかに紹介された記事等あれば広報まで情報をお寄せください。
新聞記事
- 保健体育講座 榊原洋子准教授のアスベスト対策授業を紹介
【12/6(火) 朝日新聞朝刊27面】
- 天文台一般公開(12/17開催)の告知
- 改組情報,入試日程に関する広告
【12/24(土) 中日新聞朝刊18面】
【12/28(水) 静岡新聞朝刊24面】
- 設楽町,東栄町,豊根村との相互連携協定を締結
- NIE活動実践報告会で,社会科教育講座 土屋武志教授のコメントを掲載
雑誌
- 日本教育新聞社発行「週刊 教育資料№1410」2016年11月21日号
外国語教育講座 高橋美由紀教授が下記の本に書評を寄せています。
「先生,その英語使いません!学校で教わる不自然な英語100 キャサリン?クラフト著 里中哲彦 翻訳」
(総務課 広報?渉外担当 飯濱美樹)