News & Topics:2022年02月掲載分
- 2021年11月18日?25日 みよし市立三好丘小学校6年生の子どもたちに情報選修4年生がプログラミング教育の出前授業を行いました。
- 2022年1月25日 かがやけ☆あいちサスティナ研究所 学内成果発表会を行いました。
- 2022年1月7日 愛知学長懇話会SDGsリレーシンポジウムをオンラインで開催
- 2022年1月31日 令和3年3月卒業者の教員就職者数が全国1位となりました。
- 2022年2月4日 「美術選修?美術専攻卒業制作/大学院修了制作展」が始まりました。
- 2022年2月1日 本学初のクラウドファンディングを開始しました。
- 2021年12月8日 「子宮頸がん大学連携セミナー」を開催しました。
- 2022年1月分 本学掲載の新聞記事、メディア紹介
- 2022年1月30日 知立市SDGsアイデアコンテストで「愛知教育大学西尾ゼミ」チームが最優秀賞に選ばれました!
- 2022年2月2日 「第2回デジタル教科書研修会」を開催
- 2022年2月3日 全学対象セミナー『デジタル教材作成ワークショップ ~PowerPointを活用した教材作成~』を開催
- 2022年2月7日 刈谷ロータリークラブ例会で野田学長が卓話を行いました。
2021年11月18日?25日 みよし市立三好丘小学校6年生の子どもたちに情報選修4年生がプログラミング教育の出前授業を行いました。
2022年02月 1日
11月18日(木)、25日(木)の2日間、みよし市立三好丘小学校で6年生の子どもたち73人に、プログラミング教育の授業を行いました。今回の出前授業は、情報選修4年生を対象にした「情報学研究」の授業の一環として行い、「スクラッチを使って、ステージごとにブロックを組み合わせて意図した動きをさせることができるプログラミングを教えてほしい」という小学校の希望から、授業内容を考えました。授業は総合的な学習の時間で行いました。
授業では、まず、子どもたちにプログラミングの概要と今回の授業テーマ『身の回りのものがプログラミングで使われていることを知り、プログラミングの基本を学ぼう』『プログラミングの基本構造を組み合わせて、自分たちが考えたことを実現しよう』を伝えました。その後、プログラミングの基本構造を説明?確認した上で、1人1台のタブレットを使って実際に教育用のプログラミング環境であるScratchを用いたプログラミング作りに取り組んでもらいました。また、基本構造を応用した自らが考えるゲーム作りを行いました。子どもたちはプログラミングのお手本を興味深く見つめ、実際にプログラミングを行なっているときは、友達と盛り上がり、楽しそうに取り組んでいました。
授業を通して、子どもたちのプログラミングに対する意欲や根気強く取り組む様子を見て、授業者としてもっと教えたいという気持ちを持つことができました。
(情報教育講座 准教授 齋藤ひとみ?初等教育教員養成課程 情報選修4年 深町洸陽)
2022年1月25日 かがやけ☆あいちサスティナ研究所 学内成果発表会を行いました。
2022年02月 3日
1月25日(火)、自然科学棟1階オープンラウンジにて、かがやけ☆あいちサスティナ研究所 学内成果発表会を行いました。「かがやけ☆あいちサスティナ研究所」は、未来のあいちの担い手となる大学生が、グローバルな視点を持って継続的にエコアクションを実施することができるよう、2015年に愛知県が始めた事業です。昨年12月に愛知大学にて成果発表会が行われましたが、会場に参加できた方も限られていたため、本学において、改めて学生の成果を公開する場として開催し、本学の学生が研究員として参加した「チームコメダ」と「チーム中京テレビ」の2チームによるプレゼンテーションを行いました。発表した学生は、「チームコメダ」の初等?社会選修2年の真砂晃希さん、「チーム中京テレビ」の初等?理科選修3年の上野光さん、中等?理科専攻3年の清水咲良さん、初等?理科選修4年の田中瑞基さん、初等?音楽選修3年の日比野 愛生さんの計5人です。
本成果発表会の場所は自然科学棟1階のオープンラウンジに設けました。オープンラウンジは、イベントなどが開催できるような開かれたスペースのため、一般的な教室と違い、通りすがりの学生も気軽に立ち止まって参加しやすい場所となっています。また、本年度と昨年度で本学の学生がかかわったチームの成果パネルを設置して、活動内容や成果を誰もが見られるようにしました。当日、昼休みの時間帯の短い時間ではありましたが、移動途中の学生も含め、30人程度の参加がありました。
各チーム約10分程度の発表を行った後、発表者とのフリートークを行いました。プレゼンテーションを珍しそうに聞き入る学生や、本事業に興味を持った学生が研究員と和気あいあいと話す姿が印象的でした。
来年以降も継続されるこの事業、次年度も愛教大の学生にぜひ参加していただきたいです。成果パネルについては、引き続き自然科学棟1階のオープンラウンジに展示しています。ぜひご覧いただければと思います。
(地域連携センター 副センター長 大鹿聖公)
2022年1月7日 愛知学長懇話会SDGsリレーシンポジウムをオンラインで開催
2022年02月 3日
1月7日(金)、「愛知学長懇話会SDGsリレーシンポジウム」をオンラインで開催しました。「愛知学長懇話会SDGsリレーシンポジウム」は、愛知県下の国公私立大学の連携組織である愛知学長懇話会の主催で開催されており、今回は本学を開催校として第12回目の開催となりました。
初めに、本学の野田敦敬学長から「近年はSDGsへの社会的な高まりが見られ、各大学でもさまざまな取り組みをしている。本日の発表を通して、互いに刺激し、高め合うことのできる時間になることを期待している」と開会あいさつがありました。
事前参加登録した愛知県内の大学生による9団体がさまざまな視点からSDGsに関する研究および活動の発表を行い、愛知工科大学の尾崎孝典さんの「マイクロ波センサーを使用した交差点安全支援システムの開発」が最優秀賞に輝きました。本学からは「博学連携を通して校外学習を充実させるための教材開発の取組」と題して、『愛知教育大学Oh! Deer lab』が、児童にSDGsを理解してもらうために取り組み始めたワークシート開発に関する発表を行い、教員養成大学らしい発表内容で、優秀賞を受賞しました。また、本学学生が参加している『かがやけ☆あいちサスティナ研究所 チーム中京テレビ』の発表は、視聴者から高評価を得てオーディエンス賞を受賞しました。
最後に、本学の杉浦慶一郎理事(連携?附属学校担当)から「SDGsの目標である『誰一人取り残さない』を実現するためには、現状の課題を知り具体的な行動に移すことができる人を増やすことが大切である。今回のシンポジウムはいい刺激になったと思うので、今後もSDGsの活動に積極的に取り組んでほしい」と講評があり、リレーシンポジウムを終えました。発表に対する質疑応答やフリーディスカッションを通した学生同士の活発な交流も見られ、今後につながる有意義なシンポジウムとなりました。
来年度も本リレーシンポジウムを開催する予定です。学生の皆さんは日頃の活動や取り組みを発表できる機会ですので、ぜひご参加ください。
受賞者一覧は以下のとおりです。
最優秀賞 | ?愛知工科大学「マイクロ波センサーを使用した交差点安全支援システムの開発」 (尾崎孝典) |
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優秀賞 | ?かがやけ☆あいちサスティナ研究所 チーム日本ガイシ (平井杏奈、汪雅雪、成田彩乃) ?中京大学(山田紗矢) ?愛知教育大学Oh! deer lab (川富彩音、小島涼加、竹内真紀) |
愛知教育大学 特別賞 |
?中部大学人文学部コミュニケーション学科柳谷ゼミ (荒川杏菜、跡見美祐、堀田萌) |
オーディエンス賞 | ?かがやけ☆あいちサスティナ研究所 チーム中京テレビ (上野光、清水咲良、日比野愛生) |
SDGs賞 | ?中京大学学生団体Action For Future (油口琢磨、鹿嶋心真) ?名古屋市立大学 曽我幸代ゼミ (鈴木萌水) ?中京大学 無人島SDGsプロジェクト (村井孝輔) |
(地域連携課 地域連携係 石垣果恋)
2022年1月31日 令和3年3月卒業者の教員就職者数が全国1位となりました。
2022年02月 8日
文部科学省が毎年度調査を行っている「国立の教員養成大学?学部及び国私立の教職大学院の卒業者及び修了者の就職状況等について」の令和3年3月卒業者および修了者の結果が1月31日(月)に発表され、本学が教員就職者数で全国1位となりました。
本学教員養成課程卒業者における教員就職者数は、正規採用が340人、臨時的任用を合わせては457人で、これらの値はいずれも全国1位です。全国1位となったのは、平成30年3月卒業者以来、3年ぶりです。(なお、平成30年3月卒業者までは、正規採用が9年連続、臨時的任用を合わせた教員就職者数が7年連続で、全国1位でした) また、本学教職大学院の現職教員を除く修了者は、全員である25人が教員就職者(正規採用20人、臨時的任用5人)となっています。
本学では、入学時から就職への支援を段階的に行っており、教員就職については、専門スタッフとして教員就職特任指導員が常駐し、講義、面接指導、小論文指導、相談業務など、充実した内容によるサポートを行っています。
今後も質の高い教員の輩出に向け、支援を続けていきます。
(キャリア支援課 課長 玉越貴文)
2022年2月4日 「美術選修?美術専攻卒業制作/大学院修了制作展」が始まりました。
2022年02月 9日
2月4日(金)、「愛知教育大学 美術選修?美術専攻卒業制作/大学院修了制作展」が、附属図書館 日本文教出版 Atelier Nichibun(アイ?スペース)およびAUEインフォメーションギャラリーで始まりました。作品を出展したのは、絵画、彫刻、金工、ガラス、デザイン教育、プロダクトデザインを学ぶ学生および大学院生約30人で、約40点の作品が展示されています。さまざまなジャンルの作品を楽しんでいただけます。
展示は、11日(祝?金)までの開催を予定しており、学外の方もご覧いただけます。多くの方の来館をお待ちしています。
(広報課 広報?渉外係 社本真里)
2022年2月1日 本学初のクラウドファンディングを開始しました。
2022年02月10日
2月1日(火)、本学は本学初のクラウドファンディング事業2件を株式会社READYFORのサイトで公開し、寄附募集を開始しました。クラウドファンディングとはインターネットを通じて、アイデアや企画を発信し、賛同してくださった方々から資金を募る仕組みです。
今回、公開した事業はいずれも、本学が野田敦敬学長のもと推進する「子どもキャンパス構想」のプログラムで、子どもキャンパスプロジェクトが実施する「竹チップで子どもたちにカブトムシに触れる体験を。」と馬術部が実施する「子どもたちに『馬(サラブレッド)とのふれあい体験会』を提供したい!」の2件となります。
「竹チップで子どもたちにカブトムシに触れる体験を。」は、コロナ禍で体験活動が減った子どもたちに、本学の豊かな自然を生かして、カブトムシやクワガタの幼虫や成虫と触れ合う体験を提供しようとするものです。カブトムシやクワガタの育成には、本学に自生し竹害を引き起こしている竹をチップに加工したものを利用します。当イベントは今年度の12月にも試行的に実施しましたが、「カブトムシの幼虫を初めて触った」といった感想が寄せられました。今回、集めた資金は子ども向け飼育セットの購入、竹チップ加工用器械の替え刃の購入費用、イベント開催時の保険代などに充てる予定です。
一方、「子どもたちに『馬(サラブレッド)とのふれあい体験会』を提供したい!」は本学の敷地内にある厩舎(きゅうしゃ)や馬場で、子どもたちにえさやり体験や乗馬体験を提供しようとするものです。このイベントは5人の馬術部員の努力で、これまでも不定期に開催してきており、参加した子どもたちは馬との触れ合いを楽しんできました。今回のクラウドファンディングは、このイベントを定期的に開催していくための基盤を作るために立ち上げました。集めた資金は馬のえさ代、蹄鉄(ていてつ)、ワクチンなどの消耗品のほか、子どもたちの傷害保険代などに充てる予定です。
いずれの事業も、子どもたちに体験活動を通じた学びを届けるとともに、将来教育に携わる本学の学生たちに子どもたちと触れ合う貴重な機会を提供するものです。目標達成に向け、多くの方々からのご支援をお願いいたします。
〇竹チップで子どもたちにカブトムシに触れる体験を。
募集期間: 2月1日~3月31日23:00 目標金額:100万円
URL: https://readyfor.jp/projects/84090(外部サイト)
〇子どもたちに「馬(サラブレッド)とのふれあい体験会」を提供したい!
募集期間: 2月1日~3月31日23:00 目標金額:100万円
URL: https://readyfor.jp/projects/84093(外部サイト)
(財務課 副課長 古田紀子)
2021年12月8日 「子宮頸がん大学連携セミナー」を開催しました。
2022年02月10日
健康支援センターは、愛知県と連携し、12月8日(水)に第一共通棟 301室において本学の学生、教職員を対象とした「子宮頸がん大学連携セミナー「自分は大丈夫」と思っていませんか?- 20代に忍び寄るがんのこと-」を開催しました。
本セミナーは愛知県健康対策課が募集したセミナーの共同開催に応じたもので、新型コロナウイルス感染予防対策を講じた上で、対面形式での開催といたしました。当日、学生22人、教職員16人の計38人が参加しました。
田中優司健康支援センター長のあいさつの後、愛知県がんセンター研究所 がん予防医療研究領域 がん情報?対策研究分野長 伊藤秀美氏が、「がんは予防できると思いますか?」をテーマに講演し、「がんはどんな病気か」「予防法は何か」「早期発見が重要である」というお話とともに、「子宮頸がんについても早期発見と予防が可能で、20歳以上の女性は2年に1回の検診が望ましいこと」、「若年からの喫煙はがんのリスクが高いこと」などの講話がありました。
続いて、がん治療体験者で社会保険労務士の山下芙美子さんから実体験についてお話をいただきました。「大学2年の夏にがんに罹り、その後の学生生活、就職、結婚に不安を覚えたこと」、「抗がん剤の副作用で苦労したこと」、就職後のご苦労やご経験から、「がんになっても働けるし、がんを抱えて生きることは特別なことではない」など思いを語られました。
講演の後には質疑応答が行われ、参加者は、普段あまり考えることのない「がん」について学び、身内などがんを患っている人への接し方などのアドバイスをいただきました。昨今オンライン形式での開催が多い中での対面形式の開催であり、講師の先生方の思いなど参加者に直に響くものがあり、非常に有意義なセミナーとなりました。
(学生支援課 保健?寮務係長 張山吉野)
2022年1月分 本学掲載の新聞記事、メディア紹介
2022年02月17日
2022年1月に掲載された新聞記事は10件、テレビ番組は2件、Webサイト1件です。
このほかに紹介された記事等あれば広報まで情報をお寄せください。
新聞記事
- 2022年大学トップメッセージ「大学年頭所感?わが校の抱負を語る」で野田敦敬学長のメッセージが掲載されました。
【1月3日(月) 朝日新聞朝刊12面】
- 東郷町が冬休み中の中学校を開放して行っている「冬の学習支援教室」で、本学の学生を含む近隣の大学生10人の学習サポーターが、勉強のサポートや受験勉強の方法、大学生活を伝える講話などを行い、受験を控えた3年生を中心に約50人の中学生と触れ合いました。
- 県合唱連盟の創立60周年を記念した演奏会が1月10日(月祝)に開催される告知記事で、ソリスト(ソプラノ)を務める音楽教育講座の金原聡子准教授のコメントが紹介されました。
【1月6日(木) 朝日新聞朝刊23面】
- 三河各地での成人式の様子を伝える記事で、分散開催となった岡崎市で実行委員長を務めた中等教育教員養成課程保健体育専攻2年の渡辺楽人さんのコメントが紹介されました。
- 昨年9月から12月に開催された空手の全国大会で好成績を収めた西尾市在住の義務教育専攻図画工作?美術専修1年の岡田葵さんが、同じく好成績を収めた弟(中学3年)と共に西尾市役所を訪れ市長らに結果報告をしました。
- 毎週金曜日に中日新聞夕刊文化面に掲載される美術教育講座 鷹巣純教授のコラム「鷹巣純先生と行く地獄さんぽ」の1月掲載は以下のとおりです。
【1月14,21,28日(金) 中日新聞夕刊5面】
- 1月は京都市六道珍皇寺にある閻魔(えんま)大王座像や地獄絵などの解説を中心に話が進みます。地獄絵の一部を拡大して様子が解説されています。地獄絵の細部にまでちゃんとストーリーがあることが分かります。
?1月14日26歩目「らつ腕ふるった小野篁(おののたかむら)」
?1月21日27歩目「うちわ片手にガイドさんも」
?1月28日28歩目「覆面僧侶がジオラマで金もうけ?」
- 一般社団法人まちづくり支援センターがボランティア団体「いこまい刈谷」と協力して学生食堂「愛教大生友の会」をスタートさせました。コロナ禍で学生の孤食を防ぐのが目的とのことです。井ケ谷町の中日新聞愛教大前専売所で初開催された際、本学の学生も参加しました。
【1月14日(金)刈谷ホームニュース】
- SDGs達成のために高校生や大学生が考えたアイデアを競うコンテストが1月30日(日)、知立市中央公民館で開かれ、本学で経済学を学ぶゼミ3、4年生12人が考えた、外国人とのスポーツ大会などを通じた多文化共生の案が最優秀賞に選ばれました。
【1月27日(木) 中部経済新聞】
- 一宮市の中学生の沖縄訪問を3回にわたって特集した記事の中で、学校教育講座の竹川慎哉准教授が子どもたちの戦災地訪問についての意義などを解説しました。
- コロナ禍で子どもの体力低下が危惧されているという記事の中で、保健体育講座の森勇示教授のコメントが紹介されました。
【1月31日(月) 読売新聞夕刊9面】
テレビ番組
- 1月5日(水)放送 フジテレビ「世界の何だコレ!?ミステリー」
沖縄の博物館の所蔵品で、不思議な模様が描かれている"謎の石板"の正体に迫る企画が放送され、地質学の専門家として理科教育講座 星博幸教授が自然科学棟の実験室で石板を調査した様子が放送されました。
- 1月17日(月)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME 30」
本学が会場となって1月15日(土)?16日(日)に行われた令和4年度大学入学共通テストの様子が放送されました。
Webサイト
- 教育新聞Web版 1月7日(金)
本学附属図書館で行われていた「本を貸し出すように植物の種を貸し出す『種プロジェクト』」が、附属学校課の沓名正樹さんの提案で附属岡崎小学校の事務室でも始まり、200人以上の児童が利用していることが紹介されました。
(広報課 広報?渉外係 飯濱美樹)
2022年1月30日 知立市SDGsアイデアコンテストで「愛知教育大学西尾ゼミ」チームが最優秀賞に選ばれました!
2022年02月17日
1月30日(日)、知立市主催の「知立市SDGsアイデアコンテスト」が開催され、教育ガバナンス講座の西尾圭一郎准教授のゼミの3?4年生のチームが出場し、最優秀賞に選ばれました。
知立市は昨年5月に「SDGs未来都市」に選定されました。今回のコンテストは、「多様な関係機関との連携により、SDGsの推進につながる知見の蓄積およびさらなるSDGsの周知啓発」を目的として初めて開催されたもので、本学のほか、愛知大学、知立東高校、知立市若手職員有志によるチームが参加しました。
「愛知教育大学西尾ゼミ」チームの発表テーマは『日本語教育を主軸とした多文化共生プラン』。多文化共生体制構築のため、外国人を対象にした難易度別の日本語教室や、スポーツ大会の開催を提案しました。
今回、「愛知教育大学西尾ゼミ」の野村遥稀(はるき)さんに、今回の受賞や発表について聞きました。
―コンテストに参加した経緯を教えてください。
私たち西尾ゼミは、AUE学生チャレンジ?プログラムに参加しており、その活動の一つとして「知立市SDGsアイデアコンテスト」に参加しました。これまでには、知立市と同じSDGs未来都市である仙台市を訪問し、仙台市のSDGsの取り組みとして、防災を中心に大学や地域と連携して取り組む方法を学びました。
―今回の発表はどのような内容でしたか。
知立市で、日本語教育を行うこと、日本人と外国人が少しずつ交流を増やすことが必要だと考えて『日本語教育を主軸とした多文化共生プラン』を考えました。私たちはこのプランを実行することで、「すべての人に健康と福祉を」、「質の高い教育をみんなに」などの目標を中心に、複数のSDGsのゴール達成につながると考えています。
―発表の中でこだわった点や皆さんに注目してほしい点はどこでしょうか。
外国人の方が参加したいと思えるような取り組みにすることを一番大切にしました。多文化共生を目的とした取り組み行う上で、外国人の参加者が少ないという課題はどの取り組みにも当てはまるので、それを克服するためにもSDGsポイント制度や就職斡旋制度を考えました。このような取り組みは企業の協力が不可欠であり、企業のメリットを考えることで、より実現しやすいアイデア作りを目指しました。
―今後の意気込みを教えてください。
知立市SDGsアイデアコンテストへの参加を通して、知立市やそのほかの市のSDGsに関する取り組みや課題について学ぶことができました。この経験をもとに、今後私たちが社会に出て働き始めたときにSDGsの目標を達成するためにできることを考えたいと思います。
「愛知教育大学西尾ゼミ」チームの皆さん、最優秀賞受賞おめでとうございます。SDGs達成に向けて、今後さらに活動の輪が広がっていくことを期待しております。
(広報課 広報?渉外係 社本真里)
2022年2月2日 「第2回デジタル教科書研修会」を開催
2022年02月21日
2月2日(水)に、次世代教育イノベーション棟にて「教師の養成、採用、研修に関する一体的改革推進事業」の一環として「第2回デジタル教科書研修会」を株式会社帝国書院との共催で開催し、27人(学生13人、教職員14人)が参加しました。
今回の研修会は、本学と株式会社帝国書院との間で締結された包括連携協定に基づいて開催したもので、デジタル教科書の特性や意義等についてより深く学ぶために、講師に株式会社帝国書院から資料編集部調査役補の岡本龍治氏と、ICT開発推進室、研究室部長の大矢雅史氏をお招きし、デジタル教科書の演示や、参加者が持参したノート型パソコンを使用したデジタル地図帳の体験を行いました。
総務?財務担当の新津勝二理事による進行の下、はじめに、岡本氏から小学校のデジタル地図帳の体験版を使用して、地図の拡大?縮小や地図上で距離を測る方法、地図上に必要な情報を足したり引いたりできるレイヤー機能等について説明がありました。レイヤー機能により、教員はそのクラスの理解度に合わせてどれだけの情報を地図上に載せて授業をするかといったカスタマイズが可能になり、参加者は授業での活用方法をイメージしながら実際に操作体験を行いました。このほか、特別支援教育対応の地図や、2つの地点を比較した雨温図を活用した実践例等に加え、「都道府県クイズ」、「デジタル地球儀」、プログラミング教育に対応した「プログラマップ」等のユニークな収録コンテンツの紹介があり、参加者は楽しみながら操作を体験しました。
続いて、大矢氏から、今回の学習指導要領において、高等学校で「総合的な探究の時間」が新たに単位数を備えて設置されたことや、内閣府が作成した地域を分析できる地理情報システム「RESAS(リーサス)」が学習指導要領解説に入れられたことで、このような地理情報システムの利活用を高校生に体験させるなど、地方創生を念頭においた探究型学習について、社会科において意識する必要が出てきていることが示されました。また、社会科で期待されるICT活用は、国内外のデータを加工して可視化したり、地図情報に統合したりして深く分析することであり、各自で収集したデータや地図を重ね合わせて情報を読み取る、分析した情報をプレゼンソフトで分かりやすく加工して発表するなど、1人1台端末を前提にした活用が重要であることが述べられました。さらに、情報活用能力を育成する上で地図に関する技能は非常に大切であり、いろいろなことを地図でまとめてグラフやさまざまなビッグデータを用いて可視化分析できるようになること、データを加工してプレゼンで提示できる技能を育てていけば、まさに地域や社会を牽引できる人材を育てるということにつながっていくことなどについて説明がありました。
最後に、社会科教育講座の土屋武志教授から研修会の総括が行われ、「地図帳はどんな人も興味が持てるものであり、これから学校でデジタル地図帳を積極的に活用していくという流れができたら、子どもたちにとっても主体的な学びを引き出せます。地図帳がデジタル化されていく中でどう活用できるかということについて、今日は非常にいいヒントを得ました」と述べました。
研修会終了後のアンケートでは、参加者から「地図のレイヤー機能は、とても使いやすいと感じました。学校で配布されている地図は情報量が多いので、読み取りが難しいと感じ、より簡素な形で地図が表せられる点が面白かったです」「図を移動させたり、測ったりできるので、知りたいことがすぐに分かり、子どもたちも自分で問題を見つけて、取り組めると感じました」「もっと教員や学生が関心を高めてくれることが必要だとも感じました」という感想が多く述べられ、体験型研修会の有効性が現れた結果となりました。
(教務企画課 教職キャリアセンター支援係)
2022年2月3日 全学対象セミナー『デジタル教材作成ワークショップ ~PowerPointを活用した教材作成~』を開催
2022年02月25日
2月3日(木)に、本学の「教師の養成?採用?研修の一体的改革推進事業」の一環として、全学対象セミナー『デジタル教材作成ワークショップ ~PowerPointを活用した教材作成~』を対面およびオンラインによるハイブリッド方式で開催し、53人(学生39人、教職員14人)が参加しました。GIGAスクール構想により、本年度より小中学校における1人1台端末および高速大容量の通信環境下での学びが本格的にスタートした中で、生徒の学びをより深め、興味関心を高め、学習内容を明確にまとめるための資料の提示や教材開発が必要になり、それらを効率よく作成する力が重要となっています。本セミナーは、講師に愛知県立豊田南高等学校教諭?マイクロソフト認定教育イノベーターの中島浩平氏をお招きし、プレゼンテーションソフトの一つであるMicrosoft社のPowerPointを用いて、表現力に優れた分かりやすいレクチャースライドやドリルスライド等の作成方法について、実際の演習を通して学ぶワークショップ形式で開催しました。
はじめに、連携?附属学校担当の杉浦慶一郎理事による開会のあいさつが行われ、講師の中島先生の勤務校である豊田南高等学校が、愛知県の教育委員会のICTを活用した研究の実践モデル校であることや、愛知県の総合教育センターが進めている研究に中島先生が委員として参加されていることについて紹介がありました。
続いて、中島先生から、ワークショップの前半では、PowerPointの基本的な理解として、レイヤーの構造や、人のゼット型の目線の動かし方を踏まえたビジュアル的なスライドの見せ方、テクスチャーやクリップボードを使用した方眼紙の目の作り方等について説明がありました。この他、トリミングを使った余白のない見やすいスライドを作成する方法や、スポイト機能により画像から色を吸い取って同色を作り出す方法、写真の背景の削除、図形の結合による吹き出しの作成、シルエットの作成等、さまざまな便利な機能についての紹介がありました。また、アニメーションや効果音を使えば、生徒たちを授業中ずっと集中させることが可能になるとのお話があり、参加者は持参したノート型パソコンにより、学んだスキルを使って実際にスライド作りを体験しました。続けて、中島先生が作成したレクチャースライドによるスライド作成の事例紹介もありました。
ワークショップの後半では、中島先生から、PowerPointの応用的な使い方として、ドリルスライドの作成方法について説明があり、中島先生が実際に授業で使用したスライドを使って、グループワークの時間等を測るタイマーをアニメーションやBGMを使って表現する方法や、表題等のインパクトのあるものを作りたいときに活用できる袋文字の作成方法等について紹介がありました。参加者は、自身が学級や授業を担当したときのことをイメージしながらスライドを作成し、隣同士で見せ合うなどして楽しく取り組みました。また、プレゼンテーション等の動画を共有できるコミュニティプラットフォームの「フリップグリッド」についての紹介もありました。
最後に、総務?財務担当の新津勝二理事による閉会のあいさつが行われ、「ICTを活用するからこそ理解力が深まり、深い学びができるという場面を愛知から全国に伝えていきたいと思います。中島先生の話の中で、『学校のベテランの先生方はすごい力を持っている。日本の今までの素晴らしい教育を引っ張ってきたベテランの先生方の授業力をデジタル化するのは次世代の皆さんです』という言葉がありましたが、この言葉を教員養成系大学として肝に銘じ、4年間を通して学生のICT活用指導力を向上させるとともに現職の先生方の研修にも貢献していきたいと思います」との想いが述べられました。
ワークショップの終了後のアンケートでは、参加者から「自分がいかにパワーポイントを使えている気になっているのかに気付かされました。生徒の使用が求められる中で、教員が指導できるレベルに達していないといけないことを痛感しました」「PowerPointはこんなにも奥が深いソフトだったんだと気付かされるとても有意義な講義でした」「学校現場にすぐに生かすことができる内容で、改めて自身のパワーポイント作りを見直す機会になりました。一方で、さらに初歩的な操作が分かっていない学生もいるので、本学のカリキュラムを考える上で、どのように進めていくのかが、課題だと感じました」という感想が多く述べられ、ワークショップの有効性が現れた結果となりました。
(教務企画課 教職キャリアセンター支援係)
2022年2月7日 刈谷ロータリークラブ例会で野田学長が卓話を行いました。
2022年02月25日
刈谷ロータリークラブの例会が2月7日(月)に刈谷商工会議所で開かれ、野田敦敬学長が卓話を行いました。約100人のクラブ会員らが例会に参加され、刈谷市内にある唯一の大学の学長からの卓話とあって皆さんに興味深く聴いてくださいました。
卓話は「子どもの声が聞こえるキャンパス、地域に頼られる大学」と題して、未来の教育を協働?連携して創造するため本学が策定した「未来共創プラン」についての説明を行いました。本プランの目的を実現するため、県内54市町村すべての教育委員会教育長様を訪問し、ご意見、エールを送っていただいたこと。また、「子どもの声が聞こえるキャンパス」を目指すために実施している「子どもキャンパスプロジェクト」や「地域に頼られる大学」となるべく、大学の在る井ケ谷町町内会と連携して行事を実施していることなど、さまざまな取り組みについての紹介をしました。
続いて、本学が現在、初めて挑戦している子どものための2つのクラウドファンディング事業、また学内の施設に愛称等を付与していただくネーミングライツ事業へのご協力を皆様に依頼し、卓話を終えました。
閉会時には、同クラブの野村紀代彦会長から野田学長の卓話に対しての謝辞とともに、今後の連携や協力についてのあいさつがありました。
(地域連携課長 三浦秀樹)