2021年12月8日 「子宮頸がん大学連携セミナー」を開催しました。
2022年02月10日
健康支援センターは、愛知県と連携し、12月8日(水)に第一共通棟 301室において本学の学生、教職員を対象とした「子宮頸がん大学連携セミナー「自分は大丈夫」と思っていませんか?- 20代に忍び寄るがんのこと-」を開催しました。
本セミナーは愛知県健康対策課が募集したセミナーの共同開催に応じたもので、新型コロナウイルス感染予防対策を講じた上で、対面形式での開催といたしました。当日、学生22人、教職員16人の計38人が参加しました。
田中優司健康支援センター長のあいさつの後、愛知県がんセンター研究所 がん予防医療研究領域 がん情報?対策研究分野長 伊藤秀美氏が、「がんは予防できると思いますか?」をテーマに講演し、「がんはどんな病気か」「予防法は何か」「早期発見が重要である」というお話とともに、「子宮頸がんについても早期発見と予防が可能で、20歳以上の女性は2年に1回の検診が望ましいこと」、「若年からの喫煙はがんのリスクが高いこと」などの講話がありました。
続いて、がん治療体験者で社会保険労務士の山下芙美子さんから実体験についてお話をいただきました。「大学2年の夏にがんに罹り、その後の学生生活、就職、結婚に不安を覚えたこと」、「抗がん剤の副作用で苦労したこと」、就職後のご苦労やご経験から、「がんになっても働けるし、がんを抱えて生きることは特別なことではない」など思いを語られました。
講演の後には質疑応答が行われ、参加者は、普段あまり考えることのない「がん」について学び、身内などがんを患っている人への接し方などのアドバイスをいただきました。昨今オンライン形式での開催が多い中での対面形式の開催であり、講師の先生方の思いなど参加者に直に響くものがあり、非常に有意義なセミナーとなりました。
(学生支援課 保健?寮務係長 張山吉野)