News & Topics:2017年12月掲載分
- 2017年11月16日 平成29年度総合防災?防火訓練を実施
- 2017年11月16日,17日 豊明市の中学生が附属図書館で職場体験を行いました。
- 2017年11月1日 「子宮頸がんセミナー」を開催しました。
- 2017年11月22日 秋のランチタイムコンサートを開催しました。
- 2017年11月28日 広報SD研修会を開催しました。
- 2017年11月12日 第2回「愛知教育大学ホームカミングデー」を開催
- 2017年11月18日,19日 2017年度秋の祭典を開催しました。
- 2017年11月29日 個人情報保護?情報セキュリティセミナーを開催
- 2017年12月1日 時衛国教授が学長表彰を受けました。
- 2017年11月分 本学掲載の新聞記事紹介
- 2017年11月30日 東三河5市教育委員会と連携推進協議会を開催
- 2017年11月30日 「外国人児童生徒支援リソースルーム」勉強会を開催
- 2017年11月19日 平成29年度大学改革シンポジウムを開催
- 2017年12月10日 「第41回冬の子どもまつり」を開催しました。
- 2017年12月10日 「高校生とともに教師の魅力を考えるフェスタ2017―学校の先生になるって,どういうこと?―」を開催しました。
- 2017年12月15日 「愛知県ユネスコスクール指導者研修会」を開催
2017年11月16日 平成29年度総合防災?防火訓練を実施
2017年12月 4日
11月16日(木)に,平成29年度総合防災?防火訓練を実施し,学生?教職員あわせて約1,100人が参加しました。
まず,午後0時20分から1時20分まで,教育交流館南側に設置されたテント内で煙道訓練が行われ,学生?教職員154人が参加しました。初めて参加した多くの学生が「白煙(無害)でテントの中の視界は想像以上に悪く,体験してよかった」と感想を述べました。
次いで,午後3時45分に緊急地震速報システムによる非常放送が流れました。直下型地震が発生したという想定で,直ちに非常災害対策本部(本部棟第一会議室)が設置され,後藤ひとみ学長が,理事,自衛消防隊各班長に対して「各自万全の体制で対応せよ」と号令し,訓練の総指揮者を上口孝之副本部長(総務?財務担当理事)に命じました。
同時に,第一共通棟,第二共通棟で講義を受けていた学生に対する避難指示の放送が流れ,938人の学生がAUEスクエアに避難しました。授業担当教員による避難状況の確認と報告を行い,午後4時20分に防災?防火委員会副委員長の中田敏夫教育?学生担当理事の宣言により学生の避難訓練を終了しました。
事務職員で組織する自衛消防隊による防災?防火訓練では,学生の避難訓練が始まると同時に,各班員が本部棟前に集結しました。各班長の指示により,班員たちは真剣な表情で学生の避難誘導,屋内消火栓による初期消火や負傷者の救出救護などの訓練に取り組みました。
一連の訓練の後,災害対策班消火係による消火器の操作説明があり,学生,職員が実技訓練を行いました。最後に後藤学長から「訓練は,いかに臨場的に行うかが大事だと感じた。皆で助かるという訓練を重ねていきたい」と講評があった後,非常災害対策本部解散が宣言され,午後4時40分に訓練終了となりました。
(総務課 危機管理係 専門職員 伊藤純一)
2017年11月16日,17日 豊明市の中学生が附属図書館で職場体験を行いました。
2017年12月 4日
豊明市の中学生2人が11月16日(木),17日(金)の2日間に,附属図書館で「職場体験学習」を行いました。
初日のあいさつでは,2人とも緊張気味でしたが,図書館職員の指導のもと,徐々に緊張もほぐれ,カウンターでの図書の貸出?返却処理や返本作業のほか,資料の整理や学内への資料配達,除籍本の処理およびパソコンを使った資料の検索など,図書館が行っているさまざまな業務を体験することができました。
カウンター業務の際には,学生からの問いかけに「中学校の職場体験です」ときちんと応えている姿も見られ,真摯(しんし)な態度で体験に取り組んでいました。
今回の職場体験学習は,本が好きなことや,学校の図書館司書の先生の仕事を見たことより,図書館での職場体験を希望したということですが,「想像以上に本を大切にする工夫があって驚いた」「難しい仕事ができるようになった」と図書館の細かな業務の実際について多くを学んだ様子でした。体験後の感想では,2人とも「今回の経験を今後の生活や将来の夢に生かしてがんばっていきたい」と書いてくれました。
(学術研究支援課 図書館運営室長 前川由光)
2017年11月1日 「子宮頸がんセミナー」を開催しました。
2017年12月 4日
健康支援センターは,愛知県と連携し,11月1日(水)に教育未来館3階多目的ホールにおいて本学の学生,教職員を対象とした「子宮頸がんセミナー」を開催しました。
これは愛知県健康福祉部が募集したセミナーの共同開催に応じたもので,学生67人,教職員12人の計79人が参加しました。
佐々木徹郎健康支援センター長のあいさつの後,愛知県がんセンター研究所主任研究員の中川弘子さんが,「知ろう!考えよう!がんについて」をテーマに講演しました。がんはどんな病気か,その原因,予防法,早期発見の重要性とともに,子宮頸がんは20~30歳代のり患率が高いが,早期発見と予防が可能であり,20歳以上の女性は2年に1回の検診が望ましいこと,若年からの喫煙はがんのリスクが高いことなどの講話がありました。
続いて,がん治療体験者で社会保険労務士の山下芙美子さんが,大学2年の夏にがんにかかった自身の体験を話しました。り患後の学生生活,就職,結婚に不安を覚えたこと,抗がん剤の副作用で苦労したこと,就職後1ヶ月で再発し休職の後退職したこと,理解ある職場に再就職し定期通院と両立できたことなどの経験から,がんになっても働けるし社会の中で堂々と生きればよい,がんを抱えて生きることは特別なことではないと,思いを語りました。
それぞれの講演の後,活発な質疑応答が行われました。
普段あまり考えることのない?がん?について,決して治らない病気ではないなど,認識を新たにするとともに,予防や検診の重要さ,かかっている人への接し方など,多くを学ぶことができた非常に有意義なセミナーでした。
(学生?国際課 保健?寮務係長 吉池和正)
2017年11月22日 秋のランチタイムコンサートを開催しました。
2017年12月 4日
11月22日(水)に附属図書館アイ?スペースにおいて,「秋のランチタイムコンサート」を開催しました。
ランチコンサートは昼休みのひとときを音楽で癒やしてもらおうと,本学音楽教育講座の協力により年に数回開催しているものです。今回は図書館のリニューアル後,初めての開催となりました。
コンサートでは大学院音楽分野の学生により,ピアノ連弾,6手連弾,ピアノソロ,声楽ソロ,二重唱,三重唱が演奏されました。素晴らしいピアノの音色や歌声に,客席や図書館利用の際に足を止めて聴き入っていた観客から,一曲を終えるごとに大きな拍手が送られました。
今後もランチタイムコンサートの企画?開催については,その都度,本学ホームペ-ジなどで案内しますので,附属図書館アイ?スペースにお越しください。
(学術研究支援課 図書館運営室長 前川由光)
2017年11月28日 広報SD研修会を開催しました。
2017年12月 4日
11月28日(火)に,第1回広報SD研修会~ビギナーさんのための一眼レフカメラ講習会~を開催しました。ホームページや広報誌などでイベント,講演会,授業風景などの大学の活動を紹介するために,職員が写真撮影する機会は多くありますが,中にはカメラを使いこなせていないケースも見受けられます。当研修会は,一眼レフカメラの基本的な使い方を学ぶとともに,「愛教大構成員の一人ひとりが広報マン」という職員の広報意識を高めることを目的に実施しました。
講師は広報?地域連携課職員の肌附恵子さんが務め,9人の事務職員が参加しました。研修会では,カメラの持ち方や構え方といった基本中の基本からはじまり,遠くにいる主役にピントをあわせる,動いているものを撮影する,背景のボケ具合を調整する,暗い講堂でも講演者の顔が白飛びしないようにするなど,実際の業務で利用できるテクニックが紹介されました。会場には講演者に見立てた人形や,まわる風車などが用意され,参加者は教わった設定で実際に撮影を行い,その効果に驚きの声をあげました。
研修会後,参加者からは「これまで撮影していてうまくいかなかったことも,解決策が分からなかったのでそのままになっていましたが,今日教えていただいた技で解決できそうです」「設定をする,しないの2パターンで素人の私でも写真に変化が現れたことがうれしかったです」といった感想が寄せられ,有意義な研修会でした。
(広報?地域連携課 広報?渉外係長 古田紀子)
2017年11月12日 第2回「愛知教育大学ホームカミングデー」を開催
2017年12月11日
11月12日(日)に第2回目となる「愛知教育大学ホームカミングデー」を開催しました。
ホームカミングデーは,本学の卒業生等が一堂に会し,親睦を深め,本学の現在について情報共有することを目的に開催されるイベントです。教育大学の特色を生かした「学びの交流会」を中心に,「大学近況報告」「学食体験」「図書館ガイドツアー」「懇親会」を実施しました。
当日は天候にも恵まれ,卒業生,在学生,本学元教員,本学教職員など,約520人の参加がありました。
「大学近況報告」では,後藤ひとみ学長による「愛知教育大学の今とこれから」をテーマとした講演が行われました。
後藤学長は,まず本学は幼稚園から大学まで,児童生徒の年齢や各学校種に対応したプロフェッショナルな教員養成を行うことができる「教育の総合大学」であると述べました。続いて「愛知教育大学の今」として,正規教員就職者数7年連続全国1位となっていること,平成29年度からは『チームとしての学校』への転換を行うため,教員養成課程の入学定員増加を行い,教育支援専門職養成課程で専門職の育成を行っていること,学習環境を整えるための施設設備のリニューアル計画を実施していることなど,本学の現状を説明しました。さらに「愛知教育大学のこれから」として,「実践力」「高度化」「学び直し」をキーワードに,学校が直面する現代的課題への対応力を有し,これからの社会を担う子どもたちの未来を拓くことができる"教員"と"学校教育を支援する専門職"を養成していくと,抱負を語りました。
大学近況報告後は,大学生協にて「学食体験」が開催されました。100人以上の参加者が友人?恩師?仲間たちと学食でのランチを共にし,大いに盛り上がりました。
在学生と卒業生が共に学び交流するイベントである「学びの交流会」では,大学教員が中心となって16講座が教科研究会や修論中間発表会などを開催し,約500人が参加しました。「実際に現場で働いている方のお話が聞けて,とても勉強になりました」「改めて愛教大を見つめ直す機会となり非常によかったです」という意見も聞かれ,昨年に続き,充実した企画となりました。
また,今年の10月にリニューアルオープンした附属図書館では,図書館ガイドツアーが開催され,新しい図書館の紹介が行われました。
「懇親会」には,約70人の卒業生,在学生,教職員等が参加し,同窓会長の竹原 裕 名誉教授のあいさつと乾杯の発声により会が始まり,大いに盛り上がりました。
2回目の開催となった今年度は,昨年の2倍となる人数が参加し,卒業生と在学生がつながり,学びの場を提供することができたことで,有意義なホームカミングデーとなりました。
(総務課 総務係 酒井加奈子)
2017年11月18日,19日 2017年度秋の祭典を開催しました。
2017年12月11日
「2017年度 愛知教育大学秋の祭典」が11月18日(土),19日(日)に,本学構内で開催され,多くの学生や一般参加者で賑わいました。
今年のテーマは「和気愛々~秋の祭典いとをかし~」です。祭典期間中の参加者(来場者)はスポーツ祭が約800人,出店やステージが約1,000人(いずれも延人数)となりました。
第一共通棟の教室ではプラネタリウム,写真展示や落語?漫才,アカペラなどが,また附属図書館前の野外ステージではバンド演奏やトーチトワリングのパフォーマンスなどが披露されました。出店やステージは,どれも個性があり,盛り上がりました。
秋の祭典は1年生が主体となって,実行委員会の運営をしています。当日は学内の巡回や来場者への対応など,一生懸命に業務を実施しました。
佐藤哲朗 秋の祭典実行委員長(初等教育教員養成課程 数学選修1年) 秋の祭典終了後のあいさつ
「ご来場された皆さま,ありがとうございました。秋祭楽しんでいただけましたでしょうか。寒さが心配された2日間でしたが,寒さを吹き飛ばす熱気を随所で感じ,大成功という形で幕を閉じた秋の祭典と思われます。来年度も春の大学祭,秋の祭典を開催させていただきますので,皆さまのご来場を委員一同,心よりお待ちしております。」
(学生?国際課 課外教育係 桂田裕也)
2017年11月29日 個人情報保護?情報セキュリティセミナーを開催
2017年12月11日
11月29日(水),本学本部棟において,個人情報保護?情報セキュリティセミナーが開催され,本学の教職員のほか,他大学の教職員も含めて190人が参加しました。
セミナーでは,講師に富士ゼロックス中部(株)人事総務部情報システムグループ長加藤久和氏を迎えて,「個人情報保護の適切な管理,事例紹介を含めた情報セキュリティ対策」について講演が行われました。
講演に先立ち,個人情報保護委員会委員長およびCISO(最高情報セキュリティ責任者)である上口孝之理事から「昨今,国立大学におけるPCのウィルス感染や個人情報漏えい等の事故の多発が報道されている。インシデントが発生すれば大学の評価も低下する。日ごろからソフトウェアを最新版に更新するなど,情報セキュリティに対する理解を深めていただきたい」とあいさつがありました。
講演では,「メールの添付ファイルやウェブサイトを利用してPCにウィルス感染をさせる標的型攻撃による情報流出の事例」や「情報セキュリティ関連の法令」の紹介のほか,「不審なメールの見分け方」,「外出先での情報資産の取り扱い」,「適切なパスワード利用」などの基本的な対策方法の説明があり,最後は「情報セキュリティ?情報の適切な保持は,皆さん一人ひとりが意識を変え,常識を変え,行動を変えて行くことから始まります。守るべき『情報セキュリティ』のルールをよく理解し,セキュリティの向上に努めてください」とのまとめがありました。
(総務課 危機管理係 伊藤純一)
2017年12月1日 時衛国教授が学長表彰を受けました。
2017年12月11日
12月1日(金),学長室において,日本語教育講座の時衛国教授に,後藤ひとみ学長から表彰状と副賞が贈呈されました。
時教授は,青島出版集団刊『立原正秋選集』と『渡辺淳一選集』の翻訳の業績により,今年度,日本翻訳家協会の翻訳特別賞を受賞し,異文化間の相互理解と国際交流に多大な貢献をしました。また,本学の学生を引率して,中国の大学で日本語や日本文化を学ぶ学生との交流活動を実施するなど日中学生交流事業にも尽力していることから,その功績と栄誉をたたえるべく,今回の表彰となりました。
後藤学長から表彰を受けた時教授は,自身が進める日中文化交流事業について,「学長表彰という栄誉に浴し,さらに邁進(まいしん)いたしたい」と述べ,「優れた日本文学の作品,または素晴らしい日本文化の作品をわたくしの母国中国に紹介することは,わたくしの宿願であり,一生の大事業であります。微力ながら今後とも努力していきたいと考えております」とお礼のあいさつをおこないました。
(広報?地域連携課 広報?渉外係長 古田紀子)
2017年11月分 本学掲載の新聞記事紹介
2017年12月13日
2017年11月に掲載された新聞記事は13件,テレビ番組2件,雑誌は3件です。
このほかに紹介された記事等あれば広報まで情報をお寄せください。
新聞記事
- 附属図書館リニューアル
- 愛教大秋の祭典告知
- 小学生向け英語新教材公表について,教職実践講座 高橋美由紀教授のコメントが紹介
- 大学の取り組みで実施した附属岡崎中学校の公開授業「3Dプリンタが拓く未来」を紹介
- 本学食育キャラクター「食まるファイブ」にちなんだコンテスト開催
- 本学学生紹介。(初等教育教員養成 数学選修1年 佐藤哲朗さん)
- 河村たかし名古屋市長ら特別講義
- 本学と愛知県教育委員会と相互連携協定締結
【11/16(木) 教育新聞】
- 事業者と学生のための次世代社会セミナー告知
- 美術教育講座 浅野和生教授が,ボストン美術館で開催中の「浮世絵名品展」を批評
- 英語研修会(2019年2月10日開催)告知
- 美術教育講座 永江智尚講師が日展(彫刻)で特選を受賞
- 幼児教育講座 樋口一成教授が長野県根羽村と共同開発した木のおもちゃが刈谷市美術館常設展で展示紹介されている
テレビ番組
- 11月2日(木)放送 ケーブルテレビ キャッチネットワーク「KATCH TIME30」
「記者リポート」のコーナーでリニューアルした附属図書館が紹介されました。
- 11月22日(水) 放送 ケーブルテレビ キャッチネットワーク「KATCH TIME30」
「クローズアップMY TOWN」のコーナーで,「必須化まで3年!プログラミング学習の狙いとは?」と題して,知立市立八ツ田小学校と本学との連携によるプログラミングの授業が紹介されました。
雑誌
- 日本教育新聞社発行「週刊 教育資料№1426,1438,1442,1454号」
教職実践講座 高橋美由紀教授が下記の本に書評を寄せています。
1426号「アクティブ?ラーニングを考える」教育課程研究会 編著
1438号「初期非行の指導」佐々木大樹 著/田中清美 編著(愛知教育大学出版会 発行)
1442号「世界の大学をめざせ!」石松久幸 監修/三竹大吉 著
1454号「英語襲来と日本人」斎藤兆史 著
- (株)物流産業新聞社発行「物流ウイークリー 10月23日号2面(Web???11/29掲載)」
技術教育講座 北村一浩教授と星城大学リハビリテーション学部の共同開発で産まれた作業負担軽減サポーター「夢の腰サポーター」が紹介されました。
- 朝日新聞出版AERA Webサイト「AERA.dot」に,11月27日号から抜粋された「教員養成系大学に試練 統合?連携?生き残る手立ては」の記事が掲載され,その中でHATOプロジェクトの取り組みが紹介されました。
教員養成系大学に試練 統合?連携?生き残る手立ては(外部サイト)
(広報?地域連携課 広報?渉外係 飯濱美樹)
2017年11月30日 東三河5市教育委員会と連携推進協議会を開催
2017年12月13日
11月30日(水)10時30分から,豊橋市役所12階教育委員会室において,東三河5市教育委員会との連携推進協議会を開催しました。
今回で3回目となる協議会は,協定に基づく共同開催事業のうち,次年度に行われる教育委員会との連携亚洲通网址网_亚洲通官方网站の企画内容等を決めること,および個別支援事業として,連携する各市教育委員会が抱えている問題や課題等を解決に向けて協議することを目的に開催されました。
本学からは,西淵茂男連携担当理事をはじめ,早瀬和利地域連携センター長や担当教員2人に加え,白井正康地域連携アドバイザーの計5人,連携各市教育委員会からは,各市学校教育課長5人に加え,豊川市教育委員会髙本教育長も参加し,合計11人の委員で協議が行われました。
議事に先立ち,西淵理事から「学生の養成に関し,学校現場でいろいろご協力いただいたことに対してお礼申し上げたい。現職教員の学び直し等は教員養成系大学の役割であり,本学では,専門性を高めるための,教職大学院を中心とした高度化が課題の一つである。そのための教員研修をはじめ,東三河5市教育委員会との連携充実についても,いろいろなご意見をいただきたい」とあいさつがありました。
協議会では,西淵理事が議長となって,今年度に行われた共同開催事業(スクールリーダー研修)の報告に加え,来年度の共同開催事業の内容等の協議が行われました。また,学校サポート活動の実施状況や,教育委員会との新たな相互連携協定の締結状況が報告され,各市教育委員会からは,現在抱えている教育課題や新たな連携協力事項等が出て,活発な意見交換が行われました。
(広報?地域連携課 地域連携係長 渡邊伸彦)
2017年11月30日 「外国人児童生徒支援リソースルーム」勉強会を開催
2017年12月13日
11月30日(木),第五会議室において,外国人児童生徒支援リソースルーム勉強会を開催しました。
この勉強会は,外国人児童生徒支援リソースルームの活動の一つであり,将来外国人児童生徒とかかわる可能性が高い教員や保育士志望の学生を対象としています。
今回は,「もし,自分が外国にルーツをもつ園児の先生になったら」をテーマに開催し,幼児教育選修の学生を中心に20人の参加者がありました。
勉強会では,愛知学泉短期大学非常勤講師高木都奈子先生から,「かくれている言葉」として,用途が分かっていても名称が分からない言葉,日本人にとっては一般的で分かっていて当然と思われていても,外国人園児にとってはそうではないことについて,知立市内の保育園の園長として勤務していたときの経験を基に,実際におきた事例から紹介があり,外国にルーツをもつ園児にどう言葉を教えていくのか,どうかかわっていくのかについて講話がありました。
日本語教育講座川口直巳准教授からは,「保育園児のことばと文字認識」に関する調査報告が行われました。日本の園児たちと外国にルーツをもつ園児たちの語彙(ごい)力を比較する際に用いるPVT-R絵画語彙発達検査の紹介と調査結果についての発表があり,「外国にルーツをもつ園児たちの語彙力をつけるには,できるだけ早いうちからの支援が必要である」と報告されました。
子どもたちの語彙力の向上や定着のための方策に関するワークショップも行われ,どのような活動をすれば語彙力が上がるのか,活発な意見交換やグループ発表が行われました。
最後に,高木先生から,「語彙を理解するには1回ではダメで,何回も何回も繰り返し行うことで,一人一人が理解する。子どもたちが楽しみながら言葉を身につけていくことが大切である。子どもたちが何かをできたか,できなかったかという結果だけで評価してはいけない」と講評がありました。
最後に,外国人児童生徒支援リソースルームスタッフより,外国人児童生徒支援ボランティアスタッフ募集の案内があり勉強会を終えました。
- 関連リンク
外国人児童生徒支援リソースルームホームページ(外部サイト)
(広報?地域連携課 地域連携係長 渡邊伸彦)
2017年11月19日 平成29年度大学改革シンポジウムを開催
2017年12月15日
本学と国立大学協会との共催により,「『教育コース』等を設置する高校と教員養成大学との連携による教育プログラムの開発に向けて」と題した平成29年度大学改革シンポジウムを,11月19日(日)に名古屋市内のホールで開催しました。
今日,高大接続改革の着実な実現に向けた検討が,国や学校現場などの各レベルで進められており,教員を志す者などが学ぶ?教育コース?をもつ高校が特色ある学校づくりの一環から漸増しています。本シンポジウムは,このような高校と,教員需要減少期の到来により存在意義や役割が問われ,機能強化が求められている国立を中心とする教員養成系大学?学部とが,連携して教育プログラムを開発するための課題を探ることを目的としており,学校現場や教育委員会,教員養成系大学?学部の関係者など,県外を含め71人の参加がありました。
本学の後藤ひとみ学長の開会あいさつの後,文部科学省高等教育局大学振興課の林剛史課長補佐から,「高大接続改革を巡る最新の動向について」と題して,高大接続改革,高等学校教育改革,大学教育改革,大学入学者選抜改革,および文部科学省「国立教員養成大学?学部,大学院,附属学校の改革に関する有識者会議」の報告書に関する,幅広い視点からの基調講演が行われました。
次いで,本学の三宅明教授から,「高校生の教職意欲を高めるために-『教育コース』等の現状調査をもとに-」と題して,先行取組のある奈良県,千葉県などの高校,教育委員会に対して行った訪問調査や,?教育コース?所属の生徒へのアンケート調査の結果報告がありました。ここでは,?教育コース?所属の生徒が,教職志望の有無にかかわらずコミュニケーション能力?プレゼンテーション能力などを向上させていることや,学校体験等によって,教職への実感や理解が,学年が進むに連れて深まっていることなどが報告されました。
休憩を挟んで後半は,「教育コース等の取り組みから高大連携を考える」と題したパネルディスカッションが行われ,佛教大学の原清治教授,神戸大学の山下晃一准教授,奈良県立高田高等学校の佐藤雅之校長,愛知県教育委員会学習教育部の荻原哲哉部長の4氏がパネリストを,本学の野田敦敬副学長,高綱睦美講師がコーディネーターをそれぞれ務めました。テーマに対し,各氏からそれぞれ意見が述べられた後,パネリスト間での議論,会場との質疑応答が行われました。その中で,教育コースをもつ高校においては進路変更する生徒の存在,連携する大学においては?教育コース?卒業のアドバンテージをカリキュラム上にどう反映させるのか,デマンドサイドの教育委員会においては採用試験に高大連携の取り組みをどのように連動させるのかという点が,今後の連携に当たっての課題であることの共通理解が図られました。
最後は,中田敏夫理事の閉会あいさつにより全体がまとめられ,参加者からは「改革の方向性の包括的な理解につながった」などの感想が寄せられました。愛知県では,平成30年度から2つの高校において?教育コース?の設置が予定され,本学もカリキュラム開発実施の検討に参画しており,今後の展開のための有効な機会となりました。
(企画課副課長 玉越貴文)
2017年12月10日 「第41回冬の子どもまつり」を開催しました。
2017年12月27日
12月10日(日)に「第41回冬の子どもまつり」が本学構内で開催され,273人の子どもたちが来場,16人の学生が参加し,ゲームやイベントを一緒に楽しみました。第一共通棟の1?2階の教室では,学生たちが子どもたちのために考えたミニゲーム,人形劇など楽しい企画が行われました。当日は天気が良く,日中は過ごしやすい日となり,子どもたちは元気いっぱい楽しんでいました。
澤田結衣実行委員長(中等教育教員養成 家庭専攻2年) (子どもまつり終了後のあいさつ)
「冬の子どもまつり当日は,学生と子どもたちが一緒に会場内を回り,企画で楽しく遊んでいる様子が見られました。自分たちで一から考え,作成したゲームや飾りを喜んでもらえて,うれしい気持ちでいっぱいになりました。来年5月に開催される次の子どもまつりも精いっぱい頑張りたいです。」
(学生?国際課 課外教育係 桂田裕也)
2017年12月10日 「高校生とともに教師の魅力を考えるフェスタ2017―学校の先生になるって,どういうこと?―」を開催しました。
2017年12月27日
12月10日(日),愛知学院大学名城公園キャンパス アガルスホールにて,「高校生とともに教師の魅力を考えるフェスタ2017―学校の先生になるって,どういうこと?―」を開催しました。
本フェスタは,高校生を対象に教師の仕事理解と教職への志望を高めることを目的として,本学学長が会長を務める「愛知教員養成コンソーシアム連絡協議会」の主催で開催しました。愛知教員養成コンソーシアム連絡協議会は,愛知学長懇話会の下,2005年に本学が主導して発足した組織であり,愛知県内において,小中学校等の教員養成を行っている国公私立大学?学部が相互に連携を図り,愛知県?名古屋市等の教員需要に適切に応え,教員の資質?能力の維持?向上を図ることを目的としています。
フェスタでは,はじめに,後藤ひとみ会長(愛知教育大学長)から開会あいさつとして,開催の趣旨が述べられました。
次に,特別講演が行われ,日本人初の宇宙飛行士の秋山豊寛さんが登壇し,「宇宙から見た私の教育観」という題目で,これからの教員に求める能力について,自らの実体験を基に語りました。
現役学生メッセージでは,「こんな先生になりたい」をテーマに今年度の教員採用試験に合格した本学中等教育教員養成課程技術専攻の天野陽子さんと愛知県立大学,日本福祉大学の3人の4年生が,教員になろうと思ったきっかけやそれぞれの夢を熱く語りました。
若手教員メッセージでは,「先生になってみてわかったこと」をテーマに本学初等教育教員養成課程理科選修卒業生の福田義久先生と愛知県立大学,南山大学卒業の若手教員3人が,教員となった後のそれぞれの実体験を交えながら教師の魅力を高校生に伝えました。
会場内には連絡協議会の33大学のうちの15校が大学案内ブースを設け,参加者から入試や学校生活に関しての質問等を受けました。メッセージを述べた現役学生や教員にも直接質問をすることができ,参加者にとって充実した1日となりました。
(総務課 秘書室 塚本亜弥子)
2017年12月15日 「愛知県ユネスコスクール指導者研修会」を開催
2017年12月27日
12月15日(金),愛知県産業労働センター「ウインクあいち」において,「愛知県ユネスコスクール指導者研修会」を開催しました。
本研修会は,文部科学省の「日本/ユネスコパートナーシップ事業」による,ユネスコスクール活動支援の一環として,愛知県内のESD活動の一層の推進を図るため,県外のユネスコスクール先進校による実践活動の報告や情報交換等を通じ,活動のプロセスや結果を学べる機会を提供することを趣旨としています。また,ユネスコスクール間のネットワーク作りを支援するとともに,未加盟校に対してはESD活動の取り組みへのきっかけづくりも目的としています。
開会にあたり,後藤ひとみ学長から「愛知県は全国で最もユネスコスクール加盟校が多く,ESD活動も活発に行われている県です。この研修会で学んでいただき,学校などに戻られて子どもたちのために役立てていただければ幸いです」とあいさつがあり,引き続き,文部科学省国際統括官付ユネスコ振興推進係長である田村謙治氏より「今日よりいいアースへの学び ユネスコスクールと持続可能な開発のための教育(ESD)」をテーマとした講演がありました。
次に,ユネスコスクール実践発表として,県外から先進校である神奈川県横浜市立永田台小学校 三上望教諭,東京都大田区立大森第六中学校 柴﨑裕子指導教諭,県内からは知多郡東浦町立藤江小学校 壁谷美紀教諭,豊橋市立章南中学校 朝倉啓全教諭,愛知県立豊田東高等学校 山本徳子教諭より,環境教育,国際理解,地域連携など各学校のESD活動の報告がありました。
実践発表後には,本学の大鹿聖公教授(理科教育講座)の司会による,まとめの全体会が行われました。今回は幼稚園からの参加者が多かったこともあり,ユネスコスクール加盟校として認定されている名古屋市立神の倉幼稚園が実践報告を行いました。また,実践発表者から初めてESD活動にかかわった際の感想が述べられ,未加盟校の参加者にとっても,今後のESD活動への取り組みの参考となる有意義な研修会となりました。
最後に,西淵茂男連携担当理事が,「ESDの理念を意識しながら,各学校の特色ある教育を地道に続ければ良く,困ったときにはユネスコスクールのネットワークを活用すれば,より効果的に学習が進められるのではないかと思います。また,持続可能な社会の担い手を作るためには,ESDの取り組みをぜひ教育の中に取り入れていく必要があると思います」と総括し,研修会を終えました。
(広報?地域連携課 地域連携室長 浅岡明美)