2017年12月15日 「愛知県ユネスコスクール指導者研修会」を開催
2017年12月27日
12月15日(金),愛知県産業労働センター「ウインクあいち」において,「愛知県ユネスコスクール指導者研修会」を開催しました。
本研修会は,文部科学省の「日本/ユネスコパートナーシップ事業」による,ユネスコスクール活動支援の一環として,愛知県内のESD活動の一層の推進を図るため,県外のユネスコスクール先進校による実践活動の報告や情報交換等を通じ,活動のプロセスや結果を学べる機会を提供することを趣旨としています。また,ユネスコスクール間のネットワーク作りを支援するとともに,未加盟校に対してはESD活動の取り組みへのきっかけづくりも目的としています。
開会にあたり,後藤ひとみ学長から「愛知県は全国で最もユネスコスクール加盟校が多く,ESD活動も活発に行われている県です。この研修会で学んでいただき,学校などに戻られて子どもたちのために役立てていただければ幸いです」とあいさつがあり,引き続き,文部科学省国際統括官付ユネスコ振興推進係長である田村謙治氏より「今日よりいいアースへの学び ユネスコスクールと持続可能な開発のための教育(ESD)」をテーマとした講演がありました。
次に,ユネスコスクール実践発表として,県外から先進校である神奈川県横浜市立永田台小学校 三上望教諭,東京都大田区立大森第六中学校 柴﨑裕子指導教諭,県内からは知多郡東浦町立藤江小学校 壁谷美紀教諭,豊橋市立章南中学校 朝倉啓全教諭,愛知県立豊田東高等学校 山本徳子教諭より,環境教育,国際理解,地域連携など各学校のESD活動の報告がありました。
実践発表後には,本学の大鹿聖公教授(理科教育講座)の司会による,まとめの全体会が行われました。今回は幼稚園からの参加者が多かったこともあり,ユネスコスクール加盟校として認定されている名古屋市立神の倉幼稚園が実践報告を行いました。また,実践発表者から初めてESD活動にかかわった際の感想が述べられ,未加盟校の参加者にとっても,今後のESD活動への取り組みの参考となる有意義な研修会となりました。
最後に,西淵茂男連携担当理事が,「ESDの理念を意識しながら,各学校の特色ある教育を地道に続ければ良く,困ったときにはユネスコスクールのネットワークを活用すれば,より効果的に学習が進められるのではないかと思います。また,持続可能な社会の担い手を作るためには,ESDの取り組みをぜひ教育の中に取り入れていく必要があると思います」と総括し,研修会を終えました。
(広報?地域連携課 地域連携室長 浅岡明美)