2017年11月1日 「子宮頸がんセミナー」を開催しました。
2017年12月04日
健康支援センターは,愛知県と連携し,11月1日(水)に教育未来館3階多目的ホールにおいて本学の学生,教職員を対象とした「子宮頸がんセミナー」を開催しました。
これは愛知県健康福祉部が募集したセミナーの共同開催に応じたもので,学生67人,教職員12人の計79人が参加しました。
佐々木徹郎健康支援センター長のあいさつの後,愛知県がんセンター研究所主任研究員の中川弘子さんが,「知ろう!考えよう!がんについて」をテーマに講演しました。がんはどんな病気か,その原因,予防法,早期発見の重要性とともに,子宮頸がんは20~30歳代のり患率が高いが,早期発見と予防が可能であり,20歳以上の女性は2年に1回の検診が望ましいこと,若年からの喫煙はがんのリスクが高いことなどの講話がありました。
続いて,がん治療体験者で社会保険労務士の山下芙美子さんが,大学2年の夏にがんにかかった自身の体験を話しました。り患後の学生生活,就職,結婚に不安を覚えたこと,抗がん剤の副作用で苦労したこと,就職後1ヶ月で再発し休職の後退職したこと,理解ある職場に再就職し定期通院と両立できたことなどの経験から,がんになっても働けるし社会の中で堂々と生きればよい,がんを抱えて生きることは特別なことではないと,思いを語りました。
それぞれの講演の後,活発な質疑応答が行われました。
普段あまり考えることのない?がん?について,決して治らない病気ではないなど,認識を新たにするとともに,予防や検診の重要さ,かかっている人への接し方など,多くを学ぶことができた非常に有意義なセミナーでした。
(学生?国際課 保健?寮務係長 吉池和正)