News & Topics:2017年02月掲載分
- 2017年1月25日 冬のランチタイムコンサートが開催されました。
- 2016年12月17日 外国人児童生徒学習支援プロジェクト講演会を開催
- 2017年1月25日 「新しい学校ビジョンと専門職協働-教育支援専門職養成課程に期待すること-」というテーマによるFD講演会を本学で開催
- 2017年2月17日 愛知教育大学オリジナル梅酒「愛教大 梅」を発売
- 2017年2月1日 中日新聞社との相互連携に関する協定を締結
- 2017年1月分 本学掲載の新聞記事,雑誌等紹介
- 2017年1月6日~10日 [カンボジア支援の取り組み その1]後藤学長らがカンボジア教育省等を訪問
- 2017年1月8日~16日 [カンボジア支援の取り組み その2]カンボジア教育実地研修実施
2017年1月25日 冬のランチタイムコンサートが開催されました。
2017年02月 1日
1月25日(水) 附属図書館アイ?スペースにて「冬のランチタイムコンサート」が開催されました。今回は,音楽教育講座の教員による演奏です。
プログラムは,新山王政和教授のファゴットと橋本剛准教授のピアノによる演奏でモーツァルト「ファゴット協奏曲」と橋本准教授作曲作品「Habanera」,國府華子准教授のピアノソロによるブラームス「8つのピアノ小品」,林剛一教授の独唱で「山田耕筰作品」より3曲がそれぞれ披露されました。
会場は,立ち見が出るほど満員の観客で,学生や職員が熱心に聴き入る姿が見られました。
終了後,國府准教授から附属図書館が2月から改修工事で閉館となるため,長きにわたり開催されたこの会場でのランチタイムコンサートは今回が最後になること,次回はリニューアルされた図書館で大学院生のコンサートを開催予定であることが説明されました。
(総務課 広報?渉外担当 飯濱美樹)
2016年12月17日 外国人児童生徒学習支援プロジェクト講演会を開催
2017年02月 7日
12月17日(土) 本部棟3階第五会議室において,外国人児童生徒学習支援プロジェクト講演会「世代をまたぐ支援の可能性と方向」を開催しました。
この講演会はHATOプロジェクト(外国人児童生徒学習支援プロジェクト)に関連し,学校関係者だけではなく外国人児童生徒にかかわる,または関心のある人を対象とし,刈谷市?豊田市?知立市?豊明市の各教育委員会の後援を受けて,本学の「外国人児童生徒支援リソースルーム」が主催したものです。
開会にあたり,白井正康理事(連携担当)から,「多文化共生社会ということで外国人児童生徒への教育は大切ですが,雇用や地域コミュニティの中で,私たちが外国人の方々と,どのようにつきあっていくのか,また持っている才能をどのように開花させていくのか,そういったシステムを今後考えていかなければいけないと思います。今日の会が有意義になるよう,参加した方々が何かを持ち帰っていただければ幸いです」とあいさつがありました。
第1部は静岡文化芸術大学文化政策学部教授の池上重弘先生にお越しいただき,「第2世代の若者たちがつなぐ21世紀の多文化共生社会」というテーマで講演をいただきました。また,第2部は同大文化政策学部国際文化学科2年ミウラサユリさんに「あきらめないことの大切さ」というテーマで発表していただきました。
実際に,外国にルーツを持つ学生たちがグローバル人材として活躍する様子,また次の世代に対してのロールモデルとして夢を与える存在になっていることをお二人から資料や動画によりご紹介いただきました。外国人児童生徒支援が,グローバル人材を育てるための支援になり,外国にルーツを持つ児童生徒たちが,その大きな可能性を秘めているということを感じられる,たいへん希望に満ちた有意義な会となりました。
参加者は学校関係者も多く,フロアからは「帰って生徒に伝えたい」「連れてきた生徒が大学に入りたいといっている」「今日の話を受けて,どんな支援ができるか考えたい」など多くの意見が寄せられました。
最後に,本学の早瀬和利地域連携センター長から,「愛知県にも支援が必要な外国人児童生徒が多く在籍しており,本学は各教育委員会や現場の先生と連携しているところです。重要な課題であり,本日学んでいただいた内容を参考に支援を推進していただければと思います」とあいさつがあり,会を終了しました。
(研究連携課 副課長 三浦秀樹)
2017年1月25日 「新しい学校ビジョンと専門職協働-教育支援専門職養成課程に期待すること-」というテーマによるFD講演会を本学で開催
2017年02月 7日
1月25日(水) 第一共通棟201教室において,教職キャリアセンター主催のFD講演会を開催し,教職員?大学院生?学部生?教育行政職員?学校職員ら81人が参加しました。
講師に国立教育政策研究所の藤原文雄氏を招き,「新しい学校ビジョンと専門職協働-教育支援専門職養成課程に期待すること-」というタイトルで講演を開催しました。藤原氏は「中教審」の作業部会の専門委員として「チーム学校」の政策にも深く関与され,また,イギリス等をフィールドとして教員以外の学校スタッフや学校事務職の役割に関して数多くの研究論文や出版物を刊行してこられた方です。
講演において,氏は「チーム学校」の求めるものは,子どもと向き合う時間を確保するために教員の勤務負担を軽減すると同時に,教育水準と課題解決能力を向上させていくという「二兎を追う政策」であると話されました。世界は,すでにこの潮流のなかにあり,学校には教員以外のたくさんのスタッフが入っています。
日本は教員が抱える仕事が多すぎると言われていますが,氏によれば,それは,学校の機能が相対的に広い上に,教員の職務が不明確であるからです。この点で日本とよく似た国は韓国ですが,同国は,近年,世界で最も少子化が進んでいる国でありながらも,教員数を増加させ,学習補助員などの配置を促進しているとのことです。
一方で,学校の機能が相対的に広いが,教員の職務が明確であるのがイギリスであると話されました。しかし,昔からそうであったわけではなく,それは1990年代からの教員の業務負担の軽減のための努力の結果と言えます。例えば,同国では,1998年に教育雇用省が「教員がしなくてよい業務」25項目を通知していますが,そのなかには試験監督や欠席確認,児童生徒データーの管理などと並んで,他の教員の補充業務(をしなくてよいこと)が入っています。つまり,教員は,職場に気兼ねすることなく,安心して休むことができ,ワークライフバランスを保つことができるということです。実際,同国では,教員を助けるサポートスタッフの数は2000年以降3倍に増やされています。同時に,「チーム学校」は,チームメンバーが互いをリスペクトすることで初めて成り立ちますが,同国の学校事務長(School Business Manager)が予算面から学校長に対してズバズバとものを言うというお話はとても興味深いものでした。
いよいよ今春から,本学は教員養成課程と教育支援専門職養成課程の2本の柱で大学教育を展開していくことになります。今後,本学の発展にとっては,両課程の相互理解と協働性が強く求められるところですが,この新課程のスタートにあたって,藤原氏のお話からは,教職員一同,大きな励ましをいただくことができたと思っております。
(教育支援専門職養成課程?教育ガバナンスコース代表 松原 信継)
(研究推進部 高度教員養成支援課 高度教員養成総務係)
2017年2月17日 愛知教育大学オリジナル梅酒「愛教大 梅」を発売
2017年02月 7日
本学は2月17日(金) オリジナル梅酒「愛教大 梅」の販売を開始します。
愛知教育大学に自生している梅を活用する企画として「梅プロジェクト」が発足して2年。先に発売したオリジナル麦焼酎「愛教大 麦」に続き,愛知県内の企業の協力を得て,産学連携?地産地消の梅酒が完成しました。
今回の梅酒の製造にあたっては,平成28年6月,職員23人で愛知教育大学内の梅の収穫を行い,うち4人が酒造会社で梅の選別,洗浄,ヘタ取り,梅酒の漬け込みの準備を手伝いました。また,ラベルデザインも職員の作成です。
プロジェクト1年目に作成した試作品で,甘さ控えめでキリッとした味が愛教大産の梅の特徴だと分かりました。そして,その特徴を生かすために,無添加の「原酒」にこだわって作りました。
力強さの中に,じんわりとした優しさを感じる味です。ぜひ,ご賞味ください!
1月30日(月)の記者発表では,後藤ひとみ学長,上口孝之理事(総務?財務担当)?副学長?事務局長が企画内容,完成への道のりなどを説明し,「ラベルは麦焼酎と一緒に並べると,シリーズになるようにデザインしている。愛知教育大学に自生している梅を使い,職員が収穫等に直接かかわることで『大学の商品』として,他にないものができた。贈答用にも利用してほしい」と述べました。
新聞各紙の記者からは,企画に至った経緯や背景,商品の特徴,おすすめの飲み方などさまざまな質問があり,「愛教大 麦」に続く愛教大ブランドの商品として,反響の大きさをうかがわせました。
2月17日(金)より,酒のすぎた各店舗,および愛教大生協で販売を開始します。
現在予約受付中。1,400本限定販売につき,どうぞお早めに。
(総務課 総務担当 酒井加奈子)
2017年2月1日 中日新聞社との相互連携に関する協定を締結
2017年02月13日
2月1日(水),本部棟第三会議室において,中日新聞社との相互連携に関する協定を締結しました。
中日新聞社とは,平成18年4月に市民参画型教員養成事業「愛知教育大学新聞講座」として,授業連携に関する覚書を取り交わし,連携授業や施設見学?体験等を通して,マスコミ等について広く学修する事業を実施してきました。
近年若者の活字離れが進む中,本学においてもNIE「教育に新聞を」を活用した授業の展開等,NIEの推進を行ってきており,授業連携だけではなく,NIEの推進や学生の企業体験活動,中日新聞社による寄附講座(授業)など,両者の社会貢献による発展と教育研究の充実のために,このたび相互連携協定を締結することになりました。
締結式では,白井正康理事(連携担当)から,協定締結の経緯や目的等の概要説明があった後,後藤ひとみ学長と中日新聞社代表取締役小出宣昭社長による署名が行われました。
その後,後藤学長からは,本学におけるさまざまなサポートに対するお礼に加え,教員養成課程ならびに4月からスタートする教育支援専門職養成課程について,引き続き一層のご支援を賜りたいとあいさつがありました。
また,小出社長からは,若者の新聞離れが激しく進む中,新聞社として,教育に対しては,文字を読んで物事を考えるお手伝いをして,学生に何らかの刺激を与えていきたい,また,教育に関し先生方との話し合いの場を多く持ちたいと話され,締結式を終えました。
(研究連携課 社会連携係長 渡邊伸彦)
2017年1月分 本学掲載の新聞記事,雑誌等紹介
2017年02月16日
2017年1月に掲載された新聞記事は4件,雑誌は1件,テレビ番組は4件です。このほかに紹介された記事等あれば広報まで情報をお寄せください。
新聞記事
- 道徳成績評価についてHATOプロジェクトの調査結果と調査の研究代表 学校教育講座 子安潤教授のコメントを紹介
- センター試験に向けて,雪対策の準備の様子を紹介
【1/14(土) 朝日新聞朝刊30面】
- 朝日新聞主催の県アンサンブルコンテストで本学吹奏楽団が東海大会進出
【1/16(月) 朝日新聞朝刊33面】
- 美術教育講座 浅野和生教授が「ゴッホとゴーギャン展」(愛知県美術館にて3/20まで開催)の批評を寄稿
雑誌
- 日本教育新聞社発行「週刊 教育資料№1414」2016年12月19日号
外国語教育講座 高橋美由紀教授が下記の本に書評を寄せています。
「他諺の空似(たげんのそらに)ことわざ人類学 米原万里著 」
テレビ番組
- 1月11日(水) NHK「ニュースウォッチ9」
センター試験当日の天気が大雪になることが予想される中,本学が雪対策についての取材を受け,準備された融雪剤や天気予報を見つめる入試課長の様子が放映されました。
- 1月23日(月) NHK「おはよう東海」
1月22日(日)に開催された「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」主催のシンポジウムで,教職実践講座 川北稔准教授の事業報告の様子が紹介されました。
- 1月23日(月) ケーブルテレビ キャッチネットワーク「KATCH TIME30」
1月23日(月)から入学試験の出願受付が開始され,入試課による対応の様子が紹介されました。
- 1月26日(木) ケーブルテレビ キャッチネットワーク「KATCH TIME30」
1月25日(水)に本学で行われた,教職キャリアセンター主催「全学FD講演会」の様子が紹介され,学生のインタビューも放送されました。
(総務課 広報?渉外担当 飯濱美樹)
2017年1月6日~10日 [カンボジア支援の取り組み その1]後藤学長らがカンボジア教育省等を訪問
2017年02月20日
1月6日(金)から10日(火)の日程で,後藤ひとみ学長,菅沼教生理事(研究?附属学校担当)?副学長はじめ本学教職員等がカンボジアを訪問しました。訪問の目的は,1月9日(月)から本学学生が参加する現地での「子どもの成長調査」について,カンボジア教育省とカンボジア国立教育研究所(NIE),初等教員養成学校(PTTC)との打ち合わせを行うためです。
7日(土)は,後藤学長,菅沼理事はシェムリアップの初等教員養成学校を訪問し,レイ?チョーイ副校長から現在のカンボジアの教育事情と子どもの発育等の説明を受け,意見交換を行いました。
9日(月)の午前中には,後藤学長はNIEのソバンナ所長(本学大学院修了生)ら,関係者と一緒にカンボジア教育省を訪問し,キム?セタニー長官と懇談をしました。後藤学長はカンボジアの子どもの偏った食生活を心配し,本学が商標権を持つ「しょくまるファイブ」のかわいいキャラクターを用いて,バランス良く食事をとることの重要性を述べました。また,カンボジアでの「しょくまるファイブ」の普及の必要性も訴え,クメール語訳付きの関連ポスターを今回の測定学校の教室に貼るよう提案しました。これには,キム?セタニー長官が大変興味を示し,これからも本学に協力していく方針を述べられました。
(高度教員養成支援課 国際交流担当 柴山麻衣)
2017年1月8日~16日 [カンボジア支援の取り組み その2]カンボジア教育実地研修実施
2017年02月20日
1月8日(日)から16日(月),後藤ひとみ学長,菅沼教生理事(研究?附属学校担当)?副学長,清水秀己国際交流センター長はじめ大学教職員,県立高校の養護教諭ら10人,学部?大学院の学生18人がカンボジア教育実地研修に参加しました。
本研修は,学生のグローバル化を目指すため,名古屋大学,三重大学,岐阜大学と本学の4大学連携事業の一環です。カンボジア国立教育研究所(NIE)の協力のもと,昨年に続き,「子どもの成長調査」の実施と「しょくまるファイブおよび子どもの成長測定普及のためのワークショップ」を開催しました。
9日(月)と10日(火)にプノンペンの NIE附属小学校と中?高等学校で行われた身体測定は,手作りの身長計や現地で調達した体重計を使用し,また一部の児童を対象に最新モデルの体組成計を日本から持ち込み,精密な測定を試みました。
「しょくまるファイブおよび子どもの成長測定普及のためのワークショップ」は,プノンペンでの調査終了後,シェムリアップにある初等教員養成校(PTTC)を訪問し,教職員と学生50人を対象に開催しました。参加者は説明を熱心に聞き入り,積極的にアイデアを出し合い,測定の練習を繰り返しました。
本ワークショップに参加した学生の協力を得て,12日(木)と13日(金)に,PTTC附属小学校および給食が提供されているThlork小学校で身体測定を行いました。短い時間でしたが,両国の学生たちは国籍,言語の壁を乗り越えて,お互いに助け合い,打ちとけました。最後は,涙ながらに何度も抱き合い,別れを惜しんでいました。
14日と15日はアンコールワットの遺跡見学などの研修が行われました。
帰国後は,2月27日(月)に研修報告会が開催されます。この実地研修は平成29年度も実施する予定です。
(高度教員養成支援課 国際交流担当 高木遠慧)