2017年1月8日~16日 [カンボジア支援の取り組み その2]カンボジア教育実地研修実施
2017年02月20日
1月8日(日)から16日(月),後藤ひとみ学長,菅沼教生理事(研究?附属学校担当)?副学長,清水秀己国際交流センター長はじめ大学教職員,県立高校の養護教諭ら10人,学部?大学院の学生18人がカンボジア教育実地研修に参加しました。
本研修は,学生のグローバル化を目指すため,名古屋大学,三重大学,岐阜大学と本学の4大学連携事業の一環です。カンボジア国立教育研究所(NIE)の協力のもと,昨年に続き,「子どもの成長調査」の実施と「しょくまるファイブおよび子どもの成長測定普及のためのワークショップ」を開催しました。
9日(月)と10日(火)にプノンペンの NIE附属小学校と中?高等学校で行われた身体測定は,手作りの身長計や現地で調達した体重計を使用し,また一部の児童を対象に最新モデルの体組成計を日本から持ち込み,精密な測定を試みました。
「しょくまるファイブおよび子どもの成長測定普及のためのワークショップ」は,プノンペンでの調査終了後,シェムリアップにある初等教員養成校(PTTC)を訪問し,教職員と学生50人を対象に開催しました。参加者は説明を熱心に聞き入り,積極的にアイデアを出し合い,測定の練習を繰り返しました。
本ワークショップに参加した学生の協力を得て,12日(木)と13日(金)に,PTTC附属小学校および給食が提供されているThlork小学校で身体測定を行いました。短い時間でしたが,両国の学生たちは国籍,言語の壁を乗り越えて,お互いに助け合い,打ちとけました。最後は,涙ながらに何度も抱き合い,別れを惜しんでいました。
14日と15日はアンコールワットの遺跡見学などの研修が行われました。
帰国後は,2月27日(月)に研修報告会が開催されます。この実地研修は平成29年度も実施する予定です。
(高度教員養成支援課 国際交流担当 高木遠慧)