News & Topics:2016年10月掲載分
2016年9月28日 危機管理セミナーを開催
2016年10月 5日
9月28日(水)本学本部棟において危機管理セミナーを開催し,本学の教職員のほか,学外の方も含めて178人が参加しました。
講師に熊本大学地域創生推進室 特任助教の安部美和氏を迎え,「あの時何が起こったか~熊本地震から振り返る地域防災と大学~」と題した講演をいただきました。
講演に先立ち,本学危機管理室長である上口孝之理事(総務?財務担当)?副学長?事務局長から「本日の講演では,熊本大学の避難所運営の陣頭指揮をとった安部先生から,実体験に裏打ちされた示唆に富んだお話をいただけると思います。教職員および学生の皆さんの危機管理意識の醸成を図る良い機会になると期待しています」とあいさつがありました。
講演では,熊本地震が発生したときの様子から始まり,主として大学避難所の運営について説明がありました。大学避難所では,学生が重要な役割を担い,教職員のサポートのもと,さまざまな団体に所属する学生ボランティアが主導で運営を進めたとのことでした。
また,大学避難所を閉める時期が難しく,近隣の小中学校の避難所閉鎖に伴い,避難者が大学避難所に集まること,さらに,避難者の自立を促すためにも,避難所は居心地の良すぎない環境が望ましいとのお話もありました。
最後に,避難所運営では,「声掛け」などのコミュニケーションによって信頼関係を築くこと,自分が何をできるか事前に考えておくことが重要だとまとめられ,講演を終了しました。
本講演によって,日常の中で忘れがちな大規模地震に対する危機意識を深めることができました。
(総務課 危機管理担当 田中大貴)
2016年9月30日 平成28年度9月卒業式を挙行
2016年10月 5日
平成28年度の9月卒業式を,9月30日(金)午前10時30分から本部棟3階第五会議室で行いました。
この日,卒業?修了を迎えたのは学部3人,大学院2人の計5人。このうち卒業式には3人が出席し,後藤ひとみ学長から一人ひとりに学位記が手渡されました。
後藤学長は「大事なことは,今までの生活から何を学び,これからの人生にどう生かすかということです」と言葉を贈り,「生きていくための力」として自らの体験を交えながら「『子ども叱るな,来た道だもの。年寄り笑うな,行く道だもの』。この言葉には続きがあり『通り直しのできぬ道』と結ばれます。子ども時代には戻れないからこそ,自分の『来た道』を見つめつつ,今日という『行く道』を大切にしてください。そして,時には愛知教育大学を思い出し,出発点を確かめるためにも,ぜひ,訪ねてほしいと思います。私たちは,これからも皆さんが帰って来られる大学を目指して頑張って行きます。卒業,修了,おめでとうございます」と告辞し,卒業生?修了生を祝福しました。
これを受けて,大学院修了生代表の今井隆夫さん(大学院教育学研究科?後期3年博士課程)は「大学や学校現場に勤務しながら学び,研究する機会を与えていただきました。今後は,今回まとめた研究を土台に,研究を発展させるとともに,将来社会で英語を使っていこうという学生,また,小学校への英語教育導入という社会的要請も視野に入れ,英語学習を必要とする大学生や社会人の英語教育に還元していきたいと思います」と感謝を述べ,式は終了しました。
(総務課 総務担当 酒井加奈子)
2016年9月28日 「『先生になりたい!』学生を育てる」というテーマによる講演会を本学で開催
2016年10月 6日
9月28日(水) 教育未来館多目的ホールにおいて,教職キャリアセンター主催の講演会を開催し,教職員?大学院生?学部生ら45人が参加しました。
講師に金沢大学の松本謙一教授を招き,「『先生になりたい!』学生を育てる」というテーマで講演を開催しました。松本教授は小中学校での勤務経験もあり,子どもの主体性を大切にした学びや実践教育について,全国各地で指導?講演している研究者です。
講演は,前任校の富山大学人間発達科学部発達教育学科での講義とフィールドワーク(実習)を併せもった創造的な授業「学級担任論」についての内容でした。
フィールドワークでは,「学びのアシスト」「スタディ?メイト」の2コースを設け,教員志望学生が実際の学校担任教師の日常的職務活動を体験し,学級経営や子どもとのふれあいの中で子どもの視点に立った支援を理解,習得するものです。両コースを実施する上での課題について,それらの解決のため,富山県(市町村)教育委員会との連携協力や発達教育学部での授業調整,受入校の整備に奔走された様子が語られました。
最後に,教員志望学生の意欲や資質向上を図るとともに,理想の教師像について考えるよい機会となり,教員になる準備期間として学校現場を体験することや実践から学ぶことの重要性について,熱く語られました。
本学では今年度後期から2年生で「学校サポート活動Ⅰ」,来年度から1年生で「初年次学校体験活動」が始まります。本講演は体験学習の先進校に学ぶよい機会となり,本学の体験的な学びの指針となるものであったと思います。
(教職キャリアセンター体験学習支援部門代表 准教授 加納誠司)
(高度教員養成支援課 教育臨床係長 長谷川由香)
2016年9月分 本学の新聞記事およびテレビ番組紹介
2016年10月 6日
2016年9月に掲載された新聞記事は6件,テレビ番組は4件です。このほかに紹介された記事等あれば広報まで情報をお寄せください。
新聞記事
- 「国立大学定員4年連続減」の記事で,本学のゼロ免課程の募集停止情報を掲載
【9/1(木) 読売新聞朝刊33面】
- 豊田市子ども条例制定10年を記念し,学部改革?評価担当副学長?学校教育講座 大村 惠教授が公開セミナーを開催
- 9月2日(金)リオ五輪の7人制ラグビー女子日本代表で,本学卒業生の兼松由香さんが来学
9/3(土) 朝日新聞朝刊29面
【9/4(日) 毎日新聞朝刊 25面】
- 本学留学生と刈谷理容組合が清掃活動
- モンゴル出身の大学院生 阿古達木さんの個展を紹介
【9/22(木) 朝日新聞朝刊27面】
- 全国学力テストのあり方について学校教育講座 松原信継教授のコメントを紹介
テレビ番組
- 9月6日(火) ケーブルテレビ キャッチネットワーク「KATCH TIME30」
9月2日(金)リオ五輪の7人制ラグビー女子日本代表で,本学卒業生の兼松由香さんが来学され,後藤ひとみ学長らとの昼食会に参加した様子が放送されました。
- 9月6日(火)) NHK名古屋放送局「ほっとイブニング」
リオ五輪の7人制ラグビー女子日本代表で,本学卒業生の兼松由香さんがチームで最年長のママさん選手として,リオ五輪でトライを決めたことや娘さんとのふれあいの様子が紹介されました。
- 9月8日(木) メーテレ「UP!」
小学校の英語教育について,外国語教育講座 高橋美由紀教授のコメントが放送されました。内容は,文科省の目指す「コミュニケーション能力育成」の評価,本当に子どもたちにつけたい英語の力,小学校でしかできない英語教育などについてインタビューを受けました。
- 9月28日(水) NHK名古屋放送局 「おはよう東海」
『今日のできごと』として,本学でこの日午後から予定された危機管理セミナー「あのとき何が起こったか~熊本地震から振り返る地域防災と大学~」の告知がテロップで流れました。
(総務課 広報?渉外担当 飯濱美樹)
2016年10月13日 「第9回日韓教育大学学長フォーラム」を開催
2016年10月24日
本学は,10月13日(木),名鉄犬山ホテルにおいて,第9回日韓教育大学学長フォーラムを開催しました。このフォーラムは,2008年から日本と韓国を隔年の会場として毎年開催されており,今回は,日本11大学と韓国12大学の教育大学の学長,総長ら70人が出席しました。
同フォーラムは,日韓における教育制度の現状報告や両国の教育大学が抱える共通の課題についての意見交換および国際交流活動を通じた両国の教育?研究の充実をはかることを目的として開催しています。
午後のフォーラムでは,第1主題として,「教員養成の高度化とコアカリキュラム」,第2主題として「日韓で交流すべき教員養成プログラム」と題し,両国の現状や課題等について発表が行われた後,質疑応答や活発な意見交換が行われました。
また,午前に行われた犬山市立犬山北小学校の訪問では,各クラスの授業視察の後,1クラス3~4人に分かれて給食(献立は「ホキの揚げ煮」「肉じゃが」など)を体験しました。参加者から,「日本の公立小学校の普段の生活を観察できてよかった。給食もおいしく,子どもたちと一緒に楽しい時間を過ごすことができた」と好評でした。
夕方の懇親会ではホテルに隣接する木曽川にて,ライトアップされた国宝犬山城を背景に1300年もの伝統を誇る「鵜飼い」を船上から観覧し,鵜匠の巧みな手縄さばきで川魚を捕らせる様子に歓声が上がりました。
(高度教員養成支援課長 伊藤純一)
2016年10月14日 知多地区5市5町教育委員会と相互連携に関する協定を締結
2016年10月24日
10月14日(金),アイプラザ半田第4会議室において,本学と知多地区5市5町教育委員会の相互連携に関する協定を締結しました。
協定の締結式には,本学からは,後藤ひとみ学長,白井正康理事(連携担当),中田敏夫理事(教育?学生担当),上口孝之理事(総務?財務担当)?副学長?事務局長が,知多地区5市5町教育委員会からは,半田市教育委員会加来正晴教育長,常滑市教育委員会加藤宣和教育長,東海市教育委員会小沢文雄副教育長,大府市教育委員会宮島年夫教育長,知多市教育委員会小宮克裕教育長,阿久比町教育委員会石井勝巳教育長,東浦町教育委員会恒川渉教育長,南知多町教育委員会大森宏隆教育長,美浜町教育委員会山本敬教育長,武豊町教育委員会榊原武夫教育長が出席しました。
今回の協定は,本年2月に連携協定を締結した東三河5市教育委員会と同様に,ミッションの再定義や大学改革の方向性での重要な戦略の1つとして,県内教育委員会との広域的な連携拡充を行うためのものであり,子どもの健やかな成長や学生の実践力向上,現代的教育課題への対応,教員および学校運営の資質向上等について相互連携を図ることを目的としています。
連携は,知多地区5市5町を1つのブロックとしており,地区全体で行う現職教員研修等の共同開催事業や,各市町教育委員会が抱えている教育問題に対応するための個別支援事業,また,これらの事業を協議するための連携推進協議会の設置を予定しています。
締結式は,白井理事から,協定締結の経緯や趣旨,協定等の概要説明があり,その後,学長および各教育長による協定書への署名を行いました。
署名後には,後藤学長から,広域拠点型教育大学として目指す本学は,教員養成に力を入れていきたく,特に愛知県全体と力強く関わっていきたいとあいさつがあり,教育委員会を代表して,知多市教育委員会小宮教育長からは,今回の協定締結により,いっそう知多地区の教育レベル向上に協力いただきたい。また,教員育成に協力しつつ,子どもたちのために素晴らしい教育を行っていきたいと話され,締結式を終えました。
(研究連携課 社会連携係長 渡邊伸彦)
2016年10月7日~11日 第71回岩手国体で本学陸上競技部の学生が大健闘
2016年10月27日
10月7日(金)~11日(火)にかけて行われた第71回国民体育大会(以下国体)の陸上競技に,本学陸上競技部の小林紗矢香さん(中等教育保健体育専攻 2年)と池住瑞紀さん(中等教育保健体育専攻 4年)が出場し,優秀な成績を修めました。
小林さんは大会4日目の女子100メートルハードルに出場しました。先日行われた日本学生陸上競技対校選手権では13秒50のタイムを叩き出し1位となった小林さん。社会人も参加する国体での活躍に期待がかかっていました。そんな中迎えた国体の決勝では,1位の選手にわずか0.09秒差のタイムの13秒46で,見事2位となりました。日本学生陸上競技対校選手権の自身の記録を越える素晴らしい結果を修めています。
この結果に小林さんは「勝てる相手だったと思うので,悔しい気持ちもありますが,初めて出場した国体で上位入賞できたのは素直に嬉しいです。今後は来年の夏に行われるユニバーシアードの標準記録(13秒30)を切ることを目標に頑張ります」と語ってくれました。
池住さんは大会4日目の女子走高跳決勝に出場しました。本学に入学後,既に2回も国体に出場している池住さん。今回の国体では,20人を越える出場者の中で最後の試順(競技順)となりましたが,落ち着いて1メートル69センチを跳び見事10位となりました。競技を終えて池住さんは,「力を出し切ることができず悔しいですが,今回の結果をしっかりと受け止め,来年の日本選手権上位入賞を目標に頑張りたいと思います」と今後への意気込みを語ってくれました。
(学生支援課 課外教育担当 桂田裕也)
2016年10月19日 「外国人児童生徒支援リソースルーム」勉強会を開催
2016年10月27日
10月19日(水) 本部棟3階第一会議室において,外国人児童生徒支援リソースルーム勉強会を開催しました。
この勉強会は,外国人児童生徒支援リソースルームの活動の一つであり,外国人児童生徒とのかかわり方を知る上で,その問題点や苦労話など,将来外国人児童生徒とかかわる可能性が高いとされている教員や保育士志望の学生,また,外国人児童生徒支援に関心のある学生を対象として開催したもので,外部講師を招いて開催するのは今回で二度目となりました。
当日は,幼児教育選修の学生を中心に約50人の参会者があり,日本語教育講座川口直巳講師から,「保育園児のことばと文字認識」に関する調査報告の後,愛知学泉短期大学非常勤講師高木都奈子先生から,「日本語で説明する力を育てる保育」として,保育士として知立市内の保育園で勤務されていたときの事例により,その経験談や苦労話を交えた講話があり,参加学生から多くの質疑が寄せられました。
また,保育生活の中で指導?獲得できる語彙(ごい)をテーマとして,参加学生によるグループディスカッションも行われ,参加学生からは,外国人児童生徒支援の問題点に関し,勉強するきっかけとなったとの声もありました。
最後に,外国人児童生徒支援リソースルームスタッフより,外国人児童生徒支援ボランティア募集の案内があり会を終えました。
- 外国人児童生徒支援リソースルームホームページ(外部リンク)
(研究連携課 社会連携係長 渡邊伸彦)