2016年9月28日 「『先生になりたい!』学生を育てる」というテーマによる講演会を本学で開催
2016年10月06日
9月28日(水) 教育未来館多目的ホールにおいて,教職キャリアセンター主催の講演会を開催し,教職員?大学院生?学部生ら45人が参加しました。
講師に金沢大学の松本謙一教授を招き,「『先生になりたい!』学生を育てる」というテーマで講演を開催しました。松本教授は小中学校での勤務経験もあり,子どもの主体性を大切にした学びや実践教育について,全国各地で指導?講演している研究者です。
講演は,前任校の富山大学人間発達科学部発達教育学科での講義とフィールドワーク(実習)を併せもった創造的な授業「学級担任論」についての内容でした。
フィールドワークでは,「学びのアシスト」「スタディ?メイト」の2コースを設け,教員志望学生が実際の学校担任教師の日常的職務活動を体験し,学級経営や子どもとのふれあいの中で子どもの視点に立った支援を理解,習得するものです。両コースを実施する上での課題について,それらの解決のため,富山県(市町村)教育委員会との連携協力や発達教育学部での授業調整,受入校の整備に奔走された様子が語られました。
最後に,教員志望学生の意欲や資質向上を図るとともに,理想の教師像について考えるよい機会となり,教員になる準備期間として学校現場を体験することや実践から学ぶことの重要性について,熱く語られました。
本学では今年度後期から2年生で「学校サポート活動Ⅰ」,来年度から1年生で「初年次学校体験活動」が始まります。本講演は体験学習の先進校に学ぶよい機会となり,本学の体験的な学びの指針となるものであったと思います。
(教職キャリアセンター体験学習支援部門代表 准教授 加納誠司)
(高度教員養成支援課 教育臨床係長 長谷川由香)