News & Topics:2014年06月掲載分
- 2014年5月20日 刈谷市火曜会5月例会を本学で開催
- 2014年5月28日 学生寮で防災避難訓練を実施
- 2014年5月27日 新棟の名称「教育未来館」に決定
- 2014年6月2日 名誉教授称号記授与式
- 2014年5月28日 愛知県内教育関係者懇談会を開催
- 2014年5月20~23日 清水国際交流センター長らがカンボジア国立教育研究所を訪問
- 2014年6月6日 護身術教室を開催
- 2014年6月7日 2014年度愛知教育大学同窓会?懇親会を開催
- 2014年6月6~8日 本学陸上競技部の佐脇匠さんらが日本陸上競技選手権で入賞
- 2014年6月23日 文科省26年度特別支援教育関係の本学3事業を新規採択
2014年5月20日 刈谷市火曜会5月例会を本学で開催
2014年06月 9日
2014年度刈谷市火曜会の5月例会が5月20日(火)に本学本部棟第5会議室で開催され,名古屋法務局はじめ刈谷市内の官公署団体の長21人が参加しました。この会は,会員相互の発展を目的とする情報交換や親睦を図ることを目的に1991年に立ち上げられて以来,会場を持ち回りで開かれており,本学では約4年ぶりです。
開会にあたって,本学菅沼教生理事(研究?附属学校担当)が「4月の新学長就任で県知事はじめ近隣首長へあいさつ回りをする中で,各市が地域のためにアイデアを出し,新たに取り組んでいる姿を目にして感銘を受けました。大学も変わらないといけません!」と宣言しました。
後藤ひとみ学長からは,「国立大学は今,社会的要請の中で改革を余儀なくされています。本学は,中部地区の教員養成の中核の大学として,視野の広い改革プランを出さなければなりません。まずは,地元刈谷市の皆様のご協力を得ながら改革を進めてまいります」とあいさつしました。
続いて,本学の歴史や学部?大学院の学習内容,キャンパスライフなどを紹介したDVDの上映の後,中田敏夫理事(教育?学生担当)がキャリア支援センターを中心としたキャリア形成支援体制,卒業生?修了生の進路状況などについて説明し,「東海地域インターンシップ推進協議会が募集する受入団体として参加してください」と協力を求めました。また,白井正康理事(連携担当)は,刈谷市や教育委員会等との連携事業である「ものづくり体験教室」「外国人児童生徒のための教材開発と学習支援」などを紹介。「今年は地元自治会と県,大学との協働による洲原池の池もみも予定しています。地域と共に歩む大学,地域に愛される大学を目指していきますので,皆様方のご支援をお願いします」とあいさつしました。
質疑応答?意見交換では,本学の課題でもある喫煙の問題,教育実習校の割り振り,養護教諭の配置,特別支援学校教諭免許状の取得などの課題について話し合われ,火曜会を終了しました。
この後の施設見学では,白石薫二理事(総務?財務担当)が防災設備の一つである地下水浄化システムについて,「災害時には発電設備が稼働して飲料水を確保するもので,地域にも開放しています」と説明したほか,附属図書館,第二生協,建設中の教育未来館など,特色のある施設を紹介しました。
(秘書広報課長 伊藤純一)
2014年5月28日 学生寮で防災避難訓練を実施
2014年06月 9日
本学の学生寮で毎年恒例の防災訓練が,5月28日(水)に行われました。真夏のような日差しの下での訓練となりましたが,寮生約30人が参加しました。
午後1時に梅村紗奈寮長が館内放送で,30分後に直下型地震が当地域に発生する予告があったとアナウンス。同時刻に地震が発生した想定で,寮生たちは居室の机の下に隠れるなどして身を守りました。30秒後に地震が収まったとして,避難場所に避難するように再度放送があり,次々と寮生たちが避難しました。フロアごとに責任者が避難者を確認し,寮長,副寮長に報告しました。
今年は,初めての試みとして,煙が充満した部屋から脱出する訓練が行われました。刈谷消防署からお借りした長さ約6mのテントにスモークマシンで煙を充満させ,順番に入っていきました。
体験した寮生は「初めてで,煙が濃いために思うように歩けなかった」「とても良い体験になった」と感想を話していました。最後に竹内美佐子学生支援課長から今回の避難訓練の講評が述べられ,改修で全室が個室となり,寮生の安否確認方法については見直しが必要であるとの指摘もあり,今後の課題も明らかになり,大変有意義な訓練となりました。
(学生支援課 副課長 吉田宏)
2014年5月27日 新棟の名称「教育未来館」に決定
2014年06月11日
現在建設中で,8月末に完成予定の新棟の名称が「教育未来館」に,愛称が「ウイング愛教」に,それぞれ決定しました。
新棟の名称は,昨年10月~12月に公募し,名称部門に17件,愛称部門に25件の応募がありました。総合研究棟(仮称)ワーキングメンバーの投票で上位作品を選出し,5月27日の役員会で最終審査が行われました。
「教育未来館」は,情報図書課職員の福井千都さんの作品。「未来を拓く研究をする場」という思いを込めて応募。「ウイング愛教」は大学院教育学実践研究科の下石暢彦さんの作品。建物の形が鳥の羽の形状であること,また,日本の教育を支える教師となって羽ばたいてほしいという願いを込めて,この名称を応募したそうです。
6月19日(木)午後,学長室で表彰式を行う予定です。
(財務企画課 総括担当)
2014年6月2日 名誉教授称号記授与式
2014年06月11日
2014年度「愛知教育大学名誉教授称号記授与式」が6月2日(月),本部棟第五会議室で行われました。
名誉教授の称号は,本学で長年教壇に立ち,定年を迎えた教員を対象に,名誉教授称号授与規程に基づき贈られます。今年,称号が授与されたのは,松田正久,折出健二,今井正之助,舩尾日出志,大澤秀介,鬼頭伸和,宮川秀俊,坪井由実の8氏。式には,松田,鬼頭,坪井の3氏が出席し,後藤ひとみ学長から,一人ひとりに称号記が手渡されました。
後藤学長は「今日,名誉教授称号記授与式を迎えられ,おめでとうございます。本学の礎を作っていただいた先生方に感謝すると共に,これからも温かな眼差しと,ご支援をお願いいたします。先生方の,ますますのご健康とご発展を祈念いたします」と,お祝いの言葉を贈りました。
名誉教授を代表して,松田正久前学長が「このような称号をいただき,ありがとうございます。新執行部体制となった愛知教育大学を盛り立てていきたいと思います。私自身もこれからも研鑽していきたい」と,お礼の言葉を述べました。
式の後,講堂前で記念撮影が行われ,引き続いて懇談会が開催されました。
(人事労務課 福祉担当係長 原田一三)
2014年5月28日 愛知県内教育関係者懇談会を開催
2014年06月16日
本学と愛知県内教育関係者との相互理解および連携協力の一層の推進を図ることを目的にした「愛知県内教育関係者懇談会」が5月28日(水),名古屋市中区のKKRホテル名古屋で開催されました。
この懇談会は,毎年5月に開催されており,愛知県都市教育長協議会?玉置基副会長,愛知県町村教育長協議会?谷直衛理事,愛知県教育委員会?高田和明義務教育課長や,名古屋市教育委員会?金田慎也指導室長,各小?中?高?特別支援学校長会の会長,副会長ら関係者19人と本学からは後藤ひとみ学長,中田敏夫,菅沼教生,白石薫二,白井正康の各理事,副学長,学系長ら25人が出席しました。
まず後藤学長が,教職大学院の就職率が高いこと,教員就職者数は全国1位で2位以下を大きく離していることなどの実績について県内教育関係者に対してお礼を述べ,国立大学改革,特に教員養成大学として第二期中期目標期間の計画実行と第三期の具体的プランの実行にかかわる執行部の使命等について説明し,今後も引き続いての支援を依頼しました。
愛知県内教育関係者を代表して,高田愛知県教委義務教育課長から「学校現場は,地域との連携,とりわけ大学との連携が重要です。年を重ねるごとに連携が深まっており,多様化,高度化している学習のニーズに対応できるようになっていると感じます」とあいさつがありました。
菅沼理事の司会で進められ,(1)教育委員会等との常設会議の設置について (2)教職大学院について (3)教育実習について,をテーマに意見交換が行われました。出席者からは,「愛知の教育のレベルアップに常設の会議は大事になってくる」「データ等を持ち寄った会議が望ましい」「現場の声を把握するよい機会である」「会のねらいを明確にしてほしい」「ミッションの再定義は学内に浸透しているか」などの質問や本学への要望があり,後藤学長が現状と方針等を説明しました。最後に後藤学長は「意見交換の場として常設会議の設置を検討したい。今後ともご指導をよろしくお願いします」と述べて,約1時間半の会を締めくくりました。
(総務課 企画評価室長 近藤厚子)
2014年5月20~23日 清水国際交流センター長らがカンボジア国立教育研究所を訪問
2014年06月23日
清水国際交流センター長,稲吉機構運営課長(国際交流主幹)と同課国際交流担当の宮内が5月20日(火)~23日(金)にカンボジアを訪問しました。本学は,昨年度よりスタートした名古屋大学?三重大学との三大学連携事業の一環として,カンボジア国立教育研究所(NIE)と協力して教育人材育成支援を行うことになっており,今回の訪問はNIEとの連携協定締結へ向けた事前打ち合わせを目的としたものです。
滞在中2日間にわたってNIEを訪問。NIE所長であり本学の修士課程の卒業生でもあるSieng Sovanna氏をはじめとする役職員と,協定内容や今後の連携方針について協議し,7月28日(月)に本学で協定締結の調印式を執り行うこととなりました。
さらに,JICAカンボジア事務所や王立法経大学内の名古屋大学日本法教育研究センター,シェムリアップのPTTC(初等教員養成校)も訪問し,各機関の担当者と本事業実施について貴重な意見交換?情報交換を行いました。
今回訪問したNIEやPTTC等の様子は,本学とNIEの協定締結を記念して本学附属図書館で開催予定の「カンボジア教科書展ならびにカンボジア教員養成校写真展」(10月1日(水)~12日(日))で詳しく紹介する予定です。
(教育創造開発機構運営課 国際交流担当 宮内春菜)
2014年6月6日 護身術教室を開催
2014年06月23日
夏に増える痴漢などの犯罪被害防止のために設けられた「痴漢対策強化期間」(6月2日(月)~6日(金))に合わせて,刈谷警察署と共催の護身術教室が6月6日(金)に第一共通棟301室で開催されました。
この日は,刈谷署安全課から柔道五段の石黒裕嗣巡査長と逮捕術上級の斎藤美予巡査長らを講師に招き,女子学生と女子職員20人が参加しました。痴漢などに襲われた際,背後から抱きつかれた場合,手をつかまれた場合などの設定で,それぞれの対処法をデモンストレーションで紹介。腕を振り払うには,相手の肘に自分の肘をぶつけると,「てこ」の原理で簡単に外れるなど,力の弱い女性でもできる護身術を伝授しました。
その後は,参加者同士で二人一組になり,実際に動きを体験。最初は思うように動けなかった参加者も,講師の指導でコツをつかんだようでした。最後に参加全員に防犯ブザーがプレゼントされ,参加者からは「人ごとではないので教わってよかった」との声が聞かれました。
本学での護身術教室は初めてですが,これまでも学内外で不審者出没の情報があると「学務ネット」「掲示板」等を通じて,学生や教職員に周知し,注意を促しているため,幸い,大きな事件には至っていませんが,学生や教職員の安全意識向上のため,今後もこのような講習を実施していく予定で,年内にも再度,開催したいと考えています。
(学生支援課 副課長 吉田宏)
2014年6月7日 2014年度愛知教育大学同窓会?懇親会を開催
2014年06月23日
愛知教育大学同窓会総会および懇親会を6月7日(土)に名古屋市中区のローズコートホテルで開催しました。同窓生約220人が参加し,竹原裕同窓会会長のあいさつで始まりました。
来賓として後藤ひとみ学長,中田敏夫,菅沼教生,白井正康,白石薫二の各理事をはじめ各部局長,愛知県教育委員会委員の岩月慎自氏,元名古屋市教育委員会委員長の神谷龍彦氏,同窓会名古屋地区会,尾張地区会,三河地区会の各会長等をお迎えして,お祝いと励ましのお言葉をいただきました。
総会では,2013年度の事業報告および決算報告,2014年度の役員案,同事業計画案および予算案が承認されました。
引き続き開催された懇親会では,参議院議員の齊藤嘉隆氏から,教育委員会制度や国立大学を取り巻く状況についてお話がありました。また,元名古屋市教育委員会委員長の青木一氏,元愛知県教育委員会委員長の太田弘氏からもご祝辞をいただきました。前愛知県教育委員会委員長の加古博氏の発声で乾杯の後,普段はなかなか接する機会がない方々とも親しく交流することができました。
このような会を開催できましたのは,皆様のご尽力の賜物と深く感謝申し上げます。
(愛知教育大学同窓会事務局長 野田敦敬)
2014年6月6~8日 本学陸上競技部の佐脇匠さんらが日本陸上競技選手権で入賞
2014年06月23日
「日本陸上競技選手権大会」が6月6日(金)~8日(日)に,福島県のとうほう?みんなのスタジアム(県営あづま陸上競技場)で開催され,本学陸上競技部の佐脇匠さん(大学院?保健体育専攻1年)が男子三段跳びで2位,相馬由佳さん(初等?保健体育選修3年)が女子走り高跳びで5位に入賞しました。
種目?成績 | 選手名 |
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男子三段跳び?2位 | 佐脇 匠さん(大学院?保健体育専攻1年) |
女子走り高跳び?5位 | 相馬由佳さん(初等?保健体育選修3年) |
結果の詳細は下記URLでご覧いただけます。
第98回日本陸上競技選手権大会兼第17回アジア競技大会(2014/仁川)代表選手選考競技会(PDF)
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また,5月16日(金)~18日(日)に名古屋市の瑞穂陸上競技場で行われた「東海学生陸上競技対校選手権大会」では次の選手が優勝しました。
種目 | 選手名 |
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男子10000m競歩 | 戸松弘成さん(中等?英語専攻3年) |
男子走り高跳び | 大井拓也さん(中等?保健体育3年) |
男子三段跳び | 佐脇 匠さん(大学院?保健体育専攻1年) |
女子100m | 沖 佳織さん(中等?保健体育専攻3年) |
女子走り高跳び | 相馬由佳さん(初等?保健体育選修3年) |
なお,総合得点では,男子3位(1位中京大学,2位岐阜経済大学),女子3位(1位中京大学,2位至学館大学)でした。
詳しい結果は下記URLでご覧いただけます。
(陸上部顧問 筒井清次郎)
2014年6月23日 文科省26年度特別支援教育関係の本学3事業を新規採択
2014年06月30日
文科省の26年度特別支援教育関係の各種事業において,本学での新規事業3件が採択されました。各事業の内容は次のとおりです。
1. 発達障害理解推進拠点事業
拠点校(豊明市)を実践の具体モデルとし,その取組成果を理解推進地域に普及していくことで,現場の教職員への発達障害に関する理解推進や,発達障害を持つ子どもに対する有効な支援方法の習得促進に取り組む。
2. 発達障害の可能性のある児童生徒に対する早期支援研究事業
特別支援学級がなく,通常学級のみからなる指定校(愛知教育大学附属岡崎小学校)において,発達障害を抱える児童も含めたすべての児童にとって,入学の段階から卒業まで,生活しやすい学校にするためにどのような支援方法を行えばよいか実証的研究を行う。
3. キャリア教育?就労支援等の充実事業
知的障害者の就労が厳しい社会情勢の中で,生徒たちに就労できる力を身に付けさせるため,愛知教育大学附属特別支援学校(岡崎市)において,さまざまな技能を持っている優れた人材をコーディネーターとして招聘し,年間を通じた作業の中で生徒の個性に応じた作業補助具や治具を開発するとともに,作業学習の在り方を見直すことにより,知的障害児の将来を見据えた,作業環境を含む就労支援の在り方について実践的研究を行う。また,「就労支援ネットワーク会議」を立ち上げ,知的障害児が就労しやすい環境づくりについて検討する。
(総務課長 佐藤博之)