News & Topics:2023年03月掲載分
- 2023年2月12日 未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」で「第2回AUEサッカーフェス」を開催!
- 2023年2月6日 「チーム学校」について学び、理解を深めるための教材を開発し、教育支援専門職研究部門の5年間の研究成果をウェブサイトに掲載しました。
- 2023年2月22日 令和4年度GIGAスクールに関する自主研修会を開催しました。
- 2023年2月分 本学掲載の新聞記事、メディア紹介
- 後期の生活科の授業の一環で、学生が施設課職員にインタビューを行いました。
- 2023年1月29日 「若者の国際フォーラムinとよた」を開催
- 2023年3月9日 三河ベイフットボールクラブ株式会社と相互連携に関する協定を締結しました。
- 2023年2月17日 「外国人留学生日帰り研修in明治村」を開催
- 2023年2月28日 2022年度外国人留学生卒業?修了懇談会を開催
- 2023年3月6日 全学FD「学生のICT活用指導力向上に向けて―教職課程における課題と取組を中心に―」を開催
- 2023年3月15日 障害学生支援に関する理解啓発講演会を開催しました。
- 2023年3月8日 学生表彰を行いました。
- Sky株式会社とネーミングライツ事業契約を締結
- 2023年1月25日 全学FD「学校教育におけるESDとユネスコスクールの展開」を開催しました。
2023年2月12日 未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」で「第2回AUEサッカーフェス」を開催!
2023年03月 1日
2月12日(日)、愛知教育大学未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の取り組みとして、本学のグラウンドで「第2回AUEサッカーフェス」を開催しました。
「AUEサッカーフェス」は、運動することの楽しさを伝えることや、地域の子どもたちに運動の機会と触れ合いの場を提供することを目的としており、サッカー教室等を開催している豊田AFCの協力のもと、サッカー大会とサッカースクールの2部構成で実施しています。2度目の開催となる今回は、本学サッカー部の学生も参加し、子どもたちと学生が一緒にサッカーを楽しみました。
小学校6年生を対象としたサッカー大会では、愛知(豊田AFC Jr.?マルヤスFC83jr)、岐阜(美濃加茂コヴィーダJFC)、長野(フォルツァ松本FC)、滋賀(野洲JFC)のサッカークラブ5チーム(86人)が参加しました。サッカー部の学生が審判として見守る中、選手たちは日ごろの練習の成果を発揮して白熱した試合を繰り広げ、見事優勝を果たした豊田AFC Jr.にはトロフィーが授与されました。
サッカースクールでは、未就学児童(2才から5才)の33人と小学校低学年(1年生から3年生)の20人が参加し、ボールを使った運動やミニゲームを実施しました。
サッカーを初めて経験する子どもが多く、はじめは不安な様子も見られましたが、学生の声掛けや楽しい雰囲気のおかげで、すぐに慣れて元気よく楽しみました。
子どもたちはサッカー部の学生に負けないよう一生懸命取り組み、学生も子どもたちの懸命さに応えるように汗をかきながら駆け回りました。
実施後のアンケートには、「学生スタッフさんも含め、温かい雰囲気で子どもたちが楽しそうだった」、「子どもが初めてのサッカーをとても楽しんでおり来てよかった!」、「大学生のお兄さんが優しくて面白かった」といった意見があり、保護者からも大変好評でした。 運営に携わったサッカー部の学生からも「子どもたちとかかわることができてよかった」、「子どもたちが一生懸命取り組んでいる姿を見て、愛情を持って接する意識が高まった」といった声を聞くことができ、学生にとっても、教師や教育支援職としての使命感や責任感を実感してもらえる機会となりました。
今後は、サッカースクールだけでなく、さまざまなスポーツが体験できるイベントの開催を予定しています。学生と子どもたちが一緒になって楽しめるように企画と準備を進めていきます。
(人事労務課 人事係 池内良平)
関連リンク
- 愛知教育大学サッカー部
- 豊田AFC
2023年2月6日 「チーム学校」について学び、理解を深めるための教材を開発し、教育支援専門職研究部門の5年間の研究成果をウェブサイトに掲載しました。
2023年03月 3日
愛知教育大学教職キャリアセンター教育支援専門職研究部門では、5年間の研究の成果物として開発したオンデマンド教材「『チーム学校』を理解するために―困難を抱える子どもたちの支援について―基礎編」の教材冊子とDVDを県内教育機関に配布し、報告書を教職キャリアセンターウェブサイトで公開しました。
続編として、事例検討をとおして「チーム学校」に貢献できる人材の育成に寄与できるように、模擬事例検討とグループワークを組み込んだ実践編の教材開発も進んでいます。
「チーム学校」の構成員にとっても、「チーム学校」が機能し、複雑化?多様化した子どもたちの問題への対応力を高めるためには、自分の役割を理解するとともにそれぞれの役割を理解した上での連携と協働が必要です。
本教材が幅広く活用され、子どもたちのより良い支援につながることを願っています。
参考
- 【オンデマンド教材】
「チーム学校」を理解するために ―困難を抱える子どもたちの支援について―基礎編(外部サイト) - 【冊子】
「チーム学校」を理解するために ―困難を抱える子どもたちの支援について―基礎編 (外部サイトPDF) - 【動画】
チーム学校を理解するために(基礎編)(外部サイト)
(※学内関係者のみ視聴可能)(※aueccアカウントにログインが必要です)
(教職キャリアセンター教育支援専門職研究部門)
2023年2月22日 令和4年度GIGAスクールに関する自主研修会を開催しました。
2023年03月 3日
GIGAスクール構想によって、児童生徒に1人1台タブレット端末が配布されました。GIGAスクールに関する自主研修会では、それらを最大限活用し、個別最適化された学びを実現できるような実践的なアイデアや技術を学ぶことをねらいに、教職キャリアセンター教員研修部門は、GIGAスクールに関する自主研修会を開催し、教員を中心に、本学学生、教育委員会指導主事や企業の方など合計32人が参加しました。
研修会では、講師として名古屋市立西山小学校 竹中剛志校長先生を招き、「『個別最適な学び』と『協働的な学び』の一体的な充実にICTが果たす役割」をテーマに、これからの時代に必要とされる学びについて講演していただきました。総合司会は、本学教職キャリアセンター教員研修部門の部門長 磯部征尊准教授が務めました。
講演では、①授業はどうなる 一斉授業から個別最適と協働、②ICTの果たす役割、③不易と流行について説明がありました。竹中先生の経験や西山小学校での実践事例を交えながら、個別最適な学びと協働的な学びの具体例が紹介されました。中でも、「教師がどう指導するかではなく、児童?生徒がどう学ぶかを考えることが重要である」といった言葉が印象的でした。
自主研修会は今回で今年度最後となりました。研修会における参加者アンケートの結果を生かして、次年度以降も実りある研修会を実施できればと考えています。
(名古屋市立神宮寺小学校 愛知教育大学教職大学院 教育学研究科 日比野浩規)
2023年2月分 本学掲載の新聞記事、メディア紹介
2023年03月 8日
2023年2月に掲載された新聞記事は7件、テレビ番組は1件、webは1件です。この他に紹介された記事等があれば広報課まで情報をお寄せください。
新聞記事
- 国公立大学の2次試験の後期日程の出願状況において、本学の学校教員養成課程義務教育専攻日本語支援専修の倍率が37.5倍であることが紹介されました。
【2月4日(土) 読売新聞朝刊26面】
- 学生スタッフによるコラム「時代を生き抜く名言」で池内友音さん(教育学部初等教育音楽選修4年)が、「勝って上向かず、負けて下向かず」(井上一樹自伝「嗚呼、野球人生紙一重」から)を、心動かされた言葉として紹介しました。
- 2月11日(土)に開催された第49回東海アンサンブルコンテスト(東海吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)で本学吹奏楽団2チームが大学部門で受賞しました。
【2月12日(日)朝日新聞朝刊17面】
- 東海学生サッカーリーグを運営する「東海学生サッカー連盟」の幹事長を務める大桑浩輔さん(教育学部中等教育社会専攻4年)が、同じく幹事を務めた経験のある記者との対談で、連盟での活動のやりがいを話しました。
- 文部科学省が発表した「国立の教員養成大学?学部(教員養成課程)の大学別就職状況」の教員就職率を紹介する記事で、本学がトップクラスの教員就職率を誇ることが紹介されました。
【2月22日(水) 朝日新聞朝刊23面】
- 2月18日(土)にインドネシア人向けのオンラインセミナーが開催され、社会科教育講座の土屋武志教授が司会を務め、実習生を受け入れている企業や福祉関係者、実習生らが日本で働く上でのアドバイスをしました。
- 3月25日(土)に名古屋能楽堂で開かれる「名古屋学生能?狂言の会」に向け、能楽を学ぶ県内の大学生3団体(愛知教育大学含む)が、クラウドファンディングで寄付金を募りながら練習に励む様子が紹介されました。
テレビ番組
- 2月19日(日)放送(再放送) NHK BSプレミアム「体感!グレートネイチャー」
理科教育講座の星博幸教授が取材協力し、星教授の名前がテロップで表示されました。
Web
- 2月14日(火) 中日総合サービス三河支社「eホームニュース」
2月23日(木祝)に開催されたダンス部公演の宣伝記事が掲載されました。
(広報課 広報?渉外係 向井健人)
後期の生活科の授業の一環で、学生が施設課職員にインタビューを行いました。
2023年03月15日
後期の生活科の授業(初等生活科教育内容A、初等生活科教育法A、生活科教育概論Ⅱ)の一環で、学生たちが大学構内で見つけた施設にかかわる疑問について施設課の谷川正憲副課長と大河内堅係長にインタビューを行いました。
下記は学生の振り返りシートからの抜粋です。
「施設課職員にインタビューをしてわかったことは、私たちのことを私たちが想像している以上に考えてくださっているということである。「はてな」として出てきた街灯の形の答えにしても、学生が星を見たいという要望をかなえるために緻密な設計?配置を考えてくださっていることを知り、とても驚いた。また、トイレの数に関しても、休憩時間内に皆が平等に使用できることを考えて、トイレ時間の長い女子のためのトイレが多いこともありがたいなと思った。サービスレベルを上げることを目指しているとおっしゃっていて、私たちが日々当たり前のように快適に学校生活が送れているのは、そういった配慮があるおかげなのだなと実感した。」このように、多くの学生が施設課の職員の思いや工夫、努力を知ることができました。
一方、インターネット等を用いた調査活動とは異なる、人と出会う調査のよさについて感じる学生も多く見られました。
「たくさんの「はてな」に対して、一つ一つ丁寧に分かりやすく教えてくれた施設課職員の人柄の良さをとても感じることができたように思う。最近は、分からないことがあればインターネットで調べればある程度の答えは導き出せる時代である。しかし、インターネットではその人の人柄等は分からない。直接聞くことで、相手の優しさ、温かさを感じられたため、子どもたちにも人とのつながりを大事にするように指導していこうと思った。子どもたちにできるだけ多くの人に出会い、話を聞く機会を与えてあげられる教員になりたいと思った。」
また、施設課の両氏へのインタビューを経て、さらなる調査活動への動機づけを得る学生も多くいました。
「他の人の質問や解答を聞いて、自分では思いつかなかったような「はてな」を知ることができた。自分が訪れたことのない施設も多数挙がっていたので、愛知教育大学の施設について知るいい機会となった。そして、普段何気なく過ごしている空間でも、よくよく探してみたら、たくさんの「はてな」が見つかるということを学ぶことができた。大学以外でも、自分の身の回りについてもう一度見直してみたら、「はてな」が見つかるかもしれないと考えた。」
以上のように、施設課の谷川副課長と大河内係長へのインタビューを通して、学生たちは施設課職員の思いや工夫、努力について知り、また、人とつながる活動の良さを実感することができました。多くの学生はさらに、他者との交わりの中で新たな探究活動への動機づけを得ることを実感することができ、後期最終講義に至るまでその意欲を持続させることができました。
(生活科教育講座准教授 西野雄一郎)
2023年1月29日 「若者の国際フォーラムinとよた」を開催
2023年03月15日
1月29日(日)、豊田産業文化センター3階とよたグローバルスクエアにて、豊田市国際交流協会主催、愛知教育大学共催で「若者の国際フォーラムinとよた」として、International cafeを開催しました。
今回の若者の国際フォーラムでは、「日本人と外国人の壁を壊し、お互いに先入観なく一人の人間として尊重し、気軽に交流できる社会にすること」をコンセプトにして愛知教育大学の学生が主体となり企画を考えました。
当日は、毛糸を用いた簡単なアイスブレイクを行った後、マスに異文化理解についてのトークテーマが書いてあるすごろくトークと、景品付きの三択クイズ大会を行いました。豊田市と愛知教育大学の留学生を中心に、日本人と外国人合わせて60人程が参加しました。
12の国と地域からの参加者がいたため、本イベントはすべて「やさしい日本語」で進行し、スライドにて英訳を提示するという形で行いました。分からない言葉があったときに、グループ内で助け合う姿が見られて良かったです。
イベントの最後に行った参加者アンケートからは、全体として楽しかったという意見のほか、「さまざまなバックグラウンドを持つ方々と意見交換や交流をすることができ、有意義な時間を過ごせた」や「ほかの国のことをもっと学びたくなった」というような感想がありました。
【「若者の国際フォーラムinとよた」に参加した学生のコメント】
私は、本イベントを中心になって企画?運営を行った学生の一人ですが、日本人と海外の方との壁を壊すというコンセプトをもとに企画を考えている中で、自分の中にも海外の方に感じている壁や先入観が無意識に存在していたことが分かり興味深かったです。このイベントを機に、外国人というフィルターをかけるのではなく、一人の人間として海外の方とも向き合っていけるような社会になることを祈っています。
(学校教員養成課程高等学校教育英語専修1年 新保りん)
2023年3月9日 三河ベイフットボールクラブ株式会社と相互連携に関する協定を締結しました。
2023年03月16日
3月9日(木)本学本部棟第三会議室にて愛知教育大学と三河ベイフットボールクラブ株式会社との連携協定締結式を行いました。三河ベイフットボールクラブ株式会社は、刈谷市にあるサッカークラブFC刈谷を運営する株式会社です。
三河ベイフットボールクラブ株式会社とは、2022年12月に地域の子どもを招いて実施した、子どもキャンパスプロジェクト「ミックススポーツフェスタ in 愛教大」へ参加いただくなど、連携交流を重ね今回の連携協定締結に至りました。
協定式には、本学から野田敦敬学長をはじめ5人、三河ベイフットボールクラブ株式会社から佐々木賢二代表取締役社長をはじめ2人が出席しました。協定式では杉浦慶一郎連携?附属学校担当理事の概要説明の後、野田学長と佐々木代表取締役社長が協定書に署名をし、協定を締結しました。
署名後に野田学長からあいさつを行い、「本学とは市内のとても近い距離にあるうえに、前身である日本電装サッカー部設立年の1949年は、本学が新制大学である愛知学芸大学となった年と同じで、とてもご縁を感じている。これからスポーツを介して共に未来の教育を創っていきたい」と話がありました。また、佐々木代表取締役社長からは、「スポーツを通じた社会貢献により地域の方々とご一緒し、応援していただくことを理念とし、積極的な地域活動を行っている。スポーツを通じた地域の活性化や課題解決について、これからも一緒に活動をしていきたい」とあいさつがありました。
今後は大学の授業の一環である企業体験活動でも協力をいただくなど、一層の連携協力を深める予定です。
(地域連携課 副課長 島村瑞穂)
2023年2月17日 「外国人留学生日帰り研修in明治村」を開催
2023年03月17日
2月17日(金)、外国人留学生と日本人学生を対象とした「外国人留学生日帰り研修in明治村」を開催しました。
日帰り研修は、本学の外国人留学生と日本人学生の親善交流を主な目的とし、国際交流ボランティア学生が主体となって行う懇親会です。さまざまなアクティビティや見学を通じて、留学生と日本人学生が交流をしたり、国際理解を深めたりすることを目的としています。
「外国人留学生日帰り研修in明治村」では、留学生13人、日本人学生7人、総勢20人が参加しました。
バスの中では、留学生と日本人学生を交えてグループを作り自己紹介を行った後、アクティビティとして、「じゃんけん大会」、「Just 30秒」、グループ対抗で「私は誰だ? 人物当てクイズ」を行いました。参加者達は、一喜一憂しながらイベントを楽しんでいました。
明治村に到着してからは、グループ別で自由散策をしました。見慣れない建物の写真をたくさん撮ったり、ガイドの方から建物にまつわる話や歴史を聞いたり、コロッケやカレーパンなどのグルメを楽しんだりして、思い思いに時間を過ごしました。また、最後のアクティビティとして、グループでタイトルを考え、明治村内でそのタイトルに沿った写真を撮る「写真大会」を行いました。明治村内には写真スポットがたくさんあり、外国人留学生と日本人学生がお互いの文化を比較し、コミュニケーションを取りながら、楽しく撮影をしました。
最後は全員で記念写真を撮影し、名残惜しみながらも「外国人留学生日帰り研修in明治村」は無事終了しました。
参加した国際交流ボランティア学生からは「留学生と交流をし、互いの国の文化について話すなどとても楽しい時間となった。特に写真大会ではグループの仲が深まったように感じて、嬉しかった」、参加した外国人留学生からは「日本人学生と交流し、互いの国や学校生活についてたくさん話すことができて楽しかった。明治村の景色が美しく、見ていて面白かった」と感想が寄せられ、本学の国際交流への今後に期待することが伺えました。
(教育学部学校教員養成課程幼児教育専攻2年 浅木 律乃)
2023年2月28日 2022年度外国人留学生卒業?修了懇談会を開催
2023年03月17日
2月28日(火)、本学の次世代教育イノベーション棟にて、本学を卒業?修了する留学生の祝賀懇談会を開催しました。今年度留学生と交流があった愛知県政策企画局国際課、刈谷市役所 市民協働課、刈谷市国際交流協会、知立市国際交流協会の方々を来賓として招き、野田敦敬学長をはじめ本学役員、指導教員、国際交流会館および国際教育棟で留学生と共同生活を送った日本人学生らも出席し、約60人が参加する盛大な懇談会となりました。
野田学長の祝辞、来賓の方々を代表して刈谷市国際交流協会事務局長の西村日出幸氏から卒業?修了する留学生へ温かい歓送の言葉が贈られ、終始和やかな雰囲気の中で会が進みました。
卒業?修了予定の留学生(大学院修士課程10人、教員研修留学生5人、大学院研究生2人、学部研究生9人、交換留学生4人の計30人)を代表し、教育学研究科修士課程日本型教育グローバルコースを修了する包 玉渓さんから、留学中に受けた多くの支援に対する深い感謝とともに新しい生活へ向けて力強い決意の言葉が述べられました。
その後、外国人留学生と日本人学生の共同宿舎である国際教育棟でリーダーを務めた日本人学生から惜別のあいさつがあり、先日行われた知立市国際交流協会主催のスピーチコンテストにて留学生部門の最優勝賞を見事に獲得した学部研究生のバングラデシュ出身ラハマン?エムディ?タレクさんから、「日本とバングラデシュの友情関係」としてスピーチの発表がありました。
来賓の方々と懇談や記念撮影を行った後、小塚良孝国際交流センター長より記念品が贈呈されました。最後に、岩山勉理事(研究?人事担当)による閉会のあいさつで盛会のうちに懇談会は終了しました。
30人の留学生が卒業?修了し、進路はさまざまですが、本学で学んだ成果を十分に生かし、それぞれの道で活躍することが期待されます。
(国際企画課 係員 吉村 舞)
2023年3月6日 全学FD「学生のICT活用指導力向上に向けて―教職課程における課題と取組を中心に―」を開催
2023年03月20日
3月6日(月)、愛知教育大学教職キャリアセンター?教育研究創成センター共催全学FD「学生のICT活用指導力向上に向けて―教職課程における課題と取組を中心に―」を開催しました。
教職員?学生70人が参加し、教職課程全体を通した学生のICT活用指導力向上に向けた今年度の取り組みについての情報共有や意見交流を行いました。
梅田恭子教授(情報教育講座)からは第4期中期目標?中期計画に位置付けられているICT活用指導力チェックリストの目標の数値やこれまでの回答結果や推移などについての情報提供がありました。青山和裕准教授(数学教育講座)からは教科教育法で試験的に取り組んでいる教員グループのメンバー紹介と活動内容、数学の教科の指導法の授業で取り入れている取り組みの紹介、鈴木一成准教授(保健体育講座)からは体育の教科の指導法の授業で取り入れている取り組みについて紹介がありました。
意見交流では、ICT活用指導力チェックリストの結果をあげるための方策について、さまざまな提案がありました。謙虚に回答しがちな本学の学生向けにどのようにしたらいいのか、参加してくれた学生からの提案もあり、とても有意義なFDとなりました。
(教職キャリアセンター ICT活用等普及推進統括部門)
2023年3月15日 障害学生支援に関する理解啓発講演会を開催しました。
2023年03月23日
3月15日(水)に本学の次世代教育イノベーション棟AUEカキツバタホールにて、障害学生サポート委員会?障害学生支援室主催の「障害学生支援に関する理解啓発講演会」を開催しました。
講師として桜花学園大学の副学長?保育学部教授の柏倉秀克先生をお招きし、「特別な配慮を必要とする学生の修学支援の在り方について~発達障害等の学生を中心に~」と題してご講演いただきました。
年度末の慌ただしい時期でしたが、野田敦敬学長をはじめ70人を超える教職員?学生が集まりました。
柏倉先生は文部科学省の「障害のある学生の修学?就職支援促進事業」の委員も務められ、大学における修学上の合理的配慮の提供事例に精通されています。
今回の講演では、日本学生支援機構の調査資料等をもとに、(1) 障害のある学生、とりわけ病弱?身体虚弱、発達障害、精神障害の学生が増えていること、(2) その数は国の障害者差別解消法の施行(2016)に伴って増加していること、(3) 国公立大学は差別解消のための合理的配慮の提供が義務付けられていること等の基本事項を踏まえたうえで、特に合理的配慮の提供に伴う「紛争に関する調整機関の設置」の遅れについて指摘がありました。また、国連の障害者権利条約批准に向けての国内法の整備について概観した上で、2024年の改正障害者差別解消法の概要を解説いただきました。
次いで、大学における主に修学上の合理的配慮提供のフローを明確に示していただきました。大学としてはシラバスの点検等を通して、講義の内容や評価について障害への配慮がなされているかを丁寧に確認する必要があり、その情報を可能な限りウェブサイトで明示するよう指摘されました。つまり、合理的配慮は教育の本質を変更することなく、修学の機会と方法の公平性を担保することが重要と解説されました。入試における面接試験、講義におけるプレゼンテーションやグループ討議について合理的配慮提供の意思表示がなされた場合、面接試験やプレゼンテーション等の目的を、アドミッションポリシーやディプロマポリシーと突き合わせて検討し、建設的な対話を通して実現可能な合理的配慮事項を決定することが求められると示唆していただきました。さらに評価に際して、合理的配慮を行ったうえでの公平性について、その評価基準等の妥当性も十分検討する必要があることも示されました。例として講義に休まず出席するまじめな学生だから単位を認めるのではなく、その講義で求められる学修成果の達成をもって評価することの重要性を強調されました。
質疑応答では、障害学生支援を担当する職員の雇用形態や、知見の蓄積のための方策について質問がありました。柏倉先生からは、(1) 多くの大学で担当職員が非正規雇用のため専門性の維持とノウハウの蓄積が危ぶまれていること、(2) 一部、専門性を担保すればアウトソーシング(臨床心理士等)も有効であること、(3) 理想としては正規職員を配置して長期にわたる支援体制を構築することが望ましいとの回答をいただきました。
本学の障害学生支援の今後の在り方を考える意義深い講演となりました。
(障害学生支援室 吉村 匡)
2023年3月8日 学生表彰を行いました。
2023年03月29日
3月8日(水)学長室にて学生表彰が行われ、第18回全国読書マラソン?コメント大賞において金賞を受賞した布澤陽和さん(学校教員養成課程義務教育専攻日本語支援専修2年)の功績に対して、野田敦敬学長から表彰状と愛知教育大学未来基金による報奨金が手渡され、今後に向けての激励の言葉が贈られました。
読書マラソンは「大学4年間で本を100冊読もう!」を合言葉に、2002年から全国の大学生協で行われてきました。今回はWebと従来からの手書き用紙のハイブリッドでコメントの募集が行われ、総数1,106通の応募があった中、布澤さんはノンフィクション部門で見事金賞を受賞しました。
布澤さんからは「これからも本との素敵な出会いを大切にしたい」など、今後の抱負が述べられました。
(学生支援課学生係 松尾雄一)
Sky株式会社とネーミングライツ事業契約を締結
2023年03月29日
4月1日(土)に自然科学棟1階ラーニングコモンズ(136号室)において、ネーミングライツ事業を開始し「Sky Commons」として、新たにスタートします。
Sky株式会社は、学校をはじめとする教育現場に向けたソフトウェアの企画や開発、サポート、ICT環境整備を行っている企業です。今回の契約により、本学は「教育や学校現場におけるICT化の推進」を図ることができ、Sky株式会社は、教職員、学生や地域住民に対して「教育のデジタル化推進企業として知名度やイメージ向上、社会貢献」を図ることができます。
本契約により、本学およびSky株式会社との相乗効果を期待し、自然科学棟およびその周辺で学修される際は、ぜひ「Sky Commons」をご活用ください。
ネーミングライツ事業制度は、本学が所有する資産等の有効活用を通じて、事業者等との連携の機会を拡大するとともに、新たな財源の確保により、教育研究環境を向上させることを目的として令和3年7月より導入しています。
(施設課 副課長 谷川正憲)
2023年1月25日 全学FD「学校教育におけるESDとユネスコスクールの展開」を開催しました。
2023年03月30日
1月25日(水)、本学次世代教育イノベーション棟AUEカキツバタホールにて地域連携センター?教育研究創成センターFD開発部門共催で全学FD「学校教育におけるESDとユネスコスクールの展開」を開催しました。
本FDは、文部科学省補助事業「SDGs達成の担い手育成(ESD)推進事業」における本学が主催する「ESD for 2030」TOKAIプロジェクトの一部として実施し、学内外から18人の参加がありました。
進行は三浦秀樹地域連携課長が務め、はじめに杉浦慶一郎連携?附属学校担当理事からあいさつがあり、大鹿聖公地域連携センター長による講演が始まりました。
最初にESDとは何か、世界的な動向やどのような過程を経てきたのか、文部科学省がすすめる現在のESD、新しい教育課程におけるESDの位置付けについて解説がありました。ESDの在り方については、「ESDは特段新しいことをやるのではなく、学習指導要領を具体的に実践していくことがESDになる」こと、また、ESDを実践するにあたって参考となるカリキュラム?デザインや実践の事例が紹介されました。新潟県や愛知県内の小学校の子どもたちが地域の人とかかわりながら、自主的に学習を進めていき、物事を自分事として捉え、自分が持つ知識を活用していく取り組みが挙げられました。
最後に、本学のASPUnivNet(ユネスコスクール支援大学間ネットワーク)の取り組みが紹介され、SDGsとESDについて「SDGsというのは山の頂上であり、ESDは頂上にいたるためのさまざまな情報を提供することである。そして、最終的に子どもたち自身がその情報を自主的に最適な選択をしていくことがSDGsにつながる」とまとめ、講演が終了しました。
参加者からは、「ESDに取り組みたいと思っていましたが、その思いがますます強くなりました」「政策と地域での取り組みの両方が学べ、たいへん勉強になりました」などの感想があり、ESDへの理解を深め、より一層取り組んでいくための一歩となる充実したFDとなりました。
(地域連携課 地域連携係 山下湧生)