News & Topics:2022年05月掲載分
- 2022年4月18日~22日 附属図書館にて「附属図書館利用説明会」を開催
- 2022年4月分 本学掲載の新聞記事、メディア紹介
- 2022年5月31日まで附属図書館で「本嫌いをなしにする74冊展」を開催中
- こらぼ(教育交流館2階 215)のロゴマークとマスコットキャラクターの学内公募を開始しました。
- 岩山勉理事が令和4年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞を受賞!
- 2022年4月20日 本学附属岡崎小学校の3?4年生が本学を訪問しました。
- 2022年5月8日 「第53回子どもまつり」を開催しました。
- 2022年4月26日 本学附属名古屋小学校の2年生が本学を訪問しました。
- 2022年4月27日 「第5回指導者用?学習用デジタル教科書研修会」を開催
2022年4月18日~22日 附属図書館にて「附属図書館利用説明会」を開催
2022年05月 6日
4月18日(月)~22日(金)に「附属図書館利用説明会」(40分制、期間中全5回開催)を附属図書館にて開催し、学部?大学院?特別専攻科から計17人の新入生が参加しました。
これは、主に新入生を対象として図書館が例年企画している利用説明会です。図書館で利用できる設備や貸出?返却方法について紹介する館内ツアーと、本学が所蔵している蔵書の検索方法を解説する蔵書検索の2部構成で行いました。参加者は時折質問をしながら、図書館職員による説明に熱心に耳を傾けていました。
参加者からは、「説明が充実していて、次回使うときに困ることはないと感じた」「説明会に参加しないと知り得ないことを知ることができ、貴重な体験となった」などの声があり、今後の大学生活に役立つ説明会となりました。
附属図書館は、今後も学生の皆さんが利用しやすい図書館を目指して、定期的に説明会を開催していきます。
(学術研究支援課 資料利用係 高瀨菜津)
2022年4月分 本学掲載の新聞記事、メディア紹介
2022年05月12日
2022年4月に掲載された新聞記事は6件、テレビ番組は7件、情報誌が1件です。
このほかに紹介された記事等あれば広報まで情報をお寄せください。
新聞記事
- 2021年7月から、毎週金曜日の中日新聞夕刊文化面に掲載された美術教育講座 鷹巣純教授のコラム「鷹巣純先生と行く地獄さんぽ」の連載が、4月8日(金)掲載の「37歩目」をもって最終回を迎えました。
【4月1,8日(金) 中日新聞夕刊5面】
- 「36歩目」では死後の旅を九幅の掛け軸で描いた壮大な地獄絵が登場し、数々の悪道世界を巡った先に極楽浄土が待っているという仕掛けを解説しました。そして最終回「37歩目」は「卒業旅行」と称して、「絵解き愛好家の聖地」の一つとされる長野県の「かるかや山 西光寺」へ出かけました。
?4月1日 36歩目「堕ちてなお 救いはある」
?4月8日 37歩目「聖地 西光寺でナマ絵解き」
- *追記:「21歩目(11月26日掲載)」で紹介した滋賀県長浜市の円立寺では、本連載がきっかけで先ごろ私家版「円立寺寺宝 六道絵 解説」を出されたとのこと。「地獄さんぽ」の反響の大きさがうかがえます。
- 「書く人」の誌面に、教育ガバナンス講座の堀内真由美准教授の著書「女教師たちの世界一周」が紹介されました。
【4月9日(土) 東京新聞朝刊10面】
【4月10日(日) 中日新聞朝刊12面】
- *本書は毎日新聞出版「週刊エコノミスト」でも、著者インタビューとともに紹介されています。
- 20世紀を代表するアイルランドの作家ジェイムズ?ジョイス氏が長編小説「ユリシーズ」を世に出してから今年で100年になることで関連本やイベントが相次ぐという記事の中で、「日本ジェイムズ?ジョイス協会」の事務局長を務める外国語教育講座の道木一弘教授のコメントが掲載されました。
- 4月20日(水)附属岡崎小学校の3?4年生が本学を訪問した際、社会科教育講座の土屋武志教授のゼミで学ぶ学生らの企画で新聞のワークショップが行われたことが紹介されました。
- 特集企画「学ぶ 先生が足りない」のシリーズ3回目「模索する教員養成大」の中で、本学附属図書館で企画展示を行っている「教職の魅力共創展」と、昨年度の教員就職者数が全国で一位だったことが紹介されました。
- 5月8日(日)に知立リリオ?コンサートホールで開かれるウクライナ支援のチャリティーコンサートについて、音楽教育講座の林剛一教授と金原聡子准教授が開催に尽力されたことが紹介されました。
【4月30日(土) 朝日新聞朝刊21面】
テレビ番組
- 4月2日(土)放送 NHK総合「ブラタモリ」
「日本の構造線スペシャル~"構造線"が日本にもたらしたものとは?~」の回に、理科教育講座の星博幸教授が出演しました。星教授は、タモリさん、浅野里香アナウンサーがトークしているスタジオに「構造線のおもしろさを存分に味わっていただきたい!」というコメントとともに登場。過去に放送された回を振り返りながら3人で構造線についてトークを繰り広げました。
- 4月4日(月)放送 テレビ愛知「5時スタ」
「おかわり天気予報」コーナーのクイズ「ニホンタンポポとセイヨウタンポポの見分け方」について、理科教育講座の渡邊幹男教授の解説とタンポポの提供写真が紹介されました。
- 4月9日(土)放送 NHKBSプレミアム「体感!グレートネイチャーSP」
「北アメリカ大陸誕生!~消えた謎のプレート~」の回に理科教育講座の星博幸教授がリモートで出演し、ファラロンプレートの構造や、イエローストーン、ヨセミテ渓谷の魅力などを解説しました。
- 4月13日(水)放送 フジテレビ「世界の何だコレ!?ミステリーSP」
栃木県の観光名所、那須岳にある国名勝「殺生石(せっしょうせき)」が真っ二つに割れた謎を探る企画に理科教育講座の星博幸教授が出演しました。殺生石の前でレポートするお笑いコンビU字工事のもとに星教授が登場し「地質学のスペシャリスト」として紹介された後、石が割れた原因について解説しました。
- 4月15日(金)放送 NHK総合「東海 ドまんなか!」
「大人ってなんだろう?」の回に、学校教育講座の中井大介准教授が出演しました。成人年齢が18歳に引き下げられたことを受け「大人とは何か」を考える番組の中で中井准教授は「心はいつ大人に?」をテーマに、脳の構造(前頭前野の働き)や自制心の成長について解説しました。
- 4月15日(金)放送 ひまわりネットワーク「地域ジャーナル」
「新?教育行政計画へ! ~未来を拓く子どもたちを育む学校現場の今~」の回に、野田敦敬学長が出演しました。コロナ禍により大きく様変わりした学校の様子を紹介するとともに、第4次豊田市教育行政計画について詳しく解説しました。番組は、5月19日(木)まで繰り返し放送予定です。
- 4月21日(木)放送 CBCテレビ「チャント!」
大石邦彦アナウンサーの企画「大石が聞く」のコーナーで、本学の留学生が紹介されました。「留学しにくい国日本」をテーマに、コロナ禍で留学生の日本離れが起きていることを問題視し、来日が遅れた留学生のインタビューや本学での対面授業の様子、日本語教育講座の北野浩章教授のインタビューなどが放送されました。また「留学生は日本と世界をつなぐ存在であり、今後留学生の『日本離れ』をどう防ぐか」について小塚良孝副学長がインタビューに答えました。
情報誌
- 毎日新聞出版「週刊エコノミスト」5月3?10日合併号
教育ガバナンス講座の堀内真由美准教授の著書「女教師たちの世界一周」が、著者のインタビュー記事とともに紹介されました。
(広報課 広報?渉外係 飯濱美樹)
2022年5月31日まで附属図書館で「本嫌いをなしにする74冊展」を開催中
2022年05月12日
本学附属図書館は、昨年好評だった「本嫌いをなしにする74冊展」を、4月16日(土)から5月31日(火)まで、附属図書館内の日本文教出版Atelier Nichibun (アイ?スペース)で開催しています。
昨年に引き続き、図書74冊と、学生が書いた本の紹介文や感想などのカードを会場の壁面に貼って展示しています。カードの中には、短時間で多くの本に目を通す読書法「味見読書」を用いた学生によるコメントなどがあり、来場者を楽しませています。
展示会場では、本をはじめから最後まで読み通すことの多い方に、本の一部分を読んで、俯瞰的に内容をとらえる「あらまし読み」も紹介しています。
学生参加型の展示ですので、多くの学生が気楽に一言本の感想を書いて、カードを壁に貼って楽しんでほしいと思います。
(学術研究支援課 図書館運営室 目録情報係長 福井千都)
こらぼ(教育交流館2階 215)のロゴマークとマスコットキャラクターの学内公募を開始しました。
2022年05月16日
本学では、2022年4月、教職キャリアセンターに「ICT活用等普及推進統括部門」を新設し、教育交流館2階215教室を「こらぼ」と命名して、本部門の活動拠点として利用しています。
「こらぼ」という名称には、活動拠点である小さな「ラボ(laboratory)」に、「コラボレーション(collaboration )」や「共同で(co-)」という意味が加わって、活気のある場所となるよう願いを込めています。そこで、このたび「こらぼ」をより親しんで利用してもらえるよう、学内の学生および教職員を対象として、ロゴマークとキャラクターの募集を開始しました。募集期間は6月30日(木)までです。入選作の発表は9月初旬頃の予定です。
詳しくは、以下のウェブページを参照し、ぜひ応募してください。
また、こらぼでは、授業用にiPadをはじめとするICT機器類を貸し出しているほかに、学生ICT支援員の企画による勉強会なども開催しています。本学の学生や教職員なら誰でも勉強会に参加したり、ロイロノート?スクールやコラボノートEXなどの授業支援アプリを試したり、Root(ルート)やmBot(エムボット)などの教材用プログラミングロボットなどを試したりすることができます。2022年度から、学生ICT支援員のたまごの「こらぼランティア」(通称こらぼラ)も活動し、スキルアップを図っています。「こらぼ」をぜひご活用ください。
(教務企画課 教育高度化支援係)
岩山勉理事が令和4年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞を受賞!
2022年05月16日
岩山勉理事(研究?人事担当)が、科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(理解増進部門)を受賞しました。
表彰式は、新型コロナウイルス感染防止のため、4月20日(水)にオンライン配信で行われたため、5月10日(火)に学内授与式を執り行い、野田敦敬学長からお祝いの言葉とともに受賞にあたっての賞状および副賞の伝達を行いました。
文部科学省では、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者を「科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞」として顕彰しており、特に「理解増進部門」については、青少年をはじめ広く国民の科学技術に関する関心および理解の増進等に寄与、または地域において科学技術に関する知識の普及啓発等に寄与した活動を行ったと認められた個人?グループに贈られるものです。
受賞対象となった活動は、「理科離れ克服を目指した科学ものづくり教育の推進と普及啓発」です。具体的には、科学技術に興味のある地域の児童?生徒の育成、実践的指導力のある教員の養成、現職教員の指導力育成?向上と支援、学生の自主的?主体的な科学技術普及活動の支援等を目的とした、科学?ものづくり教育推進センターが中心となった、組織的?継続的な諸活動が成果として認められました。岩山理事は、当初からこの活動に携わり、また、科学?ものづくり教育推進センター長としてこの活動を推進してきました。
岩山理事は、これまでの活動に積極的に協力してくれた卒業生を含めた大勢の学生、教職員の方々を代表しての受賞であると、謝辞を述べられました。
(学術研究支援課 副課長 繁野美奈)
2022年4月20日 本学附属岡崎小学校の3?4年生が本学を訪問しました。
2022年05月24日
4月20日(水)、愛知教育大学未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の取り組みとして、本学附属岡崎小学校の3?4年生がペア遠足で本学を訪れました。小学生176人と引率教員6人がプログラム体験や授業参加などを通じて楽しい時間を過ごしました。
まず講堂前に到着すると、本学公式マスコットキャラクターである愛教ちゃんとエディが子どもたちを出迎えました。3年生と4年生のペアに分かれて整列し、小塚良孝副学長やボランティア学生からのあいさつに元気な返事で答えると、それぞれのプログラム体験へと出発しました。
プログラム体験では3つのグループに分かれ体験活動を行いました。「マジックショー」では本学職員が繰り広げるマジックに目を輝かせ、簡単にできるマジックを教えてもらいペア同士で披露しました。「馬とのふれあい体験」では馬術部部員の説明を受け、間近で見る馬の大きさと迫力にどきどきしながら、実際に撫でてみたり餌をあげたりしました。「図書館見学」では職員の案内のもと、キッズライブラリーで気に入った図書を手に取り、大学史資料展示室などの展示資料に興味深そうに見入っていました。
その後、5つのグループに分かれ、保健体育講座の上原三十三教授による「なわとび実技」、成瀨麻美准教授による「リズムダンス実技」、鈴木一成准教授による「手軽な運動遊び」、生活科教育講座の柿崎和子教授による「大学探検」、社会科教育講座の土屋武志教授による「新聞を使ったワークショップ」の授業に参加しました。どの授業も学生と一緒に楽しそうに取り組みました。
授業後はAUEスクエアに移動し、思い思いの場所で昼食を取りました。
最後に講堂前で愛教ちゃんとエディと一緒に記念撮影を行い、大学に自生しているカブトムシの幼虫をお土産としてもらいました。その後、子どもたちは満面の笑みを浮かべながら帰りのバスに乗り込みました。
(企画課 未来共創推進室 未来共創推進係 柘植貴史)
2022年5月8日 「第53回子どもまつり」を開催しました。
2022年05月26日
5月8日(日)に「第53回 子どもまつり」を本学キャンパスで開催し、近隣の地域の子どもたちと学生で賑わいました。
当日は快晴のなか、実行委員会や他の学生団体が今日のために準備してきた企画を、来場した子どもたちや学生が楽しんでいる姿を見ることができました。参加した学生は「よろしくるーむ」と呼ばれる部屋で子どもたちとグループになり、一緒に企画を回るなかで仲を深めました。
会場となった第一共通棟には、実行委員会の学生が手作りした飾りを廊下や壁などのいたるところに飾りました。飾りを持ち帰ってよい時間になると、多くの飾りを腕いっぱいに抱え、笑顔を見せる子どもたちであふれかえりました。
子どもまつりに参加した子どもたちは、学生との別れを最後まで惜しみ、学生も帰っていく子どもたちが見えなくなるまで手を振り続けていました。学生たちは、「子どもたちを笑顔にすることができた」という達成感と、「次回はもっと楽しませることができるようにしよう」という新たな目標を得たようです。
■ 第53回子どもまつり実行委員会 委員長 鷹見洸平さんのコメント
5月8日(日)に開催した「第53回子どもまつり」には約250人の子どもたちと、約60人の学生が参加してくれました。参加してくれた皆さんは楽しんでいただけましたでしょうか?次回の「第46回 冬の子どもまつり」は 12月11日(日)に開催予定です。次回も楽しい企画を多数用意しますので、ぜひお越しください! 委員一同、たくさんの参加を心よりお待ちしております!
(第53回子どもまつり実行委員会)
2022年4月26日 本学附属名古屋小学校の2年生が本学を訪問しました。
2022年05月27日
4月26日(火)、愛知教育大学未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の取り組みとして、本学附属名古屋小学校の2年生88人と引率教員4人が遠足で本学を訪れました。
大学に到着すると、まず講堂前で本学公式マスコットキャラクターである愛教ちゃんとエディとともに記念撮影を行い、クラスごとにプログラム体験へと出発しました。
プログラム体験では「馬とのふれあい体験」「わくわく科学実験」「図書館見学」の3つのプログラムを順番に体験しました。「馬とのふれあい体験」では馬術部員から馬の説明を受け、実際に子どもたち自身で餌をあげ、馬が食べる姿を興奮しながら見ていました。「わくわく科学実験」では本学パートナーシップ団体のマスコットキャラクター「訪問科学実犬ワンダーくん♂」が出迎え、岩山勉理事や学生が繰り広げる科学実験に目を丸くしていました。「図書館見学」では職員の案内のもと、図書館の蔵書の数や大型図書を見て驚きの声をあげ、キッズライブラリーでは絵本を広げ夢中になって読みました。
プログラム体験を終えた後は次世代教育イノベーション棟に移動し、みんなで昼食を取りました。
最後に講堂で愛教ちゃんとエディと一緒にクラスごとの写真撮影を行い、大学に自生しているカブトムシの幼虫をお土産としてもらいました。当日はあいにくの曇り空でしたが、子どもたちのすてきな笑顔が学内に広がりました。
(企画課 未来共創推進室 未来共創推進係 柘植貴史)
2022年4月27日 「第5回指導者用?学習用デジタル教科書研修会」を開催
2022年05月31日
4月27日(水)に、本部棟第一会議室にて、教職キャリアセンターICT活用等普及推進統括部門主催の「第5回指導者用?学習者用デジタル教科書研修会 『啓林館?算数数学』」を株式会社新興出版社啓林館との共催で開催し、16人(学生7人、教職員9人)が参加しました。
今回の研修会は、本学と新興出版社啓林館との間で締結された相互連携に関する協定に基づいて開催したもので、デジタル教科書の特性や意義等についてより深く学ぶために、新興出版社啓林館の大阪本社と東海支社の3人の講師により、デジタル教科書の演示や、参加者が持参したノート型パソコンを使用したデジタル教科書等の体験を行いました。また、研修会の冒頭では、本年度本学に就任した中川哲客員教授による講演「Society5.0変化の時代 GIGAスクールにおける学び」を行いました。
講演では、中川客員教授から、デジタル教科書が採用される前段階としてのGIGAスクールの導入の背景について説明があり、これからの子どもたちが生きる力を発揮する社会について理解するために、Society5.0の時代を時系列で学びました。また、文部科学省でGIGAスクールの立ち上げに携わられ、いろいろな学校を視察された経験から、GIGAスクールを実践事例として個別最適の学びと協働的学びを行っている授業の紹介がありました。
研修会の第一部では、新興出版社啓林館 愛知県担当の山﨑友貴氏による講義が行われました。GIGAスクール構想や文科省の学習者用デジタル教科書普及促進事業に代表されるICT化の流れについてお話があり、その後、実際にデジタル教科書(小学校算数)の体験版を操作しながら、デジタル教科書の有用性について学びました。今後のデジタル教科書の活用目標である、指導者用?学習者用デジタル教科書を連携させた協働学習について説明があり、協働学習に関連して授業支援ソフトとデジタル教科書の連携における状況や著作権などの課題について、参加者と意見交換を行いました。
第二部では、新興出版社啓林館 第7教育推進部の柳田博史氏による講義が行われました。特別支援学級在籍者数や通級による指導を受けている児童生徒数の推移や現在の個別最適化学習の動向について説明があり、その後、デジタル教科書以外の個別最適化に対応した「スマートレクチャー」と「マルチリンガル教科書」の2つのICT教材の紹介がありました。「スマートレクチャー」の体験では、参加者各自で解説動画を視聴したのちに、個別最適化の個別学習のツールとして活用事例を学びました。「マルチリンガル教科書」は多言語に対応した読み上げ機能があり、その活用方法について学びました。
最後に、総括として教職キャリアセンター副センター長?数学教育講座の飯島康之教授が、「紹介いただいた動画のコンテンツを含めたいろいろな形があり、1人1台端末によって学びの設計がいろいろできる。教科書は標準を求めるものではあるが、デジタル化によって標準以外の部分を工夫できる時代にようやくなったと思う」と述べました。
研修会終了後のアンケートでは、参加者から「現代社会や教育界の課題と併せてデジタル教科書の特徴を知ることができ、参加できて良かった」、「これまでどちらかというと、デジタル教科書の積極的活用には消極的だったが、デジタル教科書を実際に使ってその便利さを知り、上手に活用していきたいと感じた」という感想が寄せられ、体験型研修会の有効性が現れた結果となりました。
(教務企画課 教育高度化支援係)