News & Topics:2014年04月掲載分
2014年3月24日 卒業?修了式
2014年04月 7日
2013年度の卒業?修了式が3月24日(月)午前10時30分から,講堂で行われました。
今年度,卒業?修了したのは,教育学部教員養成課程683人,現代学芸課程235人,特別支援教育特別専攻科29人,大学院教育学研究科108人,同教育実践研究科33人の計1,088人。
式では,学位記と修了証書の授与が行われ,各課程の卒業?修了生代表が壇上に歩み出て,松田正久学長から学位記と修了証書を受け取りました。
学長告辞で松田学長は,「4年前の入学式に,大学の学びと教養,愛知教育大学検証と大学運営の学生の参画などのお話をしましたが,愛知教育大学で『学びがい』『つくりがい』を実感して巣立っていただけるかどうか,お一人お一人に直接お聞きしたいところです。さまざまな体験の中で多くの友人ができ,その意味では『つくりがい』のある学生生活を送っていただけたのではないかと思います」と振り返り,自らの退任にも触れ「学長として良かったことは,多くの学生の皆さんと出会えたこと。励みとなり,多くの勇気をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます」と感謝の言葉も。さらに「皆さんは今,愛知教育大学という学び舎を離れ,社会への一歩を踏み出されました。その時々で日本のこと,世界のことを『なぜ,どうして』の気持ちで振り返っていただき,長い人生を焦らずに着実に歩まれ,悔いなく送られることを祈念しています。卒業?修了,本当におめでとうございました」と祝福とエールの言葉を送りました。
これを受けて,卒業生?修了生の代表による答辞が行われました。初等教育教員養成課程の黒柳文菜さんは,「この4年間で得た経験や出会い,思い出は,これから先,困難を乗り越えたいとき,必ず背中を押してくれるでしょう。私たちはこれからそれぞれ新たな人生の第一歩を踏み出します。本学で学んだことを何一つ無駄にせず,これからも自分を磨いていけるよう努力していきます」と決意を語りました。
この後,来賓の紹介,管弦楽団の演奏,「蛍の光」斉唱が行われ,式は終了。この日は,穏やかな晴天となり,講堂前では卒業?修了生たちをクラブ?サークルの後輩たちが待ち受け,胴上げをしたり,記念撮影をするなどして,先輩たちの門出をにぎやかに祝いました。
2014年3月28日 第7回アカデミックカフェ特別編「松田正久学長退任記念講演会」
2014年04月15日
教職員?一般に向けた講演会「第7回アカデミックカフェ」の特別編として,この3月に退任する松田正久学長の特別講演会が3月28日(金)午後3時半から,本部棟の第五会議室で開催され,学生,教職員,一般市民など約100人が詰め掛けました。
松田学長は「物理学徒として歩んだ道,今,未来に伝えたいこと」をテーマに,出身地の島根県について,学生時代に物理学を学んだ経緯や恩師?友人との出会い,オーストラリアやスウェーデンでの研究などを振り返り,当時の写真を見せながらユーモアたっぷりに紹介。また,「日本は時代の転換期にあって,教育のシステムを変えなくてはいけない」とも。入学式や卒業式の学長告辞で訴えてきた「なぜ,どうして」と問うことや教養の大切さ,「一人ひとりの人間の尊厳が保障される社会であるべき」「もっと世界を見て,自分の力で考えることが大切」などと次世代へのメッセージを熱く語りました。愛教大での37年間を振り返り,「多くの皆さん,特に学生の皆さんに励ましをもらった。ありがとうございました」と感謝の言葉も述べました。
この日は,松田学長退任を記念した一連の行事が行われました。アカデミックカフェに先立ち,松田学長は,改修が済んだ自然科学棟屋上の天文台を視察し,16年ぶりに取り替えられた天体望遠鏡のお披露目に参加,退任記念に寄贈した桜の木の植樹を附属図書館前で行うなど,奔走。さらに,講演後に第一福利施設のHANDSで送別会が開かれ,学生?教職員の有志,地域連携の関係者など約70人が集い,松田学長の愛教大での37年にわたる労をねぎらい,杯を手に2時間にわたってにぎやかに歓談しました。
2014年3月31日 松田正久学長?折出健二理事の退任セレモニー
2014年04月15日
任期を終え,退任を迎えた松田正久学長と折出健二理事(総務担当)の退任セレモニーが,3月31日(月)午後4時から,本部棟玄関前で行われました。 松田学長,折出理事が姿を現すと,集まった教職員,学生から拍手が沸き,秘書広報課の職員から花束が贈られました。松田学長は,別れを惜しみ新たな旅立ちを告げる漢詩を披露しながら,「37年間お世話にな
2014年4月2日 2014年度新採用職員研修
2014年04月16日
2014年度新採用職員を対象にした研修が,4月1日(火),2日(水)の両日,第三会議室,第五会議室で行われました。同研修は,新採用の教職員に本学の教育研究のあり方や諸課題などについて説明し,職務遂行に必要な基礎知識を習得し,大学運営への理解を深めてもらうことを目的に,毎年この時期に実施しているものです。今回は2013年4月2日以降,2014年4月1日までに採用された教員,研究員,事務職員合わせて26人が参加しました。
講師は白石理事,中田理事,菅沼理事をはじめ,各担当副学長,監事,教育創造開発機構副機構長が,大学の概要などを説明しました。各理事からは,「ミッションの再定義」「教員養成に関するグローバル化」について,本学を取り巻く状況,国立大学改革の課題,大学改革についての状況や課題についての説明がありました。
また,今年度から,新採用教員に対して「予算執行の手続き」「兼業,諸手当について」など実務についての新たな研修も実施しました。
(法人企画部 人事労務課副課長 丸山祥弘)
2014年4月2日 後藤ひとみ新学長が教職員に就任あいさつ
2014年04月16日
4月1日に就任した後藤ひとみ学長が,教職員へのあいさつを2日午後1時から,第一会議室で行いました。
会場に集まった約200人の教職員を前に,後藤学長はパワーポイントを使って,大学を取り巻く情勢として,文科省が2012年に掲げた「大学改革実行プラン」,昨年再定義された本学のミッションの概略を説明,「初等?中等教育を担う教員の質の向上のために機能強化を図る」と述べ,大学教員のうち小中学校などの指導経験者を現在約10%から数年以内に20%に倍増することなどを明らかにしました。36項目にわたるマニュフェストの実行プランを提示し,「時間やお金のかかるものはありますが,できるものから実行していきたい」と力強く抱負を述べました。
さらに,学校現場の多様なニーズに対応した免許取得や現職教育,グローバルな教育大学づくりなどの広域拠点型の教育大学としての実績を示すなどの新たな取り組みも示し,「対話と情報共有による21世紀型の組織づくりに励むので,理解と協力をお願いしたい」と呼び掛けました。
続いて,理事,監事,副学長,学系長,特別学長補佐が一列に並び,自己紹介が行われました。
2014年4月4日 2014年度入学式
2014年04月16日
2014年度入学式が,4月4日(金)午前10時30分から本学講堂で行われました。
入学生は教育学部944人(教員養成課程696人,現代学芸課程248人),大学院141人(教育学研究科修士課程85人,教育実践研究科(教職大学院)52人,共同大学院博士課程4人),1年課程の特別支援教育特別専攻科26人,の総計1,111人が出席しました。
構内の桜が満開のこの日,講堂前のテラスでは在学生のクラブの勧誘が行われ,賑やかに新入生を歓迎。会場では,管弦楽団が「アンネクライネナハトムジーク」(モーツアルト作)を厳かに演奏して,式はスタート。後藤ひとみ学長が「1,111人の入学を許可します」と入学許可宣言。続いて,新入生を代表して中等教育教員養成課程の伊藤貴代さんが「本学学生としての本分を全うすることを誓います」と宣言しました。
後藤学長は告辞で「大学での学びを通して,自分なりの見方や価値観を身に付けてください。そのためには,たくさんの人と出会い,さまざまな体験を重ねて,感性を磨いてほしい。失敗を恐れずに,夢を持って,学生生活を謳歌してほしい」などとエールを送りました。
この後,役員部局長の紹介,管弦楽団による「威風堂々」(エドワード?エルガー作)の演奏,混声合唱団による学生歌の合唱が披露され,式は終了しました。
また,午後6時30分から本部棟第五会議室で行われた夜間入学式には,教員など働きながら学ぶ大学院入学生22人が出席しました。
告辞の全文は下記のページにてご覧いただけます。
2014年4月1~25日 能楽部展示
2014年04月21日
本学の能楽部による展覧会が附属図書館アイ♥スペースで開催中。4月25日(金)まで,入場無料。
同展は,学生による能の活性化を目的に同部が企画し,今年で3回目。日本の伝統芸能に興味を持ってもらい,学生能の活動を知ってもらうことで,活動に参加?協力してもらうのが目的。日ごろの活動や,能の型の説明などを写真パネル17枚で紹介し,能面7点も合わせて展示,学生能の舞台映像も上映しています。
同部は20年ほど前に活動を停止し,5年前に再開しました。新入生向けの「クラブ?サークルオリエンテーション」などで興味を持った学生が加わり現在,部員6人。週に一度,専門家を招いて大学会館の和室で練習しています。部長の井田和さん(国際文化コース2年)は「展示の効果があって,昨年は4人の新入生が入ったので,この時期に展示を行いました」。部員たちは「謡いや仕舞で人間の心をシンプルに表す能は,とても魅力的」「余分なものを排除した美しさがあり,観客と演じる側が互いの了解の上でイメージを共有できる」とアピールしました。
23日午後零時40分からは,会場で仕舞「鞍馬天狗」「羽衣」などの実演が予定されています。
2014年4月6日 2014年度博士課程共同教科開発学専攻の合同ガイダンス
2014年04月21日
本学と静岡大学が共同で設置している博士課程共同教科開発学専攻の合同ガイダンスが,4月6日(日)午後1時から浜松市文化振興財団研修交流センターで実施され,新入生8人と在学生19人,両大学の関係教職員32人が出席しました。
共同教科開発学専攻連絡協議会議長は,両大学が隔年で務めることになっており,本年度は本学が担当し,合同ガイダンスも本学の委員を中心に進められました。本学石川恭学務委員が司会を務め,本学博士課程担当副学長の西宮秀紀連絡協議会議長があいさつをした後,新入生,在学生,教員,事務職員の順に自己紹介しました。新入生からは,今後進めたい研究内容についても併せて紹介がありました。
続いて,西宮議長が共同専攻の概要について,本学古田真司学務委員長が教育方法について説明。その後,学年別に分かれてのガイダンスに移り,新入生に対しては授業時間割等の年間スケジュール,履修登録方法などの事務手続き方法等について詳細な説明がされ,各指導教員と授業履修計画や研究計画についての相談が行われました。
なお,13日(日)からは遠隔教育システムによる授業が開始され,新入生にとって本格的な研究活動がスタートしました。
(教務課大学院グループ)
2014年4月11日 後藤ひとみ学長が林郁夫知立市長らと懇談
2014年04月21日
本学と包括協定を締結している知立市の林郁夫市長らが4月11日(金),本学を訪れ,後藤ひとみ学長と中田敏夫理事(教育?学生担当理事)と懇談しました。
来訪は,1日に就任した後藤学長へのあいさつのためで,林市長のほか,川合基弘教育長,加古和市企画部長,石川典枝同市教育委員会教育部長,そして,3月に本学を退任して同市教育委員長に就任した宇納一公名誉教授も同席しました。
林市長は,同市のカキツバタの群生地が「伊勢物語」の舞台の一つとされ,愛知県の花や本学シンボルマークのモチーフにもなっていること,国の文化財に指定されている「知立まつり」(5月2日,3日開催)など文化的な魅力をアピール。2021年完成予定の知立駅付近の再開発,宇納名誉教授など本学関係者が協力している「彫刻ロード」など市の取り組みを紹介して,「子どもからお年寄りまで安心して暮らせる街づくりを目指しており,愛教大の学生さん,先生方の力を今後ともお借りしたい」と述べました。本学OBの川合教育長は「外国人児童の日本語指導で中田先生に長年お世話になっていますが,参加する学生さんにとっても貴重な体験の場。教育においても市にとっても,愛教大にとっても,良い関係をさらに築いていきたい」と期待が寄せられました。
後藤学長は「従来の実績を評価してもらっており,これからは地域貢献の窓口をきちんと決めて,できることを積極的にやらせていただきたい。知立市は愛教大の玄関口でもありますから」と今後も連携の可能性を探りながら協力を深めていくことを確認しました。
2014年4月16日 新入生歓迎ランチタイムコンサート
2014年04月25日
新入生を歓迎するランチタイムコンサートが,4月16日(水)午後零時30分から附属図書館アイ♥スペースで行われました。
ランチタイムコンサートは,音楽教育講座が,昼休みのひとときに気軽に生の音楽に触れてもらおうと季節ごとにテーマを決めて企画?開催しています。毎年4月は,新入生歓迎コンサートとして,音楽選修?専攻の3,4年生が出演します。今回はピアノやサクソフォン,フルートの演奏,声楽の6組が披露し,新入生をはじめとした学生,教職員など約80人が会場に詰め掛けて,耳を傾けました。演目は,それぞれ昨年度後期の授業で練習を重ねた曲で,特徴を理解して情感を込めたパフォーマンスに客席から大きな拍手が送られました。
演奏を終えた3年生は「新入生に,お手本にしてもらえたらと心掛けて演奏しました」。先輩の演奏を聴いた音楽専攻の1年生は「学年を重ねるほど上手な演奏だと思いました。これから4年間,頑張りたい」と声を弾ませました。