2014年3月28日 第7回アカデミックカフェ特別編「松田正久学長退任記念講演会」
2014年04月15日
教職員?一般に向けた講演会「第7回アカデミックカフェ」の特別編として,この3月に退任する松田正久学長の特別講演会が3月28日(金)午後3時半から,本部棟の第五会議室で開催され,学生,教職員,一般市民など約100人が詰め掛けました。
松田学長は「物理学徒として歩んだ道,今,未来に伝えたいこと」をテーマに,出身地の島根県について,学生時代に物理学を学んだ経緯や恩師?友人との出会い,オーストラリアやスウェーデンでの研究などを振り返り,当時の写真を見せながらユーモアたっぷりに紹介。また,「日本は時代の転換期にあって,教育のシステムを変えなくてはいけない」とも。入学式や卒業式の学長告辞で訴えてきた「なぜ,どうして」と問うことや教養の大切さ,「一人ひとりの人間の尊厳が保障される社会であるべき」「もっと世界を見て,自分の力で考えることが大切」などと次世代へのメッセージを熱く語りました。愛教大での37年間を振り返り,「多くの皆さん,特に学生の皆さんに励ましをもらった。ありがとうございました」と感謝の言葉も述べました。
この日は,松田学長退任を記念した一連の行事が行われました。アカデミックカフェに先立ち,松田学長は,改修が済んだ自然科学棟屋上の天文台を視察し,16年ぶりに取り替えられた天体望遠鏡のお披露目に参加,退任記念に寄贈した桜の木の植樹を附属図書館前で行うなど,奔走。さらに,講演後に第一福利施設のHANDSで送別会が開かれ,学生?教職員の有志,地域連携の関係者など約70人が集い,松田学長の愛教大での37年にわたる労をねぎらい,杯を手に2時間にわたってにぎやかに歓談しました。