2021年11月29日~12月3日 令和3年度後期授業公開を実施しました。
2021年12月14日
11月29日(月)~12月3日(金)、令和3年度後期授業公開として、7つの対面型授業と2つのオンデマンド型授業で、授業公開を実施しました。
本学では、教育の実施体制等に関する目標を達成するための措置として、中期計画【18】において、「第3期では、新たに設置した教職キャリアセンターのFD部門等が中心となって推進し、全教員が少なくとも年1回、他の教員の授業を参観し、授業方法についての研修会、ICT教育に関する研修会等に参加すること」を掲げており、教員の教育能力や指導能力の向上を図ることを目的として、前期?後期にそれぞれ1回ずつ、1週間の期間を設けて、学内の教職員が参観できる授業公開を実施しています。
今年度後期は、11月29日(月)から12月3日(金)に、7つの対面型授業と2つのオンデマンド型授業で、授業公開を実施し、のべ94人の教職員が参加しました。
対面型授業の授業公開では、通常の90分の授業を参観者が参観し、授業終了後に20分のディスカッションを実施しました。授業では、参観者が気付いたことをメモに取ったり、学生のグループディスカッションの様子を近くで見たりと熱心に参観し、授業後のディスカッションでは、参観者からの授業に関する感想や質問を教員同士で熱く語り合いました。
授業者の松井孝彦准教授(外国語教育講座)は授業公開を終え、「初等英語科教育法の授業を参観していただきました。学生は、前週にオンデマンドで小学校外国語活動および外国語の授業構成や指導技術に関する内容を知識として学び、今日の授業に参加をしています。今日の対面授業では、前週の復習をしながら、実際の小学校の教室で展開される授業場面においてどのように英語を用いて指導をすればよいかを学生に考えさせ、演習に取り組ませました。対面授業では、毎授業の最後に、短時間の模擬授業を全学生にさせ、その様子を録画させています。学生の中には、自分の模擬授業を動画で振り返り、改善を加えて再度録画をし直す者もいます。学生には、このような模擬授業体験を何度も通して指導力を高めていってもらうことを期待しています」と述べました。
また参観者からは「学生を半分にして、オンデマンドと演習を組み合わせるという方法が大変効果的であると感じました。"講義→手本→体験→課題→録画"の流れがスムーズで90分があっという間でした」「限られた時間内に分かりやすく解説するにはどうしたらよいか、どう話すとよいかを、学生それぞれが工夫していました」「教育政策や学校現場の課題について、多角的な視点から考えさせられる内容を扱っていたため、事務職員としても非常に勉強になりました」といった感想が聞かれました。今後もこのような取り組みを通して、より一層の授業改善を図っていきます。
(教務企画課 教職キャリアセンター支援係)