News & Topics:2018年10月掲載分
2018年8月2日 愛知教育大学教職キャリアセンター「大学?附属学校共同研究会」の夏季一斉研修を開催
2018年10月 4日
8月2日(木)に教職キャリアセンターによる「大学?附属学校共同研究会」の夏季一斉研修が開催されました。
この研修には,本学の大学教員と附属学校教員が参加し,教科ごとの分科会において,教科指導や教材研究の展開などに関し,理論的?実践的な立場からの提案,議論を行いました。
特に今年度は2月に高等学校の新学習指導要領が公表され,これで幼?小?中学校すべての新学習指導要領が公表されました。これを受け,その内容に関する話題提供や各校での実践報告などが行われました。また今年度は特に「働き方改革」を受けて共同研究の在り方にも,従来通りにいかない根本的な改革の必要性があると,附属学校から問題提起がありました。すぐには結論の出せない問題ではありますが,本研修や共同研究会における継続的な活動を通して,大学と附属学校との連携協力を強化し,教育研究のさらなる推進を図ることを確認しました。
なお,共同研究会では,本研修の内容と併せて年間を通じた研究成果をまとめた報告書を年度末に発行し,教職キャリアセンターホームページ上にて公開する予定です。
(教職キャリアセンター 教科教育学研究部門 戸倉則正)
(企画課 教育企画室)
2018年9月21日 附属図書館の蔵書印が国文学研究資料館「蔵書印データベース」に掲載されました。
2018年10月 5日
9月21日(金),本学附属図書館所蔵資料に押印されている蔵書印が国文学研究資料館の「蔵書印データベース」に掲載されました。蔵書印とは所蔵図書に押印された印章のことで,複数の蔵書印がある図書からは,その図書の来歴が分かることとなります。
今回,登録された蔵書印は,本学の今井正之助名誉教授(国語教育講座)による蔵書印研究の成果である「蔵書印覚書」(外部サイト)に掲載されているものです。附属図書館には,尾張藩の藩校である明倫堂の旧蔵本をはじめとする貴重な蔵書が伝えられており,資料に押印されたさまざまな蔵書印は,本学の蔵書の成り立ちを知る重要な手がかりとなります。
また,国文学研究資料館の「蔵書印データベース」は,レコード数3万件を超す全国規模の蔵書印データベースです。附属図書館に調査に来た学外の研究者から「愛教大の蔵書印には大変面白いものが多いので掲載されたらどうですか」と勧められたことが,今回の掲載のきっかけとなりました。
掲載のための作業は,大変時間がかかりました。なぜなら,古い資料に殺虫剤としてまかれていたBHC(ベンゼンヘキサクロリド)に少量のアスベストが含まれていることが,榊原洋子准教授(保健体育講座)らの調査によって判明したためです。職員は数カ月をかけて1ページずつBHCを除去し,その後,高精度の画像で提供するため全て印影画像を撮影し直しました。
こうして掲載に至った愛知教育大学附属図書館蔵書印234印は,下記のサイトで「愛知教育大学」を検索すると,確認できます。
- 「蔵書印DB検索画面」(外部サイト)
明倫堂旧蔵本の蔵書印のほかにも,尾張藩寺社奉行所,町奉行所の印など貴重なものが含まれています。「蔵書印覚書」の蔵書印由来と合わせてご覧ください。
(学術研究支援課 図書館運営室 目録情報係長 福井千都)
2018年9月20日 平成30年度法人文書管理研修を開催
2018年10月 9日
9月20日(木),教育未来館多目的ホールにて「法人文書管理研修」を開催し,事務職員および附属学校教員81人が参加しました。
法人文書管理に関する研修は,文書管理者向けのものや一般管理者向けのものなどを毎年行ってきましたが,今年度は,公文書管理法施行から8年目を迎え,今一度,法人文書管理の土台となる「公文書等の管理に関する法律」に基づいた法人文書管理の概要を共通理解し,法人文書の適切な管理の徹底を図ることを目的とし,外部講師を招いての開催となりました。
前半は,内閣府公文書管理課公文書管理専門官 杉浦哲夫氏に「法人文書の管理について-公文書等の管理に関する法律の概要等-」をテーマとして,省庁などの公文書管理事例や実態に基づいたケーススタディなどを講義していただきました。
後半は,富士ゼロックス株式会社マーケティング推進グループ 松尾伸彦氏に「法人文書の電子管理」をテーマとして,スペースの有効活用,電子文書管理の課題や電子化に必要なルール,他大学で検討されている電子管理活用事例などを交えて講義していただきました。
参加者からは,「法人文書管理の目的,法人文書の該当性,保存方法などについてさまざまな気づきがある充実した時間となった」「電子化について実用的な内容であった」との声があり,法人文書管理について理解が深まった研修となりました。
(総務課 文書法規係長 繁野美奈)
2018年10月2日 海部地区4市2町1村教育委員会と相互連携に関する協定を締結
2018年10月 9日
10月2日(火),本部棟第三会議室において,本学と海部地区4市2町1村教育委員会の相互連携に関する協定を締結しました。
協定の締結式には,本学からは,後藤ひとみ学長,4人の理事および地域連携関係教員が出席し,海部地区の津島市,愛西市,弥富市,あま市,大治町,蟹江町,飛島村の4市2町1村教育委員会からは,それぞれの市町村教育長などが出席しました。
本学の第三期中期目標?中期計画では,社会的使命として市町村や教育委員会と新たな相互連携協定を結び,教育に特化した連携を拡充する計画をしており,今回の協定は,県内西部の教育委員会との広域的な連携拡充を行うためのものであり,子どもの健やかな成長や学生の実践力育成,現代的教育課題への対応,教職員の資質?能力の向上などについて相互連携を図ることを目的としています。
今後は,海部地区4市2町1村を一つのブロックとして,高度化や現職教員の再教育を目的に海部地区全体を対象として行う現職教員研修などの共同開催事業や,各市町村教育委員会が抱えている教育問題に対応するための個別支援事業などを展開していくこととしており,また,これらの事業を協議するための連携推進協議会の設置を予定しています。
締結式では,西淵茂男連携担当理事から,協定締結の経緯や趣旨,協定等の概要説明があった後,学長および教育長による協定書への署名が行われました。
署名後,後藤学長から「本学は教員養成だけではなく,教師を支えていく教育支援専門職も育てており,各地にいる卒業生の教員はもとより,教育を支える専門職を本学が計画的に養成することが可能になっている。協定締結を機会に連携を深めていきたい」とのあいさつがありました。各市町村教育委員会教育長からは,「現場では,いじめ,不登校を始めとする教育に関する課題が山積している。大学の先生方に指導していただいて,私たちの地域の力量の向上にお力添えいただきたい」「市町村と規模が大きいので,地区単位だけでなく,各市町村それぞれにも支援いただきたい」などと話があり,締結式を終えました。
- 関連リンク
連携?協定について
(広報?地域連携課 地域連携室長 浅岡明美)
2018年9月分 本学掲載の新聞記事紹介
2018年10月11日
2018年9月に掲載された新聞記事は14件,テレビ番組4件,ラジオ番組1件,情報誌1件です。
このほかに紹介された記事等あれば広報まで情報をお寄せください。
新聞記事
- 教育紙面「マナビバ」より
2020年度小学校で必須化のプログラミング教育について,高浜市で教員向けに開かれた研修会で,技術教育講座 磯部征尊准教授が講義しました。
- 東海吹奏楽コンクール大学の部で本学吹奏楽部が銀賞を受賞しました。
【9月3日(月) 朝日新聞朝刊23面】
- 学校業務改善に取り組む自治体をモデル地域に指定する文科省の事業に本学が指定されました。
【9月3日(月) 教育家庭新聞】
- 名古屋市教育委員会が開いている「名古屋土曜学習プログラム」で本学が出前授業を実施。社会科教育講座 土屋武志教授のコメントが掲載されました。
【9月13日(木) 読売新聞朝刊28面】
- 「JR刈谷駅開業130周年」に寄せて広告を掲載
【9月13日(木) 中日新聞朝刊】
- 碧南市と本学との連携亚洲通网址网_亚洲通官方网站が開かれ,社会科教育講座 前田勉教授が「明治維新の原動力となった藩校教育」をテーマに講義を行いました。
- 教育紙面「マナビバ」より
中日教育賞50回記念 NIE講座「新聞の力」実感する学習法
本学非常勤講師 市川正孝氏の寄稿が3回にわたって紹介されています
- 国立大学のサーバー対策について,本学がアンケートに回答した内容の集計結果が紹介されています。
【9月18日(火) 日本経済新聞34面】
- 私立大学展(9月22日?23日開催)に参加する国立大学として本学が紹介されています。
- 2018年度AUE学生チャレンジ?プログラム採択企画「教育ツーリズムin大館」の活動の様子が紹介されました。
また,秋田テレビでも放送されました。
【9月14日(金)?9月21日(金) 秋田県 北鹿新聞】
- 「日本女性会議2020」に向けた初の実行委員会が開催され,家庭教育講座 山根真理教授が実行委員長に選出されました。
また,ケーブルテレビキャッチネットワークの「KATCH TIME30」でも放送されました。
- 愛知県立半田東高校?教育コース?で,心理講座(臨床心理士)森川夏乃助教の講義が行われました。
- 本学非常勤講師の小崎智則氏が,東海市平洲記念館で「『平成』の出展について」講座を開きました。
- 本学で教育メディエーター養成のために9月から始まった「学校コンフリクト演習」や「愛知教育大学教育メディエーター」の資格取得について紹介されました。
テレビ番組
- 9月16日(日)放送 中京テレビ「スポーツスタジアム」
陸上競技部 小林紗矢香さん(保健体育専攻4年)のインカレ女子100mハードル3連覇への挑戦が特集で放送されました。
- 9月21日(金)放送 秋田テレビ「プライムニュースAKITA」
2018年度AUEチャレンジプログラム採択企画「教育ツーリズムin大館」の活動の様子が紹介されました。
- 9月24日(月)放送 キャッチネットワーク「KATCH TIME30」
「日本女性会議2020」に向けた初の実行委員会が開催され,家庭教育講座 山根真理教授が実行委員長に選出されました。
- 9月24日(月)放送 キャッチネットワーク「KATCH TIME30」
本学と安城市立北部小学校が連携して,プログラミングの体験授業を行いました。
ラジオ番組
- 9月21日(金)放送 CBCラジオ「多田しげおの気分爽快~朝からP.O.N.(朝PON)」
コーナー企画「話題のコラーゲン」で,教職実践講座 川北稔准教授が出演。高齢の親と50代の子どもがひきこもり,社会から孤立化してしまう「8050問題」について解説しました。
情報誌
- 生涯学習情報誌「生涯学習なごや9月号」で告知
【亚洲通网址网_亚洲通官方网站】親子で楽しくボール遊びを体験しよう:保健体育講座 山下純平講師
(広報?地域連携課 広報?渉外係 飯濱美樹)
2018年8月8日 学生選書ツアー開催
2018年10月12日
附属図書館の企画として,8月8日(水)に「学生選書ツアー」を実施しました。
「学生選書ツアー」とは,図書館に置いてほしい図書を,書店に出向き直接図書を手にとって選書する学生参加型の企画です。平成30年度の1回目となる今回は,三省堂書店名古屋本店にて開催し,9人の学生の参加がありました。
参加した学生たちは約2時間かけて本をじっくりと選びました。参加者同士で相談しながら選書する姿や,予算に収まるよう真剣に本を選ぶ姿が見られました。参加者からは「卒業論文に取り組むにあたって,調べ物に使いたい本をたくさん購入できてよかった」「図書館にすでにある本を数冊選んでいた。気付いていないだけで読みたいと思う本は図書館に多くあると分わかってよかった」という感想を聞くことができました。
参加者たちは,自分の専攻する教科や興味のある分野の図書など,さまざまなジャンルやテーマの図書から150冊程を選書しました。
選書した図書は,附属図書館アイ?スペースに特別コーナーを設けて貸し出しています。参加学生の書いた紹介POPを添えて,なぜその図書を選んだかの理由も分かるように展示しています。
学生の目線で選ばれた図書は毎年とても人気がありますので,ぜひご覧ください。
(学術研究支援課 図書館運営室 総務?受入係 鳥居智子)
2018年9月28日 平成30年度9月卒業式を挙行
2018年10月12日
平成30年度の9月卒業式を,9月28日(金)午前10時30分から本部棟第五会議室で挙行しました。
この日,卒業を迎えたのは学部を卒業する5人と大学院を修了する1人です。このうち卒業式には4人が出席し,学位記が手渡されました。
学長の告辞として「大事なことは,これまでに何を学び,その学びをどう生かしていくのかということ」「明日からの実社会で求められるのは,第一に人と和する力であり,第二に考えたり,応用したりする,いわゆる『生きていくための力』です」として「自分の『来た道』を見つめつつ,今日という『行く道』を大切にしてほしいと願っています」との言葉が贈られました。また,「本学は,『子どもたちの未来を拓く人』を一人でも多く育てるために,これからも,学習環境の改善,カリキュラムの改善などを積極的に進めていきます。そして,皆さんが帰って来ることのできる大学づくりを目指していきます。本日は,卒業,修了,おめでとうございます。皆さんのさらなる飛躍を願って,お祝いの言葉と致します」と,卒業生を祝福しました。
これを受けて,卒業生代表の山田雄也さん(中等教育教員養成課程?理科専攻)は,研究室での活動と教育実習の経験を「かけがいのないもの」として「この愛知教育大学で得た経験や出会いは,かけがえのない宝物です。これまで学んだこと,経験したことに誇りをもち,さまざまな分野で社会に貢献していきたいと思っております」と感謝を述べ,式は終了しました。
(学長の告辞は「学長室だより」をご参照ください。)
(総務課 総務係 酒井加奈子)
2018年10月7日 ミニオープンキャンパスを開催しました。
2018年10月19日
10月7日(日)に,本学初となる「ミニオープンキャンパス」を開催しました。8月のオープンキャンパスに来られなかった方を主な対象に,規模をやや縮小して行った今回の「ミニオープンキャンパス」では,初めての試みにもかかわらず,高校生やその保護者など計324人の方にご来場いただきました。
課程,選修?専攻,コース別説明会では,教育内容の説明や学生による体験談,アドバイスなどがありました。参加者は熱心に耳を傾けており,各課程,選修?専攻,コースへの興味?関心の高さがうかがえました。
講堂で開催された大学説明会では,学長からのあいさつの後,伊藤貴啓副学長(入試改革担当)と入試課職員より本学の概要や入試制度について説明がありました。また,大学生協学生委員による学生座談会も行われ,学生たちは自分自身の経験や愛知教育大学の魅力について来場者へ熱く語りかけました。さらに,「ミニオープンキャンパス」で初企画となったクラブ?サークル紹介では,吹奏楽団,落語研究会,ダンス部が各クラブ?サークルでの活動を披露することで高校生に歓迎の意を示しました。
8月のオープンキャンパスでも好評を博した大学生協学生委員らによるキャンパスツアーや相談コーナーには,多くの高校生やその保護者が参加し,本学でのキャンパスライフをより身近に感じられた様子でした。
8月のオープンキャンパスも含め,多くの方にご来場いただき,愛知教育大学を実際に見て,より深く知ってもらうための良い機会となりました。
(入試課 大学院?センター試験係 新田祥子)