2017年1月25日 教職キャリアセンター教科教育学研究部門 1月例会 座談会 テーマ「新学習指導要領の動向」を実施
2017年03月06日
1月25日(水) 教育未来館において,教職キャリアセンター教科教育学研究部門 1月例会 座談会 テーマ「新学習指導要領の動向」を行いました。
平成28年8月には中央教育審議会中間まとめ,同年12月には答申が出され,今春にも新しい学習指導要領が告示されようとしています。そこで,1月例会では,「中間まとめ」および「答申」における各教科の特色について執筆するとともに,その文書をもとに座談会を開催することにしました。当日は,10分科会から19人の出席があり,活発な意見交流により,各教科の動向について共有することができました。
はじめに,丹藤博文教科教育学研究部門代表からあいさつと趣旨説明があり,その次に各教科から「新しい指導要領の特色は何か」についての説明がありました。知識と技能,教科の独自性と教科横断,生活や現実とのかかわり,評価の問題,アクティブ?ラーニング,そしてナショナリズムや価値観といったさまざまな問題が出されました。最後に,野田敦敬教職キャリアセンター長より,かつて教科教育センター「SCOPE」の時代にも座談会が開催されていたこと,本座談会を機に各教科の「独自性」をもう一度見直すことが大切であることが語られました。
本部門では,本座談会とその文書を部門誌「SCOPEⅢ No.7」に掲載し,愛知県の小中学校に配付する予定です。新学習指導要領理解と授業実践の具体化のための一助となれば幸いです。今後は,座談会での議論を,教科教育学研究部門として,指導要領告示後さらに深めていきたいと思います。
(教職キャリアセンター教科教育学研究部門代表 丹藤博文)
(高度教員養成支援課 教育臨床係長 長谷川由香)