2017年1月28日 「ミドルリーダーへのメッセージ」(中堅教諭等資質向上研修)を開催
2017年03月01日
1月28日(土) 教育未来館3階多目的ホールにおいて,文部科学省プロジェクト『学び続ける教員像の確立に向けて』「ミドルリーダーへのメッセージ」(中堅教諭等資質向上研修)を開催し,受講生32人,来賓11人(愛知県教育委員会?名古屋市教育委員会および他の教育機関)の方々,および後藤ひとみ学長,理事4人が出席しました。
受講対象は,小中学校のミドルリーダーとして活躍している教員で,愛知県教育委員会?名古屋市教育委員会をはじめ,豊橋市,豊田市,幸田町の各教育委員会からも参加いただき,盛会でした。
その内容?プログラムは次のとおりです。
- 9:30~10:50 (80分):愛知教育大学 倉本哲男
【リーダーシップ,カリキュラムマネジメントの概論】
- 11:00~12:20 (80分):愛知教育大学 磯部征尊
【学級?学年経営の実践事例(学級力)】
- 13:20~14:40 (80分):愛知教育大学 飯島康之
【ICT教育とALの事例(情報管理)】
- 14:50~16:10 (80分):堀田泰成弁護士
【喫緊の教育課題とコンプライアンス】
本研修の背景のポイントとして,2016年末に「教育公務員特例法」の一部改正がありました。こうした国の動向を考慮して,以前から取り組んできたものですが,主たる改正点は,「10年目研修」を「中堅教諭等資質向上研修」に改め,学校マネジメントを踏まえた教員の在り方や,教員の資質向上?育成に「必要な指標,および研修計画」を定めること等が求められています。今後はますます本学と各市町村教育委員会との連携が発展していくことでしょう。
これに加えて,全国的に教職大学院を中心とする大学院改革が進むことから,現職教員の研修こそが教育系の大学マネジメント戦略のカギとなり,それに関するプログラム開発等が重要項目となることでしょう。
以上のことから,「ミドルリーダーへのメッセージ」と題して,当該研修を「キックオフ」しました。
現在,アンケートを集計?分析中ですが,一般的には,「単に自分自身の授業や学級経営に終始することなく,ミドルリーダーとして学校全体を俯瞰(ふかん)する知識?考え方,スキルを学び続けたい」との感想をいただきました。
今後とも,このラインが継続?発展し,より充実したものとなるように関係者一同,頑張っていきたいと考えています。今後とも,ご理解とご協力のほどをよろしくお願いいたします。
(文科省プロジェクト『学び続ける教員像の確立に向けて』代表 倉本哲男)
(高度教員養成支援課 高度教員養成総務係)