2014年11月27日 本学大学院生らと文部科学省川﨑拓磨発達障害企画係長と意見交換会を実施
2014年12月25日
11月27日(木)文部科学省特別支援教育課の川﨑拓磨発達障害企画係長が来学され,愛知教育大学学校教育臨床専攻に所属する大学院生らと発達障害のある児童?生徒の支援における現状について意見交換会を行いました。
今回の訪問は,本学が文部科学省の採択を受け実践的研究を行っている「発達障害の可能性のある児童生徒に対する早期支援?教職員の専門性向上事業」の事業説明会に出席した祖父江典人教授(学校教育臨床学講座?教育臨床総合センター長)が川﨑発達障害企画係長に,本学大学院生らとの意見交換会を提案し,快諾いただき実現しました。
当日は,まず後藤ひとみ学長らと特別支援教育の現状や本学の取り組みについて意見交換を行った後,白石薫二事務局長の案内で,学内の学生サポートセンターや障害児治療教育センター,附属図書館,教育未来館などの視察を行いました。
その後,教育臨床総合センターに場所を移し,意見交換会を実施。最初に,川﨑発達障害企画係長から「発達障害教育支援行政について」というテーマで,特別支援教育をめぐる現状や,法に基づき業務を執行する役割の行政職員の立場から発達障害教育を支援するということはどのようなことかについて話題提供があり,学校教育現場に在籍されたという自身の経験を踏まえての話に,参加した大学院生らは熱心に聴き入っていました。
意見交換会では,発達障害の捉え方があいまいな部分もあり,過剰な対応を行ってしまう学校もあること,カウンセラーとして教育現場で役割を果たすために重要なことは何かといった活発な意見交換が行われました。
最後に,川﨑発達障害企画係長が「みなさんには将来スクールカウンセラーとして活躍いただくことを期待しています。そのためにも,児童?生徒だけでなく多忙な学校現場の先生方にも寄り添い,共に課題を解決する気持ちが大事。一般の先生方とのコミュニケーションを大切にして協力体制を築き,頑張ってください」と,激励の言葉で結び,有意義な意見交換となりました。