News & Topics:2014年05月掲載分
2014年4月24,25日 ビジネス基礎研修を実施
2014年05月 7日
2010年4月~2014年4月1日に法人採用試験により採用された事務職員を対象としたビジネス基礎研修が4月24日(木),25日(金)に,第五会議室で行われました。
この研修は,学外講師を招き,あいさつ,身だしなみ,敬語と言葉遣い,電話応対などビジネス社会で求められる基本的なマナーを身に付けるとともに,学生から社会人への意識と行動改革を図り,いち早くチーム貢献できる仕事の進め方を理解することを目的として今年度新たに実施を計画したもので,20人が参加しました。
講義のほかにグループワークも多く取り入れられ,講師とのやり取りでは,時折参加者の笑いも沸くなど明るい雰囲気の中で,社会人としての意識を改めて自覚することができた有意義な研修となりました。
最後に,ビジネス基礎研修での研修成果として「職場でこれだけは必ず実行する」ものをグループ内で発表し,社会人としての心持ちも新たにし,研修が終了しました。
(法人企画部 人事労務課副課長 丸山祥弘)
2014年5月8日 SD研修会を開催
2014年05月20日
SD研修会が5月8日(木)に本部棟第五会議室で開催され,本学事務系職員44人が参加しました。研修会では,横浜国立大学総務部広報?渉外課長の大澤俊正氏を招いて,「職員の意識改革!-広報戦略の視点から-」をテーマとして,講演していただきました。大澤氏は,企業で情報インフラを活用とした広報?広告企画の提案,実施に携わった経歴があり,2007年8月から同大学で勤務されています。
講演では,広報戦略のすすめとして,まず,国立大学は,学生?保護者?OBなどステークホルダーへのサービスが重要で,「国立大学は立派,頑張ってる」と見られるには「仕掛けとパフォーマンスが絶対必要」と説明されました。また,国立大学ファンを増やすには,関心を持たせ,情報を収集してもらうことであり,広報として例えば,(1)公式ウェブサイトを活用し学内外の情報を発信する,(2)学内で困っている人がいたら声掛けするなど「おもてなしの精神」が大事で,第一印象がその大学の善し悪しを決める,(3)卒業生にホームカミングデーやメールマガジンなどで最新の大学情報を届け,いつも大学に関心を持ってもらうことで支援者を獲得するなどの方法も紹介されました。
さらに,広報力を高めるには,女性の社会進出に伴い女性の視点を積極的に取り入れることが必要で,入学案内には女性が楽しい雰囲気の中で学生生活を送っている描写や色々な世代の男女が納得するロケーションを考えることも大事であると述べられました。広報力強化のおすすめとして,「最大のコミュニケーション力は口コミであり,知り合い同志からの情報は信頼できるので,ココだけの話はすぐに広まる」「大学で見つけた虫でもいいから写真を撮って情報提供すれば,珍しい発見として取り上げられるかもしれない」などいくつかの実践的マーケティング術も紹介されました。
引き続き,大澤氏に同行した吉澤由貴総務部広報?渉外課広報係長から,同大学で2010年から実施しているSD研修「学びのひろば」について説明があり,中堅?若手教職員が毎月ディスカッションし,立場や部署を超えて情報?意識?目標を共有する活動を継続している取り組みが紹介されました。参加者からは広報?渉外課の入試広報への関わり方や「学びのひろば」での事案の提案方法等について質疑が行われました。
最後に白石理事?事務局長が,「一人ひとりが広報マインドを積極的に持ってほしい。本日の講演で参加者の意識改革が進めばよいと思う」と挨拶し,研修を終了しました。
(秘書広報課長 伊藤純一)
2014年5月9日 附属図書館で「『種』プロジェクト」スタート
2014年05月20日
附属図書館で,エコキャンパス事業の一環として,図書館『種』プロジェクトが利用者向けに5月9日(金)からスタートしました。
昨年度に引き続き2年目となるこのプロジェクトは,ESD(持続可能な開発のための教育)推進,および知識の宝庫である図書館から環境教育に関しても情報を発信していくために,図書館での本の「貸出?返却」という役割になぞらえて,図書館利用者に種の「貸出」を行い,大学内もしくは自宅で栽培し,収穫後の種を図書館に「返却」してもらう取り組みで,図書館内で環境に関する特別コーナーを設置し,教員による講習会も予定しています。
今年度は貸し出す種の種類に野菜も追加し,食育教育にも広げていきます。また,ESD(持続可能な開発のための教育)推進,および大学組織全体で環境教育に取り組むために附属幼稚園や小学校でも活動を行い,園児?児童による環境コミュニケーションの広がりにつなげていく予定です。
種の種類は,花がひまわり,アサガオ,マリーゴールド,コスモス,ハーブなど,野菜はトマト,カボチャ,トウモロコシ,なす,ピーマン,スイカ,ゴーヤ,ネギなど。1人3袋まで,返却期限は2015年1月13日(火)とし,学生をはじめ,教職員や学外利用者にも種の貸出を行っていますので,ぜひ期間中にご参加ください。
(情報図書課 資料受入担当 沓名正樹 酒井加奈子)
2014年4月10日~5月8日 後藤学長が本学関係機関の長と懇談
2014年05月30日
後藤ひとみ学長が新任のあいさつを兼ねて,本学との関係機関を4月から5月上旬にかけて訪問し,学長,市長らと懇談しました。本学からは,中田敏夫理事(教育?学生担当),菅沼教生理事(研究?附属学校担当),白井正康理事(連携担当),野田敦敬副学長,伊藤純一秘書広報課長が同行しました。
4月10日(木)午前,名古屋大学に濱口道成総長を訪問しました。濱口総長から「大学改革加速期間での予算算要求プランには,イノベーションやガバナンス改革,グローバル化を要素として入れることが重要である」と助言されました。また,名古屋大学,三重大学,本学との事業「アジアを中心とする国際人材育成と大学連携による国際化の加速度的推進」に関する連携強化や今後の教員養成大学の課題についても意見交換しました。
17日(木)午前には愛知県教育委員会野村道朗教育長を訪問しました。後藤学長からは,文部科学省との「国立大学法人の機能強化等に関する意見交換」の中で大学と教育委員会との連携に課題があるとの指摘を受けたことを説明。野村教育長は,「色々なニーズに教師が対応できる能力を身に付けてほしい。研修プログラムの開発には大学の協力に感謝している。教育実習だけでなく学生ボランティアで力を貸してほしい」と要望され,教職大学院や初任者研修についても意見を交わしました。
同日午後には名古屋市教育委員会下田一幸教育長を訪問。下田教育長は,「教職大学院には期待している。いじめの問題,発達障害の問題など多様化していて対処できる教員が必要。これらに対応する新しい分野ができたら教員を送り込みたい。大学と連携して最新の成果を入れたマニュアルも作りたい」と要望し,教職大学院への派遣の課題や教育委員会と私立大学との連携協定についても意見交換しました。
24日(木)午前,愛知県大村秀章知事を訪問しました。大村知事から,後藤学長にこれからの愛知の教育について知事が広く意見を聴く「教育懇談会」委員を引き受けてほしい旨依頼された後,将来の愛知県での教員採用者数の減少など教員養成大学としての課題や私立大学の都心回帰などについて意見を交換しました。
同日の午後,名古屋市河村たかし市長を訪問しました。河村市長から,いじめ?不登校などの問題に対応するため,「なごや子ども応援委員会」を発足し,専門のスクールカウンセラー33人を学校に配置することなど説明があり,アメリカで資格を取得された高原晋一氏の著書「アメリカのスクールカウンセリング」を後藤学長に進呈され,本学とコラボできるものがないかなど意見交換を行いました。
4月28日(月)~5月7日(水)には,刈谷市,知立市,安城市,みよし市,豊明市,豊田市の各市長らを訪問し,市と本学の両者がこれまでに連携して実施している,外国人児童生徒のための学習支援,生涯学習講座,訪問科学実験,学校支援ボランティア(学生ボランティア)を継続していくことや今後の新たな連携?取り組みについて,意見を交換しました。
(秘書広報課長 伊藤純一)
2014年5月17日 本学天文台で第92回一般公開を開催
2014年05月30日
本学天文台で「第92回一般公開」が5月17日(土)に開催されました。同日の大学祭に合わせて,午前10時~午後8時に,観望会,映像「3D宇宙の旅」上映,天文ミニ講座など盛りだくさんの内容で行われ,延べ約600人が来場しました。
午前の観望会では,今春新設された60㎝望遠鏡で金星を,小型望遠鏡で太陽と太陽の黒点を観察。天候にも恵まれ,青空の中にレモン型に欠けた金星や,たくさんの黒点を観測することができ,参加者から歓声が上がりました。「3D宇宙の旅」上映会は30分おきに8回実施し,澤研究室の学生スタッフが案内や解説などを担当し,参加者はひとときの宇宙旅行を楽しみました。午後の観望会では,赤い星ベテルギウスと白い星シリウスを交互に見て,色の違いを実感してもらうこともできました。
夜の天文ミニ講座は「誕生星座ってなに?~惑星の運動~」をテーマに,澤武文特別教授が惑星の運動について解説。なぜ惑星と呼ばれるかを,星座の中の順行と逆行を繰り返す様子をシミュレーションの動画で示しながら説明し,ケプラーの三つの法則,地球から見た太陽の運動,黄道12星座などについて紹介しました。その後の観望会では,金星,火星,土星を観測。3D映像上映会もほぼ満員の状態と盛況のうちに,この日の公開を無事に終了しました。
澤教授は「参加人数が多かったですが,新しい望遠鏡は床から観望できるため,比較的スムーズに観望ができました。また,今回は研究室の学生スタッフ8人が運営に奮闘して,3D宇宙の旅を参加者に楽しんでいただけてよかったです。今後もこのような活動を続けていきます」とこの日の感想と今後の活動への意欲を語りました。
次回の開催は,6月28日(土)午後6時からです。
2014年5月14~18日 第45回愛知教育大学大学祭を開催
2014年05月30日
「第45回愛知教育大学大学祭」が5月14日(水)~18日(日)に,本学キャンパスで開催され,多くの学生や一般参加者でにぎわいました。
今年のテーマは「5日間愛教を占拠します」。14~16日の「スポーツ祭」は第一?第二体育館,附属屋2階,グラウンド,テニスコートなどを会場に,バドミントンやバスケットボール,バレーボール,卓球,ミニサッカー,テニス,ソフトボール,ハンドボール,ドッチビーの9種目の競技が行われ,各チームとも声を掛け合って戦い,皆,スポ祭を満喫した様子でした。
17,18日は大学祭のクライマックス。クラブ?サークル,選修?専攻による模擬店が構内各所に建ち並び,たこ焼きや焼き鳥,かき氷,ジュースなどを販売。学生は店舗の装飾やメニューに工夫を凝らして,元気な声で来場者を呼び込んで盛り上げました。教室では写真展示や漫画展,お化け屋敷,落語?漫才,手品,アカペラなどが披露され,教員による研究紹介,教育実習の展示,化学実験の体験教室,附属図書館前の野外ステージではバンド演奏やお笑い芸人によるパフォーマンスがありました。
新井美保子副学長(学生支援?就職支援担当)が審査員として参加した模擬店コンテスト,夜祭ではクイズ?ビンゴ大会やトーチトワリング,講堂ではストリートダンス発表,大学会館では演劇,茶道と多彩な企画が繰り広げられました。
17,18日両日の来場者は例年同様の約4,000人。下村昂平実行委員長は「今年は全期間中天候にも恵まれて,多くの方に参加してもらえました。来年の学祭もいろいろ楽しく面白い企画を計画し,もっと楽しんでいただけるよう盛り上げていきたい」と満足そうでした。
(学生支援課 課外教育担当係長 亀山重人)