2014年5月17日 本学天文台で第92回一般公開を開催
2014年05月30日
本学天文台で「第92回一般公開」が5月17日(土)に開催されました。同日の大学祭に合わせて,午前10時~午後8時に,観望会,映像「3D宇宙の旅」上映,天文ミニ講座など盛りだくさんの内容で行われ,延べ約600人が来場しました。
午前の観望会では,今春新設された60㎝望遠鏡で金星を,小型望遠鏡で太陽と太陽の黒点を観察。天候にも恵まれ,青空の中にレモン型に欠けた金星や,たくさんの黒点を観測することができ,参加者から歓声が上がりました。「3D宇宙の旅」上映会は30分おきに8回実施し,澤研究室の学生スタッフが案内や解説などを担当し,参加者はひとときの宇宙旅行を楽しみました。午後の観望会では,赤い星ベテルギウスと白い星シリウスを交互に見て,色の違いを実感してもらうこともできました。
夜の天文ミニ講座は「誕生星座ってなに?~惑星の運動~」をテーマに,澤武文特別教授が惑星の運動について解説。なぜ惑星と呼ばれるかを,星座の中の順行と逆行を繰り返す様子をシミュレーションの動画で示しながら説明し,ケプラーの三つの法則,地球から見た太陽の運動,黄道12星座などについて紹介しました。その後の観望会では,金星,火星,土星を観測。3D映像上映会もほぼ満員の状態と盛況のうちに,この日の公開を無事に終了しました。
澤教授は「参加人数が多かったですが,新しい望遠鏡は床から観望できるため,比較的スムーズに観望ができました。また,今回は研究室の学生スタッフ8人が運営に奮闘して,3D宇宙の旅を参加者に楽しんでいただけてよかったです。今後もこのような活動を続けていきます」とこの日の感想と今後の活動への意欲を語りました。
次回の開催は,6月28日(土)午後6時からです。