地域における科学?ものづくり教育の実施、充実-理科離れ克服の科学?ものづくり教育の推進プロジェクト-

プロジェクトリーダー(敬称略)

岩山勉、清水秀己(~H30年度)

目的

ものづくりが盛んな地域の教員養成大学という特性を生かし、「訪問科学実験」等の実施を通して、文系理系を問わず、科学?ものづくり教育に関して、十分な知識と高い指導力を有する教員を養成し、教育現場における科学?ものづくり教育の向上と活性化を図る。
さらに、全国の教員養成系大学?学部とのネットワーク化等により、理科実験?ものづくりのできる教員の養成と育成、現職教員を支援する活動を展開する。

取り組んだ内容

本学では、ものづくりが盛んな地域の教員養成大学という本学の特性を生かし、文系理系を問わず、高い科学?ものづくりの知識と指導力を持ち、理科実験?ものづくりのできる教員の養成や現職教員の支援を行うとともに、訪問科学実験、科学?ものづくりフェスタ、自由研究相談会等、種々のイベントを開催し、地域の子どもたちの科学?技術に関する興味?関心を喚起し、理科の好きな子どもの育成に貢献してきた。そこで培ったノウハウを他の教員養成大学とも共有し、教員養成教育が共通して抱える諸課題を協働で解決できる体制を整備した。本プロジェクトは学内に設置している「科学?ものづくり教育推進センター」が中心となって、これらの諸活動を継続的に推進している。

訪問科学実験は、学生が、小?中学校をはじめとする地域の子ども会等からの依頼を受けて先方に出向き、子どもたちと科学実験を楽しむ、中心をなす学生主体の自主的な活動である。子どもたちとふれあい、子どもの気持ちや行動を理解する能力を高め、理科について正しい知識を身につけ、面白さや楽しさを子どもに効果的に伝えることのできる、教員に求められる能力を育成することを目指している。参加学生はいわゆる理科を専門とする学生だけではなく、国語、社会など多様な分野で専門を学ぶ学生も多い。例年200 ~ 300名程度の学生が参加登録し、年間30~ 40回程度(依頼件数はその2倍程度)の実践を行っている。特に、刈谷市とは連携しており、市内の小学校全15校を隔年で訪問し(2年間で全校)、体育館等で科学実験を体験してもらっている。

「科学?ものづくりフェスタ@愛教大」は毎年11月の土曜日に開催しており、2021年度で15回目となった。毎回、1000名前後の学外の一般の方々に参加して頂いている大規模なイベントであり、内容は前述の「訪問科学実験」を大学で体験してもらうだけでなく、本学の教員や学生、近隣の中学校、高等学校等による企画や国際学術交流協定を締結している大学からの出展も含め、毎年30種類ほどの企画が用意される。

本学科学?ものづくり教育推進センターが中心となっている活動を以下の図に示すが、上述の活動以外にも多彩なプログラムを実施しており、来場者が楽しむだけでなく、対応する学生に子どもたちと接する場も提供することになり、将来教員となる学生にとっては貴重な経験をすることができる、Win-Winの関係が構築されている。また、活動に参加した学生が教員として学校側の担当者となったり、参加児童が本学に入学して活動に参加したりする例も多く、持続的な運営がなされている。

成果物

小学校で理科を教えるための理科ミニマム ~小学校教員を目指す学生と理科の苦手な現職教員のために~
愛知教育大学出版会,?2018

概要(ポンチ絵)

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