令和2年度後期授業の開始にあたって
4月に構内立入り規制及び前期の遠隔授業の実施要請をして,約5か月が経ちました。学生の皆さんには,この趣旨をよく理解してもらい,一人の感染者を出すこともなく,今に至っています。大変不自由をかけたと思いますが,よく頑張ってくれたと心より思っています。特に,1年生の皆さんは,キャンパスライフを楽しみにしていたと思いますが,入学式もなく,遠方からの皆さんは,愛知で友達をつくることもできず不安な毎日だったことと推察します。
後期授業を実施するにあたり,10月1日(木)より構内立入り規制を解除することにします。したがって,全授業科目に対する遠隔授業の実施要請も解除します。そして,後期の授業は,対面方式と遠隔方式の併用で行うことにします。なぜなら,本学は教員養成大学であり,教員や教育支援専門職としての実践力や態度を身に付けるために,対面方式の授業を実施することは欠かすことができないからです。
ただし,新型コロナウイルス感染症は,いまだ収束する気配がありません。後期になっても10月の教育実習など学外者と接する大切な機会も多いことと思います。これまで以上に感染防止対策は引き続き徹底してください。
残念ながら昨年度末から半年以上,大学に通うことができない状態が続いています。学業や将来のことなども含めて様々なことに不安を抱えている方もいることと思います。大学としてできる限り様々な支援をしていきます。心配や不安なことがありましたら,「なんでも相談室」や各課の窓口,各課程?選修?専攻?コースの教員などに,ためらわずに相談してください。
未曾有の状況ではありますが,愛教大一丸となって頑張って乗り切り,元気な皆さんと会えることを楽しみにしています。
愛知教育大学長
野田 敦敬
カテゴリ:ニュース|掲載日:2020年09月03日